チェンソーマン

【チェンソーマン】三鷹アサの徹底解説|これまでの活躍を総まとめ 能力も解説!

【チェンソーマン】作品の概要

『チェンソーマン』12巻の書影(『チェンソーマン』藤本タツキ / 集英社)

高校生活に馴染めず、組(クラス)でも孤立する少女・三鷹アサ。彼女の日常は、とある”悪魔”との出会いで激変する!! 世界の新たな災厄となる、その”悪魔”の目的とは!? そして、神出鬼没のチェンソーマンの行方は…!? 血みどろの青春が炸裂する衝撃の第二部、開幕!!

『チェンソーマン』とは?

『チェンソーマン』は、オンライン雑誌『少年ジャンプ+』で第二部が連載されている、藤本タツキ先生作の大人気作品です。

第二部で主人公として描かれている三鷹アサは、あるきっかけで戦争の悪魔をその身に宿すようになった女子高生。

そんな彼女と、第一部主人公・デンジの出会いは、血みどろの化学反応を生み出して……?

各キャラクターの最新状況

この記事について

『チェンソーマン』第二部に登場するキャラクター「三鷹アサ」の解説記事です。三鷹アサの能力や魅力、これまでの活躍について詳しく解説しています。

【チェンソーマン】三鷹アサとは

こけるアサ(『チェンソーマン』114話 藤本タツキ / 集英社)

悪魔と共生する女子高生

三鷹アサは、『チェンソーマン』第二部の主人公として活躍する女子高生です。

ある出来事を契機に”戦争の悪魔”ヨルと共生関係を結んだアサは、その日以降波瀾万丈の日々を送ることに。

今回の記事では、そんなアサの過去から現在に至るまでの全てをご紹介します。

最新話の内容に合わせて随時更新していきますので、是非最後までご覧ください。

三鷹アサの来歴

コケピー事変

『チェンソーマン』の第二部がスタートを切った第98話、三鷹アサは第四東高等学校の生徒として登場します。

自己紹介するコケピー(チェンソーマン 98話 藤本タツキ / 集英社)

第98話の冒頭、アサのクラスでは、担任の田中が「コケピー」こと鶏の悪魔を教室で飼うと言い出しました。

悪魔でありながら非力なコケピーは、そのキャラクター性も相まって、一躍クラスの人気者に。

一方のアサは、クラスでは孤立した存在であり、アサ自身も望んでその状況に身を置いているかのような振る舞いを見せていました。

 

…それから約三ヶ月の月日が経ち、クラスにかなり馴染んでいたコケピー

クラス全員で校庭でサッカーを行うことになった際も、小さな体躯に見合わぬ陽気さでクラスの中心に居場所を見出します。

アサは、そんなコケピーらの様子を日陰から見ているだけであり、クラスの輪に参加しようとすらしていませんでした。

アサの様子に気がついたコケピーは、「三鷹アサちゃん!アサのフルネームを呼びつつ飛び上がると、「サッカーするコケ〜!」と声をかけます。

コケピーが自身の名前を覚えてくれていたことを受け、顔を上げたアサ。

そこには、アサの参加を待つクラスメイトの姿がありました。

こけるアサと潰れるコケピー(チェンソーマン 98話 藤本タツキ / 集英社)

そしてアサは、皆の元へと駆け出します。

そんな折、何かに躓いたアサは、前に倒れ込んでコケピーを圧殺してしまったのです。

戦争の悪魔との出会い

その夜、コケピーを殺してしまったことを受け、自責の念に苛まれるアサ。彼女の脳裏にはクラスメイトの冷ややかな視線が張り付いて離れません。

失意の底にあるアサの自宅を、クラスの委員長と担任の田中が訪れました。

2人に促されるまま、アサはコケピーの墓参りへと繰り出すことになります。

しかし、墓への道中、委員長が正義の悪魔と契約し、悪魔の力を得ていたことが判明。

強大な力を前に、アサはたちまち殺害されてしまいます。薄れゆく意識の中、「もうちょっとだけ自分勝手に生きてみればよかった」と望んだアサ。

戦争の悪魔(チェンソーマン 98話 藤本タツキ / 集英社)

そこで、居合わせた戦争の悪魔が、自身の目的のためにアサの体へと入り込みました。

戦争の悪魔は、担任教師の田中に触れて「田中脊髄剣」を生成すると、悪魔の力を得た委員長を瞬殺

かくして、アサと戦争の悪魔による共生生活が始まりました。

自己紹介するコケピー
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ユウコ編

”戦争の悪魔”ヨルの仇敵たるチェンソーマンを倒すため、デビルハンター部に入部することになったアサ。

そこでは、ユウコ、吉田ヒロフミの2人と班を組み、「一週間以内に悪魔の死体を持ってくる」という課題を課されました。

ユウコを抱えて走るアサ(チェンソーマン 102話 藤本タツキ / 集英社)

悪魔探しを経て、アサとユウコは急接近。秘密を共有し、”親友”にまで関係値を深めます。

しかし、アサへのいじめを憂うと共に、”チェンソーマンのような人気者になりたい”という考え方に取り憑かれたユウコは、正義の悪魔と契約

そしてユウコは、いじめっ子を殺害するため、学校の襲撃を画策しました。

一方のアサは、ヨルに体を乗っ取られ、「(ユウコの死体で)デビルハンター部に入る」あるいは「チェンソーマンと相見える」ためにユウコと対峙することになります。

永遠の悪魔編

ヨルの提案により、デンジを惚れさせて武器化する作戦を実行することになったアサ。

しかし、デートの舞台となった水族館は、飢餓の悪魔永遠の悪魔の共謀により、脱出不可能の牢獄と化してしまいます。

居合わせたデビルハンター部の面々や吉田ヒロフミと知恵を絞るアサでしたが、いざ思いついたことも失敗に終わり、途方に暮れてしまいました。

「面白い女」アサ(『チェンソーマン』116話 藤本タツキ / 集英社)

一方で、あくまで普段のスタンスを崩さないデンジと触れ合い、再び自信を取り戻したアサは、ある作戦を実行に移します。

作戦の成功によって水族館を脱出することができたアサ。

その後、デンジに自宅まで送ってもらったアサは、デンジに好意を抱いていることをヨルに指摘されました。

2回目のデート

2度目のデートの舞台は、デンジの自宅アパートでした。

映画鑑賞を行なっていた2人でしたが、デンジの同居人たるナユタの帰宅により、事態は急変。

ヨルと共に一時的に”犬”に変えられた挙句、「デンジにデートをすっぽかされた記憶」を埋め込まれた上で放置されたのです。

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アサを誘う吉田(チェンソーマン 120話 藤本タツキ / 集英社)

長文で取り繕うものの、どう見ても傷心中です。

そんな折、吉田ヒロフミに声をかけられたアサは、2人でデビルハンター部の部室兼生徒会室へと移動することになりました。

”告白”されるのではないかと身構えていたアサでしたが、吉田ヒロフミから発された言葉は「デンジ君と関わるのはやめてほしい」というもの。

理由は説明されなかったものの、この件を受けてアサはさらに落ち込むようになってしまいました。

【チェンソーマン】三鷹アサの強さ・能力

戦闘は素人

三鷹アサは、戦闘に関しては完全な素人です。

一方で、後述する特殊な能力を使用することができるため、場合によっては悪魔狩りを成し遂げることも不可能ではありません。

とはいえ、”戦闘時はヨルと代わる”と言うのがこれまでのストーリー内では基本となっています。

戦争の悪魔の力

三鷹アサは、戦争の悪魔と共生状態にあることにより、”武器化”の能力を使用することができます。

「水族館槍」と唱えるアサ(『チェンソーマン』116話 藤本タツキ / 集英社)

能力の内容は、”自分のモノ”と認識している物を対象に、名前を唱えることで武器に変化させることができる」というもの。

”自分のモノ”かどうかの線引きは自意識の問題であり、自身の中で”手に入れた”と折り合いをつけることができれば、武器化が可能なようです。

なお、人間が武器化対象の場合、相手が自身に惚れている必要がある様子。

…とは言え、ヨルがデンジに唱えた「デンジ脊髄剣」が成立しなかったことから、”武器人間は武器化不可”や”他者の所有物(今回の場合デンジはナユタのモノ?)は武器化不可”などの条件が存在する可能性があります。

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アサの武器一覧

以下からは、アサが作中で作成した”武器”をご紹介しています。

ストーリー進行で随時追加していきますので、是非チェックしてくださいね。

制服強強剣

「制服強強剣」を持つアサ(『チェンソーマン』108話 藤本タツキ / 集英社)
【初登場】第108話

制服強強剣(せいふくつよつよけん)」は、アサがユウコの凶行を止めるため、逆転の一手として作り出した武器です。

アサの”初めての武器”である「制服強強剣」は、ユウコの触手によって簡単に弾かれます。

しかし、そのわずか数秒後、ユウコの体はバラバラの千切り状態に変貌してしまいました

それもそのはず、アサが武器化した”制服”は、亡き母に買ってもらった物だった様子。

ゆえに、そんな制服を無駄にする行為に強い”罪悪感”を覚え、それゆえに強力な武器となったのでしょう。

なお、ユウコとの戦いの後、「制服強強剣」はバラバラに砕けて使用不能となりました

水族館槍(アクアリウムスピア)

「水族館槍」を持つアサ(『チェンソーマン』117話 藤本タツキ / 集英社)
【初登場】第117話

水族館槍(アクアリウムスピア)」は、アサがデンジと訪れた水族館を対象に武器化した逸品です。

本来であれば、水族館がアサの所有物であるはずがありません。しかしアサは、デンジと共に”永遠の水族館”内で100万円ほどの金額を拾い集め、自身の中で水族館を買い取ったと納得

その後、見事水族館の武器化に成功しました

法的な意味での”所有”ではなく、自意識において”所有”していれば、たとえ建物であっても武器化が可能であることが判明した初めての例です。

なお、アサは”水族館を台無しにしてしまったこと”に対して罪悪感を抱いており、それが武器の強さに繋がっていたようです。

ヨルが投擲によって永遠の悪魔を倒した後、登場していない「水族館槍」。

「制服強強剣」のような破壊描写は見られませんでしたが、今後の登場もあり得るのでしょうか。

【チェンソーマン】三鷹アサの魅力・特徴

等身大の性格

「魅力的でしょ!?」と迫るアサ(『チェンソーマン』116話 藤本タツキ / 集英社)

三鷹アサの魅力と言えば、まずは等身大に近いその性格でしょう。

周りに(モノローグで)悪態を吐き、”一人”で居ることを敢えて選んでいるかのような振る舞いや、デンジとのデートを前に万全の準備を整えるも、結局空回りに終わってしまう様子など…。

とにかくアサは、絶妙に”居そう”な立ち回りの数々で、読者の心を抉るキャラクターに仕上がっているのです。

気が強くプライドだけは高いものの人一倍繊細であったり、絶妙に周りの空気が読めない様子であったり、とにかく要素を挙げはじめればキリがありません。

しかし、ストーリーが進むごとに成長も見せており、なぜか全く嫌いにはなれないんですよね。

これを言ってしまっては元も子もありませんが、そもそも顔が良いからなのか、はたまたヨルとの共生関係が不憫だからなのか…。

大事なところでこける

大事なトコでコケるアサ(チェンソーマン 102話 藤本タツキ / 集英社)

三鷹アサの最大の特徴は、大事なところでコケてしまうことです。

・母と台風の悪魔から逃げているところ、横道にそれて猫を助けた後に転倒。母死亡
・自身の殻を突き破り、クラスの輪に加わろうとしたところで転倒し、コケピーを圧殺
・ユウコを抱えて走り出したところ転倒。コウモリの悪魔の口内へ
・”永遠の水族館”内で救援を呼ぼうとしたところ転倒。その時点で唯一の通信手段が消滅

…と、いざ三鷹アサの転倒事例を挙げてみると、どれも結果的に引き起こされた事態の内容がヘビーです。もはや転倒の悪魔と契約していることを疑ってしまいます。

今後も三鷹アサの転倒によって深刻な事態が巻き起こされてしまうのでしょうか…。

【チェンソーマン】三鷹アサについての考察

ラブコメ要素の担い手?

デンジと走るアサ(『チェンソーマン』117話 藤本タツキ / 集英社)

お互いの第一印象は最悪だったにも関わらず、ストーリーを追うごとに距離を縮めていっているデンジとアサ。

アサにとってのヨル、デンジにとってのナユタなどの”障害”たる要素はありつつも、2人のラブコメがストーリーとして成立しているのです。

また、最新120話時点では、吉田ヒロフミもラブコメの波に突入しようかという位置で登場しました。

『チェンソーマン』第二部における恋愛事情が今後どう動いて行くのか…ぜひ注目しておきたいところですね。

チェンソーマンの正体を知る時

正体をバラすデンジ(チェンソーマン 103話 藤本タツキ / 集英社)

『チェンソーマン』第二部の主人公である三鷹アサ

現在の彼女の目的は、自身と共生状態にある”戦争の悪魔”ヨルから逃れるため、”ヨルの目的を達成すること”です。

そして、その”ヨルの目的”とは、チェンソーマンと戦争をすること

現在の2人は、来たる戦いに向けて”武器”を収集している段階です。

さて、主人公の目的が”チェンソーマン”である以上、いずれその正体を知る回が描かれるはずですよね。

そして、アサはデンジと距離を縮め始めていますから、正体を知った時の衝撃はひとしおでしょう。

『チェンソーマン』第二部の目玉と言ってしまっても過言ではない、”デンジの正体がアサにバレる回”

今から既に期待が高まります…!

【チェンソーマン】ストーリーまとめ

第一部、第二部のストーリー記事へのリンクをまとめています。

各ストーリー記事は順次更新予定です。

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【チェンソーマン】第二部のストーリーまとめ

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【チェンソーマン】第一部のストーリーまとめ

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第二部|登場キャラクター

三鷹アサ 戦争の悪魔/ヨル戦争の悪魔 デンジデンジ ナユタナユタ
吉田ヒロフミ吉田ヒロフミ キガちゃん飢餓の悪魔 ユウコユウコ 亜国セイギ亜国セイギ
伊勢海ハルカ伊勢海ハルカ 落下の悪魔落下の悪魔 コベニの弟東山ノバナ ソードマン須郷ミリ
三船フミコ三船フミコ バルエムバルエム    

第一部|登場キャラクター

岸辺岸辺 日下部日下部 玉置玉置 闇の悪魔闇の悪魔
長剣の武器人間長剣の武器人間 鞭の武器人間鞭の武器人間 槍の武器人間槍の武器人間 火炎放射器の武器人間火炎放射器の武器人間

 

(C)藤本タツキ
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