『週刊少年ジャンプ』で連載されている『グリーングリーングリーンズ』第3話の感想・考察記事です。夏休み期間のみ、「打ちっぱなし」でアルバイトをすることになった珀。そこは、お金を貯めつつゴルフの練習ができる理想的な環境で……?
Contents
【グリーングリーングリーンズ】作品の概要
『週刊少年ジャンプ』の新連載!
『グリーングリーングリーンズ』は、『週刊少年ジャンプ』冬の新連載の第1弾として掲載された作品です。
作者の寺坂研人先生は、『週刊少年ジャンプ』2019年26号掲載の『ビーストチルドレン』でジャンプ作家デビューされた作家さん。
週刊漫画2作品目となる本作は、前作に引き続き、スポーツを主題とした漫画でチャレンジされるようです。
そんな『グリーングリーングリーンズ』でスポットライトが当たるスポーツは、ゴルフ。
『ジャンプ』とゴルフの掛け算は、藤巻忠俊先生の『ROBOT×LASERBEAM』以来となりますが、うまく軌道に乗ることができるのでしょうか。
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【グリーングリーングリーンズ】第3話のネタバレ
第3話「譲れないもの」
アルバイト
水沙プロの提案に乗る形で、早速「打ちっぱなし」ことゴルフ練習場で働き始めた主人公・八枝崎珀(やえざき はく)。
同じくアルバイトとして働いていたヒロイン・王賀撫子(おうが なでしこ)は、露骨に嫌な顔を浮かべます。
水沙プロは、2人が同級生であることを知るや否や、王賀に珀への業務指導を任せました。
「適当に仕事してたら私が叩き出してやる」……そう考えつつ、王賀は珀に基本の業務内容を説明します。
その後、王賀の説明に倣(なら)い、早速業務を開始した珀。
生来の要領の良さと人柄の良さにより、瞬く間に従業員として溶け込む姿が描かれます。
バイト仲間
休憩時間に入ると、アルバイト仲間の紹介ターンが設けられました。
まず登場したのは、泡田隆盛(あわだ たかもり)と菊井正宗(きくい まさむね)の2名です。
口ぶりから察するに、2人も王賀と同じゴルフ経験者。
……というより、そもそも初心者が入ってくることは珍しいようです。
そんな折、3人目の新規キャラクター・萩尾力(はぎお ちから)が出勤。
何とも熱いこの男、どうやら王賀に惚れているようです。
この状況を面白がった菊井は、新しく入った珀が王賀と同級生であることを暴露。
途端に嫉妬の炎を燃え上がらせた力は、「敵だーー!!」と叫び出し、珀に対して「宣戦布告」しました。
練習量
時間が経ち、いよいよ”打ち放題”の時間がやってきました。
珀は、王賀からもらったグローブを装着し、レンタルした8番アイアンを握ります。
そして始まった練習……しかし、まだまだ上達には程遠く、ボールが前に飛びません。
1日、2日、そして1週間ーー。
上達の遅い珀を前に、痺れを切らした力が「やってて楽しいのかそれ!」と声をかけました。
一方の珀は「楽しいよ」と即答。
そもそもゴルフボールを飛ばすことすら出来なかった珀にとって、”当たるようになった”という事実は、練習を続けるには十分過ぎる理由だったのです。
……ここで、唐突に珀が大声を出しました。
その理由は、王賀からもらったグローブが破れたから。
珀としては”貰った物を破損させた”という認識だったようですが、グローブは消耗品。
現に、練習量の多い王賀は、ほぼ1ヶ月ペースでグローブを変えているようです。
なお、珀がグローブを装着していたのは、たったの1週間のみ。
それを知っている王賀は、珀の努力を「間違ってない」と認め、「いつか上手くなる」とまで断言しました。
そんな折、珀の未熟なスイングを見た3名の客が、「流石にアレ下手すぎだろ」などの陰口を始めました。
比較的大きな声で、珀に聞こえるよう話し続ける客たち。
そんな状況で動いたのは、他ならぬ王賀でした。
「笑い声が不愉快です」とストレートな注意とセットで、「言うほどお客様も上手くないですよ」と突き刺した王賀。
見事な切れ味で迷惑客を撃退して見せました。
勝負
王賀が珀に目を掛ける様子を前に、遂に我慢の限界を迎えた力。
「君の実力では王賀さんに不釣り合いだ!!」と指摘しつつ、「勝負」を申し入れました。
”負けたらアルバイトを辞める”という凄まじい覚悟を前にした珀は、素直に「すげえよ萩尾」と感嘆。
そこで珀は、自身も同じ”覚悟”を背負い、勝負を受けることにしました。
とはいえ相手は経験者。ハンデ込みではありますが、いよいよ少年漫画らしい”対決”が描かれるようです!
【グリーングリーングリーンズ】第3話の感想・考察
新キャラの登場
『グリーングリーングリーンズ』第3話は、主に新キャラクターの登場と紹介にページが費やされました。
現時点で登場しているのは、まだ影の薄い泡田、イタズラ好きで”面白いこと”を好む菊井、そして今回のメイン・萩尾力の3名です。
萩尾は、様々なジャンルの漫画で見られる”熱血タイプ”のキャラクター。
第3話中で描かれたショットの音から、(見た目通り)パワー特化のゴルファーであると予想されます。
王賀への好意を包み隠さない実直さも、個人的には結構好きです。
お約束の対決回へ
上述した萩尾力の提案により、次回は2人が”対決”することとなりました。
打ちっぱなしで実現可能な対決と言えば、単純な飛距離か、あるいは打球位置を指定した上での正確さ勝負……などでしょうか。
いずれにせよ、互いが持つクラブに差異を設けることで、明確なハンデを付けることはできそうです。
図らずも今後のバイト生活を賭けて戦う両者。
勝利の女神はどちらに微笑むのでしょうか。
今回も王賀が尊い〜その1〜
『グリーングリーングリーンズ』の大きな魅力の1つとして挙げられるのが、ヒロイン・王賀撫子の存在です。
とにかく美人が過ぎる彼女。ミステリアスな雰囲気を纏いつつも、実は表情豊かな一面を持っており、めっちゃくちゃ推せるんです!!!
今回の王賀のココ好きポイントは、上画像のシーン!
まるでゴミを見るかのようなこの表情……。相手が誰であっても指摘すべきことは指摘するキャラクター性も相まって、めちゃくちゃ筆者に刺さりました。
「今回も王賀が尊い」シリーズは、今後の記事でも(余地があれば)差し込む予定です。
あなたのココ好きポイントもぜひ教えてくださいね。
(C)寺坂 研人
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