『週刊少年ジャンプ』で連載されている『グリーングリーングリーンズ』第3話の感想・考察記事です。夏休み期間のみ、「打ちっぱなし」でアルバイトをすることになった珀。そこは、お金を貯めつつゴルフの練習ができる理想的な環境で……?
Contents
【グリーングリーングリーンズ】作品の概要
![新連載『グリーングリーングリーンズ』](http://comichronicle.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG_8775-300x220.jpg)
『週刊少年ジャンプ』の新連載!
『グリーングリーングリーンズ』は、『週刊少年ジャンプ』冬の新連載の第1弾として掲載された作品です。
作者の寺坂研人先生は、『週刊少年ジャンプ』2019年26号掲載の『ビーストチルドレン』でジャンプ作家デビューされた作家さん。
週刊漫画2作品目となる本作は、前作に引き続き、スポーツを主題とした漫画でチャレンジされるようです。
そんな『グリーングリーングリーンズ』でスポットライトが当たるスポーツは、ゴルフ。
『ジャンプ』とゴルフの掛け算は、藤巻忠俊先生の『ROBOT×LASERBEAM』以来となりますが、うまく軌道に乗ることができるのでしょうか。
▶︎第1話はココから無料で読めます!
※『ジャンプ+』の『グリーングリーングリーンズ』のページに遷移します。
前回(第2話)はコチラ!
![上手くなりたい珀](https://comichronicle.com/wp-content/uploads/2023/12/IMG_8863-320x180.jpg)
【グリーングリーングリーンズ】第3話のネタバレ
第3話「譲れないもの」
アルバイト
水沙プロの提案に乗る形で、早速「打ちっぱなし」ことゴルフ練習場で働き始めた主人公・八枝崎珀(やえざき はく)。
![嫌な顔を浮かべる王賀](http://comichronicle.com/wp-content/uploads/2023/12/IMG_8897-300x155.jpg)
同じくアルバイトとして働いていたヒロイン・王賀撫子(おうが なでしこ)は、露骨に嫌な顔を浮かべます。
水沙プロは、2人が同級生であることを知るや否や、王賀に珀への業務指導を任せました。
「適当に仕事してたら私が叩き出してやる」……そう考えつつ、王賀は珀に基本の業務内容を説明します。
その後、王賀の説明に倣(なら)い、早速業務を開始した珀。
生来の要領の良さと人柄の良さにより、瞬く間に従業員として溶け込む姿が描かれます。
バイト仲間
休憩時間に入ると、アルバイト仲間の紹介ターンが設けられました。
まず登場したのは、泡田隆盛(あわだ たかもり)と菊井正宗(きくい まさむね)の2名です。
口ぶりから察するに、2人も王賀と同じゴルフ経験者。
……というより、そもそも初心者が入ってくることは珍しいようです。
![萩尾力](http://comichronicle.com/wp-content/uploads/2023/12/IMG_8898-263x300.jpg)
そんな折、3人目の新規キャラクター・萩尾力(はぎお ちから)が出勤。
何とも熱いこの男、どうやら王賀に惚れているようです。
この状況を面白がった菊井は、新しく入った珀が王賀と同級生であることを暴露。
途端に嫉妬の炎を燃え上がらせた力は、「敵だーー!!」と叫び出し、珀に対して「宣戦布告」しました。
練習量
時間が経ち、いよいよ”打ち放題”の時間がやってきました。
珀は、王賀からもらったグローブを装着し、レンタルした8番アイアンを握ります。
そして始まった練習……しかし、まだまだ上達には程遠く、ボールが前に飛びません。
1日、2日、そして1週間ーー。
上達の遅い珀を前に、痺れを切らした力が「やってて楽しいのかそれ!」と声をかけました。
一方の珀は「楽しいよ」と即答。
そもそもゴルフボールを飛ばすことすら出来なかった珀にとって、”当たるようになった”という事実は、練習を続けるには十分過ぎる理由だったのです。
……ここで、唐突に珀が大声を出しました。
その理由は、王賀からもらったグローブが破れたから。
珀としては”貰った物を破損させた”という認識だったようですが、グローブは消耗品。
現に、練習量の多い王賀は、ほぼ1ヶ月ペースでグローブを変えているようです。
なお、珀がグローブを装着していたのは、たったの1週間のみ。
それを知っている王賀は、珀の努力を「間違ってない」と認め、「いつか上手くなる」とまで断言しました。
そんな折、珀の未熟なスイングを見た3名の客が、「流石にアレ下手すぎだろ」などの陰口を始めました。
比較的大きな声で、珀に聞こえるよう話し続ける客たち。
そんな状況で動いたのは、他ならぬ王賀でした。
「笑い声が不愉快です」とストレートな注意とセットで、「言うほどお客様も上手くないですよ」と突き刺した王賀。
見事な切れ味で迷惑客を撃退して見せました。
勝負
王賀が珀に目を掛ける様子を前に、遂に我慢の限界を迎えた力。
「君の実力では王賀さんに不釣り合いだ!!」と指摘しつつ、「勝負」を申し入れました。
”負けたらアルバイトを辞める”という凄まじい覚悟を前にした珀は、素直に「すげえよ萩尾」と感嘆。
![勝負を受ける珀](http://comichronicle.com/wp-content/uploads/2023/12/IMG_8899-300x166.jpg)
そこで珀は、自身も同じ”覚悟”を背負い、勝負を受けることにしました。
とはいえ相手は経験者。ハンデ込みではありますが、いよいよ少年漫画らしい”対決”が描かれるようです!
【グリーングリーングリーンズ】第3話の感想・考察
新キャラの登場
『グリーングリーングリーンズ』第3話は、主に新キャラクターの登場と紹介にページが費やされました。
現時点で登場しているのは、まだ影の薄い泡田、イタズラ好きで”面白いこと”を好む菊井、そして今回のメイン・萩尾力の3名です。
萩尾は、様々なジャンルの漫画で見られる”熱血タイプ”のキャラクター。
第3話中で描かれたショットの音から、(見た目通り)パワー特化のゴルファーであると予想されます。
王賀への好意を包み隠さない実直さも、個人的には結構好きです。
お約束の対決回へ
上述した萩尾力の提案により、次回は2人が”対決”することとなりました。
打ちっぱなしで実現可能な対決と言えば、単純な飛距離か、あるいは打球位置を指定した上での正確さ勝負……などでしょうか。
いずれにせよ、互いが持つクラブに差異を設けることで、明確なハンデを付けることはできそうです。
図らずも今後のバイト生活を賭けて戦う両者。
勝利の女神はどちらに微笑むのでしょうか。
今回も王賀が尊い〜その1〜
『グリーングリーングリーンズ』の大きな魅力の1つとして挙げられるのが、ヒロイン・王賀撫子の存在です。
とにかく美人が過ぎる彼女。ミステリアスな雰囲気を纏いつつも、実は表情豊かな一面を持っており、めっちゃくちゃ推せるんです!!!
![相手を見下す王賀](http://comichronicle.com/wp-content/uploads/2023/12/IMG_8900-206x300.jpg)
今回の王賀のココ好きポイントは、上画像のシーン!
まるでゴミを見るかのようなこの表情……。相手が誰であっても指摘すべきことは指摘するキャラクター性も相まって、めちゃくちゃ筆者に刺さりました。
「今回も王賀が尊い」シリーズは、今後の記事でも(余地があれば)差し込む予定です。
あなたのココ好きポイントもぜひ教えてくださいね。
(C)寺坂 研人
※本記事で使用している画像の著作権および商標権、その他知的財産権は、当該コンテンツの提供元に帰属します。