呪術廻戦

【呪術廻戦】鹿紫雲一の徹底解説|一度きりの生得術式とは? 実力やこれまでの活躍まとめ

【呪術廻戦】作品の概要

呪術廻戦の第1巻(『呪術廻戦』1巻 芥見下々 / 集英社)

稀有な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?

『呪術廻戦』とは

『呪術廻戦』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、芥見下々先生作のダークファンタジー漫画です。

主人公の虎杖悠仁は、”呪い”を祓うことを生業とする呪術師を育てる「東京呪術高等専門学校」に通う一年生。

”呪いの王”と称される両面宿儺と共生している虎杖は・・・

五条悟復活!?

『呪術廻戦』26巻
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この記事について

『呪術廻戦』に登場する「鹿紫雲 一(かしも はじめ)」について徹底的に解説している記事です。これまでの活躍の他、鹿紫雲の生得術式「幻獣琥珀」についても解説しています。

本記事は、本誌最新話時点のネタバレを含みます。
閲覧の際は十分にご注意ください。

【呪術廻戦】鹿紫雲の概要

”雷神”鹿紫雲一について

”雷神”鹿紫雲(『呪術廻戦』第236話 芥見下々 / 集英社)

鹿紫雲一(かしも はじめ)とは、「死滅回游」の東京第2結界に滞留していた”受肉した過去の術師”です。

「死滅回游」の開始早々、200点を稼いだ実力派呪術師である鹿紫雲。呪術高専サイドからは、日車と並ぶ”100点ホルダー”として初期の段階からマークされていました。

本記事では、そんな鹿紫雲の来歴や術式について徹底的に解説していきます

鹿紫雲の現在の状況は?

呪術高専の面々
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鹿紫雲のプロフィール

名前 鹿紫雲一(かしも はじめ)
所属 東京第2結界の泳者 → 高専と協力関係を締結
年齢
誕生日
身長
等級
CV

【呪術廻戦】鹿紫雲の来歴

1度目の人生|400年前

鹿紫雲一は、400年前に1度目の人生を生きた術師です。

400年前と言えば、西暦にして1600年代。1615年までの元号が「慶長」であることから、禪院家と五条家の”御前試合”の時期とも重なっている可能性がありそうです。

なお、同じ時代を生きた術師として、陸奥は伊達藩に所属していた石流龍(いしごおり りゅう)が挙げられます。

羂索との”縛り”

400年前当時の鹿紫雲は、向かう所敵なし

五条悟が”現代最強の呪術師”であるならば、鹿紫雲一は”400年前最強の呪術師”です

そんな鹿紫雲が求めていたのは、”自身と対等かそれ以上の相手”でした。

……が、老いるまでの間、そのような相手に巡り合うことができなかった鹿紫雲。

400年前の鹿紫雲(『呪術廻戦』第187話 芥見下々 / 集英社)

そこで鹿紫雲は、羂索が語る”史上最強の呪術師”たる両面宿儺と戦うため、未来の世界で受肉することを決めました

このような流れでもって、鹿紫雲は現代に受肉。「死滅回游」に泳者(プレイヤー)として参加することとなりました。

死滅回游編

東京第2結界|初登場

ルールを追加する鹿紫雲(『呪術廻戦』第158話 芥見下々 / 集英社)

鹿紫雲が初登場したのは、『呪術廻戦』18巻の第158話です。

最強格の泳者として、日車寛見と並ぶ待遇で登場した鹿紫雲。

初登場時の所持得点は200点であり、その内100点を消費することで、「死滅回游」泳者の”名前”、”得点”、”ルール追加回数”、”滞留結界”を開示させるルールを追加しました。

東京第2結界|vsパンダ

”100点保持者”たる鹿紫雲は、”東京第2結界(コロニー)”に滞留。両面宿儺を求めて結界内を彷徨っていました。

そんな折に鹿紫雲が出会ったのは、東京都立呪術高専の2年生・パンダです。

コガネに問いかける形でパンダが”泳者”であると判別した鹿紫雲は、早速戦闘を開始。

凄まじいまでの戦闘能力で、パンダを圧倒しました

東京第2結界|vs秤金次

パンダとの戦闘を早々に終えた鹿紫雲でしたが、間髪を入れずに次の挑戦者が現れました。

東京都立呪術高専の3年生・秤金次(はかり きんじ)です。

秤は、シャルル・ベルナールとの戦闘で”大当たり”を引いた後、不死身状態で鹿紫雲の元までやってきた様子。

ボルテージを上げる鹿紫雲(『呪術廻戦』第187話 芥見下々 / 集英社)

思わぬ強敵の出現を前に、(生得術式こそ用いていないものの)鹿紫雲は全力で応戦します。

結果として、秤の度胸根性、そして豪運を前に、鹿紫雲は戦闘に敗北。

”宿儺との戦い”を条件に、自身の100点を差し出すとともに高専と協力関係を締結することとなりました。

人外魔境新宿決戦編

観戦

五条が敗れれば戦いに出ると宣言する鹿紫雲(『呪術廻戦』第227話 芥見下々 / 集英社)

2度目の人生の目的として、当初より「両面宿儺との戦闘」を挙げていた鹿紫雲。

しかし、経緯は不明ながらも、先鋒の役割は五条悟に任せ、その戦闘中は観戦者の位置に甘んじていました。

両面宿儺と五条悟ーー自身と同じ”最強であるがゆえに孤独”な術師同士の戦いに、どこか共感する様子も見せながら。

vs両面宿儺

出陣した鹿紫雲(『呪術廻戦』第236話 芥見下々 / 集英社)

五条悟亡き後、宣言通り飛び出した”雷神”鹿紫雲

宿儺の露払いを行おうとしたであろう”凍星”裏梅は秤に任せ、新宿の地に降り立ちました。

そして鹿紫雲は、秤戦において温存していた生得術式を解放。

文字通り命を削りつつ、”史上最強の呪術師”両面宿儺に挑みました。

戦いの中盤で”1000年前の姿”を取り戻した宿儺は、まさに完全無欠

五条戦で「世界を断つ斬撃」を学習していたことも相まって、宿儺の強さは鹿紫雲を大きく凌ぐほどのものでした。

戦いの結果は、鹿紫雲の敗北人外魔境新宿決戦にて、2度目の生を終えました

胴を切断された五条
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【呪術廻戦】鹿紫雲の実力と術式

鹿紫雲の実力

鹿紫雲は、圧倒的な身体能力と後述の呪力特性により、生得術式を使わずとも”最強”格の強さを持つ術師です。

400年前の呪術界で無比の強さを誇った鹿紫雲。

両面宿儺にもその強さは認められており、五条悟と並ぶ”(その時代における)最強の術師”として接されている節がありました。

呪力特性

稲妻を放つ鹿紫雲(『呪術廻戦』第184話 芥見下々 / 集英社)

鹿紫雲は、電気と同質の呪力特性を有しており、触れた対象に電荷を溜めることが可能です

相手や自身、如意に溜めた電荷により、鹿紫雲が放つのは「稲妻」

それは「領域を放つまでもなく必中」の一撃であり、名も無き泳者やパンダ、秤の体に幾度となく風穴を空けました。

呪力特性による弊害

呪力が電気と同質であるということは、海などの水中において呪力の漏出が起きてしまうことを意味しています。

その様は、さながら漏電。

……が、そんな呪力の漏出はデメリットばかりではありません。

秤との戦闘で海に落とされた鹿紫雲は、海水の電気分解による”塩素ガス”の発生や、水温の上昇水蒸気爆発の誘発など、多彩な攻撃手段を見せました。

電撃への耐性

電気と同質の呪力特性を持つ鹿紫雲は、電撃への耐性を持っています。

そんな耐性ゆえに、両面宿儺が操る呪具「神武解(かむとけ)」の一撃無傷で耐えて見せました

生得術式「幻獣琥珀」

術式を解放する鹿紫雲(『呪術廻戦』第237話 芥見下々 / 集英社)

『呪術廻戦』第237話にて、遂に鹿紫雲が生得術式を解放しました。

術式の名称は、「幻獣琥珀(げんじゅうこはく)」

その能力は、「鹿紫雲が呪力(=電気)から変換できる あらゆる現象を 実現するために肉体を作り変える」というものです。

具体的には、脳内信号の活性化による敏捷性の向上や、対象を蒸発させる電磁波の照射など、人を超えた力を発揮することができます

そんな術式を行使する代償は、「肉体の崩壊」です。

それゆえに鹿紫雲は、(おそらくは)2度の人生で宿儺にしか術式を使用しませんでした

X線の利用

度重なる肉体の改変により、X線の利用をも可能とした鹿紫雲。

目の前に立つ両面宿儺が”完全無欠”であることを一目で見抜きました。

【執筆:ショウマル】

【呪術廻戦】ストーリーまとめ

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原作『呪術廻戦』本誌ネタバレ

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