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【株式会社マジルミエ】作品の概要
“魔法少女”――それは、誰もが憧れる「職業」である。 就職活動に苦戦する女子大生・桜木カナ。面接先で怪異に巻き込まれたカナは、駆けつけた魔法少女・越谷を手助けしたことをきっかけに、ベンチャー企業『株式会社マジルミエ』に魔法少女として新卒入社することになり…!? お仕事×魔法少女アクション、スタート!!
『株式会社マジルミエ』とは
舞台となるのは、”魔法少女”が「職業」として成り立ち、怪異に立ち向かう存在として脚光を浴びていた日本。
主人公の桜木カナは、あるきっかけで零細企業「株式会社マジルミエ」に迎え入れられることとなりました。
「説明書を読み込む」ーー。
一見して地味なカナの才能は、怪異退治の現場においては貴重なスキルの1つで……?
各キャラクターの最新状況
『株式会社マジルミエ』最新巻(10巻)発売中!
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第1章の衝撃的な終幕から一転、新たな一歩を踏み出すことになったカナはーー?
未読の方は、ぜひコチラから。必見です!!
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この記事について
『株式会社マジルミエ』に登場する「土刃メイ」について徹底的に解説している記事です。「土刃メイ」の来歴や魅力についてまとめています。
本記事は最新話時点のネタバレを含みます。
未読の方はご注意ください。
【マジルミエ】土刃メイの概要
「プロトコル オン モードキー オールオン」
「アクセス レンジYY エディット オープン」
「モード NtoRイン モードA オフ」
「変身」
土刃メイとは?
土刃メイは、業界最大手「アスト株式会社」に所属する魔法少女です。
新卒ながらエースとして期待されており、多大なる実績を残している土刃。
本記事では、そんな土刃メイの来歴や強さについて詳しく解説していきます。
土刃メイのプロフィール
名前 | 土刃メイ |
所属 | アスト株式会社 |
好物 | プリハトムギ |
CV | 調査中 |
※情報は随時更新予定です。
【マジルミエ】土刃メイの来歴(第1章)
初登場
土刃メイが初登場したのは、『株式会社マジルミエ』第5話です。
マジルミエ所属の桜木カナ・越谷仁美が業務を遂行していた折、通りがかった土刃。
圧倒的な実力を駆使し、半ば横取りのような形で怪異の納品を完了させています。
本人としては、マジルミエの2名が劣勢にあると判断し、「援護」として横入りしたつもりだったようです。
その後、一時的な劣勢が「作戦の内」であるとの反論を受けた土刃は、「負けるのって癖になりますよ」とだけ言い残し、去っていきました。
また、同話中にアスト社内における納品数が1位であることも明かされています。
協力要請を受けて
「株式会社マジルミエ」桜木カナと「ミヤコ堂」葵リリーが共同任務を行なっていた折、突如として出現した変異型の怪異。
未知の脅威を前に、協力要請を受けた土刃メイが登場しました。
土刃が使用するのは、「アスト株式会社」が開発した発表前の技術。
桜木/葵両名によって民衆の非難が行われた後、土刃は「テーブル展開」と称して複数の陣を並べます。
その後、”正しいデータをとる”と言う目的の下、怪異の攻撃を肉体で受け続け、魔法発動の準備を進める土刃。
途中、援護に入ったカナから「美しく笑って戦う姿を見せてこそ 魔法少女じゃないですか」という言葉をかけられますが、「利益にならない美学」と切り捨て、怪異の納品を実行しました。
丙型怪異戦
出動経緯
「魔総研」と「株式会社マジルミエ」が協働で当たっていた、新種怪異たる「丙型怪異」の退治任務。
そんな折、”規制緩和派”の堤(つつみ)が一計を案じ、「アスト株式会社」への緊急依頼がかけられました。
アサイン条件は「新技術対応魔法少女」。当然ながら、出動したのは土刃メイです。
依頼キャンセル?
現着した土刃は、最新ホーキの「N522型」を手に持ち、「他社の魔法少女は即刻退場をお願い致します」と一言。
……しかし。
魔法エネルギー庁の越谷長官の判断により、アスト社への退治依頼がキャンセルされました。
業務が消滅したことを受け、そのまま帰社しようとした土刃。
ここで、越谷が「どうせならウチの案件乗らねえか?」と呼び止めました。
声を掛けられた土刃は、アスト社へのメリットの無さや、越谷の態度を理由に「お断り致します」と提案を一蹴。
……が、最終的にはカナが述べた”新たな怪異である丙型との戦闘経験や実践データ”をメリットと認め、協働を承諾しました。
アリスシステム
協働にあたり、アリスシステムを初体験することとなった土刃。
オペレーターとして着いたのは、「株式会社マジルミエ」の”社長”重本です。
しかし、土刃のマジルミエ社に対する信頼は希薄。いざとなれば、アスト社の大型魔法で片を付けようと考えていました。
……そんな折、丙型怪異から土刃に向けて攻撃が放たれます。
土刃が普段通り攻撃を受け入れようとした折、突如として足場から”壁”が発生。
その壁の正体は、重本が即席で生成した新たな物理魔法です。
アリスシステムによるリアルタイムかつ正確な対応を眼前にし、土刃はわずかに思考を奪われます。
桜木カナの指示
その場の”魔法少女”らと、アリスシステムを介して状況を掌握する重本により、丙型怪異の「弱耐性器官」がマーキングされました。
しかし、相手の攻撃を避けつつ弱点を攻める作戦は、いささか確実性に欠ける様子。
そんな状況を打破すべく動いたのは、主人公・桜木カナでした。
カナの指示を受けた土刃は、丙型怪異の「口」の動きを止め、越谷をサポートする方向にシフト。
最終的にはカナの現場指示と土刃のサポートを受けた越谷が、丙型怪異を退治。
突貫ながらも、桜木カナを中心とする連携により、見事任務成功となりました。
仕事を終えた土刃は、今回の作戦を「常識外すぎて話になりません」と切り捨てます。
……しかし。
「ですが」と続けた土刃は、カナに「貴女の指示は的確でした」と述べました。
変化の兆し
帰社すべく歩き出した土刃は、今回の業務について振り返ります。
「アスト株式会社」による対丙型怪異の戦略は、対象を上回る魔力の過剰注入。
しかし、アリスシステムを用いた連携は、予定使用魔力の僅か10%しか消費することなく、業務終了まで漕ぎ着けました。
負傷もなく、全てが未経験であった今回の業務……。土刃の心境に、揺らぎが生まれた瞬間でした。
人工怪異
新魔道具”Wing”
アスト社の”エース”たる土刃は、社内にて新魔道具”Wing (ウイング)”の出力テストに協力していました。
土刃が可能とした出力は115%。研究者らが驚いている姿を見るに、相当高い数値のようです。
また土刃は、さらなる出力の解放も可能である様子。さすがは”エース”といったところでしょうか。
雪解け
「新魔道具開発プロジェクト」に参画し、体重や体脂肪率、睡眠時間等の体組成管理を要求された土刃。
そんなある日、彼女がランニングを行っていると、ベンチに腰掛け本を読む桜木カナと出会います。
土刃が目にしたのは、カナが用いていた「プリハトムギ」のしおりです。
久しぶりに見た”プリハト”を前に、思わず綻ぶ土刃の表情。
カナはその表情を見逃さず、「プリハト…好きなんですか?」と声をかけました。
少しの間の後、「…好みます」と土刃。さらには、「桜木さんも ご覧だったんですか」と問い返します。
機械のように冷徹な土刃メイという”魔法少女”。
……そんな彼女が、作中で初めて他者に歩み寄った瞬間です。
こうして、束の間の楽しいひと時を過ごした2人。
時刻が昼12時を回ったことから、「折角ならお昼を」と声をかけられた土刃でしたが、参加中のプロジェクトを理由に断りを入れます。
そこでカナは、「来週末はいかがですか?」と諦めずに問いかけました。
笑みを漏らした土刃は、「ええ 了解しました」と返答します。
雪解けのようにゆっくり態度を軟化させていく土刃。
控えめに言っても最高です。
出撃
新日本魔法エネルギー協会の鎌倉会長の業務依頼を受け、土刃メイは”Wing”を携えて出動することになりました。
アスト社の研究者は、「”Wing”の解放率は100%以内に収めて下さい」と忠告します。
しかし、その言葉が土刃に響くことはなく、当の研究者らも「恐らく彼女は無理をするでしょうね」と半ば説得を諦めている様子。
早速変身を済ませた土刃は、竹芝埠頭にて人工怪異と対峙しました。
早くも”Wing”の解放率を80%に設定し、攻撃を始めた土刃。その殲滅力は凄まじく、対象怪異を次々に沈めていきます。
アスト社が誇る”エース”の活躍を前に、マジルミエ社の社長・重本は「プランA」を放棄。
規制緩和企業との”共同退治姿勢”を全うする「プランB」への移行を宣言しました。
事態急変
真尾笑の介入により、怪異の魔力反応が急上昇。マジルミエ社の体勢が崩れ始めます。
一方その頃、土刃メイは、テスト時点で没にされたはずの”Wing”の形態を使用。
状況を危険視したアスト社の研究開発チームは、「マジルミエ社との協業」を進言します。
しかし、”Wing”が「単体による怪異殲滅」を目標とする魔道具であることを理由に、土刃は協業を拒否。
「今は諦めて下さい 仕方ないんです」
……そんな研究開発チームの言葉を受け、過去を想起した土刃は、通信機を捨ててしまいました。
フィクション
”Wing”の出力を200%まで解放し、身体負荷を度外視した戦法に出た土刃。
そんな折、”Wing”の銃口に被さる形で現れたのは、桜木カナでした。
カナは、あくまで単独で行動しようとする土刃に対し、自身らにも頼るよう説得。
しかし土刃は、”Wing”の出力を250%にまで上方修正。全く取り合おうとしません。
そこでカナは、土刃の頬を叩くとともに、「プリハトムギだったら そんなことしないっ!!」と涙ながらに訴えます。
しかし、土刃の心は動きません。
「プリハトムギはフィクションですよね?」と冷たく言い放ち、単独戦闘を続行する構えを見せます。
一方のカナも、ここで引き下がりはしません。
「私たちはフィクションじゃないから!! 現実だから!!」と食らいつき、土刃の手を握ります。
意地と意地がぶつかり合う現状。……ここで、「アスト株式会社」社長の古賀圭から通信が入り、なんと遂行中の作戦を中止するよう指令が下されました。
「中止」という結論に対し、自身の落ち度について問うた土刃。
古賀は、「落ち度は無い」と述べた後、「人命は何より優先すべきだ」と返答します。
了解の意を伝え、”Wing”を解除した土刃は、あくまで社の指示で中止したのだと一言。
そして、「あなたとの意見交換は また…週末にでも」と付け加えました。
業務提携
作戦を中止した土刃に対し、援軍を送る旨を伝える古賀。
そんな中、研究開発チームの一員の携帯電話に、知らない番号から着信が入ります。
通話の主は、「株式会社マジルミエ」社長の重本でした。
重本は、古賀に対して業務提携を提案。
どうやら2人は、現在の状況が”15年前と似ている”と直感していたようです。
現在発生している危険な怪異を前に、援軍を待っている暇などありません。
それでも渋る古賀に対して、重本は「魔法少女の命を現場で落としたいのか?」と一言。
その言葉を受け、古賀はマジルミエ社との一時的な業務提携を承認しました。
合体技
公式な業務提携を受け、土刃はマジルミエ社との”合体技”を手伝うことになりました。
しかし、古賀によって言い渡された作戦の中止を「業務の失敗」と受け止めた土刃は、自身の価値を見失ってしまいます。
根幹の揺らぎが心因性の「エラー」という形で表出してしまった土刃。
そこに駆けつけたのは、やはり桜木カナです。
プリハトはフィクション……そんな土刃の言葉を認めたカナは、その上で「フィクションは私たちに勇気をくれました」と発言。
そしてカナは続けます。
「今だって仲間から勇気はもらえる!!」
「私達が 土刃さんのプリハトになるから!」
……プリハトのごとく、土刃に手を差し伸べたカナ。
土刃は「はい」と返し、カナの手を取りました。
かくして復活を遂げた”魔法少女”土刃メイ。
同じく”魔法少女”の桜木カナと手を取り合い、仲間たちと共に「合体技」を放ちました。
仕事を終えて
人工怪異を退治し、業務を終了させた一行。
マジルミエ社の面々と合流した土刃は、「皆様に大変ご迷惑を…」と頭を下げようとしますが、謝罪は越谷に遮られてしまいます。
カナから「一緒に仕事した仲間じゃないですか」と微笑まれた土刃は、微笑みを返しつつ「…はい」と返答しました。
その後、越谷の提案で「カレー担々麺」を食べに行く流れとなったその場。
業務後の「報告書」の提出義務を理由に断ろうとした土刃でしたが、再びカナが手を差し伸べます。
……そして。
『株式会社マジルミエ』第75話終盤。
そこには、マジルミエ社の面々とともに「カレー担々麺」を食す土刃の姿が描かれました。
ランチの予定
桜木カナと結んだ、ランチの約束。
土刃は、予約していた超人気のイタリアンレストランに先に到着しました。
「プリハトっぽい」という理由でカナも購入したシュシュを身につけ、席で待ち続ける土刃。
……しかし、時を同じくして、「株式会社マジルミエ」創業以来の大事件が発生。
約束の場所に、カナが現れることはありませんでした。
マジルミエ社の異変
土刃メイの雪解けシーンや、桜木カナがランチに現れなかった理由については、『株式会社マジルミエ』第10巻にてご覧いただけます。
以下の記事にてご紹介していますので、ぜひ併せてチェックしてみてくださいね。
【マジルミエ】土刃メイの来歴(第2章)
土刃メイは、最新話時点で第2章に登場していません。
第1章終盤で桜木カナとの距離が縮まり、友人関係まで発展する余地を見せていた土刃。
今後のストーリーに要注目です。
【株式会社マジルミエ】土刃メイの能力と強さ
対応能力
後述する効率重視の性格に加え、業務に対する病的なまでの姿勢により、アスト社のエースに上り詰めた土刃メイ。
そんな彼女の中で最も光る能力と言えば、なんと言っても対応能力でしょう。
例えば、マジルミエ社と協業し「丙型怪異」と戦闘を行った際は、カナの無茶振りに近い指示を受け、瞬時に自身の役割を理解。
細やかな魔力配分の計算を行い、完璧に業務を遂行してみせました。
また、人工怪異との戦闘において「合体技」を放つことになった土刃は、ここでも対応能力を発揮。
一時的なメンタル不調によるエラーこそ発生したものの、自身の役割を全うしました。
魔道具”Wing”
「アスト株式会社」の”エース”たる土刃メイは、様々な新魔道具の先行テスターとしての業務も遂行しています。
そんな土刃が使用した”Wing(ウイング)”は、『株式会社マジルミエ』第68話にて初使用された魔道具です。
その効果は、使用者の背から羽状に魔法陣を展開し、無数の銃を出現させた上で、対象への殲滅射撃を行う……というもの。
魔力制限下では基本的に使用が認められないほどの高出力を備えており、その殲滅力はもはや暴力的。
出力を200%以上に上昇させ、「プロトコル解除」と宣言することにより、さらなる高出力を得ることができるようですが、本編で”その先”は描かれていません。
【マジルミエ】土刃メイの性格と魅力
効率重視
アスト社の稼ぎ頭である土刃メイは、徹底的に無駄を削ぎ落とした「効率重視」の魔法少女です。
「データを取る」などの複合的な目的のため、他社魔法少女の協力を断るなどの行動も見られる土刃。
「利益にならない美学」を切り捨てる冷酷さや、自身の傷すら度外視する危うさを併せ持つ人物です。
ただし、それも「株式会社マジルミエ」と関わる以前までのお話。
アリスシステムや桜木カナとの出会いを受け、土刃には変化の兆しが見られます。
笑顔
初登場から無表情を貫き続け、言動が機械的であった土刃。
だからこそ、桜木カナによる”雪解け”以後の笑顔は格別であり、多くの読者の胸を打ちました。
最初の”出会い”からじっくりなぞるようにストーリーを追った上で、『株式会社マジルミエ』単行本9巻を読んで……否、浴びて欲しい。
……そう思いながら、本記事を執筆しています。
桜木カナ・土刃メイの今後に幸あれ。
土刃メイのルーツ
土刃メイは、菓子店を経営する両親のもとに生まれました。
賃貸の一室。月1000円を浮かすため、食費を削る父。穴を補修し使い古した靴下。枯れた状態で放置されている植木鉢。
複数の描写が、土刃家の状況を如実に表しています。
さて、幼いながらにそんな両親の状況を察していた土刃は、憧れの「プリハトステッキ」をダンボールで自作。
プリハトムギに「たすけて下さい 前みたいに皆でたくさん笑いたいです」と祈るなど、なんとも健気な幼少期を送っていました。
しかし、後に土刃本人が語っている通り、プリハトは「フィクション」。助けてくれることはありません。
父親の救急搬送は、そんな「現実」を土刃に突きつけるに十分過ぎる出来事でした。
「自分で何とかするしかないんだ」
……そんな思考に至った土刃は、ダンボール製のプリハトステッキを捨て、猛勉強を開始。
”仕方ない”事を無くすために努力を積み重ね、「アスト社のエース」という地位を得るに至りました。
【株式会社マジルミエ】ストーリーまとめ
『株式会社マジルミエ』最新巻発売中!
『株式会社マジルミエ』最新10巻が発売中!
第1章を衝撃的な展開で終え、ストーリーは第2章へと突入しました。
1年の時を経て成長を遂げた桜木カナの姿を、ぜひコチラから!
『株式会社マジルミエ』単行本まとめ記事一覧
【株式会社マジルミエ】関連記事まとめ
各キャラクターの最新状況
キャラクター記事一覧
【株式会社マジルミエ】アニメ最新情報
2024年に放送開始が決定しているアニメ『株式会社マジルミエ』の最新情報をお届け。
桜木カナと越谷仁美が喋るティザーPVは必見です!!
ティザーPV
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