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【株式会社マジルミエ】作品の概要
（『株式会社マジルミエ』単行本1巻 岩田雪花・青木裕 / 集英社）“魔法少女”――それは、誰もが憧れる「職業」である。 就職活動に苦戦する女子大生・桜木カナ。面接先で怪異に巻き込まれたカナは、駆けつけた魔法少女・越谷を手助けしたことをきっかけに、ベンチャー企業『株式会社マジルミエ』に魔法少女として新卒入社することになり…!? お仕事×魔法少女アクション、スタート!!
『株式会社マジルミエ』とは
舞台となるのは、”魔法少女”が「職業」として成り立ち、怪異に立ち向かう存在として脚光を浴びていた日本。
主人公の桜木カナは、あるきっかけで零細企業「株式会社マジルミエ」に迎え入れられることとなりました。
「説明書を読み込む」ーー。
一見して地味なカナの才能は、怪異退治の現場においては貴重なスキルの1つで……？
各キャラクターの最新状況
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第1章の衝撃的な終幕から一転、新たな一歩を踏み出すことになったカナはーー？
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この記事について
『株式会社マジルミエ』単行本3巻の各話あらすじと感想・考察をネタバレありでまとめた記事です。購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
前回(単行本2巻)はコチラ！
【マジルミエ】単行本3巻について
（『株式会社マジルミエ』単行本3巻 岩田雪花・青木裕 / 集英社）“魔法少女”――それは、誰もが憧れる「職業」である。化粧品メーカーの美しき魔法少女・リリーとの協働業務中に、怪異に遭遇したカナ。突然変異する怪異に苦戦する2人に業界最大手・アスト社の魔法少女・土刃が加勢する。機械のように業務にあたる土刃とカナの思想は対立し…!? お仕事×魔法少女アクション、第3巻!!
『株式会社マジルミエ』3巻の概要
『株式会社マジルミエ』第3巻
原作：岩田雪花 作画：青木 裕
発売日：2022年7月4日
出版社：集英社
ISBN-10：4088832191
ISBN-13：978-4088832197
『株式会社マジルミエ』3巻の収録話
- 第14話「笑って」
- 第15話「結果と美学」
- 第16話「企業秘密」
- 第17話「魔法業界EXPO」
- 第18話「契約の無い仕事」
- 第19話「ゾッとする」
- 第20話「仲間」
- 第21話「協力」
- 第22話「単なるベンチャー」
- 描き下ろし番外編
【マジルミエ】単行本3巻の各話あらすじ
以下では、『株式会社マジルミエ』3巻のあらすじをネタバレありでご紹介しています。
第14話「笑って」
戦闘時の葵リリーに若干の「怖さ」を感じつつ、怪異の退治業務に従事する桜木カナ。
対象怪異は水を弱点としており、2人の水攻めによって徐々に弱りつつありました。
いよいよ業務は最終段階へ。
リリーは、怪異退治の”トドメ”に用いる魔法として、カナが使用した「商店街の魔法」を提案します。
2人の怪異退治の行方は……？
第15話「結果と美学」
怪異が当然変異したことを受け、ピンチに陥った葵リリーと桜木カナ。
そこに颯爽と現れたのは、”業界最大手”アスト社に所属する土刃メイでした。
土刃は、自社が保有する「発表前の技術」の展開を予告。また、その魔法の威力を理由に、リリー、カナ両名に通行人の避難誘導を行うよう指示しました。
（『株式会社マジルミエ』第15話 岩田雪花・青木裕 / 集英社）仕事を任されたカナは、下調べによって仕入れたアスト社、ミヤコ堂の社会的評価に関する知識を披露し、通行人の不安を緩和。
自身の仕事を全うします。
一方の土刃は、怪異の処理を開始して……？
第16話「企業秘密」
土刃メイの効率的かつ合理的な仕事を目の当たりにし、自分を見失いつつあった桜木カナ。
そんな折、避難誘導先から戻った葵リリーは、カナの落ち込んだ様子を察しました。
（『株式会社マジルミエ』第16話 岩田雪花・青木裕 / 集英社）そこでリリーは、自身が「特別な人間」ではなことを明かすとともに、自身の”美学”について語ります。
土刃メイと葵リリー。
他社に所属する2名の魔法少女の”美学”を知ったカナは、自身も1人で”美学”を主張できるように、「もっと強くなろう」と決意を固めました。
第17話「魔法業界EXPO」
（『株式会社マジルミエ』第17話 岩田雪花・青木裕 / 集英社）ミヤコ堂との協働業務を終え、マジルミエ社に戻ったカナ。
先輩の越谷は、1週間ぶりの再会を喜び、強い力で抱き締めました。
さて、今回マジルミエ社が訪れたのは、「魔法業界EXPO」。
1年に1回開催される、魔法少女業界の展示会です。全465社にも及ぶ出展ブースを前に、興奮したマジルミエの面々は……？
第18話「契約の無い仕事」
「魔法業界EXPO」の”目玉”として始まった、「株式会社サステファ」CEOの及川真幸による基調講演。
桜木カナと越谷仁美は、2人並んでその講演を聴いていました。
及川CEOによる講演は、実演形式で行われる様子。
具体的には、危険性の少ない植物系怪異に人工的な「変異」を及ぼした上で、その退治過程を実演するようです。
（『株式会社マジルミエ』第18話 岩田雪花・青木裕 / 集英社）しかし、途中まで順調に進んでいた講演は、怪異の暴走によって失敗。
マジルミエ社が怪異を退治することになり……？
第19話「ゾッとする」
変異を遂げた植物系怪異を前に、退治業務は無茶だと指摘するサステファ社の及川CEO。
講演にあたり、変異のテストは幾度となく行われたようですが、今回のような異常変異は初めてだったようです。
しかし、マジルミエ社には、”魔法の即時自社開発”という他社にはない強みがあります。
緊迫した状況の中、桜木カナと越谷仁美は退治業務を開始しました。
第20話「仲間」
前線で戦うカナと越谷を、オペレーターとして支えるエンジニアの二子山(にこやま)。
正確かつスピーディな圧倒的技術力は、他社の技術者も舌を巻くほどのものです。
……しかし、普段とは違う環境下における業務により、二子山ではなくマシンの方に限界が訪れてしまいます。
PCが完全にフリーズしたことを受け、二子山は焦りを露わにしました。
その脳裏には、自身が「株式会社マジルミエ」に入社した3年前の出来事が浮かび……？
第21話「協力」
見知らぬ他人とのコミュニケーションを不得手とする二子山。
しかし、マシンが不調に陥った中、現在もカナと越谷が現場で戦っている以上、周囲に協力を求める他ありません。
（『株式会社マジルミエ』第21話 岩田雪花・青木裕 / 集英社）そこで二子山は、勇気を出して周囲のエンジニアに話しかけ、助力を求めました。
協力要請を受けた柏呑(かしのみ)、横出、及川の3名は、即座にPCを用意。
二子山による指示のもと、マジルミエ社は強固な開発体制の構築に成功しました。
「魔法業界EXPO」で発生した、突発的な怪異退治業務。
その行方は……？
第22話「単なるベンチャー」
マジルミエ社が怪異の退治業務を終えた後、その場にはアスト社の古賀社長が現れました。
古賀は、退治業務で能力を示したカナに対し、「年収今の倍で引き取るけど どう？」と問いかけます。さらには、越谷に対しても好条件を突きつけ、転職を勧める古賀。
そんな相手に対し、越谷は「金のために働いてんじゃねぇんだよ！！」と噛み付きました。
一方の古賀は、太々しい態度を崩さず、「じゃあ美学でご飯食べてるの？」と嫌味な言い方で返します。
古賀と重本。
いずれも魔法少女を扱う企業でトップを張る人物ですが、その思想は大きく異なっているようです。
2人の因縁には「15年前」の事件が関わっているようで……？
描き下ろし番外編
『株式会社マジルミエ』3巻の描き下ろしページでは、「ミヤコ堂」に所属する麗しき”魔法少女”葵リリーの「モーニングルーティーン」が描かれています。
広告塔としての顔も併せ持ち、いわゆる”完璧な美女”然としたリリー。
そんな彼女の”理想”と”現実”が垣間見える番外編は、必見です！！
なお、カバー裏にもおまけページがありますので、そちらも併せてご覧ください。
次回(単行本4巻)はコチラ！
※準備中です。
【マジルミエ】単行本3巻の感想と考察
魔法少女たちの美学
今回ご紹介した『株式会社マジルミエ』3巻では、「美学」という言葉が度々登場していました。
前巻(2巻)収録の第9話にて、自社の「美学」を知った桜木カナ。
そして3巻では、ミヤコ堂の葵リリーや、アスト社の土刃メイなど、他社に所属する”魔法少女”たちの「美学」を知ります。
一方のカナは、入社して間もない事も相まって、まだ明確な”美学”を持ち合わせてはいませんでした。
今後のストーリーで能力を研ぎ澄まし、カナが自身の言葉で”美学”を語ってくれる展開に期待がかかります。
土刃メイについて
機械のようなクールさで淡々と業務をこなす、アスト社所属の”魔法少女”土刃メイ。
桜木カナが発した”魔法少女のあり方”を「利益にならない美学」と吐き捨てるなど、相容れない存在であることが示唆されました。
……しかし、このようなクール系ビューティーは、いずれ氷解すると相場は決まっています。
桜木カナと土刃メイの関係性には、是非とも注目しておきたいものです。
二子山の成長
二子山は、エンジニアとして確かな腕を持ちつつも、主体的な人間関係の構築を苦手としていました。
しかし、第20話「仲間」の終盤から第21話「協力」において、自らの意思で他社のエンジニアに協力を要請。
その結果、目下の問題となっていたマシンの負荷が軽減され、怪異退治へと繋げることができました。
怪異退治後にエンジニアたちが発した「当然助けるさ 同じ業界の仲間だろ」というセリフと、その言葉を受けた二子山の顔……っ！！
あまりにも尊過ぎるので、ぜひ単行本でご覧ください。
（『株式会社マジルミエ』第21話 岩田雪花・青木裕 / 集英社）『株式会社マジルミエ』が無料で読める！？
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第1章を衝撃的な展開で終え、ストーリーは第2章へと突入しました。
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ティザーPV
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