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【アンデッドアンラック】作品の概要
(『アンデッドアンラック』1巻 戸塚慶文 / 集英社)死を覚悟した風子の前に現れたのは、不死の体を持つ謎の男。触れた者に不運を呼ぶ風子の力によって死ぬため、風子と行動を共にすることを決めたアンデッドのアンディだが、二人にある組織からの追手が迫ってー!?
『アンデッドアンラック』とは?
『アンデッドアンラック』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、戸塚慶文先生作のダークファンタジー漫画です。
物語のキーとなる存在は、特定の事象を”否定”することができる否定能力。
主人公の出雲風子は、対象の「運」を否定する「不運(アンラック)」の否定者です。
そんな彼女が出会ったのは、自身の「死」を否定する「不死(アンデッド)」のアンディで……?
各キャラクターの最新状況
この記事について
『アンデッドアンラック』第166話のネタバレ考察・感想記事です。天擂祭はいよいよ決勝戦。戦いの最中、シェンとムイは互いに強さを増していきます。そんな中、ついにシェンの「UNTRUTH-不真実-」がーー?
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【アンデッドアンラック】166話のネタバレ
No.166「不真実」
ある日の問い
幼きシェンは、「最強って何さ」とファンに問い掛けました。
そこでファンは、かつて風子が口にしていた「誰かを想う変わらない心」という言葉を選択。「『それを持つ者が最強』…だそうだ」と返しました。
口にしたファン自身も、そんな風子の言葉の意味をはっきり理解しているわけではありませんでした。
最強とは
場面は戻り、現在。
シェンとムイが激戦を繰り広げている最中、ファンは「如意金箍(にょいきんこ)」を取り出しました。
「如意金箍」は、前ループでシェンが使っていた古代遺物(アーティファクト)であり、今ループではファンが所持していたようです。
かつて孫悟空が使用したとされる「如意金箍」。ファン曰く、「その力は真の強者にしかもたらされない」ようです。
そして「如意金箍」は、ファンに反応しない様子。
ファンは、「如意金箍」の定義する「最強」が、かつて風子が口にしていた定義と同義であった場合、「オレには絶対理解できない」と語ります。
(『アンデッドアンラック』No.166 戸塚慶文 / 集英社)その一方でファンは、天擂祭の決勝の舞台でムイと戦うシェンが「みるみる強くなってゆく」ことを「一つの真実」として認めました。
これまでの人生で、個として「最強」を追い求めてきたファン。しかし、「他者を想うがゆえの最強」のあり方も、ついに認め始めたのかもしれません。
発現
ムイとシェンとの戦いは、全くの互角でした。
シェンがムイに一撃を入れると、ムイもまたシェンに一撃を入れます。
そんな戦いの最中、シェンは過去のファンとの記憶を想起していました。
……ーー幼き頃、修行を苦にファンから逃げ出そうとしていたシェン。
しかしファンは、この世が弱肉強食であることを説いた後、「逃げたければオレを殺してみろ」と言い放ちました。
冷徹にも聞こえる言葉を、”思いやり”として受け取ったシェンは、「オレの為って事?」と返答。
そしてシェンは、自身が強くなることで、”メイがいじめられることもなくなる”という思考に辿り着きました。
(『アンデッドアンラック』No.166 戸塚慶文 / 集英社)場面は戻り、現在。ファンとの思い出を胸に、シェンはムイに向けて拳を放ち続けます。
どうやらシェンは、「誰かの為に強くなる」ことに”最強”を見出した様子。
そして、その「誰か」には、ムイや妹(メイ)はもちろん、ファンすらも含まれていました。
「最強になる為の真実」を前に、ムイとの決着に移ろうとしたシェン。
ーーその時。
(『アンデッドアンラック』No.166 戸塚慶文 / 集英社)ついにシェンの「UNTRUTH-不真実-」が発現しました。
最終決戦へ
シェンの「UNTRUTH-不真実-」の発現により、動きを止めてしまったムイ。
無抵抗状態でシェンの拳を喰らったムイは、空高く打ち上げられてしまいました。
崖下へと落ちてしまう軌道を描くムイを前に、シェンは走り出しました。
シェンの動きを察したファンは、「止まらんか!! 行けばお前も…!!」と必死の形相で叫びます。
しかし、そんなファンの叫びは聞き入れられず、シェンは崖下へ飛び込んでしまいました。
そびえ立つ崖から飛び降り、確かにムイを受け止めたシェン。
……が、付近に掴まるものは存在しておらず、窮地であることに変わりはありません。
そんな状況下で現れたのは、やはり「ユニオン」でした。崖から飛び降りた風子は、シェンに対して「如意金箍」を呼ぶよう指示。
「あとは…任せて!!」という風子の言葉を前に、シェンは勢いよく「如意金箍」を呼び寄せました。
シェンの言葉でやってきた「如意金箍」は、崖に突き刺さり「ユニオン」を支える支柱に。
一行は、ムイをシェンが、シェンを風子が、風子をビリーが、ビリーを友才が、友才をボイドが支える形となりました。
(『アンデッドアンラック』No.166 戸塚慶文 / 集英社)そして、ボイドを支えていたのは、「如意金箍」を足場とするファン=クーロンです。
ファンに助けられた状況下で、シェンは「やろうぜこのまま!! 優勝決定戦!!」と発言。
いよいよシェンとファンによる師弟対決が始まります!
『アンデッドアンラック』No.166終わり。
【アンデッドアンラック】166話の感想と考察
上がり続けるファン=クーロン株
「天擂祭」編が始まってからというもの、ファン=クーロンの株が鰻登りしているように思えるのは私だけでしょうか。いや、私だけではないはず。
出雲風子との戦いに固執し、「不殺の誓い」を守ることはもちろん、シェンやメイの育成すらも行って見せたファン。
そんなファンの姿を見て、読者人気が急上昇しているであろうことは、もはや想像に難くありません。
前ループのファンと言えば、とにかく”最強”を求める戦闘狂なキャラクター。
しかし、101回目の世界では、良い意味で人間味のあるキャラクターとして描かれているように思われます。
兎にも角にも、「天擂祭」編が終った後のファンの動向が気になるところです。
「ユニオン」に加入してくれ〜〜〜!!!
続きはコチラ!
以下は『アンデッドアンラック』No.166公開前の予想内容です。
【アンデッドアンラック】166話以降のネタバレ予想
戦闘の最中に……
シェンから教わった武術を、天賦の才で我が物としたムイ。
天擂祭の決勝戦は、そんなムイの一撃からスタートしました。
ファンの見立てによると、ムイは現在のシェンよりも強者である様子。つまり、このまま「真八極」だけを用いた戦闘を継続しても、シェンの勝ちの目は薄いようです。
しかし、風子の予想を信じるのであれば、シェンはムイとの戦闘の最中に”最強”へと至ります。シェンを”最強”へと押し上げる要素は……「UNTRUTH-不真実-」の発現です。
「UNTRUTH-不真実-」の発現
ムイとの戦闘中に発現するのではないかと思われる否定能力「UNTRTUTH-不真実-」。
そんな否定能力の発現にセットとして付き纏うのが、”悲劇”の発生です。
前ループでは、妹のメイが死に瀕した状況で”不真実”が発現してしまい、意図しない能力の発動により、メイは死亡してしまいました。
(『アンデッドアンラック』No.164 戸塚慶文 / 集英社)風子の見立てでは、今回のループでもメイが”悲劇”の対象になる様子。
しかし、メイの側には「ユニオン」の”ボス”出雲風子と、ファン=クーロンが控えています。また、武舞台付近にはボイド、ビリー、友才の姿もあるため、多少の”悲劇”であればいとも簡単に防ぐことができるはずです。
シェンの否定能力発現を巡り、一体どのような”悲劇”が巻き起こるのか……今後の展開に注目したいところですね!
ファンとの戦い
前ループの戦い
前ループのシェンが持つ「UNTRUTH-不真実-」は、「対象を好きであること」が発動条件でした。
当時のシェンは、己が妹の死亡する原因を作ったファンを恨み続けていたため、好きになどなれるはずがありません。
ゆえにシェンの「UNTRUTH-不真実-」は発動せず、最終的には古代遺物「随心鉄桿(ずいしんてっかん)」の一撃で死に至ります。
その後、キョンシーに転じた上で勝利を掴んだシェンでしたが、”個”としての力はまだまだファンには劣っていたはずです。
101回目の世界では……
(『アンデッドアンラック』No.162 戸塚慶文 / 集英社)さて、101回目の世界では、前ループよりは比較的良好な関係の中で過ごしたと思われるファン、シェン、メイの3人。
メイに至っては、赤子の頃からファンに世話をされており、懐かない道理はありません。
また、シェンについても、言葉には出さないながらも、ファンに対する一定の感謝や愛情は抱いているのではないでしょうか。
ゆえに、仮に「UNTRUTH-不真実-」の発動条件が前ループと同様であった場合、今のシェンであればファンに対しての発動も可能であるはず。
”不真実”を使用したシェンは、”個としての最強”たるファンとどのような戦いを繰り広げるのでしょうか。
続きはコチラ!
【アンデッドアンラック】ストーリーまとめ
最新巻はこちら!
『アンデッドアンラック』最新23巻が発売中!
必見のストーリーを、ぜひ以下から購入の上ご覧ください!
絶対理(マスタールール)・獣(ビースト)の猛撃は、風子に“魂”を使うヒントを与えた。一方、獣も真の力を解放! 組織(ユニオン)と獣、勝利を手にするのは!? 同刻、組織基地に絶対理・言語(ランゲージ)が突如襲来。迎え討つニコに仕掛けられたのは死の遊戯『死理取り』!?
『アンデッドアンラック』ネタバレ記事まとめ
ストーリーの記事は随時更新予定です。
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【アンデッドアンラック】関連記事一覧
『アンデッドアンラック』キャラクターまとめ!
キャラクターまとめ記事は随時更新予定です!
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【アンデッドアンラック】最新情報まとめ
アニメ『アンデッドアンラック』最新情報!
アニメ『アンデッドアンラック』ティザーPV公開
2023年中に放送が予定されている、アニメ『アンデッドアンラック』。
声優さんの演技込みの本PV、ファン必見のクオリティです!!
風子の「来るよ! 不運が!!」というセリフがあまりにも解釈一致過ぎて昇天しそうでした……。アニメが待ち遠し過ぎる!!!
第1弾PVはコチラ!
第2弾PVはコチラ!
(C)戸塚慶文
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