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【アンデッドアンラック】作品の概要
（『アンデッドアンラック』1巻 戸塚慶文 / 集英社）死を覚悟した風子の前に現れたのは、不死の体を持つ謎の男。触れた者に不運を呼ぶ風子の力によって死ぬため、風子と行動を共にすることを決めたアンデッドのアンディだが、二人にある組織からの追手が迫ってー!?
『アンデッドアンラック』とは？
『アンデッドアンラック』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、戸塚慶文先生作のダークファンタジー漫画です。
物語のキーとなる存在は、特定の事象を”否定”することができる否定能力。
主人公の出雲風子は、対象の「運」を否定する「不運(アンラック)」の否定者です。
そんな彼女が出会ったのは、自身の「死」を否定する「不死(アンデッド)」のアンディで……？
各キャラクターの最新状況
この記事について
『アンデッドアンラック』第170話のネタバレ考察・感想記事です。重野力(チカラ)の”不動”発現時の悲劇を救うため、高校に潜入した「ユニオン」。長期に渡る潜入の結果、遂に”不動”が発現して……？
前回はコチラ！
【アンデッドアンラック】170話のネタバレ
No.170「動きたいんだ」
チカラの夢
物語は前回の続き、屋上から始まります。
チカラは、「弁当を忘れた」という風子に、自身の弁当を差し出しました。
チカラの実家は何と料亭。
前ループでも知らなかった情報を前に、風子は「知らなかった！！」と反応しました。
将来は店を継ぐことになるであろうチカラ。しかし、その表情にはどこか迷いが透けていました。
ここで、チカラの友人(前ループでは「涼ちゃん」と呼ばれていた人物)が、「あれ頼んだらどうだ？」と一言。
「あっ たしかに！！」と反応したチカラは、自身のカメラを取り出し、「卒アル用」として写真撮影を申し出ました。
（『アンデッドアンラック』No.170 戸塚慶文 / 集英社）写真慣れしていない風子。当初は渋った様子を見せますが、最終的にはジーナと共に”青春の1ページ”を刻みました。
チカラは「もうちょっとそら入れたいんだ」と述べ、撮影を続行。
風子らから距離をとった位置でカメラを構えました。
ここで、チカラの友人は「チカラ 本当はカメラをやりたいんだよ」とポツリ。
しかし、チカラの実家は上述の通り料亭です。老舗である店を継ぐため、チカラは高校卒業後にキッパリとカメラをやめるつもりでいる様子。
それを知っていたチカラの友人は、先生と結託のうえ、チカラを「卒アルのカメラ係」に仕立てたのでした。
ループを経てなお、チカラと「涼ちゃん」の友情は変わらないようです。
青春
少し時は経ち、5月。
「ユニオン」にとっては課題(クエスト)期間の真っ只中、高校の体育祭が開催されました。
”円卓の否定者”である風子とジーナは、大急ぎでクエストをこなした後、ボロボロの状態で運動場に登場。
（『アンデッドアンラック』No.170 戸塚慶文 / 集英社）風子はリレーのアンカーに選ばれており、同じくアンカーのシェンに勝利すべく、他者の目を気にせずに猛ダッシュします。
「クラスの皆が繋いでくれたバトン…！！」
「絶対に…勝つ！！」
……と、風子は完全に高校生活に没入している様子。
真剣勝負の結果は……なんと、毛先で風子に触れてしまったシェンに”不運”が訪れ、胸囲の差で風子が勝利を手にしたのです。
なお、シェンに訪れた”不運”は、”ズボンとパンツのゴムが切れる”というもの。
図らずも”半けつ”姿を晒してしまったシェンは、怒りのあまり風子を追いかけ回しました。
その後の様子は、”チカラの撮影した写真”によって、ダイジェスト形式で描かれます。
UMA「ゴースト」に仮装したジーナが、ニコとイチコを追いかける写真は必見です。
発現と悲劇
ーーそして、9月。
相変わらず高校生活を続けていた風子らは、9月のクエストを消化しつつ、付かず離れずチカラを見守っていました。
卒アル用の写真撮影を経て、カメラへの情熱を確かなものとしていくチカラ。
そんなある日の帰路。下校中のチカラの背後から、買い出し帰りの両親がやってきました。
やってきたチカラの両親の服装は、前ループの”悲劇”が起こった際と同じ。
また、2人の荷物をチカラが引き受ける流れも、前ループと同じです。
不穏な状況の中、「ボク…カメラやりたいんだ」と切り出したチカラ。
「お店を継ぐ」という両親の願いに理解を示しつつも、「本気で動きたいんだ…！！ 夢として」と、名前通りの力強さで語ります。
……そして。
「本気で動きたい」……そんなチカラの言葉を嘲笑うかのように、否定能力は発現しました。
（『アンデッドアンラック』No.170 戸塚慶文 / 集英社）UNMOVE-不動-
チカラが”不動”の否定者となったいま、その視界内に立っている両親は、動くことができません。
そんな折、やってきたのは居眠り運転の暴走トラックです。
立ち位置などの細かい点は異なっているものの、ほとんど前ループと似通っている現在……。
しかし、決定的に異なっていたのは、チカラを見守る「ユニオン」の存在でした。
付近に待機していた風子は、ジーナと共にショーンの「UNSEEN-不可視-」で姿を消し、トラックの暴走を止めたのです。
運転手はファンが無事に救出しており、その場の人的被害はゼロ。
風子は、無事にチカラの”悲劇”を防ぎました。
高校生活の終わり？
その夜。
チカラは、自身が否定者となったことを知り、現在の状況をおおよそ理解しました。
前ループ同様、これから先の高校生活は諦めなければならない……。そう思われた、その時。
風子は、「できるよ？ 卒業まで学校生活」と当たり前のように声をかけたのです。
グーサインを作った風子は、チカラの否定能力を「完璧にサポートしてあげる！」と力強く述べました。
「ユニオン」の高校生活は、まだ続きます！
『アンデッドアンラック』No.170終わり。
続きはコチラ！
【アンデッドアンラック】170話の感想と考察
展開の嵐
今回ご紹介した『アンデッドアンラック』No.170では、もはやアンデラの代名詞といっても過言ではないスピーディーな展開が巻き起こりました。
なんと、今回の1話で半年近くの月日が流れたのです。
なお、その間のクエストは全てスキップされており、報酬等も不明なまま。
「学校編」は、チカラに関連しない要素はとにかく徹底的に取り払われ、爽快なテンポ感で進行するようです。
次回以降は、チカラが「UNMOVE-不動-」とうまく付き合いつつ、高校を卒業するまでのストーリーが描かれるものと予想されます。
まだ続く「ユニオン」の高校編。次回の展開も楽しみですね…！！
ファンと黒斗雲
『アンデッドアンラック』No.170の最終コマにて、シェンとムイの背後に、小さくファンの姿が描かれていました。
ファンは、相変わらず「黒斗雲」を使用しているものの、なぜか下半身がめり込んでしまっているのです。
さて、「黒斗雲」には、対(？)となる古代遺物の「金斗雲」が存在します。
「ユニオン」が所持する「金斗雲」は、調査の結果、「”心が清い人”のみ乗ることができる」様子。
そうなると、一方の「黒斗雲」にも何らかの条件……例えば「”心が邪なもの”のみ乗ることができる」などが存在すると考えるのが妥当です。
つまり、天擂祭や学校での「ユニオン」との共同任務を通じて、ファンの心に何らかの変化が生じたのではないでしょうか。
その結果、「黒斗雲」に乗るための条件から外れかけている、というわけですね。
真偽はどうあれ、ファンにはこのまま「ユニオン」入りして欲しいものです。
以下は『アンデッドアンラック』No.170公開前の予想内容です。
【アンデッドアンラック】170話以降のネタバレ予想
今後の学校生活
”圧倒的なポテンシャルを持ちつつも、やや抜けた性格の転校生”として、早くも校内で注目を浴び始めた出雲風子。
シェン＝シアンも同様に注目を浴びているようですが、一度それは置いておくとして。
当初の「ユニオン」の目的は、”目立たず学校に馴染む”ことだったはずですが、なかなかに難儀な任務であるようです。
ここから先、”出雲風子のドキドキ高校生活”は、どのような展開を迎えるのでしょうか。
学園ラブコメ展開へ？
人気のない場所を求め、屋上へと辿り着いた風子。
屋上には鍵が掛かっており、本来は立ち入れぬはずですが、ジーナの「UNCHANGE-不変-」の応用によって突破したようです。
そこで風子は、ジーナと共に今後の動き方を再確認。
勢いのままに、「だから探そう！ チカラ君と仲良くなる別の方法を！！」と大きな声で述べました。
……そんな折、タイミングの悪い(良い？)ことに、チカラが友人を伴って登場。風子の熱い”決意”を耳にしてしまったのです。
図らずも急接近を果たした2人。前ループではタチアナに想いを寄せていたチカラでしたが、今ループでは風子とのラブコメ展開が繰り広げられるのでしょうか。
チカラの悲劇
前ループで「UNMOVE-不動-」の否定者となったチカラは、自らの否定能力で両親の動きを止めた結果、2人を喪う……という”悲劇”を経験しました。
何気ない日常の中で、ふと発現してしまった”不動”。
一方、今回のループでは、「ユニオン」の面々が高校に潜入していることから、(メタ的に考えても)否定能力の発現は学校で起こるようです。
さて、「”不動”の発現に伴う悲劇」と言えば、前ループのように、”迫り来る対象から逃げることを(意図せず)否定してしまう”などでしょうか。
前ループとの変化をつけるのであれば、UMA襲来などを挙げることができそうです。
日本人3名が仲間入り？
「UNMOVE-不動-」重野力を中心とした「学校編」が繰り広げられている『アンデッドアンラック』。
そんな物語の舞台となっている日本には、チカラや風子、友才の他にも否定者が存在しています。
……そう、くるる(来栖貞子)と円陣です。
くるるは「UNCHASTE-不貞-」、円陣は「UNBURN-不燃-」の否定者であり、前ループではビリー率いる「アンダー」に所属していました。
いずれの否定者もバトル向きとは言い難い否定能力ですが、どのような活躍を見せてくれるのでしょうか。
「ユニオン」の多くが日本に滞在しているいま、近いうちに登場するのではないかと予想されますが……？
その他の否定者については、ぜひ下の記事から確認してみてくださいね。
【アンデッドアンラック】ストーリーまとめ
最新巻はこちら！
『アンデッドアンラック』最新23巻が発売中！
必見のストーリーを、ぜひ以下から購入の上ご覧ください！
絶対理（マスタールール)・獣（ビースト）の猛撃は、風子に“魂”を使うヒントを与えた。一方、獣も真の力を解放！ 組織（ユニオン）と獣、勝利を手にするのは!? 同刻、組織基地に絶対理・言語（ランゲージ）が突如襲来。迎え討つニコに仕掛けられたのは死の遊戯『死理取り』!?
『アンデッドアンラック』ネタバレ記事まとめ
ストーリーの記事は随時更新予定です。
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【アンデッドアンラック】関連記事一覧
『アンデッドアンラック』キャラクターまとめ！
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【アンデッドアンラック】最新情報まとめ
アニメ『アンデッドアンラック』最新情報！
アニメ『アンデッドアンラック』ティザーPV公開
2023年中に放送が予定されている、アニメ『アンデッドアンラック』。
声優さんの演技込みの本PV、ファン必見のクオリティです！！
風子の「来るよ! 不運が!!」というセリフがあまりにも解釈一致過ぎて昇天しそうでした……。アニメが待ち遠し過ぎる！！！
第1弾PVはコチラ！
第2弾PVはコチラ！
（C）戸塚慶文
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