【葬送のフリーレン】作品の概要
魔王を倒した勇者一行の後日譚ファンタジー
魔王を倒した勇者一行の“その後”。
魔法使いフリーレンはエルフであり、他の3人と違う部分があります。
彼女が”後”の世界で生きること、感じることとは--
残った者たちが紡ぐ、葬送と祈りとは--
物語は“冒険の終わり”から始まる。
英雄たちの“生き様”を物語る、後日譚(アフター)ファンタジー!
『葬送のフリーレン』とは
『葬送のフリーレン』は、『週刊少年サンデー』にて連載中されている「後日譚ファンタジー」です。
原作・山田鐘人先生、作画・アベツカサ先生のタッグによって生み出されており、2023年のアニメ化を経て人気が徐々に拡大しています。
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この記事について
『葬送のフリーレン』に登場する「ゼーリエ」について徹底的に解説している記事です。ゼーリエの来歴や使用魔法をまとめています。
本記事の内容は、原作ストーリーのネタバレを含みます。
未読の方はご注意ください。
【葬送のフリーレン】ゼーリエの概要
ゼーリエとは?
ゼーリエは、神話の時代から生き続けるエルフの大魔法使いです。
特に目立つことなく生きていたゼーリエは、半世紀ほど前に突如として表舞台に登場。
大陸魔法協会を創始しました。
本記事では、そんなゼーリエの来歴と使用魔法について詳しくご紹介します。
名前の意味
ドイツ語で「ゼーリエ(=Serie)」とは、「シリーズ」「連続」などの意味を持つ単語です。悠久の時を生きるゼーリエは、各時代に様々な弟子を持っていました。
ゼーリエの弟子が育ち、やがて同じく弟子を持つ……ということも珍しくなく、そのような連続性から「Serie」のネーミングに至ったものと思われます。
一級魔法使い一覧
一級魔法使いは、基本的には全員がゼーリエの弟子です。
以下の記事では、そんな一級魔法使いたちを一覧でご紹介しています。
ゼーリエの声優は?
ゼーリエの声優は本記事執筆時点で判明していません。
情報が解禁され次第、本項目に追加予定です。
ゼーリエは死亡する?
ゼーリエの生死と現在の状況は以下からご覧いただけます。
【葬送のフリーレン】ゼーリエの来歴
一級魔法使い試験編
”大魔法使い”ゼーリエは、『葬送のフリーレン』5巻収録の第43話にて、リヒターから語られる形で初登場しました。
リヒター曰く、「一級魔法使い」の座についた人物には、”特権”が与えられるとのこと。
”特権”とは、望む魔法がゼーリエから授けられる権利です。
それは、魔法使いであれば「願いが叶う」に等しい餌。ゼーリエは、そんな餌をぶら下げることで、「洗練された魔法使い」を追い求めているようです。
第一次試験
ゼーリエは、第一次試験の区域に”結界”を張る形で試験に関わっていました。
その結界は、雨すら通さぬ絶対の壁であり、何人たりとも解除は叶わない魔法です。
……しかし、試験終盤、”大魔法使い”葬送のフリーレンの手により、ものの見事に結界は破壊されてしまいます。
天地がひっくり返るにも等しい事象を前に、結界を破られた当人たるゼーリエは、嬉しそうな表情で「これだから魔法使いは止められん」と発していました。
第三次試験
ゼンゼが担当した第二次試験では、想定より多くの合格者が出てしまいました。
そこでゼーリエは、自らが第三次試験を担当することで、不適格な魔法使いを選別しようと考えます。
かくして始まった「ゼーリエ面接」。
結果として一級魔法使いとなった者たちについては、以下の記事からご覧いただけます。
黄金郷のマハト編
”七崩賢”黄金郷のマハトによって、まさに「黄金郷」へと変えられてしまった城塞都市ヴァイゼ。
マハトが操る「万物を黄金に変える魔法(ディーアゴルゼ)」は不可逆です。
ゆえに、黄金郷の範囲が拡大する事態は、さすがのゼーリエも看過できませんでした。
ゼーリエは、後述の「呪い返しの魔法(ミスティルジーラ)」や、その他複数の魔法の使用により、終始余裕の表情でマハトと戦います。
しかし、その戦いが決着することはありませんでした。
ゼーリエの弟子たる一級魔法使いたちが集合し、いずれ城塞都市ヴァイゼを救うべく、マハトを封印して見せたのです。
興を削がれたゼーリエは、そのまま帰還しました。
ちなみに、以降の「黄金郷」は、大陸魔法協会の一級魔術師から「管理者」が選出され、代々管理されることとなります。
【葬送のフリーレン】ゼーリエの使用魔法
ゼーリエは、人類がその歴史で築いたほぼ全ての魔法を習得しており、「生ける魔導書」と形容されています。
世界を創りし「全知全能の女神様」に最も近しい存在としても知られており、まさに最強の魔法使いです。
以下では、そんなゼーリエが作中で使用した魔法をまとめています。
一般的な魔法
一般攻撃魔法
ゼーリエは、当然ながら「一般攻撃魔法/人を殺す魔法(ゾルトラーク)」を使用することができます。
上画像の通り、その威力は極めて強力。
放った先の”七崩賢”黄金郷のマハトにダメージこそ入らなかったものの、大魔法使いとしての”格”を示した一撃でした。
防御魔法
ゼーリエは、上述の攻撃魔法と同じく、防御魔法も高いレベルで扱うことが可能です。
マハトが放った「人を殺す魔法(ゾルトラーク)」を、いとも容易く防いでみせました。
呪い返しの魔法
「呪い返しの魔法(ミスティルジーラ)」は、ゼーリエが”七崩賢”黄金郷のマハトと戦闘した際に使用した魔法です。
”呪い”を自動的に跳ね返すことが可能であり、マハトの「万物を黄金に変える魔法(ディーアゴルゼ)」への対抗手段として用いていました。
ゼーリエ曰く、この魔法は「神話の時代の人類の叡智の結晶」。
使用には膨大な魔力を消費するものの、制限状態ですらフリーレンと同等の魔力を有するゼーリエであれば、瑣末な問題に過ぎません。
魔法を譲渡する魔法
ゼーリエは「魔法を譲渡する魔法(フィーアヴェリア)」によって、自身が持つ魔法を他者に譲渡することができます。
譲渡は「本」を介して行われ、対象はその本を読むことで、譲渡された魔法を習得することができるようです。
なお、本来であれば習得までに100年を要する魔法であっても、「魔法を譲渡する魔法」による譲渡であれば、年数を無視して習得することができます。
特権
一級魔法使いに与えられる”特権”は、この魔法による「望む魔法の譲渡」を指しています。
以下に、ゼーリエが”特権”として他者に譲渡した魔法をまとめました。
【服の汚れをきれいさっぱり落とす魔法】
「服の汚れをきれいさっぱり落とす魔法」は、フェルンが”特権”によって授与された魔法です。
人生を賭けて”特権”を目指す者も少なくない中で、単純に生活の質を上げるための魔法を欲したフェルン。
まさかのリクエストを受けたゼーリエは、さすがに「正気かお前?」とフェルンの正気を疑っていました。
【呪い返しの魔法】
「呪い返しの魔法(ミスティルジーラ)」は、デンケンが”特権”によって授与された魔法です。
この魔法は、本記事にて上述した通り、”七崩賢”黄金郷のマハトとの戦いにおいてゼーリエが実際に使用していました。
一日のデンケンも、使用目的はマハトと戦うため。
実際にマハトと対峙したデンケンは、この魔法で……?
魔力の制限
ゼーリエは、フランメやフリーレンと同じく魔力を制限していることが判明しています。
その根拠となるのが、『葬送のフリーレン』6巻に収録されている第57話のシーン。
なんとゼーリエは、自らの魔力が”揺らぎ”を帯びていることを独白したのです。
その”揺らぎ”は、フリーレンの”揺らぎ”を見抜いたレルネンをして見抜くことができないほど微弱なもの。
フリーレンの”魔力制限”を「非効率極まりない」と一蹴したゼーリエ。とはいえ、彼女自身も鍛錬によって”制限”を獲得したのでしょう。
なお、フェルンはたった一目でゼーリエの”揺らぎ”を見破りました。
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(C)山田鐘人・アベツカサ
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