【葬送のフリーレン】作品の概要
（『葬送のフリーレン』第1巻 山田鐘人・アベツカサ / 小学館）魔王を倒した勇者一行の後日譚ファンタジー
魔王を倒した勇者一行の“その後”。
魔法使いフリーレンはエルフであり、他の3人と違う部分があります。
彼女が”後”の世界で生きること、感じることとは－－
残った者たちが紡ぐ、葬送と祈りとは－－
物語は“冒険の終わり”から始まる。
英雄たちの“生き様”を物語る、後日譚（アフター）ファンタジー！
『葬送のフリーレン』とは
『葬送のフリーレン』は、『週刊少年サンデー』にて連載中されている「後日譚ファンタジー」です。
原作・山田鐘人先生、作画・アベツカサ先生のタッグによって生み出されており、2023年のアニメ化を経て人気が徐々に拡大しています。
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この記事について
『葬送のフリーレン』に登場する「残影のツァルト」について徹底的に解説している記事です。ツァルトの来歴や使用魔法をまとめています。
本記事の内容は、原作ストーリーのネタバレを含みます。
未読の方はご注意ください。
【葬送のフリーレン】残影のツァルトの概要
（『葬送のフリーレン』第108話 山田鐘人・アベツカサ / 小学館）ツァルトとは？
ツァルトは、「残影のツァルト」の名で認知されている魔族です。
”七崩賢”奇跡のグラオザームの配下であり、後述する「おとぎ話」かのような魔法を扱うツァルト。
本記事では、そんな残影のツァルトの来歴と使用魔法について詳しくご紹介します。
名前の意味
ドイツ語で「ツァルト(＝Zart)」とは、「柔らかな」「華奢な」「もろい」などの意味を持つ単語です。
魔法によって対象を空中に飛ばし、落下の衝撃によって対象を始末する戦法をとるツァルト。
(80年前時点の魔法技術では)誰も重力に逆らえず、脆くも崩れ去ることから、このようなネーミングに至ったのでは無いかと思われます。
大魔族の一覧
ツァルトの声優は？
残影のツァルトは『葬送のフリーレン』12巻より登場するため、現時点では声優が判明していません。
残影のツァルトは死亡した？
残影のツァルトの生死と現在の状況は以下からご覧いただけます。
【葬送のフリーレン】残影のツァルトの来歴
女神の石碑編
残影のツァルトは、『葬送のフリーレン』12巻収録の第108話にて、勇者一行の背後を獲る形で初登場しました。
奇跡のグラオザーム配下であるツァルトは、「女神の石碑」の監視を任されていた魔族。
勇者一行の前に現れたのは、フリーレンが時空干渉(＝時間遡行)したことを察知したためです。
（『葬送のフリーレン』第108話 山田鐘人・アベツカサ / 小学館）触れた対象の「空間転移」を可能とするツァルトは、フリーレンに対してその魔法を使用し、相手を遥か空へと転移させてしまいました。
ツァルトが登場した「勇者ヒンメルの死の53年前」時点で、人類は飛行魔法の技術を確立させていません。
つまり、「空間転移」は必殺と言っても過言ではない魔法だったのです。
ツァルトvs勇者一行
フリーレンが無事に着地したことを受け、本格的に始まったツァルトと勇者一行の戦い。
ヒンメルとアイゼンによって胸を切り裂かれたツァルトは、たちまち追い詰められてしまいました。
（『葬送のフリーレン』第109話 山田鐘人・アベツカサ / 小学館）……が、ツァルトには奥の手がありました。
崖に触れることで大地そのものをくり抜いて転移させ、勇者一行の頭上に放ったのです。
ツァルトの最期
まず間違いなく”勝ち確定”の攻撃を放ったツァルト。
しかし、彼が対峙していたのは”80年以上未来からやってきた大魔法使い”です。
フリーレンは未来の技術を解禁し、頭上の大地を破壊。
「人類の魔法の領域」を遥かに超えた光景を前に、ツァルトは驚いた表情を見せます。
（『葬送のフリーレン』第109話 山田鐘人・アベツカサ / 小学館）……その直後、フリーレンが「飛行魔法」を用いて飛来。
放たれた「人を殺す魔法(ゾルトラーク)」によって、ツァルトは死亡しました。
【葬送のフリーレン】残影のツァルトの使用魔法
使用魔法
残影のツァルトは、手に触れた対象を強制的に転移させる魔法を有しています。
ツァルトが得意とする戦法は、”相手を空高くへと転移させる”というもの。
民間人はもちろん、魔法を持たない戦士職などに対しては極めて有効であり、もはや確殺と言っても過言ではありません。
また、ツァルトが登場した「勇者ヒンメルの死の53年前」時点で、人類は飛行魔法を習得していませんでした。ゆえに、たとえ魔法使い職であっても、基本的にはツァルトに触れられれば”終わり”です。
大地の転移
（『葬送のフリーレン』第109話 山田鐘人・アベツカサ / 小学館）残影のツァルトは、人以外を転移させることも可能としています。
『葬送のフリーレン』第108話では、大地そのものを転移させ、勇者一行の頭上へと放ちました。
ツァルトが勇者一行と対峙した当時、空から迫り来る巨大な大地を破壊する魔法などありません。
そんなツァルトの”奥の手”は、フリーレンをして「これほどの芸当ができるだなんて…」と言わしめるほどのもの。
上述した”人の空間転移”も相まって、この頃のツァルトは無敵と見紛う強さを持っていたと言えます。
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（C）山田鐘人・アベツカサ
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