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【葬送のフリーレン】作品の概要
魔王を倒した勇者一行の後日譚ファンタジー
魔王を倒した勇者一行の“その後”。
魔法使いフリーレンはエルフであり、他の3人と違う部分があります。
彼女が”後”の世界で生きること、感じることとは--
残った者たちが紡ぐ、葬送と祈りとは--
物語は“冒険の終わり”から始まる。
英雄たちの“生き様”を物語る、後日譚(アフター)ファンタジー!
『葬送のフリーレン』とは
『葬送のフリーレン』は、『週刊少年サンデー』にて連載中されている「後日譚ファンタジー」です。
原作・山田鐘人先生、作画・アベツカサ先生のタッグによって生み出されており、2023年のアニメ化を経て人気が徐々に拡大しています。
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この記事について
『葬送のフリーレン』第122話のネタバレと感想、考察をまとめている記事です。内容をわかりやすくお伝えします。
前回はこちら!
【葬送のフリーレン】第122話のネタバレ
以下からは、『葬送のフリーレン』第122話「ティタン城塞」の内容をネタバレ込みでご紹介していきます。
ティタン城塞
勇者ヒンメルの死から31年後。
フリーレン一行は、帝国領「ティタン城塞跡」までやってきました。
ティタン城塞とは、魔王軍との戦争の際に用いられたという難攻不落の城塞です。
フェルンは「飾り気がありませんね」と述べましたが、それは城塞が実戦仕様であるから。
かつての帝国では、それほど魔族との戦いが常態化していたようです。
【在りし日の帝国】
約100年前、帝国は魔王軍の領地に囲まれてしまっていた。
しかし、「大陸最大の魔法文明」たる帝国は、圧倒的な技術力で魔族を跳ね除け、一部の領地を取り返すことに成功。
「獅子の身中に帝国あり」という比喩を嘲笑うかの如く、獅子奮迅の活躍を歴史に刻んでいる。
権威と気品
ティタン城塞を治めていた領主は、「アルメー伯」と呼ばれる貴族でした。
城塞が廃れてしまっていることから、時代の流れによって没落してしまったであろうアルメー伯家。
フリーレンは、そんなアルメー伯を「戦士みたいな無骨な一族」と表現しました。
”貴族らしくない貴族”の話題を前に、フェルンが「やっぱり貴族って権威や気品が無いと駄目なんですか?」と問いかけます。
その問いに対して、フリーレンは「時代と場所によるかな」と回答。
例えば中央諸国や帝国の内陸部など、危険が隣接していない平和な地であれば、貴族には権威や気品が必要とされます。
一方で、魔族の脅威が身近な地域においては、権威や武力こそ必要とされるものの、気品は二の次です。
”気品”とは他者から敬われるための小細工。危険地帯においては無用の長物です。
現在のアルメー伯
ティタン城塞に接近した折、フリーレンは何者かが魔物と戦っていることを察知しました。
……しかし、どうやらフリーレン一行が加勢する必要はない様子。
戦っていたのは、実戦向きの筋肉を備え、魔物を寝技でノックアウトしてしまう人物だったのです。
さらにその人物は、偶然にも話題に上った「アルメー伯」その人。
とはいえ、彼はいわゆる没落貴族であり、現在は爵位も領地も有していないようです。
残されたもの
アルメー曰く、ティタン城塞の地下には隠し部屋が存在し、そこには「隠し財宝」が埋もれているとのこと。
フリーレン一行は、「体がポカポカする魔法」を報酬に、アルメーの財宝奪還を手伝うこととなりました。
地下で待っていたのは、フェルンをして「とてつもない魔力」と言わしめる大蛇状の魔物。
一行は力を合わせて魔物に立ち向かい、無事にアルメー伯の財宝を取り返しました。
財宝は、すなわち「アルメー家が存在した証」。
フリーレンらは財宝を受け取らず、冒険を続けます。
フリーレンに残されたもの
かつて”大魔法使い”フランメに師事し、魔法を学んだフリーレン。
現在以上に乏しい感受性の持ち主だった彼女は、「なんで人間はすぐに老いて死んでしまうのに、魔法を学ぼうとするの?」という問いをぶつけました。
そこでフランメは、自身が様々な「魔法の理論」を発見したことを再確認した上で、その理論が多くの魔法を生み出すと説きます。
こうして生まれた多くの魔法は、やがてフリーレンが一生かけても学びきれない量となるのです。
つまり”大魔法使い”フランメは、自身が生きた証として様々な魔法を残しました。
一方、”弟子”フリーレンは、そんな魔法を種類問わず集めているのです。
『葬送のフリーレン』第123話へ続く。
【葬送のフリーレン】第122話の感想と考察
残されたもの
今回ご紹介した『葬送のフリーレン』第122話では、落ちた貴族のアルメー伯、そしてフリーレンにスポットライトが当たり、「残されたもの」について描かれました。
アルメー伯に残されたのは、「財宝」の外見をした「アルメー家が存在した証」。
一方のフリーレンは、師匠たるフランメが発見した数々の魔法理論と、その理論によって生み出された無数の魔法が「残されたもの」となっています。
どのような”くだらない”魔法であっても、楽しみながら集めるフリーレン。
彼女にとって「魔法を集めること」は、道中すらも楽しみの一つ。
フリーレンの旅路は続きます。
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(C)山田鐘人・アベツカサ
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