【葬送のフリーレン】作品の概要
（『葬送のフリーレン』第1巻 山田鐘人・アベツカサ / 小学館）魔王を倒した勇者一行の後日譚ファンタジー
魔王を倒した勇者一行の“その後”。
魔法使いフリーレンはエルフであり、他の3人と違う部分があります。
彼女が”後”の世界で生きること、感じることとは－－
残った者たちが紡ぐ、葬送と祈りとは－－
物語は“冒険の終わり”から始まる。
英雄たちの“生き様”を物語る、後日譚（アフター）ファンタジー！
『葬送のフリーレン』とは
『葬送のフリーレン』は、『週刊少年サンデー』にて連載中されている「後日譚ファンタジー」です。
原作・山田鐘人先生、作画・アベツカサ先生のタッグによって生み出されており、2023年のアニメ化を経て人気が徐々に拡大しています。
『葬送のフリーレン』最新巻発売中！
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この記事について
『葬送のフリーレン』5巻の各話あらすじと感想を、ネタバレありでまとめている記事です。購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
【葬送のフリーレン】5巻について
（『葬送のフリーレン』第5巻 山田鐘人・アベツカサ / 小学館）魔法使いの歴史を紐解く後日譚ファンタジー
魔王を倒し、歴史に名を残す魔法使い・フリーレン。
魂の眠る地（オレオール）を目指す旅を進む為に、
魔法使い試験を受けることになります。
新たに出会う、一筋縄ではいかない魔法使いたち――
物語は、各々の信念と覚悟を表出していく。
英雄たちの“歴史”を紐解く後日譚（アフター）ファンタジー！
『葬送のフリーレン』5巻の概要
『葬送のフリーレン』第5巻
原作：山田鐘人 作画：アベツカサ
発売日：2021年7月16日
出版社：小学館
ISBN-10：4098506343
ISBN-13：978-4098506347
『葬送のフリーレン』5巻の収録話
- 第38話「隕鉄鳥」
- 第39話「捕獲作戦始動」
- 第40話「鳥を捕まえる魔法」
- 第41話「覚悟のための時間」
- 第42話「戦う理由」
- 第43話「特権」
- 第44話「隕鉄鳥奪還」
- 第45話「水を操る魔法」
- 第46話「もっと美味しい味」
- 第47話「フェルンと焼き菓子」
【葬送のフリーレン】5巻の各話あらすじ
以下では、『葬送のフリーレン』5巻のあらすじをネタバレありでご紹介しています。
第38話「隕鉄鳥」
ーー遂に始まった一級魔法使い試験。
（『葬送のフリーレン』第38話 山田鐘人・アベツカサ / 小学館）第一次試験の区域として指定されたのは、北側諸国「グローブ盆地」です。
試験の合格条件は以下の2つです。
・区域内に生息する「隕鉄鳥(シュティレ)」を捕獲し、翌日の日没まで保持すること。
・その時点でパーティーメンバー全員が生き残っていること。
また、区域外に出る行為は禁止とされていますが、区域はゼーリエによる強力な結界で囲われており、脱出は不可能に近いようです。
第2パーティーに所属するフリーレンは、まず「隕鉄鳥」を観察することから始めます。
一方その頃、フェルンが属する第4パーティーは、既に「隕鉄鳥」を捕えていて……？
第39話「捕獲作戦」
第2パーティーのラヴィーネとカンネは、フリーレンの指示通り「隕鉄鳥」の観察を実施。
その結果として、「隕鉄鳥」が超音速で飛行し、なおかつ竜のような頑丈さを持っていることが判明します。
また、周囲の魔力に対して敏感であり、接近すればたちまち逃げられてしまうとのこと。
極め付けとして、「隕鉄鳥」は微弱な魔力しか有しておらず、魔力探知による捜索も難しいようです。
難しい状況の中、フリーレンはある作戦を考えます。
第40話「鳥を捕まえる魔法」
”試験区域内中央部の湖を凍らせる”……という、何とも大胆な行動に出たフリーレンら第2パーティー。
二級魔法使いのデンケンとリヒター、三級魔法使いのラオフェンが所属する第13パーティーは、相手の”狙い”に勘付きつつありました。
どうやらフリーレンらは、区域内のあらゆる水場に微弱な魔力を入れ込むことで「隕鉄鳥」を誘い込もうとしているようです。
結果として”狙い”は成功し、フリーレンは「鳥を捕まえる魔法」を行使。
無事に「隕鉄鳥」の捕獲を成しました。
第41話「覚悟のための時間」
第一次試験の合格条件は、捕獲した「隕鉄鳥」を保持し、なおかつパーティーメンバー全員が生存していること。
ゆえに、複数のパーティーが「隕鉄鳥」の捕獲を成功させたところで、今度は奪い合いのフェーズが始まりました。
フェルンら第4パーティーは、ヴィアベル、エーレ、シャルフからなる第8パーティーと対峙していて……？
第42話「戦う理由」
前回(第41話)のラスト、第8パーティーのヴィアベルによって、ユーベルが追い詰められてしまった第4パーティー。
そんな状況で登場したのは、エーレと戦闘していたはずのフェルンでした。
（『葬送のフリーレン』第41話 山田鐘人・アベツカサ / 小学館）「エーレをどうした」という旨の問いに対して「殺しました」とだけ回答したフェルン。
その言葉を信じ、自身ら第8パーティーの敗北を察したヴィアベルは、そのまま去っていきました。
しかし、当然ながらフェルンの発言は虚偽。エーレは単なる魔力切れによってダウンしているだけでした。……とはいえ、敗色濃厚の第8パーティー。
また、一方のフリーレンら第2パーティーは「隕鉄鳥」を奪われてしまいーー。
第43話「特権」
第13パーティーに所属するラオフェンは、「高速で移動する魔法(ジルヴエーア)」の使い手。目にも見えない速さで駆け抜け、フリーレンが持つ「隕鉄鳥」を奪い取ったのです。
そして、ラオフェンを追跡させないため、デンケンとリヒターの2名が第2パーティーの前に立ちはだかります。
デンケンはフリーレンの足止めを。そしてリヒターは、ラヴィーネ、もしくはカンネを殺害し、第2パーティーを脱落させる狙いを有している様子。
リヒターが人を手にかけてまで一級魔法使いの称号にこだわるのは、”特権”のためで……？
【”特権”とは？】
「洗練された魔法使い」として認められ、一級の称号を得たものに与えられる。
その内容は、大陸魔法協会の創始者たる”大魔法使い”ゼーリエから、”一つだけ望んだ魔法を授けられる”というもの。
魔法使いにとっては、もはや「願いが叶う」ことに等しい価値である。
第44話「隕鉄鳥奪還」
フリーレンがデンケンと対峙する中、ラヴィーネとカンネはリヒターとの戦闘をスタートさせました。
ラヴィーネとリヒターの間には絶望的な魔力差があり、氷による魔法は全く通用しません。
また、カンネに至っては周囲に水がなければ戦うことができず、リヒターが圧倒的に優位な状況です。
（『葬送のフリーレン』第44話 山田鐘人・アベツカサ / 小学館）一方その頃、フリーレンに立ち向かうデンケンは、ド派手な魔法を連発していました。
そんな中、フリーレンは防御魔法によって攻撃をいなしつつ、試験区域の”結界”を解析していて……？
第45話「水を操る魔法」
デンケンの敗北を察したリヒターは、第2パーティーを失格とするため、ラヴィーネとカンネへの攻撃を再開します。
……しかし、事態は急激な展開を迎えることになりました。
なんとフリーレンが、ゼーリエの施した”結界”を破壊したのです。
その結果、試験区域内には雨が入り込みます。
（『葬送のフリーレン』第45話 山田鐘人・アベツカサ / 小学館）雨ーーすなわち大量の水を得たカンネは、「水を操る魔法(リームシュトローア)」を発動。
圧倒的な物量により、リヒターに勝利しました。
第46話「もっと美味しい味」
遂に第一次試験が終了し、合格したのは6パーティーの計18名。
その中には、フリーレンとフェルンはもちろん、ヴィアベルら第8パーティーや、デンケンら第13パーティーも含まれていました。
……さて、第二試験の期日は3日後です。
フリーレン一行は、怒ったフェルンの機嫌を取るため、美味しい料理を食べに行くことに決めました。
ちなみにフェルンが怒った理由は、シュタルクがフェルンの留守をいいことに不摂生な生活を送っていたからです。
一方で、他の一級魔法使い試験参加者たちも、思い思いに余暇を過ごしており……？
第47話「フェルンと焼き菓子」
（『葬送のフリーレン』第47話 山田鐘人・アベツカサ / 小学館）第47話冒頭、フリーレンの寝坊が原因で、フェルンが怒りを爆発させていました。
シュタルクが問いかけた結果、フェルンが求めたのは「おやつ」。
一行は、早速買い出しに出かけることとなりました。
さて、3人が街に繰り出すと、第一次試験でフリーレンと一緒になったラヴィーネ、カンネと出会います。
2人は試験を突破できたお礼と称して、カゴに入ったおやつを持参していました。
自身の行いが「お礼」として返ってきたことから、かつてのヒンメルとの会話を追憶するフリーレン。
そんな折、大陸魔法協会から第二次試験の通知が届いて……？
【葬送のフリーレン】5巻の感想・まとめ
フリーレンの姿勢
今回最も印象に残った点と言えば、やはりフリーレンの姿勢ではないでしょうか。
5巻に至るまでのフェルンとの旅路同様、フリーレンは”周囲の人物を教導する動き”ができる魔法使いです。
例えば第一次試験終盤では、ゼーリエの結界を破壊することによって、ラヴィーネとカンネがリヒターを倒すための道筋を整えました。
老獪(ろうかい)さすら感じられるフリーレンの立ち回りを見ていると、単純な「最強主人公系漫画」とは別ベクトルの爽快感が得られます。
まだまだ続く「一級魔法使い試験編」。第二次試験以降は、どのようなストーリーが繰り広げられるのでしょうか。
アニメでも放送中！
今回ご紹介した『葬送のフリーレン』5巻からは、本格的に「一級魔法使い試験編」がスタートしました。
テレビアニメでは2024年1月から「一級魔法使い試験編」の放送がスタートしていますので、予習がまだの方はぜひ単行本をチェックしてくださいね。
【20キャラ描き下ろしポスター】
1月より「一級魔法使い試験編」へ。#フリーレン pic.twitter.com/SDzjjWItxy
— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) December 8, 2023
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