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【ワールドトリガー】作品の概要
『ワールドトリガー』は、『週刊少年ジャンプ』を経て『ジャンプSQ』で連載されている、葦原大介先生作の遅効性SFアクション漫画です。
ーー物語の舞台は三門市。
異世界からの侵略者「近界民(ネイバー)」を食い止めるため、界境防衛機関「ボーダー」の本部基地が設置されてました。
ボーダーは、「近界(ネイバーフッド)」の技術である「トリガー」を武器とし、日々研鑽を積んでいます。ある者は復讐のため、ある者は金のため、ある者はより強い相手との戦いのため。
物語の主人公である空閑遊真、三雲修、雨取千佳、迅悠一の4名も、それぞれの思いを胸に「トリガー」を起動します!
この記事について
『ワールドトリガー』に登場するトリガー「バッグワーム」の解説記事です。効果や使用者、使用用途についてまとめています。
【ワールドトリガー】バッグワームとは
「バッグワーム」とは、『ワールドトリガー』に登場するトリガーの一種です。
シールドと並ぶ最も標準的なトリガーであり、ほぼ全ての隊員がセットしていると言っても過言ではありません。
以下からは、そんなバッグワームの効果や使用用途について解説していきます。
バッグワームの効果
バッグワームは、単純に相手のレーダーから身を隠すことができるトリガーです。
特に、位置の隠匿が重要な狙撃手(スナイパー)にとっては、必須のトリガーだと言えます。
デメリットとして挙げられるのが、使用している間はトリオンを消費し続けるという点です。また、カメレオンのように完全に姿を消すトリガーではないため、レーダーに引っ掛からずとも、対象に直接視認される可能性は常に孕んでいます。
バッグワームの使用例
隠密行動/奇襲
バッグワームの最もポピュラーな使用法は、やはり隠密行動や奇襲の類を目的とした使用です。
まず前者の使い方について、位置が割れれば強みが死んでしまうスナイパーはもちろん、「スパイダー」習得後の三雲修や、B級ランク戦ROUND7の別役太一(※)など、敵に察知されず自分の仕事をしたい隊員がしばしば用いています。
※ROUND7の鈴鳴第一は、「市街地D」の中央に位置するショッピングセンターにて、別役隊員が分電盤を操作して明暗を掌握する戦法をとった。「3、2、1、スイッチョフ!」
後者の奇襲については、アタッカーやガンナーなどの近中距離ポジションの隊員が用いる使用法です。
オペレーターはレーダー上から消えた対象を追跡することができなくなるため、(上画像の加賀美のように)「奇襲警戒!」などのアラートを発することで対応しています。
目隠し
バッグワームはポンチョのような見た目をしており、体の動きや体の部位そのものを隠す、という用途でも用いられています。
具体的には、B級ランク戦ROUND2にて、弧月を抜いた荒船が空閑に対して目隠し攻撃を行なっていました。
また、この時の荒船は、直前に諏訪の攻撃で足を削られており、その足を空閑の目から隠す目的もあったようです。
オペレーターへの嫌がらせ
バッグワームの用途としてもう一つ取り上げたいのが、「オペレーターへの嫌がらせ」です。
具体的には、B級ランク戦のROUND7にて東隊の奥寺が「隠密行動にしては遅い 奇襲にしては早い」タイミングでバッグワームを着用。
この試合の実況を担当していた結束(ゆいつか)曰く、これはオペレーターの処理能力に負荷をかける「嫌がらせ」とのこと。
バッグワームの着脱は、オペレーターのレーダー上では「突然出現する」と「突然消える」を繰り返すことを意味しています。
そんな奥寺の行動は、東直伝の”オペレーターに対する攻撃”です。
囮としての使用
B級ランク戦のROUND7にて、東春秋がバッグワームを”囮”として使用する様子が描かれていました。
その内容は、スナイパートリガー(今回の東の場合ライトニング)にバッグワームを引っ掛け、任意のタイミングで当該トリガーを解除することにより、引っかかる物を無くしたバッグワームが重力で落ちる…というもの。
相手の視野が広いことと、ダミービーコン(※)等でバッグワームがなくとも成立する状況を作り出す必要があるため、玄人向けの技だと言えます。
※レーダーを撹乱するための試作トリガー。偽のレーダー反応を作り出す。
バッグワームのアンチトリガー
バッグワームには、明確なアンチトリガーが存在します。
それが、A級8位片桐隊の「観測手(スポッター)」尼倉亜澄がセットしている「強化レーダー」です。
『ワールドトリガー』25巻のカバー裏の尼倉亜澄の解説にて、「強化レーダーでバッグワームをちょこちょこ無効化してくる狙撃手の天敵」との記載がありました。
そう、強化レーダーはバッグワームを無効化できるのです。
範囲などの制限があるのではないかと考察されますが、それでもかなり強力なトリガーだと言えそうですね。
バッグワームのデザイン
バッグワームには、オーソドックスな配色、形状の他、多少のデザイン性を加えることができるようです。
以下では、実際に用いられたデザインを取り上げています。
雪原迷彩
B級ランク戦のROUND4。試合グループ中最下位であった東隊は、マップ選択時に天候を「雪」に設定しました。
そして、一面の雪で自身の視認性を向上させないため、東隊の面々は白い隊服の着用と共にバッグワームの配色も変更。
配色変更の詳細は明らかになっていませんが、意外とすんなり変えられるのかもしれません。
襟立てバッグワーム
二宮隊の面々は、スーツ型の隊服との兼ね合いか、襟を立てたバッグワームを着用しています。
A級在籍経験のある部隊ですから、トリガーのカスタマイズ権を使用した可能性もありますが、性能自体には(おそらく)差がないため、雪原迷彩と同様の簡単なカスタムでしょうか。
【ワールドトリガー】バッグワームタグとは
「バッグワームタグ」とは、特殊工作兵(トラッパー)と観測手(スポッター)が用いているトリガーです。
作中で明言されていませんが、冬島の胸に揺れるドッグタグ状のネックレスがバッグワームタグであると思われます。
消費トリオンこそバッグワームより抑えられていますが、セットした側のトリガーチップ枠を3枠潰してしまうようです。
バッグワームタグの使用者
現状セットしていることが判明しているのは、冬島隊の冬島慎次、加古隊の喜多川真衣、片桐隊の尼倉亜澄、松代隊の箱田正邦の4名のみです。
直接的な攻撃手段を持たない兵科の隊員は、基本的にバッグワームタグを使用していると言ってよさそうですね。
【ワールドトリガー】ストーリーまとめ
各ストーリーの記事は順次更新予定です。
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(C)葦原大介
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