サカモトデイズ

【サカモトデイズ】第175話のネタバレ 感想と考察|スラー誕生の物語! 諸悪の根源は麻樹?

【サカモトデイズ】作品の概要

『サカモトデイズ』第1巻(『サカモトデイズ』1巻 鈴木祐斗 / 集英社)
 

町の商店を営むふくよかな男・坂本太郎。その正体は全ての悪党が恐れ、憧れた元・伝説の殺し屋!! 襲い来る危険から家族と日常を守る、坂本の日々とは…!? バトルとコメディが交錯するネオアクション活劇、開幕!!

『サカモトデイズ』とは

『サカモトデイズ』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、鈴木祐斗先生作のバトルアクション漫画です。

主人公の坂本太郎は、かつて裏世界で名を馳せながらも、現在は引退してる元・殺し屋

守るべき妻子を持ち、「坂本商店」を営む坂本は、”日常”を守るために戦いに身を投じてーー。

この記事について

『サカモトデイズ』第175話のネタバレと感想・考察をまとめている記事です。ストーリーをわかりやすくお伝えしています。

前回(第174話)はこちら!

有月と赤尾、2人の決意
【サカモトデイズ】第174話のネタバレ 感想と考察|赤尾リオンと有月憬の過去!『サカモトデイズ』第174話のネタバレと感想・考察をまとめている記事です。ストーリーをわかりやすくお伝えしています。...

【サカモトデイズ】第175話のネタバレ

以下からは、『サカモトデイズ』第175話「業」の内容をネタバレ込みでご紹介していきます。

各々の任務

有月憬(『サカモトデイズ』第175話 鈴木祐斗 / 集英社)

麻樹(アサキ)から、「”ある腕の立つ殺し屋”の抹殺」を請け負った有月

対価として提示されたのは「アルカマルの仲間の解放」であり、彼としては断る理由がありませんでした。

有月は、自身にとっての”最初の殺し”を前に、確かな覚悟を覗かせます。

 

一方その頃、自身にとっての”最後の殺し”と決めた上で任務に就いていた赤尾リオンは、ワゴン車の助手席に乗って移動していました。

走行ルートが予定と異なっていることから、違和感を感じたリオンでしたが、時既に遅し。

”敵”の急襲を受け、ワゴン車はパンクさせられてしまいます。

最初で最後

車がパンクした直後、リオンは車外へと飛び出し、目深にフードを被った”敵”との交戦を開始します。

ここで、その”敵”が使う武器既視感を覚えたリオンは、相手のフードをナイフで切り裂きました。

……フードの中から現れたのは、共に逃避行を続けていたはずの男・有月憬

胸を刺された赤尾(『サカモトデイズ』第175話 鈴木祐斗 / 集英社)

激しく動揺したリオンは致命的な隙を晒し、有月のナイフを胸に受けてしまいました

その直後、有月は自身の”殺し”のターゲットが赤尾リオンであったことを知ります。

リオンは「優しい人が優しくいられる」世界への憧憬を口にしつつ、ゆっくり命を落としました。

×(スラー)誕生

リオンが命を落とした直後、その場に麻樹が現れました。

有月の選択を「愚か」と吐き捨てた麻樹は、「お前は決してこの世界から抜け出せない」と付け加え、その場から去っていきます。

その後も茫然自失状態で立ち尽くしていた有月。

……そんな彼の元に現れたのは、”最強の殺し屋”坂本太郎でした。

 

坂本が放った弾丸は有月に致命傷を与え、リオンの後を追わせる……はずでしたが、生まれつき全ての内臓の左右が逆転していた有月は、重傷を負いつつも生きながらえてしまいます

ボロボロの状態で街に出ると、そこには見て見ぬ振りする者や、スマホで画像や動画を撮り出す者ばかり。

リオンが守りたかった「優しい人」などどこにもおらず、その事実が有月を”鬼”へと変貌させてしまいました。

誕生した×一派(『サカモトデイズ』第175話 鈴木祐斗 / 集英社)

かくして「×(スラー)」となった有月は、その足で「アルカマル」へと出向き、全ての職員をを抹殺。

楽(ガク)ハルマ熊埜御(クマノミ)牛頭(ゴズ)天弓(テンキュウ)の5名を救出し、「全てを壊す」ことを誓ったのでした。

『サカモトデイズ』第175話終わり。

【サカモトデイズ】第175話の感想と考察

スラーの誕生

今回ご紹介した『サカモトデイズ』第175話では、遂に赤尾リオンの死を巡る真実が明らかになりました。

とにかく言えることは、現・殺連会長の麻樹諸悪の根源であるということ。

ストーリーを通して「敵」として描かれていた”×(スラー)”有月憬でしたが、いざ過去が紐解かれてみると、なかなかどうして同情の余地がありますよね。

……とは言え、見境なく人を殺しまくっていることは事実ですから、有月が坂本サイドの仲間になる、という展開はなさそうなところ。

しかし、麻樹や殺連という強大な敵を前に、今後のストーリーで共闘が描かれる可能性は高そうですね。

過去編は終了?

有月の中の赤尾リオンの人格が、赤尾晶に語り聞かせる形で始まった過去編。

リオンの死の真相が明らかになったことから、第176話では時間軸が戻るのではないかと予想されます。

最愛の叔母の死の事実を知った晶は、今後どのように動いていくのでしょうか。

また、有月と同じく殺連から追われる身となった坂本商店の今後はーー?

次回の展開も楽しみですね。

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