サカモトデイズ

【サカモトデイズ】第172話のネタバレ 感想と考察|有月の暴走 赤尾リオンとの関係とは?

【サカモトデイズ】作品の概要

『サカモトデイズ』第1巻(『サカモトデイズ』1巻 鈴木祐斗 / 集英社)
 

町の商店を営むふくよかな男・坂本太郎。その正体は全ての悪党が恐れ、憧れた元・伝説の殺し屋!! 襲い来る危険から家族と日常を守る、坂本の日々とは…!? バトルとコメディが交錯するネオアクション活劇、開幕!!

『サカモトデイズ』とは

『サカモトデイズ』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、鈴木祐斗先生作のバトルアクション漫画です。

主人公の坂本太郎は、かつて裏世界で名を馳せながらも、現在は引退してる元・殺し屋

守るべき妻子を持ち、「坂本商店」を営む坂本は、”日常”を守るために戦いに身を投じてーー。

この記事について

『サカモトデイズ』第172話のネタバレと感想・考察をまとめている記事です。ストーリーをわかりやすくお伝えしています。

前回(第171話)はこちら!

坂本の構想
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【サカモトデイズ】第172話のネタバレ

以下からは、『サカモトデイズ』第172話「蜃気楼」の内容をネタバレ込みでご紹介していきます。

篁となった×

有月の中の篁(『サカモトデイズ』第172話 鈴木祐斗 / 集英社)

篁(タカムラ)の人格を獲得した×(スラー)の手により、一方的に壊滅させられてしまった殺連基地06

その場に同行していた元ORDERの京(カナグリ)も、「凄まじいな」と素直な感嘆の言葉を漏らします。

”最強の剣士”たる篁を知る京は、×が「篁を宿した」という事実に対し、当初は懐疑的な見解を抱いていました。

しかし、いざ篁となった×を見たことで、「篁そのもの」と感じるに至ったようです。

有月の暴走

基地職員を皆殺しにした×を前に、吐き気を催した赤尾晶

あまりに度が過ぎた行為を前に、「止めないと」と意思表示をしましたが、篁の実力を知る京に「無理だな」と切り捨てられてしまいます。

 

さて、いまだに”篁の人格”が抜け切っていない有月(=×)に対して、熊埜御(クマノミ)が駆け寄りました。

圧倒的な強さを手にした有月を前に、熊埜御は興奮していました。

……しかし、次の瞬間。

有月に斬られる熊埜御(『サカモトデイズ』第172話 鈴木祐斗 / 集英社)

なんと有月は、突如として刀を振り抜き、熊埜御の義手を切り落としたのです。

”最恐の殺し屋”たる篁の人格は、どうやら有月の手に負える代物ではなかった様子。

現在の有月は完全な暴走状態にあり、熊埜御に向けてトドメを刺す動きを見せます。

そんな状況で動いたのは、赤尾晶でした。

晶は茫然自失状態にあった熊埜御を掴み、有月の刀から逃すことに成功します。

赤尾リオン

篁をコントロールできていない有月を前に、打つ手なしの晶ら。

熊埜御は完全なパニック状態にあり、戦うことなどできないようです。

もはや×一派すらも殺連職員と道連れ……そう思われた、その時。

赤尾リオンの人格が篁の人格を急襲し、肉体の主導権を奪って見せました。

リオンは、自身や篁が、有月の「記憶」によって作り出されたものであると語ります。

有月にとっての篁は、制御不能な殺戮マシーン。だからこそ、有月の肉体に宿った篁の人格も、有月のイメージ同様に”制御不能”であるようです。

そして、今話している赤尾リオンについても、上述の通り有月の記憶によって成り立っています。

しかし有月の中の”赤尾リオン”は、有月と会ったことがない……つまり、有月にないはずの「赤尾晶の記憶」を有していました

有月の中の赤尾(『サカモトデイズ』第172話 鈴木祐斗 / 集英社)

有月憬と赤尾晶、2人の知られざる関係が、いま明かされます。

『サカモトデイズ』第172話終わり。

【サカモトデイズ】第172話の感想と考察

有月の中の篁

今回ご紹介した『サカモトデイズ』第172話では、有月の中に宿った”篁の人格”の危険さがありありと描かれた回でした。

赤尾リオンが述べた通り、有月の中の”篁”とは、周囲の人間を無差別に切り捨てる”殺戮マシーン”

だからこそ、有月が獲得した”篁の人格”も、有月がイメージする”篁”同様に、敵味方問わず周囲を切り捨てる殺戮マシーンであるようです。

いやはや厄介この上ない強化ですが、×一派の視点から考えると、かなりピーキーな性能ですよね。

”有月の中の篁”というジョーカー的存在は、今後のストーリーにおいて良いアクセントとなる予感がします。

有月と赤尾の関係について

”赤尾リオンの人格”を宿していたことから、並々ならぬ関係値であろうことが予想されていた有月憬赤尾リオン

『サカモトデイズ』第173話以降では、そんな両者の関係がいよいよ明かされるのではないかと予想されます。

男勝りな性格であり、殺連内において実力面でもズバ抜けていた赤尾。

そして有月は、そんな彼女が自身の姪のことを話すほどの関係値だったのです。

一体2人はどのような経緯で距離を詰め、どのような関係に落ち着いたのでしょうか。

有月と赤尾の過去が紐解かれるストーリーに期待しておきたいところです。

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