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【サカモトデイズ】作品の概要
（『サカモトデイズ』1巻 鈴木祐斗 / 集英社）町の商店を営むふくよかな男・坂本太郎。その正体は全ての悪党が恐れ、憧れた元・伝説の殺し屋!! 襲い来る危険から家族と日常を守る、坂本の日々とは…!? バトルとコメディが交錯するネオアクション活劇、開幕!!
『サカモトデイズ』とは
『サカモトデイズ』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、鈴木祐斗先生作のバトルアクション漫画です。
主人公の坂本太郎は、かつて裏世界で名を馳せながらも、現在は引退してる元・殺し屋。
守るべき妻子を持ち、「坂本商店」を営む坂本は、”日常”を守るために戦いに身を投じてーー。
この記事について
『サカモトデイズ』第174話のネタバレと感想・考察をまとめている記事です。ストーリーをわかりやすくお伝えしています。
前回(第173話)はこちら！
【サカモトデイズ】第174話のネタバレ
以下からは、『サカモトデイズ』第174話「ある腕の立つ殺し屋」の内容をネタバレ込みでご紹介していきます。
金欠
有月憬とともに殺連を追われ、逃避行を続けていた赤尾リオン。
現在の2人は、廃墟となった道の駅に身を隠し、ひっそりと暮らしていました。
有月が身分を隠して一般社会の仕事をこなす一方で、赤尾は殺連と繋がっていない組織に自身を売り込み、密かに殺し屋稼業を続けている様子。
しかし、腕についた返り血を洗い忘れ、結果的にリオンの行いは有月にバレてしまいます。
（『サカモトデイズ』第174話 鈴木祐斗 / 集英社）「また殺したのかリオン！」と攻める有月でしたが、一方のリオンも金欠を理由に反論を開始します。
有月の目的は、「アルカマル」を潰し、弟や仲間たちを解放すること。
……しかし、今の2人には人材も武器も不足しており、金が必須の状況です。
正論で武装したリオンを前に、有月は”死んでほしくない”と言う気持ちと、”誰も殺さないでほしい”と言う気持ちを素直に伝えました。
優しい世界
リオンは、「甘っちょろい思想」と形容しつつも、有月の考え方を好いていました。
しかし、残酷なことに、世界は優しく作られていません。
（『サカモトデイズ』第174話 鈴木祐斗 / 集英社）だからこそリオンは、「優しい人たちが優しいままでいられる世界」を目指し、己の手を汚し続けるのです。
一方その頃、「アルカマル」の責任者を務める麻樹(アサキ)に、有月の居場所についての情報が入りました。
行動を共にしているという赤尾リオンを「ゴミ虫」とこき下ろした麻樹は、早速有月の元へと向かいます。
最初と最後
場面は戻って赤尾リオンサイド。
いつものように殺しの依頼を受けに来た彼女でしたが、「誰も殺さないでほしい」という有月の言葉を思い出し、「今回はやめとく」と断りを入れました。
しかし依頼主は、今回の相手先が”手練れ”であることを理由に、どうしても赤尾リオンのアサインを希望している様子。
そこでリオンは、「これが最後だ」と述べ、その仕事を引き受けました。
一方その頃、有月は麻樹の訪問を受けていました。
居場所がバレており、なおかつ麻樹自身が直接乗り込んできた事実を前に、有月は動揺を隠せません。
そんな折、麻樹は「ある腕の立つ殺し屋の抹殺」を条件に、「アルカマルの仲間を解放する」と発言。
リオンに手を汚させていることに負い目を感じていた有月は、「最初の殺し」を行う覚悟を決めました。
（『サカモトデイズ』第174話 鈴木祐斗 / 集英社）リオンにとっての「最後の殺し」と、有月にとっての「最初の殺し」。
2人の想いが交錯する中、待ち受ける悲劇とはーー？
『サカモトデイズ』第174話終わり。
【サカモトデイズ】第174話の感想と考察
待ち受ける悲劇
『サカモトデイズ』第173話に引き続き、今回も描かれた有月憬と赤尾リオンの過去編。
赤尾が死に、有月が「×(スラー)」となった現在を思えば、この先のストーリーが”悲劇”に向けて進んで行くことは既定路線でしょう。
恋仲とまでは行かずとも、互いに互いを思いやり、尊重し合っていた様子の2人。
「最初の殺し」と「最後の殺し」の行方はーー？
赤尾晶の身の振り方
赤尾リオンの姪であり、京(カナグリ)から”主演女優”と認められるほどのセンスを持った殺し屋・赤尾晶。
有月に強い恨みを抱いていた彼女でしたが、リオンと有月の間には、想定よりも深い関係値があったようです。
2人の過去を知った晶は、振り上げた拳をどのように下ろし、今後の身の振り方をどのように改めるのでしょうか。
過去編が終了した時、ストーリーも大きく動く予感がしますね。
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