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『ワンピース』の概要
“ひとつなぎの大秘宝”を巡る海洋冒険ロマン!!
『週刊少年ジャンプ』の”看板漫画”として、少年漫画の王道を進み続ける本作。
アニメのリメイク版の製作が発表されるなど、その勢いは衰えを知りません。
あなたもルフィの冒険の果てを見届けませんか?
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第110巻のあらすじと感想・考察
この記事について
『ワンピース』第1121話のネタバレ速報をまとめている記事です。最新情報をわかりやすくお伝えします。
【ワンピース】第1121話について
発売日はいつ?
『ワンピース』第1121話は、2024年7月22日(月)発売の『週刊少年ジャンプ 34号』に掲載予定です。
”五老星”の脅威を”鉄の巨人”エメトへと任せ、「エッグヘッド」からの脱出を目指す麦わらの一味と巨兵海賊団。
次なる冒険の舞台は、巨人達の暮らす島「エルバフ」です。
果たして一行は、無事に「エルバフ」に辿り着くことができるのでしょうか。
【ワンピース】前回(第1120話)の振り返り
以下からは、『ワンピース』第1120話「暴(アトラス)」の内容をネタバレ込みで振り返っています。
『ワンピース』第1121話の内容は、本記事中盤以降です。
クローバーとベガパンク
ーー26年前「パンクハザード」。
現在の姿とは似ても似付かぬその地には、「海軍本部」所属となったベガパンクの研究所が設置されていました。
そんな「パンクハザード」を訪れ、ベガパンクと対面していたのは、「オハラ」の考古学者クローバー博士です。
どうやらクローバーは、「空白の100年」の研究を進めるべく、データの提供を求めにやって来た様子。
ベガパンクを説得するため、クローバーは自身の本名が「クラウ・D・クローバー」であることを明かすとともに、少年時代に”D”を名乗った兄が殺されたことも明かしました。
しかし、それでもベガパンクは取り合おうとせず、背を向けてクローバーの前から去ってしまいます。
4年後
ーー22年前。
相変わらず「パンクハザード」で研究を続けていたベガパンクの元に、「オハラ」に関する事件の一報が舞い込みました。
そこでベガパンクは、急遽「オハラ」に向けて出発。
花を手向けるとともに、大量の文献を保護して死した考古学者たちを偲(しの)び、涙を流しました。
アトラスの覚悟
場面は戻って現在、「エッグヘッド」。
未だに”研究層(ラボフェーズ)”に留まっていたウソップらサニー号サイドの”麦わらの一味”は、「クー・ド・バースト」の準備を進めていました。
しかし、船に同乗していたベガパンク”悪(リリス)”が、飛行による”研究層”脱出に猛反対。
その根拠として挙げられたのが、刀を構えた”馬骨”イーザンバロン・V・ナス寿郎です。
仮に「クー・ド・バースト」によって無事に飛び立てたとしても、ナス寿郎の追撃を防ぐ術がなければ、サニー号は海面に着水することができません。
……そんな折、突如として飛来したベガパンク”暴(アトラス)”が、リリスを背後から殴り付け、気絶させてしまいました。
攻撃の直後、アトラスはリリスの頭部デバイスを破壊。「パンクレコーズ」へのアクセスを中断させ、”欲(ヨーク)”に対してリリスが死んだように装いました。
その後アトラスは、「『リリス』を頼む」とだけ言い残すと、ナス寿郎の方へ。
体を張ってナス寿郎の動きを止め、”麦わらの一味”の「クー・ド・バースト」へと繋げました。
奥の手
場面は「エッグヘッド」北東の海岸へと移ります。
突如として現れた”鉄の巨人”エメトを前に、興味津々な男性キャラクターたち。
エメトは相変わらずルフィを「ジョイボーイ」と呼び、”五老星”へと立ち向かいます。
一方の”五老星”も、「配信電伝虫」がエメトに守られているとあって、目的を打倒”鉄の巨人”に据えたようです。
シェパード・十・ピーターやトップマン・ウォーキュリーの猛攻を受け、厳しい戦いを強いられるエメト。
しかし、どうやらその機体には、かつてジョイボーイと「いざって時」に用いると”約束”した武装が存在するようで……?
『ワンピース』第1120話終わり。
『ワンピース』第1120話のまとめ
【第1120話のまとめ】
- 「オハラ」のクローバー博士も”D”の一族であったことが明かされる。
- アトラスが”研究層”に到着。ナス寿郎にサニー号を逃すよう掛け合う。
- クローバー博士が”D”の名を持つと判明する。
- ベガパンクは、海賊王の名が「ゴール・D・ロジャー」であることを明かす。
『ワンピース』第1120話のネタバレと感想・考察
【ワンピース】第1121話のネタバレ速報・予想
以下からは、『ワンピース』第1121話「<タイトル調査中>」の内容をネタバレありでご紹介していきます。
解放のニカパンチ
トップマン・ウォーキュリーとシェパード・十・ピーターが”鉄の巨人”エメトの妨害に遭っていた折、ジェイガルシア・サターンが「巨兵海賊団」へと襲い掛かった。
ここで飛び出したのが、”歪んだ未来(ディストーションフューチャー)”でニカの姿を再現したボニーである。
大きく拳を振り上げ、サターンに向けて突き進むボニー。
彼女に向けたサターンの攻撃は、全てルフィが防いで見せる。
母のジニーに、父のくま。「神」を名乗る天竜人らによって、ボニーとその一家の運命は破滅させられてしまった。
大粒の涙を流しつつ、ボニーはルフィとともにサターンに立ち向かう。
そして放たれたのは、「解放のニカパンチ」。2人による凄まじい威力の攻撃は、見事に”牛鬼”ジェイガルシア・サターンを退けてみせた。
ベガパンクの配信
ルフィ、ボニーがサターンと戦っている間も、ベガパンクによる世界に向けた配信は続いていた。
曰く、”空白の100年”の悲劇はいずれ再び起こる。
全世界を巻き込んだ「大陸の沈没」は、自然災害ではなく人為的な災害だった。そして、それを可能とした「兵器」は、いまだに存在しているのだ。
また、世界には、”バッカニア族”や”ルナーリア族”、”三つ目族”など、世界から”滅亡”を望まれる種族も細々と生きながらえている。
だからこそベガパンクは、世界に向けて警鐘を鳴らす。「もしも」が起こった時、人々が自分自身の身を守るように。
ひとつなぎの大秘宝
かつれロジャーは言った。
ーー「おれの財宝か?欲しけりゃくれてやるぜ」
その言葉は世界中の荒くれ者たちに発破をかけ、壮大な「大海賊時代」が幕を開けるきっかけとなった。
海に出た者達が望むのは、最後の島「ラフテル」に存在するとされる「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」。
ベガパンクは、その「ワンピース」を見つけた者達にこそ、「世界の運命は委ねられる」とはっきり述べた。
……そして、『ワンピース』第1121話の最終ページ。
そこでは、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を狙う勢力が一挙に描かれる。
”赤髪のシャンクス”、”麦わらのルフィ”、”黒ひげ”マーシャル・D・ティーチ、”千両道化のバギー”からなる、現・四皇。
「海軍本部」”元帥”サカズキ、”SWORD”所属のコビー。
「革命軍」モンキー・D・ドラゴン、”参謀総長”サボ。
”黒ひげ”の下につく元「海軍本部」”大将”クザン。
”神の騎士団”フィガーランド・ガーリング聖に、同じく”神の騎士団所属と思しき剣を持った黒塗りの人物。
そして、存在しないはずの”世界の王”イム様。
いち早く「ラフテル」に到達し、「世界の真実」を得るのはーー?
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【ワンピース】第1121話のネタバレ速報|まとめ
『ワンピース』第1121話の内容を簡単に振り返っておきましょう。
【第1121話のまとめ】
- ルフィとボニーの攻撃により、サターンを撃退。
- ベガパンクは配信において、”空白の100年”の再来を警告する。
- またベガパンクは、”ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を手に入れた者に世界の命運が委ねられると述べる。
- ”ワンピース”を狙う複数の勢力の人物が一挙に描かれる。
【ワンピース】今後の展開について
「エッグヘッド」からの脱出
現在の”麦わらの一味”は、北東の海岸の「巨兵海賊団」の巨船に乗り込んだルフィらと、”研究層(ラボフェーズ)”のサニー号に乗り込んだナミらの2組に分断されています。
なお、後者のサニー号サイドについても、厳密にはゾロとジンベエの2名が合流できておらず、イーザンバロン・V・ナス寿郎の追撃を受けている状態です。
加えて、ジェイガルシア・サターンもサニー号への急襲を図るはず。
”麦わらの一味”は無事に「エッグヘッド」から脱出することができるのでしょうか。
ステューシーについて
脱出の鍵となるのは、今後一味と行動を共にすることになるであろうステューシーです。
未だに能力の詳細が明かされていない他、”クローン”という特殊な存在であるステューシー。
仲間……とまでは行かずとも、トラファルガー・ローやヤマトのように、当面の間”行動を共にする枠”として収まってくれるのではないでしょうか。
いずれにせよ、ステューシーの動きには注目しておきたいところです。
再会
現時点の”麦わらの一味”は、別個の脱出ではなく、「巨兵海賊団」を目印に同時に脱出する腹積りのようです。
ここで期待しておきたいのが、ウソップと巨人達の再会。
ウソップと言えば、”勇敢なる海の戦士”に憧れ、ルフィとともに「エルバフ」への到達を心待ちにしていたキャラクターです。
2年の修行で実力をつけ、仲間と共に「新世界」を生き抜いてきたウソップは、今や”勇敢なる海の戦士”そのもの。
巨人との再会や「エルバフ」への上陸は、一体彼に何をもたらすのでしょうか。
空白の100年の謎
900年前に栄華を極め、現代よりも高い技術力を有したという「王国」。
その王国は、後に「世界政府」を樹立することとなる20の王国に敗北し、”歴史の本文(ポーネグリフ)”を後世に残した上で、滅亡の道を辿りました。
そんな今は亡き「王国」に生まれつき、後に「最初の海賊」と謳われることになる人物こそ、上述した”ジョイボーイ”。
今後のストーリーでは、そんな”ジョイボーイ”を主人公とし、「空白の100年」の謎が紐解かれてゆくものと予想されます。
科学技術
クローバー博士率いる「オハラ」の考古学者グループに端を発し、ベガパンクへと受け継がれた「空白の100年」の研究。
その過程で浮き彫りになったのが、「王国」の圧倒的な科学技術です。
”ジョイボーイ”に詫びの言葉を述べる古代ロボットが良い例ですが、「王国」は現代では再現不能な科学技術を有していました。
「世界最大の頭脳を持つ男」たるDr.ベガパンクをして再現することができない、凄まじいまでの科学力……。
しかし「王国」は、それでも20の王国を前に屈し、消滅の一途を辿ったのです。
一体「王国」はいかにして栄華を掴み取り、いかにして敗北の道へと至ったのでしょうか。
また、”ジョイボーイ”との関連は?
今後のストーリーに注目しておく必要がありそうです。
イム様が動き出す!?
イム様とは?
「虚の玉座」に座す”存在してはならないはずの唯一王”にして、”五老星”を従える存在であるイム様。
現時点で考え得る”正体”は、イワンコフが述べていた「20人の王」の1人であるネロナ・イム聖である可能性が高そうです。
つまり、オペオペの実による”不老手術”を受けたことで、1000年近く生き続けている存在……ということですね。
既に多くの読者らによって指摘されている小ネタですが、「ネロナ」という名前は、「ロ」と「ナ」を組み合わせて「申」とすることで、「ネ申(=神)」という名を浮かび上がらせることができます。
また、イムはそのまま「仏」と読むことが可能であることから、ネロナ・イムという名は「神仏」が元となっている可能性が高そうです。
ネーミングの根拠が唯一王として妥当であるからこそ、イム様の正体はネロナ・イム聖であると見て良いのではないでしょうか。
国宝の管理者
イム様が「最初の20人の王」の1人であると仮定した場合、800年前当時、世界を沈める現場に居合わせていたであろうことは明らかです。
ベガパンクの言葉通り、海面上昇を誘発する「古代兵器」が現存しているのであれば、その制御権は現在もイム様が握っているはず。
そして、そんな「古代兵器」の存在は絶対に表に出してはならない代物であり、それこそ「マリージョア」の”国宝”と言っても過言ではないでしょう。
つまりイム様は、1000年近く前から「古代兵器」を管理しており、それを運用できる存在であるということです。
また、「世界会議」編におけるサボとの対峙シーンを見る限り、イム様自身も能力者であることは明らか。
今後の展開では、イム様も戦闘に出張ってくるのでしょうか。
ベガパンクの配信によって世論が傾きかけている昨今、イム様を含む「世界政府」の動向には、より一層注意しておく必要がありそうですね。
ジョイボーイは眼帯の海賊?
「眼帯の海賊」について
「海賊」という言葉から多くの人が連想するであろうアイテム、”眼帯”。
ファンの皆様であればご存知の通り、『ONE PIECE』のストーリーにおいて、眼帯の海賊は登場していません。
その理由は、作者の尾田栄一郎先生曰く「裏ポリシー」。
”眼帯”という象徴的なアイテムを使わずとも海賊を描くことはできる、という気持ちが込められているようです。
一方で、尾田先生は、「物語の終盤、一度だけ、まさに”眼帯の海賊”が登場します」とも語っています。
終盤に登場する”眼帯の海賊”が、ストーリーにおけるモブキャラクターであるはずもなく……。
ともすれば、今後のストーリーの”核”となるであろう”ジョイボーイ”こそが、”眼帯の海賊”だったのではないでしょうか。
ジョイボーイが眼帯の海賊である理由
これまでのストーリーにおいて、断片的にその名が描かれてきた”ジョイボーイ”。
「エルバフ」に伝わる”太陽の神”ニカや、我らが主人公のモンキー・D・ルフィと同じ、「伸縮する体」で戦ったという彼は、要所要所でその名を刻んでいる人物です。
果ては”最後の島”たる「ラフテル」に”ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を残し、”海賊王”ゴール・D・ロジャーを爆笑させたとあって、ストーリーにおける最重要人物であろうことは疑いようもありません。
そして、『ONE PIECE』第1114話で明かされたところによると、”ジョイボーイ”は最初に海賊と呼ばれた男。
もし仮にそんな男が”眼帯”を着用していたのであれば、これほど洒落の効いた話はありません。
だからこそ当ブログでは、ジョイボーイこそが”眼帯の海賊”として描かれる最初で最後の人物ではないかと予想しています。
リリィの手紙
”世界が沈む”というベガパンクの告発を受け、『ワンピース』第1085話の上画像のシーンが再び注目を浴びています。
このシーンは、死に瀕したコブラ王が「ネフェルタリ・D・リリィの手紙」の内容をサボに託す……というもの。
手紙の内容は、「守りなさい〜(解読不能)〜ゆく世界に夜明けの旗をかかげ」です。
文の中で気になるのが、やはり「〜ゆく世界」の部分。
これ……間違いなく「沈みゆく世界に夜明けの旗をかかげ」と繋がりますよね!
とは言え、まだまだ全貌は不明であり、議論の段階には至っていないようにも思われます。
次回以降のストーリーでベガパンクが語る内容に期待しておきたいところです。
くまが意識を取り戻す?
これまでのストーリーにおいて、あまりにも不遇な目に遭い過ぎている男、バーソロミュー・くま。
異名の”暴君”とはかけ離れた優しさを有しており、現在の読者のイメージは「心優しきくまさん」といったところでしょうか。
さて、そんなくまの現在の状況は、娘であるジュエリー・ボニーの命令を絶対とする人間兵器です。
本来であれば海賊(=ボニー)の命令など届くはずもなく、また、「威権順位」の点でもトップは”五老星”のはずですが、ベガパンクの小さな抵抗により、現在の状況に至りました。
しかし、これではあくまで”親が子を子と認識できず手にかける”という最悪の事態が防がれたに過ぎず、到底ハッピーエンドには辿り着けない状態にあります。
そこで”鍵”となるであろうポイントが、「バッカニア族の血筋」です。
バッカニア族の血筋が持つ可能性
「ルナーリア族」同様、「万国(トットランド)」にも存在しておらず、なおかつ「世界政府」にとって都合が悪い一族でもある「バッカニア族」。
その詳細な特殊性は未だに判明しておらず、現時点では「強靭である」という程度の情報しか述べることができません。
ゆえに、仮に「バッカニア族」の特殊性が自我や意識に結びつく類のものであった場合、消えたはずのくまの意識が回帰する展開もあり得るのでは無いでしょうか。
くまとボニーの幸せを望む一読者として、ぜひそんな展開が実現してほしいところですが……?
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