チェンソーマン

【チェンソーマン】ヨル(戦争の悪魔)の徹底解説|能力を解説 これまでに登場した武器一覧

【チェンソーマン】作品の概要

『チェンソーマン』12巻の書影(『チェンソーマン』藤本タツキ / 集英社)

高校生活に馴染めず、組(クラス)でも孤立する少女・三鷹アサ。彼女の日常は、とある”悪魔”との出会いで激変する!! 世界の新たな災厄となる、その”悪魔”の目的とは!? そして、神出鬼没のチェンソーマンの行方は…!? 血みどろの青春が炸裂する衝撃の第二部、開幕!!

『チェンソーマン』とは?

『チェンソーマン』は、オンライン雑誌『少年ジャンプ+』で第二部が連載されている、藤本タツキ先生作の大人気作品です。

第二部で主人公として描かれている三鷹アサは、あるきっかけで戦争の悪魔をその身に宿すようになった女子高生。

そんな彼女と、第一部主人公・デンジの出会いは、血みどろの化学反応を生み出して……?

各キャラクターの最新状況

この記事について

『チェンソーマン』第二部に登場するキャラクター「ヨル/戦争の悪魔」の解説記事です。ヨルの能力や魅力について詳しく解説しています。

【チェンソーマン】ヨル/戦争の悪魔とは

体を貰ったと宣言する戦争の悪魔(『チェンソーマン』第99話 藤本タツキ / 集英社)

「戦争」の悪魔

ヨルとは、『チェンソーマン』第二部から登場する、「戦争」の名を冠した悪魔です。

ある目的のために第四東高等学校に潜入したかったヨルは、そこに通う三鷹アサと共生関係を送ることに。

今回の記事では、そんなヨルの過去から現在に至るまでの全てをご紹介します。

最新話の内容に合わせて随時更新していきますので、是非最後までご覧ください。

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ヨルの来歴

三鷹アサとの共生

戦争の悪魔のオリジナルの姿(『チェンソーマン』第98話 藤本タツキ / 集英社)

戦争の悪魔の初登場は、『チェンソーマン』第12巻の98話です。

当初は全身を体毛で覆われたダルマのような姿であり、「生きたいなら体を貰うぞ」と述べた後、死にゆくアサの体に入り込みました。

その後、アサ殺害のため”正義の悪魔”の力を行使した委員長殺害

担任教師の田中についても、自身の能力を用いて「田中脊髄剣」とすることにより、実質的に殺害しています。

第四東高等学校へ

ヨルは、後述する「目的」を果たすため、強い武器を作りつつチェンソーマンを探したい様子。

チェンソーマンが第四東高等学校に通っていることまでは突き止めているようであり、それゆえに生徒である三鷹アサの体に入り込んだようです。

戦争の悪魔、突然の告白(チェンソーマン 99話 藤本タツキ / 集英社)

その後ヨルは、登校初日から謎のポーズで吉田ヒロフミに告白するなど、かなりの暴挙に及んでいます。

この一件から、吉田にとってのアサのイメージは「いますぐ彼氏が欲しい子」になってしまいました。

吉田ヒロフミ
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ユウコ編

吉田情報によると、チェンソーマンはデビルハンター部に在籍しているとのこと。

そこでアサ/ヨルは、デビルハンター部入部試験に挑むことになりました。

入部試験の内容は「3人一班で悪魔を狩る」というもの。

入部試験のためのパトロール活動を経て、ヨルの宿主たるアサは、同班のユウコとの距離を縮めていきます。

悪魔と化すユウコ(『チェンソーマン』106話 藤本タツキ / 集英社)

そんな折、ユウコが”アサのイジメをなくす”ことを掲げ、正義の悪魔と契約した上で学校を襲撃するという事件を引き起こしました。

ユウコは「相手の思考を読む」という力を与えられており、ヨルのあらゆる狙いは容易く看破されてしまいます。

そこでヨルは、アサの「制服を武器にする」という案に乗っかることとし、体の主導権を一時的に譲渡。

その後生成された「制服強強剣」により、ユウコを撃退することに成功します。

チェンソーマンとの対峙

アサを「妹」と呼ぶ謎の人物(『チェンソーマン』108話 藤本タツキ / 集英社)

上述の通り、一時的にユウコを撃退したアサ/ヨル。

しかし、ユウコの””までは望んでいなかったアサが、居合わせた飢餓の悪魔に助力を願ったことにより、ユウコは復活と同時に巨大化を遂げてしまいます。

校舎破壊の衝撃でアサとヨルが気を失ってしまっていた最中、悪魔退治のためにチェンソーマンが登場。

チェンソーマンを睨みつけるヨル(『チェンソーマン』第109話 藤本タツキ / 集英社)

途中で目覚めたヨルは、ついに念願かなってチェンソーマンと対峙することとなりました。

ヨルが「ユウコ足剣」を生成し、そのまま戦いに雪崩れ込むと思われたその時、吉田ヒロフミが「蛸の悪魔」を用いて介入し、チェンソーマンを回収

2人の戦いはお預けとなりました。

デンジ脊髄剣

「デンジ脊髄剣」と叫ぶヨル(『チェンソーマン』第118話 藤本タツキ / 集英社)

飢餓の悪魔によって強制的にアサとヨルが引き剥がされた「永遠の悪魔編(第二部)」を経て、アサとヨルはデンジに送られて自宅へと到着します。

アサと感情を共有しているヨルは、自身がデンジに「」の感情を抱き始めていることを認識すると、突如デンジの体に触れて「デンジ脊髄剣」と口にしました。

合計4回も「デンジ脊髄剣」と唱えるも、結局武器化は不発となります。

お家デートにて

水族館デートの失敗を経て、今度はデンジ宅での映画鑑賞デートを行うことになりました。

デンジの同居人であるナユタの帰宅直前、アサの体を奪ったヨルは、デンジとキスを交わします。

その直後、デンジ宅の扉が開いた瞬間、ナユタが帰宅。

犬と化したヨル(チェンソーマン 120話 藤本タツキ / 集英社)

ナユタの「支配」の力により、ヨルは犬へと変化させられてしまいました

その後、同じく「支配」の力によってこの時の記憶は消去されており、「デンジにデートをすっぽかされた」記憶を埋め込まれた上で校門前に放置されることとなります。

???編

アサと入れ替わるヨル(『チェンソーマン』121話 藤本タツキ / 集英社)

『チェンソーマン』第121話。

傷心のアサが帰宅している最中、”まずい事態”を前に突如としてヨルが身体の主導権を奪取しました。

時を同じくして、ナユタの鼻が「ヤバい悪魔の匂い」を感じ取っていることから、相当不味い事態が巻き起こっているものと思われます。

ヨルの前に現れた悪魔とは一体……?

ヨルの目的

”戦争の悪魔”ヨルは、チェンソーマンを殺害することを目的としています。

地獄でチェンソーマンと戦いを繰り広げたヨルは、敗北の末に体の一部を食べられてしまったとのこと。

その結果として「戦争」の恐怖が人々から薄れ、巡り巡って弱体化してしまったようです。

「核兵器」を吐き出させたいヨル(『チェンソーマン』第98話 藤本タツキ / 集英社)

また、第98話では「核兵器を吐き出させてやる」との記述も見られたことから、チェンソーマンに食べられた「核兵器の悪魔」を元に戻すことも望んでいると思われます。

なお、「核兵器」は『チェンソーマン』10巻の第84話にて、マキマが「チェンソーマンに食べられて存在が消えたもの」の例として挙げている概念の1つです。

マキマは「物事を掌握する力」を持つがゆえに覚えていられたようですが、なぜヨルが「核兵器」を覚えているのかは現時点では不明となっています。

アサとの身体共有について

身体の交代

アサとヨル。2人で一つの身体の主導権は、ヨルが握っているようです。

”人間”や”学生”としての暮らしに疎いヨルは、基本的に生活をアサに任せているものの、何かあった際は強制的に主導権を奪い取っています

また、ヨルが身体の主導権を奪っている際、アサは奪い返すことができない様子。

一方で、アサがひどく恐怖している状態下では、ヨルは身体の主導権を奪うことができないことが明らかになっています。

脳の共有で…

ヨルとアサは脳を半分ずつ共有しており、少なくともヨルはアサの思考を読み取ることができます。

また、『チェンソーマン』第117話にて、脳の共有によって感情も共有されていることが判明。アサがデンジを好きになったことで、ヨルもデンジに対して好意を抱くようになったことが明らかになりました。

【チェンソーマン】ヨルの能力と強さ

身体能力

ユウコを斬りつけるヨル(『チェンソーマン』107話 藤本タツキ / 集英社)

ヨルは、人間の体であってもかなり動けることが判明しています。

具体的に描かれているのは、107話のユウコとの戦闘シーンです。

日本刀を片手に、ユウコの攻撃を避けつつカウンターを叩き込む様は手練れのデビルハンターそのもの。

一方で、単純な身体能力のみではユウコに押し切られてしまっていたことから、クァンシレベルとまでは行かないようです。

ヨルの能力

「戦争」の悪魔であるヨルは、自身が手に触れた物の”武器名”を唱えることにより、武器を作り出すことができます

武器にできる対象は「自分のもの」のみ。

「自分のもの」であるか否かは”自意識”の問題であり、例えば”落ちているもの”を自分のものだと思うことができるヨルは、拾ったものを武器化することができます。

なお、人間を武器化する際は、その人間が自身に惚れている状態をもって「所有物」とすることができるようです。

「水族館槍」と唱えるアサ(『チェンソーマン』116話 藤本タツキ / 集英社)

また、三鷹アサは、拾い集めた”100万円近くのお金”デンジからもらうことで自分のものだと認識し、なおかつそのお金で「水族館を買った」と思い込むことで、水族館を武器に変化させて見せました

武器一覧

以下からは、作中で登場した「戦争の悪魔の武器」をまとめています。

ストーリー進行に併せて随時更新中です。

また、三鷹アサが生成した武器については以下の記事にてご紹介しています。

【チェンソーマン】三鷹アサの徹底解説|これまでの活躍を総まとめ 能力も解説!『チェンソーマン』第二部に登場するキャラクター「三鷹アサ」の解説記事です。三鷹アサの能力や魅力、これまでの活躍について詳しく解説しています。...

田中脊髄剣

戦争の悪魔(『チェンソーマン』第98話 藤本タツキ / 集英社)

「田中脊髄剣」は、『チェンソーマン』12巻の第98話で登場した、ヨルが作中で初めて生成した武器です。

その名の通り、田中の脊髄を引っこ抜いて武器にしたものであり、特殊な力を有しているわけではありませんでした。

手榴弾

「手榴弾」は、「田中脊髄剣」と同じく第98話にて登場した武器です。

”正義の悪魔”の力で異形へと変化した委員長。「手榴弾」は、そんな委員長の千切れた腕から生成されたものであり、「田中脊髄剣」と同じく特筆するほどの強さは持っていません

鉛筆の槍

鉛筆の槍を受け止めるユウコ(『チェンソーマン』第107話 藤本タツキ / 集英社)

「鉛筆の槍」は、『チェンソーマン』13巻の第107話で用いられた武器です。

その名の通り鉛筆から作られた槍であり、他の武器同様に特殊能力は持ちません。

人を殺すことができる程度の鋭利さは備えているようです。

ユウコ足剣

「ユウコ足剣」を持つヨル(『チェンソーマン』第110話 藤本タツキ / 集英社)

「ユウコ足剣」は、『チェンソーマン』13巻の第110話で登場した武器です。

チェンソーマンとの戦いに敗北した末、その場に倒れ伏していたユウコの足から生成されました。

ヨルはチェンソーマンと戦うために「ユウコ足剣」を作り出しましたが、吉田ヒロフミによってチェンソーマンが回収されてしまったため、この武器が使用されることはありませんでした。

デンジ脊髄剣(失敗)

「デンジ脊髄剣」と唱えるヨル(『チェンソーマン』第117話 藤本タツキ / 集英社)

「デンジ脊髄剣」は、『チェンソーマン』14巻の第117話でヨルが生成を試みた武器です。理由は不明ですが、結局のところ武器化は失敗しているため、効果のほどは不明です。

弱体化

記事序盤でも軽く触れましたが、ヨルは”地獄”にてチェンソーマンとの戦闘を経験しています。

幾度となく立ち上がってくるチェンソーマンに敗北してしまったヨル。その後、体の一部を食われてしまい、”消滅”こそしなかったものの”弱体化”の憂き目に遭ってしまったようです。

具体的には、世界中で戦争が減少し”戦争への恐怖が忘れられる”と言う形で力を失ってしまった様子。

ヨルがチェンソーマンを憎悪する根本には、自身が完全に忘れ去られることへの恐怖が存在するのかもしれません。

【チェンソーマン】ヨルについての考察

ヨハネの黙示録の四騎士

武器の悪魔と4人の騎士について語るマキマ(『チェンソーマン』87話 藤本タツキ / 集英社)

『チェンソーマン』10巻の第87話。

チェンソーマンを前に武器人間達を勢揃いさせたマキマ/支配の悪魔は、かつて「武器の悪魔」たちと「4人の騎士」がチェンソーマンと戦ったことを明かしました。

”支配”の悪魔たるマキマが語った4人の騎士とは、まずもって『ヨハネの黙示録』の四騎士であると思われます。

四騎士の内訳として、第一の騎士は「支配」を、第二の騎士は「戦争」を、第三の騎士は「飢饉(=飢餓)」を、そして第四の騎士は「」を人々にもたらす役目を担っています。

第一部では、第一の騎士たる「支配」の悪魔マキマが”ラスボス”として立ち回りました。

そしてはじまった第二部では、第二の騎士たる「戦争」の悪魔ヨル三鷹アサと共に”主人公”となり、物語は進んでいます。

さらには、第三の騎士「飢餓」の悪魔も現れたことで、混沌の様相を呈している『チェンソーマン』。

今後、第四の騎士「死」の悪魔の登場も近いのではないかと予想されます。

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四姉妹の三女?

「支配」「戦争」「飢餓」と3名の女性悪魔が既に登場している『チェンソーマン』。

もし「死」を冠する悪魔も女性だった場合、『ヨハネの黙示録』の四騎士のそれぞれの騎士の名を冠する悪魔姉妹であるという説が現実味を帯びてきそうです。

第三の騎士たる「飢餓」の悪魔が、第二の騎士たる「戦争」の悪魔の「姉」であるならば、第一の「死」は長女、第四の「支配」は末妹でしょうか。

いずれにせよ、もっとキガとヨルの絡みが見てみたいところですね。

【チェンソーマン】ストーリーまとめ

第一部、第二部のストーリー記事へのリンクをまとめています。

各ストーリー記事は順次更新予定です。

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【チェンソーマン】第二部のストーリーまとめ

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第二部|登場キャラクター

三鷹アサ 戦争の悪魔/ヨル戦争の悪魔 デンジデンジ ナユタナユタ
吉田ヒロフミ吉田ヒロフミ キガちゃん飢餓の悪魔 ユウコユウコ 亜国セイギ亜国セイギ
伊勢海ハルカ伊勢海ハルカ 落下の悪魔落下の悪魔 コベニの弟東山ノバナ ソードマン須郷ミリ
三船フミコ三船フミコ バルエムバルエム    

第一部|登場キャラクター

岸辺岸辺 日下部日下部 玉置玉置 闇の悪魔闇の悪魔
長剣の武器人間長剣の武器人間 鞭の武器人間鞭の武器人間 槍の武器人間槍の武器人間 火炎放射器の武器人間火炎放射器の武器人間

 

(C)藤本タツキ
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