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【チェンソーマン】作品の概要
（『チェンソーマン』藤本タツキ / 集英社）高校生活に馴染めず、組（クラス）でも孤立する少女・三鷹アサ。彼女の日常は、とある”悪魔”との出会いで激変する!! 世界の新たな災厄となる、その”悪魔”の目的とは!? そして、神出鬼没のチェンソーマンの行方は…!? 血みどろの青春が炸裂する衝撃の第二部、開幕!!
『チェンソーマン』とは？
『チェンソーマン』は、オンライン雑誌『少年ジャンプ＋』で第二部が連載されている、藤本タツキ先生作の大人気作品です。
第二部で主人公として描かれている三鷹アサは、あるきっかけで戦争の悪魔をその身に宿すようになった女子高生。
そんな彼女と、第一部主人公・デンジの出会いは、血みどろの化学反応を生み出して……？
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この記事について
『チェンソーマン』第124話のネタバレ記事です。落下の悪魔が現世へと降り立ち、始まったのは人間を用いたフルコース。前菜に続き、スープが用意された後、メインディッシュとしてアサとヨルが標的となり……？
前回はコチラ！
【チェンソーマン】第124話のネタバレ
第124話「スープ」
恐怖への対抗手段
”恐怖”により、上へ落下しそうになるアサ。直後、遂に柵を掴む手が離れてしまいました。
そんな折、ヨルは「私の言葉を反復しろ!!」と指示を出し、「爪ナイフ!!」と唱えます。
（『チェンソーマン』第124話 藤本タツキ / 集英社)アサがヨルの指示通り「爪ナイフ」と発すると、右手人差し指の爪が剥がれ、ナイフと化しました。
アサは爪が剥がれた痛みに悶え、一時恐怖を忘れます。
その一時を逃さず、ヨルはアサの体を奪取。無事、文字通り地に足をつけました。
そしてヨルは、相手の悪魔の正体を考察。トラウマ、重力、月、自殺などの語彙を挙げますが、どれもしっくりこないようです。
悪魔と相対した際、「全身の毛が逆立つ」感覚を覚えた様子のヨル。
その感覚が「根源的な恐怖」によるものと考えると、相手が「落下の悪魔」であるという可能性に辿り着きました。
恐怖の正体
ヨルが相手の正体を考察していた折、アサは川に沈むクラムボン(＝猫)を思い浮かべていました。
アサの恐怖が湧き上がる感覚を覚えたヨルは、手を切ることで再び新鮮な”痛み”をアサに届けます。
しかし、それでもアサは恐怖し、上への落下を始めてしまいました。
アサは、ヨルを恐怖してしまった様子。
それを察したヨルは「信用しろバカ!!」と発しますが、一方のアサは「できるワケないでしょバカ!!」と返しました。
他人を信用できない性質を持つにも関わらず、「寂しさ」からたまに人に近付くアサ。
しかし、人を信用すればいつも悪い事が起きてしまうため、アサは信用することが億劫になってしまったようです。
（『チェンソーマン』第124話 藤本タツキ / 集英社)孤独でいること、他者といること。どちらに対しても恐怖を抱いていると語るアサ。
ヨルは、そんなアサの言葉を静かに聞いています。
メインディッシュ
場面は変わって落下の悪魔サイド。
近辺には、公安所属であろうデビルハンターらが、目や鼻を欠いた状態で倒れていました。
落下の悪魔は、自身を狩りに来たデビルハンターを返り討ちにし、耳と舌と鼻を切り取った上でポタージュを作り上げたようです。
料理の名は「ラ・根・アテランタ」。
フレンチ風の大きな皿は、目を縫い付けられた上で奇妙なポーズを取らされた男性の上に置かれています。
（『チェンソーマン』第124話 藤本タツキ / 集英社)落下の悪魔は、「ラ・根・アテランタ」を台車に乗せて自ら給仕。
地獄への扉をくぐり、巨大な芋虫状の悪魔に料理を引き渡しました。
続く料理は「アサ・根・ヨル」。
いよいよアサとヨルが落下の悪魔の標的となってしまい……？
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次回の展開を予想
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次回はコチラ！
【チェンソーマン】第124話の感想と考察
アサとヨルの距離
共生生活を送っており、距離が縮まってきたかに思えたアサとヨル。
しかし、アサはヨルのことを信用する事ができないようです。
理由はどうあれ、ヨルはアサの身体を傷付けました。
ただでさえアサは、心に傷を持つ少女です。その最たるものが、寮長を信用して猫のクラムボンを預けた結果、クラムボンが殺される……という結末。
人を信用し、人と関わりたいという思いは持っているアサですが、”過去”が他者を信用することを阻害しているようです。
アサとヨルはあくまで人と悪魔。デンジとパワーの”バディ”のような信頼関係……とまでは行かずとも、ある程度理解し合う日が来ることを願うばかりです。
落下の悪魔のフルコース
第123話の「ラ・根・ヴォンラ」に引き続き、第124話ではスープとして「ラ・根・アテランタ」なる料理が登場しました。
そして、続くメニューはメインディッシュの「アサ・根・ヨル」。
料理名の「根」はマストのようです。
……ともあれ、いよいよアサとヨルが料理の素材として選定されてしまいました。
現在は軽い仲間割れ状態にあるアサとヨル。
チェンソーマンとしてデンジも向かっているのではないかと思われる状況の中、アサとヨルは無事生き残ることができるのでしょうか。
以下は『チェンソーマン』第124話公開前の予想内容です。
【チェンソーマン】第124話以降のネタバレ予想
以下からは、『チェンソーマン』第124話以降の内容の予想と考察をまとめています。
落下の悪魔の能力で…
『チェンソーマン』第123話で用いられた落下の悪魔の能力。
その内容は、周囲の人間の”心の傷”を想起させ、心の落下とともに上方向へと落下させる…という理不尽なものでした。
さて、この能力、心に多くの傷を持つデンジに対して抜群に効いてしまうのではないでしょうか。
デンジのトラウマといえば、「幼少期に実の父親を殺害」「魔人と化した早川アキを自らの手で殺害」「パワーが目の前で胴を両断され死亡」と極めてヘビーです。
（『チェンソーマン』第82話 藤本タツキ / 集英社)パワーが死んだ直後のデンジは廃人と化してしまっており、現在のデンジであっても、落下の悪魔の能力で過去を鮮明に思い出してしまった場合、ただでは済まないのではないでしょうか。
さて、仮にデンジが落下の悪魔による”メンタル落下”を食らってしまった場合、何が起こるのでしょうか。
地獄へ落ちる？
落下の悪魔が現世へ現れたのは、地獄に住まう悪魔達のリクエストで「人間を振る舞う」ためです。
それゆえ、メンタルが落ち込んでしまった人は、上へ上へと押し上げられ、地獄への扉を強制的に通過させられてしまいます。
デンジも同じような状況に陥ってしまった場合、同じく地獄へ落とされてしまうのではないでしょうか。
さて、デンジと「地獄」といえば、パワーとの契約がありますよね。
（『チェンソーマン』第91話 藤本タツキ / 集英社)『チェンソーマン』11巻の第91話にて、デンジはパワーと”契約”を結んでいます。
その内容は、”パワーの血を貰う”代償として、”地獄でパワー(血の悪魔)を見つける”こと。
口約束ではなく「契約」という言葉を用いている以上、血の悪魔……延いてはパワーとの再会は既定路線であると推測されます。
もし落下の悪魔の能力でデンジが地獄へ落ちるのであれば、続けて血の悪魔との再会イベントが発生するのではないでしょうか。
トラウマに沈むデンジの前にパワーが現れる……考えただけでも最高ですが、果たして実現するのでしょうか。
吉田のメンタル不調
能力の使用によってアサのメンタル不調を誘発した落下の悪魔。
キガから情報を聞きつけて駆けつけた吉田も、同じ能力を食らって落ち込む……などという展開も予想されます。……いや、ないか。
ともあれ、ヘラる吉田にはちょっと興味がそそられますよね。メンタル不調とまでは行かずとも、アサのようにキツい過去が回想として描かれる展開くらいはあり得そうな者です。
ミステリアスな雰囲気を崩さない吉田の牙城を、落下の悪魔にはなんとか攻略してもらいたいものですね…。
【チェンソーマン】ストーリーまとめ
第一部、第二部のストーリー記事へのリンクをまとめています。
各ストーリー記事は順次更新予定です。
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【チェンソーマン】第二部のストーリーまとめ
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【チェンソーマン】第一部のストーリーまとめ
| 11巻 | ||||
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| 94話 | 95話 | 96話 | 97話 | |
| 10巻 | ||||
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