ワンピース

【ワンピース】第1121話のネタバレ 感想と考察|フィガーランド家が動く 新時代の幕開け

『ワンピース』の概要

『ワンピース』107巻(『ONE PIECE』107巻 尾田栄一郎 / 集英社)

“ひとつなぎの大秘宝”を巡る海洋冒険ロマン!!

『週刊少年ジャンプ』の”看板漫画”として、少年漫画の王道を進み続ける本作。

アニメのリメイク版の製作が発表されるなど、その勢いは衰えを知りません。

あなたもルフィの冒険の果てを見届けませんか?

最新巻発売中!

 

この記事について

『ワンピース』第1121話のネタバレと感想・考察をまとめている記事です。ストーリーをわかりやすくお伝えしています。

【ワンピース】第1121話のネタバレ

以下からは、『ワンピース』第1121話「時代のうねり」の内容をネタバレ込みでご紹介していきます。

サターンとの戦い

『ワンピース』第1121話冒頭、「巨兵海賊団」の巨船に乗り込んだ”牛鬼”ジェイガルシア・サターン聖が、船員たちに猛攻を仕掛けていました。

ルフィは、相手の爪先に「毒」が含まれている事実を共有した後、サターンとの戦闘へ。

サターンに立ち向かうボニー(『ONE PIECE』第1121話 尾田栄一郎 / 集英社)

戦いには、再び”ニカ”となったジュエリー・ボニーも参加します。

ボニーのサターンに対する気持ちを理解しているルフィは、「お前がやれ!!!」とボニーを鼓舞。

戦いの最中、ボニーの脳裏には「ルームNIKYU」で垣間見た父・くまの記憶や、自身の中の幸せだった頃の記憶が流れます。

そしてボニーは、年相応の表情で涙を流したのも束の間、ルフィと共に拳を構えました。

2人が繰り出したのは、「解放のニカパンチ」

その攻撃はサターンの肉体を貫き、相手を船外へと放り出すことに成功します

空白の100年の再来

「配信電伝虫」の復活により、再び世界へと流れ始めていたベガパンクの告発配信。

様々な国の面々が固唾を飲んで見守っている中、ベガパンクは、”空白の100年”が再び呼び起こされることを仄(ほの)めかします。

海面の上昇が直近で発生しているいま、「古代兵器」の現存は確定的。

ベガパンクの配信を見る聴衆(『ONE PIECE』第1121話 尾田栄一郎 / 集英社)

つまり、”空白の100年”を”空白”たらしめた「人為的大災害」は、いつ起こっても不思議ではないのです。

ここでベガパンクは、世界に散らばっている「執拗に滅亡を望まれる」種族について言及。

すなわち、バーソロミュー・くまがその血筋である”バッカニア族”や、”大看板”キングことアルベル”ルナーリア族”シャーロット・プリン”三つ目族”などです。

ベガパンクは、そんな彼らを含めた全ての人間に対し、「もしもの時」には己が身を守るように要請します。

ひとつなぎの大秘宝

配信もいよいよ大詰めへ。

ベガパンクは、”海賊王”ゴール・D・ロジャー”白ひげ”エドワード・ニューゲートを、「『新時代』の幕開け」と表現。

そして、今を……つまり「新時代」を生きる者達こそが、世界の「真実」に最も近付いているのだと述べます。

空白の100年の再来(『ONE PIECE』第1121話 尾田栄一郎 / 集英社)

さらにベガパンクは、「世界の運命」が”ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を手に入れた者に委ねられる、という意味深な言葉も残しました。

そしてその言葉の背景には、下記のような”ネームド”達の姿が描かれます。

「四皇」に名を連ねる”赤髪のシャンクス””麦わらのルフィ””黒ひげ”マーシャル・D・ティーチ”千両道家”バギー

「海軍本部」”元帥”サカズキ「SWORD」所属の”大佐”コビー

「革命軍」ドラゴンサボ

「黒ひげ海賊団」クザン

「神の騎士団」フィガーランド・ガーリング聖と、シルエットで描かれた謎の騎士

そして、”虚の王”イム様ーー。

『ワンピース』第1121話終わり。

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【ワンピース】第1121話の感想と考察

ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)

『ワンピース』第1121話では、ベガパンクの世界に向けた配信において、”ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”に言及するシーンが描かれました。

作品タイトルでもあり、作中を通しての”謎”の1つでもある”ワンピース”

”海賊王”ゴールド・ロジャーことゴール・D・ロジャーによって発見され、最後の島「ラフテル」で次なる訪問者を待つ大秘宝の正体とは、一体……?

また、「ラフテル」到着時のロジャーの反応ベガパンクの言葉から、”ワンピース”と”ジョイボーイ”との間に深い関わりがあることは確定しています。

2つのキーワードを結びつける要素とは、果たして……?

最終章に相応しい盛り上がりを見せ続けている『ワンピース』。次回以降の展開も楽しみですね。

新編開始?

ジェイガルシア・サターンが脱落したいま、巨兵海賊団とサニー号を邪魔する者は存在しません。

”鉄の巨人”エメトシェパード・十・ピータートップマン・ウォーキュリーの戦いの顛末(てんまつ)が描かれた後、ストーリーは次なる展開へと移るのではないかと思われます。

巨兵海賊団と合流した以上、麦わらの一味の次なる舞台は「エルバフ」で間違いないはず。

ルフィとウソップが特に憧れ続けてきた”海の戦士”の島での冒険は、どのように描かれるのでしょうか。

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【ワンピース】今後の展開を考察

エルバフへ

目下最大の障壁であった”牛鬼”ジェイガルシア・サターンが退けられ、無事に出航準備を整えた「巨兵海賊団」。

空からは「クー・ド・バースト」によって”研究層(ラボフェーズ)”を脱出したサニー号が迫っており、”麦わらの一味”は誰1人欠けることなく合流することができそうです。

さて、ドリーとブロギー率いる「巨兵海賊団」に迎え入れられたからには、次なる目的地はウォーランド「エルバフ」で間違いないはず。

到着後には、「エルバフ」の冒険の他、ロビンとサウロの再会というビッグイベントが待っています。

また、ユースタス・”キャプテン”キッドが述べていた「火ノ傷の男」についても、「エルバフ」で情報を得られる可能性は高いのではないでしょうか。

ステューシーが仲間入りか

物憂げなステューシー(『ONE PIECE』第1115話 尾田栄一郎 / 集英社)

「ロックス海賊団」のバッキンガム・ステューシーを素体とするクローンである、ステューシー

彼女の目的は「ベガパンク”星(ステラ)”を守ること」であり、長きに渡ってサイファーポール・”イージス”ゼロ(CP0)の諜報員として活動を続けていました。

ベガパンクが亡くなった今、ステューシーは「誰の為に生きればいいのか わからない」と発言。

クローンゆえか、それほどまでにステラの存在が大きかったようです。

 

……しかし、彼女は意思持たぬ人形ではなく、クローン”人間”

CP0での活動を通じ、少なくともカクのことは友人として認識しており、”裏切り”に対する「葛藤」を抱いていたのです。

クローンとして生まれつつも、本物の人間のような感情を獲得するに至ったステューシー。

ともすれば、彼女はこのまま無事に逃げ延び、”麦わらの一味”の仲間として受け入れられるのでは無いでしょうか。

未だに能力の名称もわかっていないことから、少なくとも生き延びることは確定と見て良いでしょう。

イム様が動き出す!?

イム様とは?

「虚の玉座」に座す”存在してはならないはずの唯一王”にして、”五老星”を従える存在であるイム様

現時点で考え得る”正体”は、イワンコフが述べていた「20人の王」の1人であるネロナ・イム聖である可能性が高そうです。

つまり、オペオペの実による”不老手術”を受けたことで、1000年近く生き続けている存在……ということですね。

 

既に多くの読者らによって指摘されている小ネタですが、「ネロナ」という名前は、「ロ」と「ナ」を組み合わせて「申」とすることで、「ネ申(=神)」という名を浮かび上がらせることができます。

また、イムはそのまま「仏」と読むことが可能であることから、ネロナ・イムという名は「神仏」が元となっている可能性が高そうです。

ネーミングの根拠が唯一王として妥当であるからこそ、イム様の正体はネロナ・イム聖であると見て良いのではないでしょうか。

国宝の管理者

イム様が「最初の20人の王」の1人であると仮定した場合、800年前当時、世界を沈める現場に居合わせていたであろうことは明らかです。

ベガパンクの言葉通り、海面上昇を誘発する「古代兵器」が現存しているのであれば、その制御権は現在もイム様が握っているはず。

そして、そんな「古代兵器」の存在は絶対に表に出してはならない代物であり、それこそ「マリージョア」の”国宝”と言っても過言ではないでしょう。

つまりイム様は、1000年近く前から「古代兵器」を管理しており、それを運用できる存在であるということです。

また、「世界会議」編におけるサボとの対峙シーンを見る限り、イム様自身も能力者であることは明らか。

今後の展開では、イム様も戦闘に出張ってくるのでしょうか。

ベガパンクの配信によって世論が傾きかけている昨今、イム様を含む「世界政府」の動向には、より一層注意しておく必要がありそうですね。

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