ワンピース

【ワンピース】第1115話のネタバレ 感想と考察|沈んでしまった大陸 古代兵器の謎

『ワンピース』の概要

『ワンピース』107巻(『ONE PIECE』107巻 尾田栄一郎 / 集英社)

“ひとつなぎの大秘宝”を巡る海洋冒険ロマン!!

『週刊少年ジャンプ』の”看板漫画”として、少年漫画の王道を進み続ける本作。

アニメのリメイク版の製作が発表されるなど、その勢いは衰えを知りません。

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この記事について

『ワンピース』第1115話のネタバレと感想・考察をまとめている記事です。ストーリーをわかりやすくお伝えしています。

【ワンピース】第1115話のネタバレ

以下からは、『ワンピース』第1115話「大陸の断片」の内容をネタバレ込みでご紹介していきます。

巨大な戦い

ベガパンクによる世界に向けた「配信」は、鎖国を貫く「ワノ国」にも届いていました。

モモの助はジョイボーイの名前は知っているものの、彼が「海賊」であったこと自体は知らなかった様子。

 

一方その頃、海軍G-4支部の監獄にて、かつて「シャボンディ諸島」でルフィに成り切っていた”三枚舌のデマロ・ブラック”の近影が描かれます。

彼の現在の姿は、ユースタス・”キャプテン”キッド

キラーヒートワイヤーに成り切っていると思しき人物を従えており、ニセ”麦わらの一味”改め、ニセ”キッド海賊団”として元気にやっているようです。

 

さて、ストーリーは本筋へと戻ります。

巨大な戦い(『ONE PIECE』第1115話 尾田栄一郎 / 集英社)

いくつかの”歴史の本文(ポーネグリフ)”を読んだベガパンクは、そこに描かれていたのが「とてつもなく『巨大な戦い』」であったと語り始めました。

かつてジョイボーイと敵対していたのは、「世界政府」の前進たる20の王国からなる「連合軍」

ジョイボーイが率いる一団強大な力を有しており、敵対する20の王国は手を取り合う他なかったようです。

なお、現時点で戦火を招いた”火種”は判明しておらず、ベガパンクは「”2つの思想”がぶつかった」という表現にとどめました。

逃走準備

ベガパンクの配信は続きます。

ジョイボーイが生まれた王国は、以前のストーリーでも触れられていた通り、科学技術を含め、文明が脅威的に発達していました

「巨大な戦い」の中で用いられた「兵器」の数々は、現代の科学技術では再現不能な代物です。……そう、たとえ”天才”として知られているベガパンクであっても。

 

場面はステューシーサイドへと移ります。

「フロンティアドーム」の解除任務を請け負ったステューシーの元に、半ば無理やり下層へと下ったエジソンから通信が入りました。

エジソンは、ステューシーに対し、バリアを解除して逃げるよう指示。

現在の”研究層(ラボフェーズ)”には、既に2名の”五老星”が入り込んでおり、もはや「フロンティアドーム」は逃亡時の障壁にしかなり得ません。

物憂げなステューシー(『ONE PIECE』第1115話 尾田栄一郎 / 集英社)

……しかしステューシーはどこか物憂げな表情を浮かべます。

これまでのステューシーは、ベガパンク”星(ステラ)”のために生きてきた様子。

だからこそ、ステラ亡き今、誰の為に生きればいいのかがわからなくなってしまったようです。

天変地異

場所は変わって北東の海岸。

サンジ、、フランキー、ボニーと戦っていたイーザンバロン・V・ナス寿郎は、数多の生体反応が感じられる”研究層(ラボフェーズ)”に向け、強力な斬撃を繰り出しました。

その斬撃は空を伝い、研究層を地面と平行に両断。中からは、捉えられていたサイファーポールのエージェントや、「セラフィム」らが姿を表します。

 

そんな折、ベガパンクがさらなる衝撃的な告発を行いました。

沈んだ王国(『ONE PIECE』第1115話 尾田栄一郎 / 集英社)

曰く、1000年前の世界には複数の巨大な大陸が存在したとのこと。しかし、200mもの海面上昇によって大陸は沈み、現在のような島が点在する世界の形へと至ったようです。

……ベガパンクは、そんな破壊的な海面上昇が、「古代兵器」によってもたらされたものであると断定。

そして、その「古代兵器」は現存しており、今もなお起動の時を待っているのだと言い切ったのです。

イム様(『ONE PIECE』第1115話 尾田栄一郎 / 集英社)

一方その頃、聖地「マリージョア」のパンゲア城内では、目を見開いたイム様の姿があって……?

『ワンピース』第1115話終わり。

【ワンピース】第1115話の感想と考察

沈んだ大陸

世界に向けて明かされた、”かつて大陸が存在した”という衝撃的な事実

ベガパンク曰く、その大陸はなんらかの「古代兵器」によって海に沈められ、結果として現在のような島が点在する世界の形へと落ち着いたようです。

ここに来て明かされた衝撃の事実……。

”海に沈んだ国”と言えばワノ国が記憶に新しいところですが、蓋を開けてみれば世界でも同様の事態が起こっていたわけですね。

そして、直近の地震で海面が1メートル上昇したことからも明らかである通り、「世界政府」はいまだに世界を沈没させる「古代兵器」を握っている様子。

その事実を知っているのは、イム様”五老星”周りの数名に限られることと予想されますが、果たして彼らは一体何を目的としているのでしょうか。

世界政府との戦い

ベガパンクの配信により、「世界政府」を懐疑的に捉える民は凄まじく増加したのではないかと予想されます。

今後のストーリーでは、「革命軍」が徐々に勢いを増し、「世界政府」との戦いに向けた準備を進めていくのではないでしょうか。

その一方で、現代の”ジョイボーイ”たるルフィは、あくまで海賊の立場。

果たしてルフィ率いる”麦わらの一味”は、今後どのような形で「世界政府」と関わっていくのでしょうか

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【ワンピース】今後の展開を考察

イム様が動き出す!?

イム様とは?

「虚の玉座」に座す”存在してはならないはずの唯一王”にして、”五老星”を従える存在であるイム様

現時点で考え得る”正体”は、イワンコフが述べていた「20人の王」の1人であるネロナ・イム聖である可能性が高そうです。

つまり、オペオペの実による”不老手術”を受けたことで、1000年近く生き続けている存在……ということですね。

 

既に多くの読者らによって指摘されている小ネタですが、「ネロナ」という名前は、「ロ」と「ナ」を組み合わせて「申」とすることで、「ネ申(=神)」という名を浮かび上がらせることができます。

また、イムはそのまま「仏」と読むことが可能であることから、ネロナ・イムという名は「神仏」が元となっている可能性が高そうです。

ネーミングの根拠が唯一王として妥当であるからこそ、イム様の正体はネロナ・イム聖であると見て良いのではないでしょうか。

国宝の管理者

イム様が「最初の20人の王」の1人であると仮定した場合、800年前当時、世界を沈める現場に居合わせていたであろうことは明らかです。

ベガパンクの言葉通り、海面上昇を誘発する「古代兵器」が現存しているのであれば、その制御権は現在もイム様が握っているはず。

そして、そんな「古代兵器」の存在は絶対に表に出してはならない代物であり、それこそ「マリージョア」の”国宝”と言っても過言ではないでしょう。

つまりイム様は、1000年近く前から「古代兵器」を管理しており、それを運用できる存在であるということです。

また、「世界会議」編におけるサボとの対峙シーンを見る限り、イム様自身も能力者であることは明らか。

今後の展開では、イム様も戦闘に出張ってくるのでしょうか。

ベガパンクの配信によって世論が傾きかけている昨今、イム様を含む「世界政府」の動向には、より一層注意しておく必要がありそうですね。

エッグヘッド脱出のためには

現時点の”麦わらの一味”の目的は、「危機的状況に陥った『エッグヘッド』からの脱出」です。

そして、目下の障壁となるのは、100隻にも及ぶ「海軍」の大艦隊と、勢揃いした世界政府最高権力”五老星”

特に後者の”五老星”については、ジェイガルシア・サターン1人をとっても極めて厄介ですから、状況は芳しくないと言わざるを得ません。

 

一方、”麦わらの一味”も孤立無援というわけではなく、既にルフィと合流した”青鬼のドリー””赤鬼のブロギー”率いる「巨兵海賊団」は、非常に頼りになる一大戦力です。

……とは言え、まだ状況は芳しくありません。

古代ロボットの助太刀

古代ロボット(『ONE PIECE』第1111話 尾田栄一郎 / 集英社)

”麦わらの一味”の助っ人候補として挙げられるのが、「ジョイボーイへの謝罪」が記憶に新しい古代ロボットです。

200年ほど前には、単騎で聖地「マリージョア」に乗り込んだという古代ロボット。

その実力の程は不明ながらも、現在の技術力を超越したエネルギーを動力源としている以上、相当な性能を誇るのではないかと思われます。

一方で、「ベガフォース1」が機能停止状態に追い込まれていることに鑑みると、古代ロボットの役割は「戦闘」ではなく、「サニー号の運搬」である可能性も高そうですね。

傘下の海賊が集結?

エッグヘッド事件の結末(『ONE PIECE』第1078話 尾田栄一郎 / 集英社)

「”五老星”の集結」という字面だけでもパワーが感じられる現在の状況。

島内における”麦わらの一味”の味方戦力は「巨兵海賊団」のみであり、いささか頼りないように思えてしまいます。

そこで浮上する可能性が、傘下の海賊たち……すなわち「麦わら大船団」の集結です。

ルフィら”麦わらの一味”が「エッグヘッド」に留まっており、なおかつ窮地に陥っているという事実は、「世界経済新聞」経由で全世界に発信されています

元より「麦わら大船団」は、やがて一大事件を引き起こすことが予告されていますから、そろそろ登場してもおかしくはない頃合いではないでしょうか。

親分の危機を前に、頼まれずとも押しかける駆けつける子分たち……想像するだけでも激アツです。

革命軍の参戦?

上述した戦力以外に、モンキー・D・ドラゴン率いる「革命軍」による介入も考えられます。

兵糧攻めをはじめとした”攻め”により、「世界政府」や”天竜人”そのものへの攻撃を続けている「革命軍」。

さて、そんな彼らが最終目標としているであろう「世界政府」のトップ”五老星”は、現時点で「エッグヘッド」に勢揃いしています。

鍵となるのは、「革命軍」がその情報を仕入れるだけの網を有しているか否か

もし何らかの手段で「エッグヘッド」の詳細な状況を仕入れることができていたのであれば、「革命軍」による介入が実現する可能性が高そうです。

仮に情報が入っていなかったとしても、「世界経済新聞」の拡散により、”麦わらの一味”による「エッグヘッド」立てこもりは把握しているはず。

サボがこの状況を「弟の窮地」と捉えた場合、彼単独でやってくる可能性も捨てきれませんね。

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