『カグラバチ』第86話のネタバレ考察・感想記事です。ストーリーの内容をわかりやすくお伝えしています。
Contents
【カグラバチ】作品の概要

刀匠を志す少年チヒロは、父の下で日々修行に励んでいた。おちゃらけた父と寡黙な息子。笑いの絶えない毎日がいつまでも続くと思っていたが…ある日悲劇が訪れる…。血塗られた絆と帰らない日常。少年は憎しみを焚べ、決意の炎を心に宿す…。
『カグラバチ』とは
『カグラバチ』は、『週刊少年ジャンプ』で連載中されている、外薗健先生作の剣劇・アクションファンタジー漫画です。
2024年8月には「「次にくるマンガ大賞 2024」コミックス部門にて第1位を獲得。
ジャンプの時期看板作品として、破竹の勢いで快進撃を続けています。
そんな『カグラバチ』のストーリーは、刀匠の父を3名の妖術氏によって殺害された主人公が、奪われた妖刀を回収するべく立ち上がる”復讐劇”でーー?
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【カグラバチ】第86話のネタバレ
以下からは、『カグラバチ』第86話「胎動」の内容をネタバレ込みでご紹介していきます。
『カグラバチ』ネタバレ①|座村戦の終了
『カグラバチ』第86話冒頭、チヒロは血だらけになった掌で妖刀「淵天」を握り締め、霞んだ目で前を見据えていました。
しかし、その身体は既に限界。遂にチヒロは、前へと倒れてしまいます。
(『カグラバチ』第86話 外薗健 / 集英社)
ーーそんなチヒロを支えたのは、先ほどまで敵対していた座村です。
次の瞬間、座村は”雀(すざく)”を使用。”巻墨(ますみ)”に所属する郎(ろう)の傷やサングラスの破損を含め、周囲の人間の傷を癒しました。
「根負けだ」と宣言した座村。
戦いは、遂に終わりを迎えます。
『カグラバチ』ネタバレ②|融和
座村との戦いを終えたチヒロは、自身が握る妖刀「淵天」が、父(=六平国重)と共同で打ったものであることを明かします。
”雀”によって閉ざしていた目を癒し、「光」に目を向けることを選んだ座村。
(『カグラバチ』第86話 外薗健 / 集英社)
「妖刀真打を折る」と言うチヒロの覚悟に対して、「お前なら… やれる…」と口にしました。
続けて、ストーリーは座村親子の対話パートへと移ります。
了承を得ることなく記憶を封じた”父”座村に対して、幾つも思うことがある様子のイヲリ。
自身に泣きながら抱きつくイヲリに、座村は「悪かった」と繰り返します。
『カグラバチ』ネタバレ③|神奈備本部へ
事が終わり、移動を開始した一行。座村は、”巻墨”の面々にも謝罪します。
ここで”巻墨”は、「”神奈備”本部が奇襲を受けた」という急報を共有。
当然ながら、一行は”神奈備”本部に出向き、”毘灼”の一掃を目指します。
座村が握る妖刀「飛宗」は、本来であれば「援護用」とのこと。
チヒロは、「一緒に片付けにいきましょう」と座村に声がけしました。
(『カグラバチ』第86話 外薗健 / 集英社)
「一緒に」と言う言葉を受け、座村は「斉廷戦争」での記憶を想起します。
それは、「刳雲」の契約者・巳坂、「酌揺」の契約者・漆羽を含む面々と、”剣聖”に挑んだ記憶ーー。
『カグラバチ』ネタバレ④|剣聖の動き
ーー神奈備本部最下層、監視室。
そこでは、幽閉されている”剣聖”の監視が、複数名体制で行われていました。
”剣聖”を囲う10本の柱は、「生命維持装置」。
そこから供給されているのは、「自害する気力も出ない」ほどの「最小限の栄養」です。
”無”を強いられる空間に鎮座する”剣聖”は、「18年間座ったまま動いていない」とのこと。
また、彼が口を開いたのは、11月8日の「勾罪(まがつみ)」との言葉のみです。
(『カグラバチ』第86話 外薗健 / 集英社)
ここで、異常事態が発生します。
上述の通り、18年間動いていなかったはずの”剣聖”が、「そろそろか」と言う言葉とともに立ち上がったのです。
刻々と変わりゆく状況……。
急襲された”神奈備”本部は、未曾有の危機を跳ね除けることができるのでしょうか。
『カグラバチ』第87話へ続くーー。
【カグラバチ】第86話の感想と考察
ここからは、『カグラバチ』第86話の感想と考察についてまとめています。
初登場・巳坂
今回ご紹介した『カグラバチ』第86話では、後ろ姿ではあるものの、妖刀「刳雲(くれぐも)」の契約者・巳坂(みさか)が初めて登場しました。
逆立った髪型に上半身は裸と、かなりワイルドな見た目である巳坂。
ストーリー開始時点では”毘灼”によって亡き者とされていた不憫なキャラクターですが、今後の過去編で描かれることに期待されます。
座村との共闘
チヒロによると、本来は「援護用」であるという妖刀「飛宗」。
思えば、”梟(ふくろう)”による索敵や”雀(すざく)”による回復、”鴉(からす)”による位置替えなど、3つの能力はいずれも他者のサポートに長けています。
そして、合流したチヒロと座村が向かうのは、急襲を受けた”神奈備”本部。
近く描かれるであろう2人の協力プレイに期待しておきたいところです。
立ち上がった”剣聖”
「18年間座ったまま動いていない」との”フリ”の後、その場で立ち上がった”剣聖”。
同時に、「そろそろか」と意味深な言葉も発しており、何らかのタイミングを伺っていたと思われます。
”剣聖”は、妖刀真打「勾罪」を託された時点では、六平国重から最も信頼されていた男でした。
しかし、当の「勾罪」の”強大な力”に魅入られた”剣聖”は、「斉廷戦争」中に様変わりすることに……。
現在の”剣聖”の狙いとはーー?
【カグラバチ】ストーリーまとめ
『カグラバチ』最新巻発売中!
『カグラバチ』最新8巻が7月4日に発売!!
京都殺戮ホテルに潜伏した一行。父・座村との記憶に関する決断を迫られるイヲリ、彼女を守るため牙を研ぐチヒロ。深き静寂の中、毘灼の追っ手・昼彦が姿を現す。殺戮者の襲来により血の海と化したホテル。狂乱を潜り抜け、無垢なる少女はついに目覚める――。
『カグラバチ』本誌ネタバレ
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