カグラバチ

【カグラバチ】第70話のネタバレ 感想と考察|チヒロが白禊流を習得!? イヲリの剣の腕

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【カグラバチ】作品の概要

『カグラバチ』単行本1巻(『カグラバチ』1巻 外薗健 / 集英社)
 

刀匠を志す少年チヒロは、父の下で日々修行に励んでいた。おちゃらけた父と寡黙な息子。笑いの絶えない毎日がいつまでも続くと思っていたが…ある日悲劇が訪れる…。血塗られた絆と帰らない日常。少年は憎しみを焚べ、決意の炎を心に宿す…。

『カグラバチ』とは

『カグラバチ』は、『週刊少年ジャンプ』で連載中されている、外薗健先生作の剣劇・アクションファンタジー漫画です。

2024年8月には「「次にくるマンガ大賞 2024」コミックス部門にて第1位を獲得。

ジャンプの時期看板作品として、破竹の勢いで快進撃を続けています。

そんな『カグラバチ』のストーリーは、刀匠の父を3名の妖術氏によって殺害された主人公が、奪われた妖刀を回収するべく立ち上がる”復讐劇”でーー?

この記事について

『カグラバチ』第70のネタバレ考察・感想記事です。ストーリーの内容をわかりやすくお伝えしています。

前回はコチラ!

【カグラバチ】第69話のネタバレと感想・考察!

【カグラバチ】第70話のネタバレ

以下からは、『カグラバチ』第70話「居合白禊流の内容をネタバレ込みでご紹介していきます。

『カグラバチ』ネタバレ①|チヒロvs昼彦

『カグラバチ』第70話は、対峙するチヒロ昼彦の会話からスタートします。

前話にて、イヲリに封印を施すために必要な”鍵”を井倉(イヲリのクラスメイト)に渡していたチヒロ。

当然ながらその様子を見ていた昼彦は、「上に急ぐしかねぇよな」と発します。

一方のチヒロは、なんとしてでも昼彦の動きを止めるべく、再び刀を振りました。

チヒロvs昼彦が、再びスタートします。

『カグラバチ』ネタバレ②|白禊流

白廻逸夫(『カグラバチ』第70話 外薗健 / 集英社)

居合「白禊流」を形にした剣客・白廻逸夫(しらかい いつお)は、「”最速”こそ最強である」という考えの持ち主でした。

そんな白廻が行き着いた”構え”こそ、数少ない「白禊流」免許皆伝者の座村、漆羽も用いていた”構え”です。

居合と名乗りながらも、居合の常識をひっくり返すかのような「白禊流」の”構え”ーー。

漆羽と座村の”構え”(『カグラバチ』第70話 外薗健 / 集英社)

当時の剣客達からは、抜刀後に手の持ち替えが必須となる”構え”の異質さを嘲りました。

しかし、そんな人々は皆、白廻の手によってことごとく斬られて死んでいったのです。

かくして居合「白禊流」は、今日にも名の通った”剣術”として残り続けました。

 

ーーさて、現在のチヒロは、そんな「異質な居合」たる”白禊流”を我がものとするため、「殺戮ホテル」到着直後からもがいていました。

チヒロがつまずいていたのは、”白禊流”の特異性である「持ち替え」です。

どうやらチヒロは、自身の技術の拙さゆえに、スムーズに刀を持ち替えることができない様子。そして、持ち替えの遅れは、単純に剣の”遅れ”に直結します。

現在の彼が必要としていたのは、自分なりの「白禊流」を完成させるための”コツ”です。

『カグラバチ』ネタバレ③|屋上へ

場面は再びチヒロと昼彦の戦闘シーンへと戻ります。

完全に剣の素人であるはずの昼彦は、持ち手を自由に替える変則的な立ち回りでありつつも、剣の威力を落とさずにチヒロと斬り合っていました

そのような芸当を可能となっているのは、昼彦が「野生」とも呼ぶべき自然体殺戮行為を行うことができるから。

現在の昼彦の剣技は、彼自身が玄力を呼吸のように扱えるからこそ可能となっているようです。

昼彦の擬似「白禊流」(『カグラバチ』第70話 外薗健 / 集英社)

ーーここで昼彦は、天性の勘で”白禊流”と似た芸当まで披露した直後、エレベーターを利用して屋上へ。

一方のチヒロも、昼彦を追いかけてエレベーターで屋上を目指します。

『カグラバチ』ネタバレ④|完成の時

屋上に到着し、同時に開いたエレベーターの扉。

チヒロは、目の前で刀を握る「際限を知らない戦闘の才」を前に、自身の「死」をも予感します。

ーー緊迫感に包まれた空気を破壊したのは、井倉の「イヲリ…?」という一言でした。

直後、チヒロの目の端には、座村清市の娘として覚醒し、高いレベルで居合”白禊流”を使いこなすイヲリの姿が映ります。

記憶をたぐって座村の所作を”手本”としていたチヒロ。しかしいま、そんな座村の娘によって、鮮明な”手本”が繰り出されました。

チヒロの居合「白禊流」(『カグラバチ』第70話 外薗健 / 集英社)

突如として完成へと至ったチヒロの「白禊流」。

その剣速は遥かに昼彦を凌駕し、チヒロに”勝利”をもたらしてーー!?

『カグラバチ』第71話へ続くーー。

【カグラバチ】第70話の感想と考察

白禊流、完成。

今回ご紹介した『カグラバチ』第70話では、イヲリの所作を手本とし、遂にチヒロの「白禊流」が完成しました。

生来の才能とも言える「野生」によって、積み重ねられた”技術”をも凌駕した昼彦は、紛れもない天才です。

一方で、持ち前の「観察眼」をフル活用し、飛び級で”技術”を得たチヒロもまた、”天才”と言っても良いでしょう。

チヒロと昼彦。妖刀を操る両者の因縁は、まだ始まったばかりです。

イヲリの強さについて

”座村の娘”であるからこそ、覚醒した時点で相当な強さが予想されたイヲリ。

しかし、第70話によると、その所作は座村のごとく繊細ながらも、「驚異的な速度」と表現するほどの剣速ではないようです。

体に刻まれた記憶をも覚醒へと至ったイヲリは、次回以降、どのような決断を下すのでしょうか。

彼女が歩む先は、”これまで通りの日常”か、はたまたーー?

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『カグラバチ』最新巻発売中!

『カグラバチ』最新4巻が10/4に発売!!

「淵天」が収められた「蔵」へ続く扉の存在を知り、楽座市会場の下層を目指すチヒロ。折れた「刳雲」を携え、閃光が如く敵を絶命させる復讐者。その眼前に立ちはだかるのは…? 一方、兄からの愛と暴力によって地に伏した伯理。今際の際に脳裏を過ったのは、ある少女との日々だった。極限の中、二人の少年の魂が呼応する。

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『カグラバチ』本誌ネタバレ

1巻
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話
第6話 第7話 第8話    
2巻
第9話 第10話 第11話 第12話 第13話
第14話 第15話 第16話 第17話 第18話
3巻
第19話 第20話 第21話 第22話 第23話
第24話 第25話 第26話 第27話  
4巻
第28話 第29話 第30話 第31話 第32話
第33話 第34話 第35話 第36話 第37話
5巻
第38話 第39話 第40話 第41話 第42話
第43話 第44話 第45話 第46話  
6巻
第47話 第48話 第49話 第50話 第51話
第52話 第53話 第54話 第55話  
7巻
第56話 第57話 第58話 第59話 第60話
第61話 第62話 第63話 第64話
8巻
第65話 第66話 第67話 第68話 第69話
第70話 第71話 第72話 第73話

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