Contents
【カグラバチ】作品の概要
刀匠を志す少年チヒロは、父の下で日々修行に励んでいた。おちゃらけた父と寡黙な息子。笑いの絶えない毎日がいつまでも続くと思っていたが…ある日悲劇が訪れる…。血塗られた絆と帰らない日常。少年は憎しみを焚べ、決意の炎を心に宿す…。
『カグラバチ』とは
『カグラバチ』は、『週刊少年ジャンプ』で連載中されている、外薗健先生作の剣劇・アクションファンタジー漫画です。
2024年8月には「「次にくるマンガ大賞 2024」コミックス部門にて第1位を獲得。
ジャンプの時期看板作品として、破竹の勢いで快進撃を続けています。
そんな『カグラバチ』のストーリーは、刀匠の父を3名の妖術氏によって殺害された主人公が、奪われた妖刀を回収するべく立ち上がる”復讐劇”でーー?
この記事について
『カグラバチ』第55話のネタバレ考察・感想記事です。ストーリーの内容をわかりやすくお伝えしています。
前回はコチラ!
【カグラバチ】第55話のネタバレ
以下からは、『カグラバチ』第55話「共闘」の内容をネタバレ込みでご紹介していきます。
『カグラバチ』ネタバレ①|集結
第55話は、「仙沓寺」内にて漣伯理が治療を受ける場面からスタートします。
伯理は、「楽座市」における妖術の酷使によって、すっかり消耗してしまっていました。
「妖術による消耗」とは、すなわち脳機能へのダメージ。完全な治療を施す前に妖術を再使用した場合、2度と妖術を使えなくなるリスクがある他、最悪の場合死に至るようです。
……半ばフラグのような情報が明らかになった後、伯理の携帯電話にはチヒロからのメッセージが届きました。
その内容は、昼彦の口から明かされた、「敵戦力が『仙沓寺』に集結する」というもの。
そこで、”巻墨(まきずみ)”の2人は座村の援護、漆羽と伯理は避難のために非常口を目指すことになります。
『カグラバチ』ネタバレ②|松のおじさん
漆羽、伯理と別れた”巻墨”の2人は、まず別室で眠っていた「隊長」を起こします。
”巻墨”の隊長は、少年のような体躯が特徴的な人物。
起き抜けに「ラムネシガレット」なるタバコに似た菓子を口に咥えた隊長は、「気合い… 入れさせてもらいます」と、座村を真似た動作を行います。
場面は変わって座村サイド。
座村は、”毘灼(ひしゃく)”に所属する”松”を操る妖術師と対峙していました。
おそらくは”松のおじさん”の采配により、周囲には”爆音”に加えて”硝煙の匂い”が立ち込めます。
……それは、あからさまな「座村対策」。
しかし、座村は”殺気”に反応することも可能であり、”対人間”であれば音や匂いがなくとも感知が可能です。
そこで”毘灼”の妖術師は、”松”を使用。無生物である”松”には殺気などなく、座村は苦戦を強いられます。
『カグラバチ』ネタバレ③|座村親衛隊
”毘灼”の参戦によって窮地に陥った座村でしたが、このタイミングで”巻墨”が現着します。
本来であれば、爆音と硝煙が立ち込める戦場において、”味方の援護”は”座村の障害物”と同義です。
しかし”巻墨”は、「忍の技術」を用いる隠密戦闘に特化した「座村親衛隊」。
音や匂いを発しないことにより、座村の邪魔にならずして共闘することを可能としているのです。
『カグラバチ』ネタバレ④|命懸け
”巻墨”の援護も虚しく、「仙沓寺」を取り巻く状況は一向に好転する気配を見せません。
漆羽と伯理が向かっていた”裏口”も封鎖されており、もはや「仙沓寺」は八方塞がりとなりつつありました。
状況を変えるために動いたのは、かつて座村に師事した男・漆羽です。
隠密戦闘を習得していない漆羽は、あえて座村に接近し、その座村の攻撃を避けながら援護する離れ業を披露。
”巻墨”とは異なるアプローチで座村の援護を務めます。
思わぬ助っ人によって余裕を得た”巻墨”の女性妖術師は、漆羽や伯理を逃すべく、「移動陣」の用意を始めました。
そんな折、自身だけが命を賭けていないことに気が付いた伯理は、無理を押して”蔵”を発動しーー?
『カグラバチ』第56話へ続くーー。
【カグラバチ】第55話の感想と考察
昼彦の今後について
前回のストーリーにて、六平千紘に対して一方的な「友情」を感じつつ、精神的に一段階上へと成長した昼彦。
チヒロと同い年であることも含め、敵側の主人公のような立ち位置のようです。
”毘灼”の統領である幽(ゆら)曰く、妖刀の「命滅契約」を消滅させた暁には、昼彦が新たな妖刀の契約者となる予定である様子。
昼彦が用いることになるのは、妖刀「酌揺」か、はたまた「飛宗」か。
いま繰り広げられている「所有者暗殺編」が、漆羽か座村のいずれか、または両方が死亡する結果になると考えると、複雑な感情になりますね……。
伯理が妖刀を奪還!?
『カグラバチ』第55話のラストにて、伯理が覚悟とともに妖術を使用しました。
ボロボロの伯理が”威葬”を用いて加勢したところで、もはや焼け石に水。額に現れた”仮面”からも明らかですが、使用する妖術は”蔵”で間違いないでしょう。
そして”蔵”が使用された場合、伯理は”登録”を済ませた対象の玄力を辿り、”転送”を行うことが可能となります。
すなわち、妖刀の奪還が可能となるのです。
……とは言え、メタ的な読みにはなりますが、二振りの妖刀が一挙に奪還された場合、状況が完全にひっくり返ってしまいます。
察するに、妖刀「酌揺」のみ、あるいは妖刀「飛宗」のみが奪還され、もう1本は昼彦が振るうことになるのではないでしょうか。
もしそうなる場合、どちらかの妖刀の契約者は死亡することになります。
今回の中編サブタイトルが「所有者暗殺編」である以上、バッドエンドは避けられないはずですが、願わくば2人ともに生き残ってもらいたいところです……。
関連記事一覧
【ワンピース】単行本110巻のネタバレとあらすじ・感想・考察
【ワンピース】第1131話のネタバレ展開予想|ロキはゴムゴムの実の能力者!?
【カグラバチ】第56話のネタバレ速報!座村が妖刀「飛宗」を取り戻す
【カグラバチ】ストーリーまとめ
『カグラバチ』最新巻発売中!
『カグラバチ』最新4巻が10/4に発売!!
「淵天」が収められた「蔵」へ続く扉の存在を知り、楽座市会場の下層を目指すチヒロ。折れた「刳雲」を携え、閃光が如く敵を絶命させる復讐者。その眼前に立ちはだかるのは…? 一方、兄からの愛と暴力によって地に伏した伯理。今際の際に脳裏を過ったのは、ある少女との日々だった。極限の中、二人の少年の魂が呼応する。
第4巻のあらすじと感想・考察
『カグラバチ』本誌ネタバレ
1巻 | ||||
第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 | 第5話 |
第6話 | 第7話 | 第8話 |
2巻 | ||||
第9話 | 第10話 | 第11話 | 第12話 | 第13話 |
第14話 | 第15話 | 第16話 | 第17話 | 第18話 |
3巻 | ||||
第19話 | 第20話 | 第21話 | 第22話 | 第23話 |
第24話 | 第25話 | 第26話 | 第27話 |
4巻 | ||||
第28話 | 第29話 | 第30話 | 第31話 | 第32話 |
第33話 | 第34話 | 第35話 | 第36話 | 第37話 |
5巻 | ||||
第38話 | 第39話 | 第40話 | 第41話 | 第42話 |
第43話 | 第44話 | 第45話 | 第46話 |
6巻 | ||||
第47話 | 第48話 | 第49話 | 第50話 | 第51話 |
第52話 | 第53話 | 第54話 | 第55話 |
7巻 | ||||
第56話 | 第57話 | |||
【カグラバチ】関連記事まとめ
(C)外薗健
本記事内で使用している画像の著作権、商標権、その他知的財産権等は、当該コンテンツの提供元に帰属します。