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【カグラバチ】作品の概要
刀匠を志す少年チヒロは、父の下で日々修行に励んでいた。おちゃらけた父と寡黙な息子。笑いの絶えない毎日がいつまでも続くと思っていたが…ある日悲劇が訪れる…。血塗られた絆と帰らない日常。少年は憎しみを焚べ、決意の炎を心に宿す…。
『カグラバチ』とは
『カグラバチ』は、『週刊少年ジャンプ』で連載中されている、外薗健先生作の剣劇・アクションファンタジー漫画です。
2024年8月には「「次にくるマンガ大賞 2024」コミックス部門にて第1位を獲得。
ジャンプの時期看板作品として、破竹の勢いで快進撃を続けています。
そんな『カグラバチ』のストーリーは、刀匠の父を3名の妖術氏によって殺害された主人公が、奪われた妖刀を回収するべく立ち上がる”復讐劇”でーー?
この記事について
『カグラバチ』第59話のネタバレ考察・感想記事です。ストーリーの内容をわかりやすくお伝えしています。
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【カグラバチ】第59話のネタバレ
以下からは、『カグラバチ』第59話「暗転」の内容をネタバレ込みでご紹介していきます。
『カグラバチ』ネタバレ①|座村の行為
伯理の”転送”で慚箱「仙沓寺」にやって来た主人公・六平千紘。
そんな彼の前に立っていたのは、少年期に一度出会っている”英雄”、座村清市でした。
チヒロは、相手の状況や口振りから、漆羽の死が座村の手によるものであると察した様子。
座村の行為……すなわち漆羽殺しは、六平国重殺しの犯人である”毘灼”に、妖刀「酌揺」を握らせるきっかけを与えるものです。
現に昼彦は、チヒロの目の前で「酌揺」と契約し、能力を使用して見せました。
英雄であるはずの座村が、”毘灼”の肩を持つかのような行動をとった事実を前に、チヒロは思わず取り乱します。
『カグラバチ』ネタバレ②|チヒロの死
盲目である座村は、相手の言葉の熱量から、チヒロの妖刀「淵天」を握る理由が”復讐”であると察します。
そこで座村は、「あとは俺がやる お前は刀を置け」と一言。
……しかし、冷静さを欠いたチヒロが素直に従うはずもなく、むしろ座村と戦う覚悟を垣間見せます。
そこで座村は、「居合白禊流」に裏打ちされた目にも止まらぬ剣速を披露し、チヒロを攻撃。直後に柴登吾が登場し、チヒロと「淵天」を回収したものの、その2時間後、なんと漆羽と合わせてチヒロの死亡が確認されました。
『カグラバチ』ネタバレ③|協定の内容
場所は変わって”毘灼”の隠れ家。
そこでは、昼彦と行動を共にしていた”毘灼”の妖術師が、昼彦の切断された腕に妖術を施し、治療を行っていました。
その場には”統領”幽(ゆら)の姿もあり、3人は今回の襲撃作戦の経過について会話しているようです。
……そんな折、妖刀「飛宗」の所持者たる座村が、能力の1つ「梟(ふくろう)」を使用し、なんと”毘灼”の隠れ家に登場。
現れた座村は、今回の作戦で「無駄な死人」が出たことについて、幽を問い詰めます。
一方の幽は、作戦が結果的にうまくいったことを受け、一歩も譲る気配を見せません。
ここで、六平国重殺害の直後、座村清市と幽の間で結ばれた”協定”の詳細が明かされます。
その内容は、”毘灼”が以下の3つの情報を差し出す替わりに、座村が契約者殺しに協力する、というもの。
①”毘灼”構成員全員の個人情報。
②六平国重の居場所を漏らした”神奈備”側の内通者の個人情報。
③妖刀の在処。
『カグラバチ』ネタバレ④|その後のチヒロ
現れた座村に対して、チヒロまで殺害したことを「思い切りがいい」と評した幽。
それに対して座村は、「あのガキは今後邪魔になる」と冷徹な言葉を発します。
一方で、チヒロの死を今知った様子の昼彦は、自身が治療中であることも忘れ、座村に対して怒り始めました。
彼にとってのチヒロは、初めてできた唯一無二の友人。……その想いは相当歪んでいるものの、どうやら昼彦は本心からチヒロを「友人」と思っていたようです。
しかし、座村は冷徹さを崩しません。
彼にとって”毘灼”との協定は、あくまで契約者を皆殺しにするためのもの。
協定が達成された暁には、妖刀の切先は”毘灼”に向かうこととなります。
座村は、契約者の居場所を連絡するよう発した後、その場から消え去りました。
一方その頃、”神奈備”の医療施設と思しき場所で、死亡が確認されたはずの六平千紘が目を覚ましてーー!?
『カグラバチ』第60話へ続くーー。
【カグラバチ】第59話の感想と考察
3人の契約者
漆羽のそれとは異なりつつも、座村は六平国重を「英雄」として慕い、好いていました。
しかし座村は、そんな六平国重殺しの実行犯たる”毘灼”と組んでまで、契約者全員の死を実現させようとしている様子。
そんな目論見も、妖刀「飛宗」を持った彼であれば決して不可能ではないのでしょう。
現に、契約者の1人である漆羽は、座村の手に落ちてしまいました。
刻一刻と変わりゆく状況を前に、”神奈備”は3人の契約者を守り切ることができるのでしょうか。
座村の迷い
六平国重の実子であるチヒロに対し、容赦のない一撃を浴びせた座村。
さらに彼は、毘灼を前にチヒロを「ガキ」呼ばわりするなど、冷徹な人物であるかのように描かれています。
……その実、どうやら彼にはチヒロを殺す気などなかった様子。
”居合”で繰り出された目にも止まらぬ一撃は、座村の技量によって的確に急所を外されていたのです。
察するに、”六平国重の息子”を自身らの罪の因果に巻き込みたくなかったのでしょう。
その胸中が語られる日は来るのでしょうか。
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【カグラバチ】ストーリーまとめ
『カグラバチ』最新巻発売中!
『カグラバチ』最新4巻が10/4に発売!!
「淵天」が収められた「蔵」へ続く扉の存在を知り、楽座市会場の下層を目指すチヒロ。折れた「刳雲」を携え、閃光が如く敵を絶命させる復讐者。その眼前に立ちはだかるのは…? 一方、兄からの愛と暴力によって地に伏した伯理。今際の際に脳裏を過ったのは、ある少女との日々だった。極限の中、二人の少年の魂が呼応する。
『カグラバチ』本誌ネタバレ
1巻 | ||||
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