カグラバチ

【カグラバチ】第73話のネタバレ 感想と考察|座村の決意 親娘関係の全貌が判明

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【カグラバチ】作品の概要

『カグラバチ』単行本1巻(『カグラバチ』1巻 外薗健 / 集英社)
 

刀匠を志す少年チヒロは、父の下で日々修行に励んでいた。おちゃらけた父と寡黙な息子。笑いの絶えない毎日がいつまでも続くと思っていたが…ある日悲劇が訪れる…。血塗られた絆と帰らない日常。少年は憎しみを焚べ、決意の炎を心に宿す…。

『カグラバチ』とは

『カグラバチ』は、『週刊少年ジャンプ』で連載中されている、外薗健先生作の剣劇・アクションファンタジー漫画です。

2024年8月には「「次にくるマンガ大賞 2024」コミックス部門にて第1位を獲得。

ジャンプの時期看板作品として、破竹の勢いで快進撃を続けています。

そんな『カグラバチ』のストーリーは、刀匠の父を3名の妖術氏によって殺害された主人公が、奪われた妖刀を回収するべく立ち上がる”復讐劇”でーー?

この記事について

『カグラバチ』第73のネタバレ考察・感想記事です。ストーリーの内容をわかりやすくお伝えしています。

前回はコチラ!

【カグラバチ】第72話のネタバレと感想・考察!

【カグラバチ】第73話のネタバレ

以下からは、『カグラバチ』第73話「黎明の内容をネタバレ込みでご紹介していきます。

『カグラバチ』ネタバレ①|イヲリの学校生活

『カグラバチ』第73話は、イヲリ自宅前に不法投棄されたゴミを見つける……という不穏なシーンからスタートします。

時を同じくして、道場で門下生の男性と話していた座村は、イヲリの学校生活に対する不安を吐露。

その門下生の息子はイヲリとクラスメイトのようであり、「きっともう馴染んでますよ」と座村に笑顔を向けます。

 

場所は変わって座村邸。

明るい表情で帰宅したイヲリは、「授業でお父さんのこと習ったの」と話し始めます。

チヤホヤの嵐(『カグラバチ』第73話 外薗健 / 集英社)

当然ながら心配そうな表情を浮かべた座村でしたが、イヲリは得意げな表情で「チヤホヤの嵐」だったと続けました。

ーーしかし、そんな学校生活も順風満帆とまではいかない様子。曰く、1人の生徒は座村を「人殺し」呼ばわりしたようであり、イヲリはその生徒と喧嘩になったようです。

『カグラバチ』ネタバレ②|嫌がらせ

後日、座村はイヲリと喧嘩になったという男児の父親に詫びを入れました。

その父親とは、冒頭の座村の門下生の男性です。

ーーさて、そんな折、座村に学校からの電話が入ります。電話の内容は、イヲリが早退する、というもの。

 

そして、座村がイヲリを伴って自宅に辿り着いた時、事件が起こります。

自宅前にゴミが捨てられていたのです。盲目の座村は、周囲の臭いゴミに群がるカラスの音で事態に気が付いた様子。

不法投棄されたゴミに怒るイヲリ(『カグラバチ』第73話 外薗健 / 集英社)

一方のイヲリは、「ゴミ捨て場も知らないわけ?」と必死に取り繕います。

冒頭のシーンから察するに、以前からこのような嫌がらせは頻発していたものの、イヲリ自身が秘密裏に処理していたのでしょう。

 

しかし、事態はこれで終わりませんでした。

座村の耳が、付近を通りがかった2名の男性による「すげえゴミの量だったな」「落書き今まであったっけ」などの会話を拾ったのです。

座村が2名の男性を問い詰めると、”ある事実”が発覚しました。

『カグラバチ』ネタバレ③|孤独な戦い

以前に座村の前に現れた”毘灼(ひしゃく)”の統領・幽(ゆら)は、「斉廷戦争」の真実をばら撒く……という”一手”を仕掛けていました。

ばら撒かれた情報は、主に”剣聖が起こした事件”について。

本物の証拠は神奈備によって削除されているため、ばら撒かれている写真類は全て偽造です。

しかし、情報自体は紛れもない真実。偽造写真とは言え、小さな町に”疑念”を植え付けるには十分過ぎる”種”でした。

 

第73話冒頭にイヲリが述べていた「チヤホヤの嵐」など真っ赤な嘘。

なんとイヲリは、転入当初から「人殺しの娘」としていじめを受けていたのです。

『カグラバチ』ネタバレ④|未来のため

思わぬ形で愛娘の苦境を知ってしまった座村。

今は亡き妻・イノリからの「未来に目を向けて」という言葉が、その背に重くのしかかります。

座村が目を向けた先の未来にあった”最悪の可能性”は、自死を選んだ娘の姿ーー。

泣きじゃくるイヲリ(『カグラバチ』第73話 外薗健 / 集英社)

かくして座村清市とその娘・イヲリの1年半に及ぶ親娘生活は終了を迎えることとなります。

再び1人なった座村。

そんな彼の耳に、「六平国重の訃報」が届けられてーー。

『カグラバチ』第74話へ続くーー。

【カグラバチ】第73話の感想と考察

座村家の悲劇

今回ご紹介した『カグラバチ』第73話では、座村家に起こった出来事の全貌が遂に判明しました。

なかなかに湿度の高い、陰鬱とした嫌がらせを受けていた座村家。

父に気付かれぬよう気丈に振る舞いつつ、日々落書き不法投棄されたゴミの処理を行っていたイヲリを思うと、なんともいたたまれない気持ちになってしまいます。

当初は嫌っていた座村を「お父さん」と呼ぶほどに関係改善できていたからこそ、余計に心に来るものがありますよね。

当然ながら、座村にしても娘との別れは苦渋の決断だったはず。

そんな状況下で「六平国重の死」が起こってしまったわけですから、心のタガが外れてもなんら不思議ではありません。

契約者を恨む理由

座村の決意(『カグラバチ』第58話 外薗健 / 集英社)

『カグラバチ』第58話にて、「契約者は全員俺が殺す」と豪語していた座村。

これまでのストーリーにより、”剣聖”妖刀真打「勾罪」”命滅契約”の親機となっているため、”剣聖”が死ねば全ての契約者も死に至ることが判明しています。

現時点で描かれている範囲では、座村が”剣聖”以外の契約者たちに恨みを募らせる理由が見つからないため、”命滅契約”のカラクリがなにか関係しているのでしょうか。

何はともあれ、次回以降の展開に注目しておきたいところです。

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【カグラバチ】ストーリーまとめ

『カグラバチ』最新巻発売中!

『カグラバチ』最新4巻が10/4に発売!!

「淵天」が収められた「蔵」へ続く扉の存在を知り、楽座市会場の下層を目指すチヒロ。折れた「刳雲」を携え、閃光が如く敵を絶命させる復讐者。その眼前に立ちはだかるのは…? 一方、兄からの愛と暴力によって地に伏した伯理。今際の際に脳裏を過ったのは、ある少女との日々だった。極限の中、二人の少年の魂が呼応する。

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『カグラバチ』本誌ネタバレ

1巻
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話
第6話 第7話 第8話    
2巻
第9話 第10話 第11話 第12話 第13話
第14話 第15話 第16話 第17話 第18話
3巻
第19話 第20話 第21話 第22話 第23話
第24話 第25話 第26話 第27話  
4巻
第28話 第29話 第30話 第31話 第32話
第33話 第34話 第35話 第36話 第37話
5巻
第38話 第39話 第40話 第41話 第42話
第43話 第44話 第45話 第46話  
6巻
第47話 第48話 第49話 第50話 第51話
第52話 第53話 第54話 第55話  
7巻
第56話 第57話 第58話 第59話 第60話
第61話 第62話 第63話 第64話
8巻
第65話 第66話 第67話 第68話 第69話
第70話 第71話 第72話 第73話

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