カグラバチ

【カグラバチ】第84話のネタバレ 感想と考察|想いを乗せた一撃 決着が迫る!

『カグラバチ』第84のネタバレ考察・感想記事です。ストーリーの内容をわかりやすくお伝えしています。

【カグラバチ】作品の概要

『カグラバチ』単行本1巻(『カグラバチ』1巻 外薗健 / 集英社)
 

刀匠を志す少年チヒロは、父の下で日々修行に励んでいた。おちゃらけた父と寡黙な息子。笑いの絶えない毎日がいつまでも続くと思っていたが…ある日悲劇が訪れる…。血塗られた絆と帰らない日常。少年は憎しみを焚べ、決意の炎を心に宿す…。

『カグラバチ』とは

『カグラバチ』は、『週刊少年ジャンプ』で連載中されている、外薗健先生作の剣劇・アクションファンタジー漫画です。

2024年8月には「「次にくるマンガ大賞 2024」コミックス部門にて第1位を獲得。

ジャンプの時期看板作品として、破竹の勢いで快進撃を続けています。

そんな『カグラバチ』のストーリーは、刀匠の父を3名の妖術氏によって殺害された主人公が、奪われた妖刀を回収するべく立ち上がる”復讐劇”でーー?

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【カグラバチ】第83話のネタバレと感想・考察!

【カグラバチ】第84話のネタバレ

以下からは、『カグラバチ』第84話「傷の者たちの内容をネタバレ込みでご紹介していきます。

『カグラバチ』ネタバレ①|六平国重の息子

チヒロの持つ妖刀「淵天」が、「妖刀を破壊するための妖刀」であることを知った座村。

しかし、現時点での「淵天」は、妖刀「飛宗」に対してすらも傷を与えられていません。

座村は、妖刀真打の破壊は「夢物語」だと一蹴します。

 

さらに座村は、仮に妖刀真打の破壊が可能であったとしても、「お前が背負う必要はねぇ」とチヒロの心情を慮りました。

刀匠の息子・チヒロ(『カグラバチ』第84話 外薗健 / 集英社)

それでもチヒロは、自身が「六平国重の息子」であると発し、刀を離そうとはしません。

両者は戦いを再開します。

『カグラバチ』ネタバレ②|チヒロの示す道

再び刀を向け合った2人。

チヒロは、座村から「この上ない殺意」を感じとります。

座村vsチヒロ(『カグラバチ』第84話 外薗健 / 集英社)

そこでチヒロが使用したのは、「淵天」の能力である”猩(あか)”を用いた、相手の能力のコピーです。

「飛宗」の能力である”鴉”をコピーしたチヒロは、周囲の羽と自身を入れ替え、高い機動力で座村と渡り合います。

チヒロが示したいのは、座村の”生きる道”。死に物狂いで振るわれるチヒロの刀は、いよいよ座村を捉え始めました。

『カグラバチ』ネタバレ③|巻墨の参戦

なおも続く座村の猛攻。

しかしチヒロは、幾度刀を弾かれたとしても、”猩”によってコピーした”鴉”を使用し、刀を呼び寄せます。

……が、快進撃もここまででした。度重なる戦いによって蓄積された疲労は、”手のひらの傷”として目に見える形で現れたのです。

 

アドレナリンによってか、これまで痛みを知覚していなかった様子のチヒロ。

しかし、”傷”を目にした途端、激しい痛みが彼を襲います。

窮地に陥ったチヒロ。……ここで現れたのは、座村の”天敵”たる巻墨の3名でした。

自ら”視覚”を閉じたことにより、対象を知覚する術にハンデを負った状態の座村。

対する巻墨は、熱や音、匂いや殺気など、座村が対象を知覚するための手段を極限まで削ぎ落とすことができます

座村vsチヒロ(『カグラバチ』第84話 外薗健 / 集英社)

動く際の”空気の流れ”を消すことはできないため、完全に存在を消すことはできないものの、巻墨は間違いなく、座村にとって最も戦い辛い相手です。

『カグラバチ』ネタバレ④|最後の一撃

巻墨の参戦を経て、戦いは佳境へ。

その場にはイヲリも駆けつけたことから、チヒロはケガを押して戦う意思を示します。

 

ここでチヒロは、”猩”を再び使用し、「飛宗」の再生能力である”雀(すざく)”をコピー。

瞬時にチヒロの狙いを理解した座村は、相手に時間を与えないため、巻墨の3名を一瞬で退けます。

しかしチヒロには、その”一瞬”だけでも十分でした。

再び”居合”白禊流の構えをとったチヒロ。次の瞬間、”想い”を乗せたチヒロの攻撃が放たれます。

 

そして、チヒロの刀身は、ついに座村の刀に”ヒビ”を入れてーー?

『カグラバチ』第85話へ続くーー。

【カグラバチ】第84話の感想と考察

ここからは、『カグラバチ』第84話の感想と考察についてまとめています。

「飛宗」は折れるのか

今回ご紹介した『カグラバチ』第84話では、「淵天」の能力の1つ”猩(あか)”を用いたチヒロが、コピーした「飛宗」の能力で挽回する様子が描かれていました。

そしてチヒロは、傷だらけになりながらも繰り出した一撃で、遂に「飛宗」の刀身に食い込む一撃を放ちます。

 

「刳雲(くれぐも)」と同じく、最終的には折られることになるであろう妖刀「飛宗」

しかし、「飛宗」を扱う座村のカッコよさは唯一無二であり、個人的にはまだまだ見ておきたいところです。

……とは言え、座村を止めるためには、「飛宗」を折るしかないこともまた事実。

 

”妖刀真打を折る”という覚悟と、その可能性を示すためにも、続く第85話では、遂に妖刀「飛宗」が退場となるのではないでしょうか。

「酌揺」について

妖刀「酌揺」による「宴」(『カグラバチ』第75話 外薗健 / 集英社)

妖刀「飛宗」が折れるとなると、気になるのは「座村編」にて同時に登場した妖刀「酌揺(くめゆり)」の行方です。

現在は昼彦が契約者となっているものの、巻墨に回収された「酌揺」。

元契約者の漆羽洋一の生存が判明したことから、ぜひとも彼に妖刀を振るってもらいたいところです。

 

しかし、現時点の契約者である昼彦が死亡していない以上、”命滅契約”の関係で、漆羽は「酌揺」の能力を使用することができません

今後の展開次第では、再び漆羽が「酌揺」を振るう時が来るかも……?

【カグラバチ】ストーリーまとめ

『カグラバチ』最新巻発売中!

『カグラバチ』最新4巻が10/4に発売!!

「淵天」が収められた「蔵」へ続く扉の存在を知り、楽座市会場の下層を目指すチヒロ。折れた「刳雲」を携え、閃光が如く敵を絶命させる復讐者。その眼前に立ちはだかるのは…? 一方、兄からの愛と暴力によって地に伏した伯理。今際の際に脳裏を過ったのは、ある少女との日々だった。極限の中、二人の少年の魂が呼応する。

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『カグラバチ』本誌ネタバレ

1巻
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話
第6話 第7話 第8話    
2巻
第9話 第10話 第11話 第12話 第13話
第14話 第15話 第16話 第17話 第18話
3巻
第19話 第20話 第21話 第22話 第23話
第24話 第25話 第26話 第27話  
4巻
第28話 第29話 第30話 第31話 第32話
第33話 第34話 第35話 第36話 第37話
5巻
第38話 第39話 第40話 第41話 第42話
第43話 第44話 第45話 第46話  
6巻
第47話 第48話 第49話 第50話 第51話
第52話 第53話 第54話 第55話  
7巻
第56話 第57話 第58話 第59話 第60話
第61話 第62話 第63話 第64話
8巻
第65話 第66話 第67話 第68話 第69話
第70話 第71話 第72話 第73話
9巻
第74話 第75話 第76話 第77話 第78話
       

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