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【カグラバチ】作品の概要
刀匠を志す少年チヒロは、父の下で日々修行に励んでいた。おちゃらけた父と寡黙な息子。笑いの絶えない毎日がいつまでも続くと思っていたが…ある日悲劇が訪れる…。血塗られた絆と帰らない日常。少年は憎しみを焚べ、決意の炎を心に宿す…。
『カグラバチ』とは
『カグラバチ』は、『週刊少年ジャンプ』で連載中されている、外薗健先生作の剣劇・アクションファンタジー漫画です。
2024年8月には「「次にくるマンガ大賞 2024」コミックス部門にて第1位を獲得。
ジャンプの時期看板作品として、破竹の勢いで快進撃を続けています。
そんな『カグラバチ』のストーリーは、刀匠の父を3名の妖術氏によって殺害された主人公が、奪われた妖刀を回収するべく立ち上がる”復讐劇”でーー?
この記事について
『カグラバチ』第38話のネタバレ考察・感想記事です。ストーリーの内容をわかりやすくお伝えしています。
前話は『カグラバチ』第4巻に収録!
『カグラバチ』第38話は、4巻の続きに該当するストーリーとなっています。
【カグラバチ】第38話のネタバレ
以下からは、『カグラバチ』第38話「競合」の内容をネタバレ込みでご紹介していきます。
『カグラバチ』ネタバレ①|転送
妖刀「刳雲(くれぐも)」を犠牲に、妖刀「淵天」を取り戻したチヒロ。
刃の先は漣京羅に向けられており、早速「錦」が使用されます。
ーーその数10秒前。
チヒロと伯理は、今後の方針を擦り合わせていました。
伯理曰く、京羅の現在地は「蔵」の中。
「楽座市」の壇上で競売の司会を務める京羅は、”映像”のようです。
そして伯理は、自身の玄力をチヒロに仕込むことで、「蔵」への登録を済ませました。
つまり、これ以降、伯理はチヒロを「蔵」へ転送することや、妖刀「淵天」を「蔵」から転送することが可能となった様子。
そこでチヒロは、自身を「蔵」に転送するよう頼み、京羅の本体と戦う道を選びました。
『カグラバチ』ネタバレ②|チヒロvs京羅
「蔵」の内部で対峙した、チヒロと京羅。
チヒロは、早速「錦」を用いた高速移動で、相手の首元を狙います。
一方の京羅は、「蔵」の空間を操ることで、刃が自身に届く前に反撃しました。
そもそも「蔵」は、完全に京羅が支配する空間。それゆえに、内部に存在する大量の物資や地形は、その全てが京羅の望みに呼応して形を変えるのです。
現実世界では、妖刀相手に勝機を見出せていなかった京羅。しかし、「蔵」内部であれば、話は変わります。
京羅の次なる一手は、大量の手榴弾の生成でした。
チヒロは、見事な動体視力と技術でもって、周囲の全ての手榴弾を切断。
しかし、その手榴弾は”本物”ではなく、あくまで京羅の玄力がこもった妖術による代物です。
すなわち、切ったところで爆発を止めることはできません。
……が、チヒロはそんなことも織り込み済み。切断された手榴弾は、妖刀「淵天」の玄力によるマーキングがなされたため、伯理による”転送”が可能となったのです。
次の瞬間、伯理が「蔵」から現実世界へと手榴弾を転送。
その手榴弾は「楽座市」会場で爆発し、複数の競売参加者を吹き飛ばしました。
『カグラバチ』ネタバレ③|妖刀真打の競り
チヒロと伯理の息のあった連携により、互角に進む京羅との戦い。
ーーしかし、チヒロと伯理の連携は、”戦い”以外の部分でも発揮されていました。
なんとチヒロは、「蔵」内部の”商品”にも玄力によるマーキングを行なっており、伯理の転送で”商品”の解放を進めていたのです。
さらに京羅の受難は続きます。手榴弾による爆発が起こった「楽座市」の会場では、身の危険を感じた客達が逃げ出し始めたのです。
ここで、「楽座市」の完遂を第一に考える漣京羅は、予定の繰り上げを決定。
”妖刀真打の競り”への移行を高らかに宣言しました。
逃げ惑う観客達を一気に引き止める、妖刀真打の魅力……。「楽座市編」は、いよいよ終盤へと差し掛かります!
『カグラバチ』第39話へ続くーー。
【カグラバチ】第38話の感想と考察
漣京羅の力
今回ご紹介した『カグラバチ』第38話では、遂に主人公・六平千紘と漣京羅の戦いがスタートしました。
漣京羅は、自身の空間たる「蔵」を望み通りに操ることが可能であり、「蔵」内部であれば妖刀にも対抗し得る圧倒的な力を発揮することができます。
現実世界であれば、妖刀とのまともな対峙は避けたであろう京羅。
しかし、現在の戦場は自身の領域内であり、自信を持って戦いに臨んでいるように見受けられます。
一方のチヒロも、無策で乗り込んだわけではありません。
彼の背後には、京羅と同じ能力に覚醒した心強い味方・伯理の存在があります。
京羅との戦闘を進めつつ、最大の目的である”商品”の解放を進めるチヒロと伯理。
果たして2人は、戦いに勝利し、”商品”とされた人々を救い出すことができるのでしょうか。
妖刀真打の競りがスタート
想定外に事態に見舞われたことを受け、漣京羅は妖刀真打の”競売”への移行を宣言しました。
今回催された「楽座市」の目玉商品は、なんと言っても妖刀真打。
その競売さえ完了してしまえば、「楽座市」の面目は保たれる……という考えでしょう。
妖刀真打は、「斉廷戦争」にて”剣聖”が振るい、圧倒的な武功を残した最強の妖刀。
「最終的に誰が手にするか」は、今後のストーリーにおいても極めて重要です。
”毘灼”の統領の登場など、予想のできない展開が続いている「楽座市編」。
果たしてその結末とはーー?
【カグラバチ】ストーリーまとめ
『カグラバチ』最新巻発売中!
『カグラバチ』最新4巻が10/4に発売!!
「淵天」が収められた「蔵」へ続く扉の存在を知り、楽座市会場の下層を目指すチヒロ。折れた「刳雲」を携え、閃光が如く敵を絶命させる復讐者。その眼前に立ちはだかるのは…? 一方、兄からの愛と暴力によって地に伏した伯理。今際の際に脳裏を過ったのは、ある少女との日々だった。極限の中、二人の少年の魂が呼応する。
第4巻のあらすじと感想・考察
『カグラバチ』本誌ネタバレ
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