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【カグラバチ】作品の概要
刀匠を志す少年チヒロは、父の下で日々修行に励んでいた。おちゃらけた父と寡黙な息子。笑いの絶えない毎日がいつまでも続くと思っていたが…ある日悲劇が訪れる…。血塗られた絆と帰らない日常。少年は憎しみを焚べ、決意の炎を心に宿す…。
『カグラバチ』とは
『カグラバチ』は、『週刊少年ジャンプ』で連載中されている、外薗健先生作の剣劇・アクションファンタジー漫画です。
2024年8月には「「次にくるマンガ大賞 2024」コミックス部門にて第1位を獲得。
ジャンプの時期看板作品として、破竹の勢いで快進撃を続けています。
そんな『カグラバチ』のストーリーは、刀匠の父を3名の妖術氏によって殺害された主人公が、奪われた妖刀を回収するべく立ち上がる”復讐劇”でーー?
この記事について
『カグラバチ』第60話のネタバレ考察・感想記事です。ストーリーの内容をわかりやすくお伝えしています。
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【カグラバチ】第60話のネタバレ
以下からは、『カグラバチ』第60話「黄泉がえり」の内容をネタバレ込みでご紹介していきます。
『カグラバチ』ネタバレ①|神奈備の会議
慚箱「国獄温泉」と「仙沓寺」が”毘灼”の襲撃を受け、なおかつ妖刀「飛宗」を手にした座村清市が裏切ったとあって、”神奈備”では緊急会議が開かれていました。
事態のあらましは、チヒロよりも先に目を覚ました伯理によって報告済みである様子。
そして、その伯理の容体は、薊(アザミ)曰く「妖術を司る神経の損傷」が発見されており、完治の保証はないようです。
”転送”の望みが絶たれたことを受け、幹部の1人は”妖刀真打を使う”という強硬策を提言。
しかし、「飛宗」の玄力探知能力(梟)が日本全土に展開されていることを理由に、妖刀の使用はリスキーという結論に達しました。
また、慚箱に匿われていた残り2名の契約者については、避難が完了しているとのこと。
幹部曰く、慚箱「鮨 すば琉」については店ごとの隠匿が行われており、契約者の「おっさん」は寿司を握り続けているようです。
”神奈備”にとって、妖刀真打と”剣聖”を動かす行為は「奥の手」。
それゆえに、取るべき策は「守りを固めつつの奇襲」という結論に至ります。
『カグラバチ』ネタバレ②|チヒロの黄泉がえり
ーー場所は変わって病室。
ベッドの上で思い詰めた表情を浮かべるチヒロの前に、柴登吾が現れました。
漆羽が死に、自身が「死にかけた」と先日の出来事について振り返ったチヒロ。
一方の柴は、冷静なトーンで「君は一度死んだ」と衝撃的な事実を伝えます。
どうやら座村は、”チヒロの命を一度断ち切り、その後に傷を再生する”という神技をやってのけた様子。
それを聞いたチヒロは、自身の命滅契約が切れていることに気が付きます。
柴は、「結論は出せてない」としながらも、今回のチヒロの”死”が座村によって意図されたものだと確信していました。
その理由は、1つが六平国重を救うことができなかった柴への「当てつけ」のため。そしてもう1つは、チヒロと「淵天」の命滅契約を切り、「復讐をやめさせる」ためです。
『カグラバチ』ネタバレ③|チヒロと巻墨
柴の推測によってチヒロが混乱している最中、小柄な体躯が特徴的な”巻墨(ますみ)”の隊長が登場しました。
隠密行動のプロ集団たる”巻墨”は、座村と唯一行動が共にできる……すなわち最大の”味方”でした。
しかし、裏を返せば、”巻墨”は座村にとって最大の”敵”にも成り得るということ。
そんな隠密集団に、妖刀「淵天」を持つチヒロを加えた4名は、座村討伐作戦に駆り出されることとなりました。
「斉廷戦争」の真実が不明瞭なままであり、座村の真意を測りかねているチヒロと”巻墨”。
直接話を聞くべく、危険過ぎる”任務”がスタートします。
『カグラバチ』第61話へ続くーー。
【カグラバチ】第60話の感想と考察
座村の真意
柴の推測を信じるのであれば、座村は妖刀「飛宗」の何らかの能力を使用し、意図してチヒロを一度殺しました。
この行為によって、チヒロの妖刀「淵天」との”命滅契約”が消滅。
つまり、チヒロには”復讐の道から降りることを選択する機会”が与えられたのです。
やはり座村は、”英雄”六平国重のことは今でも慕っており、その息子を手にかけることはしたくなかったのでしょう。
……しかし、座村の決意は本物です。仮にまたチヒロが立ち塞がった場合、今度こそ手加減なしの斬撃が飛んでくるはず。
これからの命を懸けた戦いに期待が高まりますね。
斉廷戦争の真実
座村清市が漆羽洋児を斬った裏には、「斉廷戦争」の時期に起こった”ある事件”の存在がありました。
しかし、現時点でその事件の全容は語られておらず、ただ”よからぬことが起こった”のであろう……という雰囲気のみが漂っている状況です。
果たして契約者達の身に何が起こり、何ゆえに座村は契約者達を憎悪するに至ったのでしょうか。
今後のストーリーで描かれるであろう「斉廷戦争編」が楽しみでなりません。
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【カグラバチ】ストーリーまとめ
『カグラバチ』最新巻発売中!
『カグラバチ』最新4巻が10/4に発売!!
「淵天」が収められた「蔵」へ続く扉の存在を知り、楽座市会場の下層を目指すチヒロ。折れた「刳雲」を携え、閃光が如く敵を絶命させる復讐者。その眼前に立ちはだかるのは…? 一方、兄からの愛と暴力によって地に伏した伯理。今際の際に脳裏を過ったのは、ある少女との日々だった。極限の中、二人の少年の魂が呼応する。
『カグラバチ』本誌ネタバレ
1巻 | ||||
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6巻 | ||||
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第52話 | 第53話 | 第54話 | 第55話 |
7巻 | ||||
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