【呪術廻戦】作品の概要
（『呪術廻戦』1巻 芥見下々 / 集英社）稀有な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁（いたどりゆうじ）は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?
『呪術廻戦』とは
『呪術廻戦』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、芥見下々先生作のダークファンタジー漫画です。
主人公の虎杖悠仁は、”呪い”を祓うことを生業とする呪術師を育てる「東京呪術高等専門学校」に通う一年生。
”呪いの王”と称される両面宿儺と共生している虎杖は・・・
この記事について
『呪術廻戦』第235話のネタバレ考察・感想記事です。土壇場での「黒閃」により、一気にゾーン状態へと没入した五条。狙いとするのは「茈」の発動で……？
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【呪術廻戦】第235話のネタバレ
第235話「人外魔境新宿決戦⑬」
黒閃
五条悟が放った最大出力の「蒼」は、黒い光を迸らせつつ「嵌合獣 顎吐」を破壊に追い込みました。
（『呪術廻戦』第235話 芥見下々 / 集英社）そして、2度の「黒閃」を経て”ゾーン状態”に没入した五条は、反転術式の出力を取り戻すことに成功。これにより、魔虚羅の斬撃で失われた右腕は瞬時に回復されます。
不敵な笑みを見せる五条に対して、強張る宿儺の顔……。
それもそのはず、宿儺の中には「千年ぶりの緊張」が走っていたのです。
右腕の回復の後、動き出した五条は魔虚羅に強力な一撃を叩き込みます。
ーーそして、再び散る黒い火花。
五条は、またも「黒閃」を炸裂させたのです。
攻撃を喰らった魔虚羅をカバーするため、間に割って入った宿儺。
しかし、現在の五条は宿儺ですらも止められない勢いを有しています。
宿儺を魔虚羅の方へと投げ飛ばした五条は、この日4度目の「黒閃」を放ちました。
赫の行先
4度目の「黒閃」で生じた”隙”を利用し、五条悟は呪詞の詠唱を行います。
「”位相” ”波羅蜜” ”光の柱”」
その姿を視ていた宿儺は、五条の「呪力の”起こり”」から、「虚式『茈』」ではなく「術式反転『赫』」であると判断。
あえて詠唱を止めず、放たれた「赫」を魔虚羅に受けさせることで、”術式反転への適応”を促す判断を下しました。
……ここで、宿儺にとって想定外の事態が発生します。
五条悟が術式反転「赫」を空に向けて打ち上げたのです。
（『呪術廻戦』第235話 芥見下々 / 集英社）「術式反転『赫』」の向かう先は、顎吐を屠ってなお止まり続けていた「術式順転『蒼』」。
そして「虚式『茈』」は、そんな「赫」と「蒼」の衝突によって発動される大技です。
ギリギリの状況
「茈」が放たれるか否か……現在は、そんなギリギリの状況にあります。
そんな中、宿儺の命令を受けた魔虚羅は、「赫」よりも早く「蒼」に到達しました。
「無下限呪術」の術式順転に適応している魔虚羅は、眼前の「蒼」を完全に消し去ることができます。
しかし、五条悟はそれを許しません。
（『呪術廻戦』第235話 芥見下々 / 集英社）「蒼」が持つ引力を利用した高速移動により、魔虚羅の前に割って入ったのです。
本来であれば、魔虚羅にも作用するはずの「蒼」の引力。……が、現在の魔虚羅は(上述の通り)術式順転に適応しており、「蒼」の効力を受けません。
今回ばかりは”適応”が裏目に出てしまったのです。
そして五条は、魔虚羅の顎に攻撃を喰らわせ、迎撃に成功しました。
戦跡
魔虚羅を見事に迎撃した五条。
しかし、”影”を用いた移動により、突如として宿儺が現れました。
宿儺は、「満象」の”水”を用いた擬似「穿血」を放ち、「赫」の炸裂を狙います。
ここで五条は、「”位相” ”黄昏” ”智慧の瞳”」と呪詞を詠唱。
その呪詞は「術式順転『蒼』」の「後追い詠唱」であり、「蒼」に再び出力を与えました。
強力な「引力」を獲得した「蒼」は、即座に「穿血」を飲み込んでしまいます。
……そして。
遂に「蒼」と「赫」は衝突の時を迎えました。
「”九綱” 偏光” ”烏と声明” ”表裏の間”」
（『呪術廻戦』第235話 芥見下々 / 集英社）五条の呪詞の詠唱がトリガーとなり、その場で「虚式『茈』」が炸裂しました。
宿儺、魔虚羅、そして五条。
その場の全員を巻き込む形で、「茈」は炸裂しました。
自身の呪力ゆえか、比較的軽傷で住んだ様子の五条。一方の宿儺は、非常に大きなダメージを負っていました。
両者の様子を見た観戦者サイドの日下部は、「五条の勝ち」を確信して……？
『呪術廻戦』第235話終わり。
【呪術廻戦】第235話の感想と考察
決着……？
前回(第234話)の予告通り、「虚式『茈』」が炸裂し、圧倒的な”戦跡”が刻まれた新宿。
五条悟と両面宿儺の呪力残穢が色濃く染み付いたであろう周辺一体は、今後しばらく呪霊の寄り付かない安寧の地となることでしょう。
……そんなことはさておき。
第235話の最終盤では、現在の状況に鑑みて、日下部が「五条の勝ち」を宣言しました。
確かに両面宿儺はボロボロであり、一方の五条悟は「反転術式」による身体の即時治癒が可能と、両者の差は明らかです。つまり、誰がどう見ても”決着”でしょう。
ただ、この状況を手放しで喜んで良いのかどうか……そこが難しいところですよね。
”最強同士の戦い”が決着したかに思われる現在の状況……その”先”を妙に勘繰ってしまう読者の方は、少なくないのではないでしょうか。
万が宿儺に渡した”構築物”が未だ描かれていないなど、宿儺を巡る”謎”は残っています。
まだどんでん返しが待っているような気がしてなりませんが、果たして……？
【呪術廻戦】ストーリーまとめ
『呪術廻戦』最新巻発売中！
『呪術廻戦』最新27巻が7/4に発売！！
五条悟と両面宿儺が手に汗握る戦いを繰り広げた一方、ある場所では”お笑い対決”が開幕!?
爆笑必至の戦いがここに。
髙羽史彦 vs 羂索、開戦！！
原作『呪術廻戦』本誌ネタバレ
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