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【呪術廻戦】作品の概要
稀有な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?
『呪術廻戦』とは
『呪術廻戦』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、芥見下々先生作のダークファンタジー漫画です。
主人公の虎杖悠仁は、”呪い”を祓うことを生業とする呪術師を育てる「東京呪術高等専門学校」に通う一年生。
”呪いの王”と称される両面宿儺と共生している虎杖は・・・
この記事について
『呪術廻戦』第262話-2のネタバレ考察・感想記事です。ストーリーの内容をわかりやすくお伝えしています。
前回はコチラ!
【呪術廻戦】第262話-2のネタバレ
以下からは、『呪術廻戦』第262話-2「人外魔境新宿決戦㉞-2」の内容をネタバレ込みでご紹介していきます。
領域内の戦闘
領域「無量空処」の結界の中で対峙する、”現代の異能”乙骨憂太と”呪いの王”両面宿儺。
内部では宿儺の領域「伏魔御廚子」も展開されているため、双方の必中術式は相殺されています。
すなわち、勝負を分けるのは領域内における戦闘です。
近接戦闘が繰り広げられている最中、乙骨は、左腕を失って以降の宿儺が「世界を断つ斬撃」を使用していないことに着目。
現在の宿儺には「領域展延」の他に「無下限呪術」への対抗手段がないことを確信し、激しい攻めへと転じます。
五条の身体
”入れ替わり修行”にて五条悟の肉体を1度は体験していた乙骨。
しかし、身長に加えて手足も長い五条の肉体は、いかに2度目と言えども、易々と使いこなせる代物ではありませんでした。
また、他者から見れば万能に思えた「無下限呪術」も、いざ自身のものとして使うとなると、極めてピーキーな性能である様子。
「僕 最強だから」と軽いノリで発言していた五条でしたが、その裏には凄まじいまでの努力があったようです。
宿儺の思案
乙骨が「無下限呪術」を使いこなせていないことに気が付いた宿儺は、その慧眼をフル活用し、思考を巡らせます。
そもそも宿儺は、羂索から情報共有を受けていたため、乙骨の術式が「模倣(コピー)」であることを知っていました。
その上で、現在の乙骨が「羂索の術式」をコピーした状態にあることを見抜くとともに、コピー術式の”持続時間”に着目します。
そこで宿儺は、乙骨が「この戦いの先を考えていない」可能性にまで辿り着きました。
「無下限呪術」持ちの”先”を考えない戦い方……つまり、「人外魔境新宿決戦」の序盤で五条悟が見せた、捨て身の「茈(むらさき)」です。
茈
乙骨は、五条悟の肉体に刻まれた”記憶”を辿り、「九綱(くこう)」「偏光(へんこう)」と”呪詞”を唱え始めました。
その”呪詞”は、宿儺が警戒を強めた「虚式『茈』」を発動するためのものです。
乙骨の狙いを完全に察した宿儺は、彼我の距離を詰め、詠唱の隙を与えません。
一方の乙骨は、宿儺に”狙い”がバレることも織り込み済みでした。
次の瞬間、乙骨は”呪詞”を用いずに「蒼」を使用。
周囲の物体を宿儺の背後へと引き寄せます。……いくつかの物体の中には、再生中のマークが表示されたボイスレコーダーの姿がありました。
そこに録音されていたのは、狗巻の「動くな」という呪言です。
虚を突かれた宿儺は、まともに”呪言”を受けてしまい、その場に停止。
ようやく訪れた好機を前に、乙骨は「九綱」「偏光」「烏と声明」「表裏の間」と”呪詞”の詠唱を完了させ、「虚式『茈』」を放ちーー?
『呪術廻戦』第262話-2終わり。
【呪術廻戦】第262話-2の感想と考察
虚式「茈」の発動
『呪術廻戦』第262話-2のラスト、五条悟の肉体へと渡った乙骨は、奥義たる「虚式『茈』」の発動に成功しました。
宿儺の見立てが正しければ、おそらく乙骨が発動した「茈」は、死の間際の五条同様、「指向を絞らない『茈』」であるはず。
つまり、相討ち覚悟の”自爆「茈」”ですね。
五条悟本人の場合、「反転術式」で回復可能な程度のダメージで済んでいましたが、今回は……?
戦いの終わり
「人外魔境新宿決戦」の第1ラウンド・五条戦において、五条悟が繰り出した「無制限の『茈』」を喰らった宿儺。
その際は、五条自身はもちろん、観戦していた日下部や乙骨らも勝ちを確信するほどのダメージを受けていました。
結果的には「世界を断つ斬撃」によって勝敗が逆転してしまいましたが、現在の宿儺はもはや満身創痍と表現しても過言ではない状態。
左腕を欠いた状態にあることから、もはや「世界を断つ斬撃」による逆転も不可能ではないかと予想されます。
仮に「茈」による自爆で乙骨が命を落としたとしても、宿儺に大ダメージを与えられれば値千金。
結界外で待機する虎杖・東堂の”超親友(ブラザー)”コンビが宿儺に引導を渡してくれることでしょう。
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【呪術廻戦】今後の展開を考察
「リカ」の異変
『呪術廻戦』第262話のラスト、完全顕現状態にある「リカ」が、抜け殻となった乙骨憂太を抱き締める様子が描かれました。
当の乙骨は羂索(けんじゃく)の術式によって肉体を渡り、五条悟の中へと移動してしまったわけですが、どうやら「リカ」はそれを理解していないようです。
そもそも「リカ」とは、”特級過呪怨霊”祈本里香本人ではなく、里香が成仏した後に残された存在。
それゆえに、”乙骨自身”ではなく”乙骨の肉体”に執着している……という線もありそうですね。
もしそうであるとするならば、「リカ」にとって現在の乙骨(=五条)は、乙骨の命を奪った他人として映る可能性すらありそうです。
仮に乙骨が「茈」に耐え、生き残る結果となった場合、『呪術廻戦』第0巻で五条悟が述べていた「愛ほど歪んだ呪いはない」が現実のものになるかも……?
完結は近い?
”呪いの王”両面宿儺との全面対決が描かれている「人外魔境新宿決戦」編。
羂索(けんじゃく)が既に討たれたいま、残る敵は宿儺のみ。
『呪術廻戦』第262話-2時点でかなり宿儺が追い込まれていることから、完結の日は近いと予想されます。
残りわずかであろう連載期間の中、今後のストーリーではどのような展開が待っているのでしょうか。
気になる要素をいくつかピックアップしました。
秤金次vs裏梅
まず挙げられるのが、本記事でも既に触れている秤金次と裏梅の戦いです。
運要素が濃く、”ギャンブラー術師”と言っても過言ではない秤金次と、”凍星”の二つ名を持ち、宿儺の隣に立つことが許された唯一の術師・裏梅。
2人の強者による戦いは、一体どちらの勝利で終わるのでしょうか。
宿儺との決戦が盛況のいま、両者の戦いは詳細が描かれずに終わる可能性もありそうですが……。
釘崎野薔薇のその後
真人の「無為転変」によって顔の半分近くを吹き飛ばされた後、長らく出番をもらえずにいるヒロイン・釘崎野薔薇。
比較的早い段階で、京都校1年・新田の応急処置が施されたものの、その後の生死については長らく不明となっています。
「人外魔境新宿決戦」のレベルから察するに、釘崎が途中参戦する可能性は限りなく低いはず……。
そうなると、彼女は一体いつ再登場するのでしょうか。
そもそも、生きているのでしょうか。
伏黒恵について
宿儺に体を乗っ取られた挙句、姉の津美紀、恩師の五条悟を自身の術式で殺害する結果となってしまった、伏黒恵。
現時点では”魂”として肉体の奥底に封じ込められており、決戦中は「無量空処」を複数回喰らうというとんでもない目にも遭っていました。
……その結果、虎杖と一瞬の邂逅を果たした伏黒でしたが、「もういいんだ」と生きる意志を放棄。
あまりにも酷い目に遭い過ぎている伏黒だからこそ、最後には救われる展開が用意されていてほしいものです。
秤vs裏梅の行方
高専術師たちと宿儺との戦いの裏で勃発している、秤金次と裏梅による戦い。
断片的に描かれている戦闘シーンから察するに、両者の実力は拮抗しているようです。
裏梅と言えば、氷の術式「氷凝呪法」の使い手であり、呪術全盛の世で宿儺に仕えた逸材。
両者の戦いは、どのような結末を迎えるのでしょうか。
裏梅の実力
術師としての実力も申し分なく、術式自体の強力さ、呪力出力、呪力量、いずれも一級品であることは火を見るより明らかである裏梅。
「領域展開」や「極ノ番」など、なんらかの”奥義”たる技を有していても不思議ではありません。
……とはいえ、本筋の宿儺戦で「終わり」がチラついているため、本当に裏梅戦が描かれるのかは怪しいところ。
個人的には是非とも見てみたいですが……。
秤vs裏梅、勝敗は?
宿儺戦の裏で繰り広げられている、秤と裏梅の戦い。
高専サイドの多くが宿儺戦で散りゆき、もはや裏梅に対処する余力が残されていないことから、戦いは秤の勝利で終わるのではないかと予想されます。
あるいは、宿儺さえ討ち果たせば目下の脅威は拭うことができるため、裏梅戦の決着がつかない可能性すらありそうです。
『呪術廻戦』第263話の展開予想
【呪術廻戦】ストーリーまとめ
『呪術廻戦』最新巻発売中!
『呪術廻戦』最新27巻が7/4に発売!!
五条悟と両面宿儺が手に汗握る戦いを繰り広げた一方、ある場所では”お笑い対決”が開幕!?
爆笑必至の戦いがここに。
髙羽史彦 vs 羂索、開戦!!
原作『呪術廻戦』本誌ネタバレ
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