【呪術廻戦】作品の概要
（『呪術廻戦』1巻 芥見下々 / 集英社）稀有な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁（いたどりゆうじ）は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?
『呪術廻戦』とは
『呪術廻戦』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、芥見下々先生作のダークファンタジー漫画です。
主人公の虎杖悠仁は、”呪い”を祓うことを生業とする呪術師を育てる「東京呪術高等専門学校」に通う一年生。
”呪いの王”と称される両面宿儺と共生している虎杖は・・・
各キャラクターの最新状況
五条悟復活！？
この記事について
『呪術廻戦』第242話のネタバレ考察・感想記事です。続く「バカサバイバー！！」編。髙羽の術式の真価が発揮される時、羂索は……？
前回はコチラ！
【呪術廻戦】第242話のネタバレ
第242話「バカサバイバー！！〜舞い上がれ〜」
髙羽劇場①
『呪術廻戦』第242話冒頭、「呪霊操術」を使用した羂索(けんじゃく)は、特級叛霊(はんれい)の「悪路王大嶽(あくろおう おおたけ)」を顕現させました。
”特級”と名がつくことから、特級呪霊に類する存在であると思しき”特級叛霊”なる存在。
一体どのような強さを持つのだろうか、と期待を込めてページをめくると……。
（『呪術廻戦』第242話 芥見下々 / 集英社）漫☆画太郎を彷彿とさせるトラックネタで、即退場してしまいました。
ここから、髙羽の生得術式「超人(コメディアン)」による、めくるめく髙羽劇場が開演しました。
髙羽劇場②
特級叛霊とともにトラックに轢(ひ)かれた羂索は、次の瞬間、警察官の姿となって登場。
一方の髙羽は、トラックの運転手として”アルコール検査”への協力を求められました。
羂索が取り出したのは、呼気検査を行うための小物。それは、中に金魚が浮かび、ストローが取り付けられた小袋でした。
羂索曰く「中の金魚が死んだら検挙」となるようです。
しかし、金魚は既に瀕死。
次の瞬間、髙羽と羂索は救急救命医へと姿を変えており、巨大化した金魚を担架に乗せた状態で、オペ室へと向かいます。
聴診器を金魚に当てた髙羽が「意識レベルFF X-Ⅱ」とボケる中、羂索は徐(おもむろ)に除細動器を持ち出し「除細動！！君に決めた！！」と発言。
（『呪術廻戦』第242話 芥見下々 / 集英社）次の瞬間、除細動器を髙羽に押し当て、電気ショックを実施しました。
電撃を喰らった髙羽は、ロケット団よろしく「やな感じ！！？」とリアクション。
もうめちゃくちゃです。
そんな「めちゃくちゃ」を相手にも強制することができる髙羽の術式「超人」。
羂索は、その効果が「イメージの具現化と強制」どころではなく、羂索自身のイメージすら取り込む「魂の共鳴」であると分析しました。
髙羽劇場③
その後も髙羽と羂索の2人が織り成す”イメージの世界”は続きます。
（『呪術廻戦』第242話 芥見下々 / 集英社）青春の一コマかのような水の掛け合いで戯れ合い、「やってよかった 死滅回游！！」と羂索が笑顔で一言。
……次の瞬間、現実に戻ったのか、はたまたノリツッコミの要領か、羂索は髙羽の顔面を海に沈めます。
しかし、そこに広がっていたのは「海」ではなく「ファンタ」。
心躍る事実を前に、2人は嬉しげにその場で飛び跳ねました。
結局髙羽の術式から逃れることはできないようです。
笑顔を浮かべつつ、「このままでは私は負ける」と分析した羂索。
これまでの状況は、髙羽にとっては単なる「模擬(シミュレーション)」でしかありませんが、なんと羂索には着実にダメージが蓄積していたようです。
暴力で決着がつかない、得意な状況が繰り広げられる現在。
そこで羂索は、髙羽の「お笑い欲」を満たすため、スーツに袖を通しました。
出囃子とファンの歓声に応じ、舞台へと上がった2人。
どうやらここから、髙羽と羂索の2人による漫才が始まるようです。
『呪術廻戦』第242話終わり。
【呪術廻戦】第242話の感想と考察
髙羽の術式
ストーリー中で、羂索が「魂の共鳴」と表現した、髙羽の術式「超人」。
目まぐるしく場面が変わり、その度に髙羽・羂索の配役すら移り変わっていく様子は、まるで夢を見ているかのようでした。
今回ご紹介した『呪術廻戦』第242話は、良くも悪くも真面目に臨む回ではなく、髙羽に付き合う形で深く考え過ぎないことが良いのかもしれません。
……とはいえ、最後の最後で羂索が反撃に出た点は恐ろしいところ。
まるで幽霊を成仏させるかのように、羂索は髙羽の”心残り”を解消しようとしているようです。
「超人」が作り出す髙羽劇場の行方は、果たしてーー？
次回は漫才本編
『呪術廻戦』第242話が掲載された『週刊少年ジャンプ2023年51号』の巻末にて、芥見下々先生が「次回、2人のスタートの立ち位置が入れ替わりますが気にしないでください」とコメントされていました。
「人外魔境新宿決戦編」の例があったことから、”次話冒頭で冒頭で髙羽の死亡が確定”という展開もあり得る中、まだストーリーが続くことにどこか安心感を覚えます。
とはいえ、予断を許さない状況は続く「バカサバイバー！！」編。
2人の呪術師としての戦力差は歴然であることから、術式「超人」の効力が失われたその瞬間、決着がついてしまうものと思われますが……？
【呪術廻戦】ストーリーまとめ
『呪術廻戦』最新巻発売中！
『呪術廻戦』最新26巻が4/4に発売！！
”史上最強の術師”両面宿儺と”現代最強の術師”五条悟による、雌雄決する一大決戦と、その決着の様子が描かれている今巻。
『呪術廻戦』史上最高峰の戦いの行方を、あなたもぜひ見届けてください！！！
原作『呪術廻戦』本誌ネタバレ
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