Contents
【呪術廻戦】作品の概要
稀有な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?
『呪術廻戦』とは
『呪術廻戦』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、芥見下々先生作のダークファンタジー漫画です。
主人公の虎杖悠仁は、”呪い”を祓うことを生業とする呪術師を育てる「東京呪術高等専門学校」に通う一年生。
”呪いの王”と称される両面宿儺と共生している虎杖は・・・
この記事について
『呪術廻戦』第265話のネタバレ考察・感想記事です。ストーリーの内容をわかりやすくお伝えしています。
前回はコチラ!
【呪術廻戦】第265話のネタバレ
以下からは、『呪術廻戦』第265話「あの日」の内容をネタバレ込みでご紹介していきます。
北上駅にて
虎杖の「領域展開」によって、場面は新宿から東北地方は岩手県、北上駅へと移りました。
現在の状況が掴めず、少なからず困惑している様子の宿儺。
一方の虎杖も、状況を完全に掌握しているわけではないようです。
さて、ストーリー開始時点では仙台住まいだった虎杖ですが、幼少の頃、北上駅周辺に住んでいたことがある様子。
宿儺を伴って歩く虎杖は、淡々と当時の思い出を語りつつ歩きます。
北上巡り
虎杖は、呪術高専への入学前、祖父の友人の葬式に参列するために北上へと戻ったことがありました。
10年近くぶりに戻った虎杖を迎えたのは、当時より寂れていた北上の姿。
虎杖は、「まあそうだろうなって感じで感情は動かんかった」と当時の心境を語ります。
北上駅を離れた2人は、公園にやってきました。
トンビの鳴き声を背に、ザリガニ釣りに興じた両者。大きさ勝負では宿儺の勝利です。
さて、百貨店や緑地と北上を巡る中、遂に宿儺が痺れを切らし始めました。
……しかし虎杖は、「まだ行きたいとこあんだよ」と述べ、無理やり宿儺を連れ回します。
最後に2人がやってきたのは、馬が飼われている農場でした。
敷地内にあるアーチェリー場を訪れると、的のど真ん中へと矢を命中させた宿儺。
1000年前、つまり平安の世を生きた宿儺にとって、弓矢は当然の嗜みだったのでしょう。
平行線
北上の案内を終えた虎杖は、宿儺に伝えたかったことを話し始めました。
曰く、これまでの虎杖は、「自分の役割を理解して全うしていくこと」こそが”生”であると考えていました。
しかし、たとえ役割などなくとも、その人物を形どった「小さな記憶の欠片」が存在するだけで「人の命に価値はある」という結論に至ったようです。
だからこそ虎杖は、その「価値」を無いかのように振る舞う”呪い”たちが許せなかったのだと語ります。
さて、今回の北上案内の目的は、宿儺が価値を見出せないという「宿儺以外の人間」について知ってもらうことにありました。
しかし宿儺は、虎杖の言葉を全て理解した上で、なお「何の感情も湧かない」と返します。
同情
これまでの虎杖は、宿儺や”呪い”に対して激しい怒りを見せていました。
そんな虎杖が、突如として”力の行使”ではなく”対話”を選んだことを受け、「唖然としている」と心境を述べた宿儺。
しかし、その直後。
宿儺は、虎杖の真意が「自身への情け」であることを察しました。
ここで虎杖は、「俺はオマエを殺せる」と宣言した上で、伏黒を解放するよう要求。
続けて、伏黒の解放さえ為されれば殺すことまではしないと述べます。
……が、そんな要求を”呪いの王”が飲むはずもありません。
激怒した宿儺は、虎杖を屠った上での人間の皆殺しを決意してーー?
『呪術廻戦』第265話終わり。
【呪術廻戦】第265話の感想と考察
北上駅について
”主人公”虎杖悠仁の「領域展開」という激アツ展開の直後、今回描かれたのは両者の対話回でした。
舞台となったのは、岩手県は北上駅と思しき駅とその周辺です。
出身地が岩手県であることが知られている作者・芥見下々先生ですが、北上駅の解像度が高過ぎることから察するに、周辺にお住まいだったことがあるのでは無いでしょうか。
駅舎前の「鬼剣舞」はともかく、付近の公園のザリガニ釣りスポットや個人商店を追い込んだ百貨店の存在などは、地元民のみぞ知る小ネタですよね。
次回は戦闘へ?
1話が丸ごと対話回として費やされた第265話。
しかし、虎杖の”情け”が生んだのは、宿儺の”激怒”でした。
続く『呪術廻戦』第266話では、場面が戦闘へと戻るとともに、虎杖悠仁の生得領域が描かれるのでは無いかと予想されます。
虎杖の領域については以下の記事にて予想・考察していますので、ぜひ併せてチェックしてみてくださいね。
関連記事
『呪術廻戦』第266話の展開予想
『ワンピース』第1123話の展開予想
【呪術廻戦】今後の展開を考察
伏黒の帰還
虎杖悠仁の領域が完全な状態であるならば、「解」は必中の術式へと昇華されます。
そして虎杖は、”魂”を知覚しており、両面宿儺と伏黒恵の”魂の境界”に向けて「解」を撃ち込むことが可能です。
つまり、宿儺が何らかの防御的手段を講じない限り、決戦は高専術師の勝利に終わります。
虎杖の”魂に作用する打撃”によって起こされた際は、「もういいんだ」と蹲(うずくま)っていた伏黒。
戦いが終結し、正式に戻ってきた際には、一体どのような表情をしているのでしょうか。
近付く伏黒恵の帰還。次回以降の展開が楽しみですね。
「リカ」の異変
『呪術廻戦』第262話のラスト、完全顕現状態にある「リカ」が、抜け殻となった乙骨憂太を抱き締める様子が描かれました。
当の乙骨は羂索(けんじゃく)の術式によって肉体を渡り、五条悟の中へと移動してしまったわけですが、どうやら「リカ」はそれを理解していないようです。
そもそも「リカ」とは、”特級過呪怨霊”祈本里香本人ではなく、里香が成仏した後に残された存在。
それゆえに、”乙骨自身”ではなく”乙骨の肉体”に執着している……という線もありそうですね。
もしそうであるとするならば、「リカ」にとって現在の乙骨(=五条)は、乙骨の命を奪った他人として映る可能性すらありそうです。
仮に乙骨が「茈」に耐え、生き残る結果となった場合、『呪術廻戦』第0巻で五条悟が述べていた「愛ほど歪んだ呪いはない」が現実のものになるかも……?
完結は近い?
”呪いの王”両面宿儺との全面対決が描かれている「人外魔境新宿決戦」編。
羂索(けんじゃく)が既に討たれたいま、残る敵は宿儺のみ。
『呪術廻戦』第264話時点でかなり宿儺が追い込まれていることから、完結の日は近いと予想されます。
残りわずかであろう連載期間の中、今後のストーリーではどのような展開が待っているのでしょうか。
気になる要素をいくつかピックアップしました。
秤金次vs裏梅
まず挙げられるのが、本記事でも既に触れている秤金次と裏梅の戦いです。
運要素が濃く、”ギャンブラー術師”と言っても過言ではない秤金次と、”凍星”の二つ名を持ち、宿儺の隣に立つことが許された唯一の術師・裏梅。
2人の強者による戦いは、一体どちらの勝利で終わるのでしょうか。
宿儺との決戦が盛況のいま、両者の戦いは詳細が描かれずに終わる可能性もありそうですが……。
釘崎野薔薇のその後
真人の「無為転変」によって顔の半分近くを吹き飛ばされた後、長らく出番をもらえずにいるヒロイン・釘崎野薔薇。
比較的早い段階で、京都校1年・新田の応急処置が施されたものの、その後の生死については長らく不明となっています。
「人外魔境新宿決戦」のレベルから察するに、釘崎が途中参戦する可能性は限りなく低いはず……。
そうなると、彼女は一体いつ再登場するのでしょうか。
そもそも、生きているのでしょうか。
『呪術廻戦』第266話の展開予想
【呪術廻戦】ストーリーまとめ
『呪術廻戦』最新巻発売中!
『呪術廻戦』最新27巻が7/4に発売!!
五条悟と両面宿儺が手に汗握る戦いを繰り広げた一方、ある場所では”お笑い対決”が開幕!?
爆笑必至の戦いがここに。
髙羽史彦 vs 羂索、開戦!!
原作『呪術廻戦』本誌ネタバレ
【呪術廻戦】ネタバレ記事アーカイブ | ||||
214話 | 215話 | 216話 | 217話 | 218話 |
219話 | 220話 | 221話 | 222話 | 223話 |
224話 | 225話 | 226話 | 227話 | 228話 |
229話 | 230話 | 231話 | 232話 | 233話 |
234話 | 235話 | 236話 | 237話 | 238話 |
239話 | 240話 | 241話 | 242話 | 243話 |
244話 | 245話 | 246話 | 247話 | 248話 |
249話 | 250話 | 251話 | 252話 | 253話 |
254話 | 255話 | 256話 | 257話 | 258話 |
259話 | 260話 | 261話 | 262話 | 262話-2 |
263話 | 264話 | 265話 | 266話 | 267話 |
268話 | 269話 | 270話 | 271話 |
【呪術廻戦】関連記事まとめ
領域展開知識度チェック!
https://comichronicle.com/jujutsu-domain-quiz/
各キャラクターの生死まとめ
『呪術廻戦』の最終回について
「死滅回游」とは?
「領域展開」まとめ
キャラクター記事一覧
(C)芥見下々
本記事内で使用している画像の著作権、商標権、その他知的財産権等は、当該コンテンツの提供元に帰属します。