呪術廻戦

【呪術廻戦】第233話のネタバレ 感想と考察|魔虚羅に次ぐ新たな式神 五条は”茈”を狙う

【呪術廻戦】作品の概要

呪術廻戦の第1巻(『呪術廻戦』1巻 芥見下々 / 集英社)

稀有な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?

『呪術廻戦』とは

『呪術廻戦』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、芥見下々先生作のダークファンタジー漫画です。

主人公の虎杖悠仁は、”呪い”を祓うことを生業とする呪術師を育てる「東京呪術高等専門学校」に通う一年生。

”呪いの王”と称される両面宿儺と共生している虎杖は・・・

五条悟復活!?

『呪術廻戦』26巻
【呪術廻戦】五条悟の復活が実現する理由|これまでの五条悟の道筋も総まとめ!『呪術廻戦』の今後のストーリー展開で「五条悟」が復活する可能性について考察しています。現代最強の術師は、一体どのような復活劇を見せてくれるのでしょうか。...

この記事について

『呪術廻戦』第233話のネタバレ考察・感想記事です。遂に「不可侵」に適応した魔虚羅は、五条悟の体を無慈悲にも切り裂きます。さらに宿儺は、新たな式神の「嵌合獣 顎吐」を顕現させて……?

前回はコチラ!

【呪術廻戦】第232話のネタバレ 感想と考察|五条の黒閃が炸裂 決戦は佳境へ 『呪術廻戦』第232話のネタバレ考察・感想記事です。新宿で繰り広げられる五条悟と両面宿儺の決戦は、終盤の様相を呈していました。回...

【呪術廻戦】第233話のネタバレ

第233話「人外魔境新宿決戦⑪」

敗北の2文字

4度の「法陣」の回転を経て、再び新宿の地に顕現した魔虚羅(まこら)

五条悟は、そんな魔虚羅による一撃を受け、手傷を負ってしまいました。

家入曰く、五条の「反転術式」は目に見えて遅くなってきているとのこと。

使用不可に追い込まれたわけではないものの、出力は確実に落ちているようです。

”史上最強の呪術師”との戦いに赴いた”現代最強の呪術師”五条悟。

誰もが「あり得ない」と思っていた”五条悟 敗北”の可能性が、徐々に現実味を帯び始めていました。

そしてそれは、五条悟本人においても同じである様子。

五条の脳裏に浮かぶ甚爾(『呪術廻戦』第233話 芥見下々 / 集英社)

五条悟の脳裏に浮かぶのは、かつて自身を打ち負かした伏黒甚爾でした。

……しかし、それでも五条は笑い、戦闘を続行します。

宿儺のスタンス

五条悟は、いよいよ魔虚羅との本格的な戦闘を始めました。

まず五条が行ったのは、これまで省略していた「呪詞の詠唱」です。

これにより、下がり始めていた「術式反転」の出力元に近しい状態にまで戻ります

ここで宿儺は、式神「脱兎」を用いて魔虚羅をカバー。

五条の「不可侵」に適応した魔虚羅を”オフェンス”として使用し、宿儺自身は魔虚羅のディフェンスとサポートに徹するつもりのようです。

 

……その時。

宿儺の擬似的な「穿血」(『呪術廻戦』第233話 芥見下々 / 集英社)

消化器による目眩しをおこなった宿儺は、「赤血操術」の”奥義”「穿血」の構えを見せると同時に、水のビームを発射。

魔虚羅が五条の「不可侵」を解除したタイミングを狙い、ビームを撃ち当てたのです。

どうやら宿儺は、ただただディフェンスやサポートに徹するわけではなく、オフェンスにも参加するつもりである様子。

なお、先ほどの「穿血」まがいの攻撃は、式神「満象」を応用した技だったようです。

3対1

魔虚羅と両面宿儺。

2対1の戦いを前にしても、五条は冷静な分析を行なっていました。

どうやら宿儺は、領域に付与する”外付け”運用の生得術式を除き、2種の術式を併用することはできない様子。

つまり、魔虚羅を出した状態で”斬撃”や”火炎”を放つことはできないようです。

一方で、「不可侵」への適応を終えたことにより、空いたリソースを用いた複数式神の併用は可能である様子。

噛み砕いて述べると、現在の宿儺と魔虚羅は”適応”を重視していません

すなわち、「無下限呪術」の術式反転「赫」への適応には時間がかかるようです。

魔虚羅の顕現
【呪術廻戦】魔虚羅の徹底解説|禪院家が誇る最強の式神 能力や活躍を詳しくご紹介『呪術廻戦』に登場する「魔虚羅(まこら)」についてのまとめ記事です。これまでの登場シーンや能力について、徹底的に解説しています。...

状況が整理された、その時。

宿儺が新たな式神を顕現させる(『呪術廻戦』第233話 芥見下々 / 集英社)

両面宿儺は、「鵺」複数の式神の能力を継承させた、「嵌合獣(かんごうじゅう) 顎吐(あぎと)」を顕現させました。

これにより、戦いは3対1へ。

魔虚羅嵌合獣顎吐フィジカルを用いたゴリ押し攻撃を、両面宿儺は擬似的な「穿血」を用い、五条悟を追い詰めます。

凄まじい連撃の隙を縫い、「赫」を放ちましたが、魔虚羅への効きは薄い様子。

ここで五条は、宿儺が警戒している「茈」をキメることを次の”狙い”として……?

『呪術廻戦』第233話終わり。

【呪術廻戦】第233話の感想と考察

宿儺の擬似「穿血」

今回ご紹介した『呪術廻戦』第233話では、両面宿儺が擬似的な「穿血」を放つ様子が描かれました。

「穿血」とは、加茂家相伝「赤血操術」が有する”奥義”であり、「百斂」によって圧縮された血液を解き放つ技です。

宿儺は、そんな「穿血」を、式神「満象(ばんしょう)」が持つ効果によって再現。

「満象」そのものを顕現させずして能力を使用し、なおかつその能力で「穿血」の再現してみせた宿儺は、極めて器用な術師のようです(五条談)。

危うい橋

宿儺と魔虚羅と嵌合獣(『呪術廻戦』第233話 芥見下々 / 集英社)

一方の五条は、魔虚羅や嵌合獣の近接攻撃を捌きつつ、上述した擬似「穿血」にも注意を払う必要に駆られています。

しばしば攻撃を受けてしまっていることにより、「反転術式」の使用頻度も増えているであろう五条。

危うい橋を渡るような戦いが続いていますが、五条に勝ちの目はあるのでしょうか。

次回以降、五条の狙い通り「虚式『茈』」が放たれることに期待したいところです。

【呪術廻戦】第233話以降のネタバレ予想

魔虚羅との戦い

両面宿儺が行った”適応の肩代わり”により、自身は戦わずして五条悟の「不可侵」に適応した魔虚羅(まこら)

満を持して影の中より再登場した”最強の式神”は、五条の体を刃で斬りつけました。

領域による必中術式を除き、すべての危険物をフルオートで弾くことができる「不可侵」こと”無限”のバリア

そんな「不可侵」が、かつて伏黒甚爾特級呪具「天逆鉾(あまのさかほこ)」で突破した際のように、”適応”によって破られてしまったのです。

戦いは続く?

「『不可侵』の突破」という字面を見ると、窮地に立たされているようにも思われる現在の五条。

しかし、あくまで防御面で綻びが生じただけに過ぎず、現時点ではまだやりようがあるようにも思われます。

”現代最強の呪術師”五条悟は、「不可侵」ゆえに最強だったのではありません。

生得術式「無下限呪術」そのものが封印でもされない限り、戦いの継続は可能なはずです。

懸念点

”最強の式神”魔虚羅との戦いにおける懸念点として挙げられるのが、「残り呪力」です。

呪力切れはあり得ないとされている五条。しかし、今回の両面宿儺との戦いでは、度重なる「領域展開」を実行していました。

また、宿儺の「伏魔御廚子」による斬撃に晒された際は、連続で「反転術式」を使用。

つまり、通常の戦闘では考えられないほどの呪力消費が起こっているはずです。

いかに五条と言えども、常人の域を遥かに超えた呪力消費を続ければ、呪力切れが起こってしまうのではないでしょうか。

仮に呪力がなくなってしまえば、もはや言うまでもなく敗色濃厚

五条悟には、残呪力にも気を使う必要が出てきたのではないでしょうか。

魔虚羅を顕現させた宿儺
【呪術廻戦】第233話以降のネタバレ予想|戦いは続く 魔虚羅との戦闘が始まり・・・『呪術廻戦』第233話以降の展開予想記事です。法陣が4度回転したことにより、晴れて五条悟の「不可侵」に適応した魔虚羅。満を持して現れた”最強の式神”は、五条悟に刃を突き立て……。...

【呪術廻戦】ストーリーまとめ

『呪術廻戦』最新巻発売中!

『呪術廻戦』最新26巻が4/4に発売!!

”史上最強の術師”両面宿儺と”現代最強の術師”五条悟による、雌雄決する一大決戦と、その決着の様子が描かれている今巻。

『呪術廻戦』史上最高峰の戦いの行方を、あなたもぜひ見届けてください!!!

▶︎『呪術廻戦』最新26巻を購入する!

原作『呪術廻戦』本誌ネタバレ

【呪術廻戦】ネタバレ記事アーカイブ
214話 215話 216話 217話 218話
219話 220話 221話 222話 223話
224話 225話 226話 227話 228話
229話 230話 231話 232話 233話
234話 235話 236話 237話 238話
239話 240話 241話 242話 243話
244話 245話 246話 247話 248話
249話 250話 251話 252話 253話
254話 255話 256話    

【呪術廻戦】関連記事まとめ

各キャラクターの生死まとめ

虎杖悠仁
【呪術廻戦】主要キャラクターの生死まとめ|最新話時点の生存状況 キャラの死因は?『呪術廻戦』本誌最新話時点の主要キャラクターの生死についてまとめている記事です。死亡キャラクターについては、死因についても記述しています。...

『呪術廻戦』は2024年に完結する?

虎杖悠仁のアイキャッチ
【呪術廻戦】2024年に完結!残る未回収の伏線まとめ|釘崎野薔薇の復活はある?芥見下々先生のジャンフェスにおけるコメントをもとに、『呪術廻戦』が2024年中に完結する可能性について考察しています。また、作品に残る伏線についても併せてご紹介します。...

「死滅回游」とは?

死滅回游
【呪術廻戦】死滅回游の徹底解説|総則と泳者一覧を総まとめ! ルールをわかりやすく解説『呪術廻戦』の「死滅回游」について徹底解説している記事です。「死滅回游」の概要の他、目的やルール、登場する泳者(プレイヤー)などをまとめています。...

「領域展開」まとめ

領域展開
【呪術廻戦】領域展開一覧|作中で登場した領域を徹底解説 術式と効果を総まとめ『呪術廻戦』内の概念である「領域展開」について、その使用者を一覧形式でまとめた記事です。術式効果についても詳しく解説しています。...

キャラクター記事一覧

”雷神”鹿紫雲
【呪術廻戦】鹿紫雲一の徹底解説|一度きりの生得術式とは? 実力やこれまでの活躍まとめ『呪術廻戦』に登場する「鹿紫雲 一(かしも はじめ)」について徹底的に解説している記事です。これまでの活躍の他、生得術式についても予想しています。...
魔虚羅の顕現
【呪術廻戦】魔虚羅の徹底解説|禪院家が誇る最強の式神 能力や活躍を詳しくご紹介『呪術廻戦』に登場する「魔虚羅(まこら)」についてのまとめ記事です。これまでの登場シーンや能力について、徹底的に解説しています。...
【呪術廻戦】庵歌姫の徹底解説|生得術式は? これまでの活躍を総まとめ!『呪術廻戦』に登場する「庵 歌姫(いおり うたひめ)」についてのまとめ記事です。これまでの活躍の他、生得術式についても詳しく解説しています。...
髙羽史彦
【呪術廻戦】髙羽史彦の徹底解説|術式「超人(コメディアン)」とは 実は作中最強候補?『呪術廻戦』に登場する「髙羽史彦(たかば ふみひこ)」について徹底的に解説している記事です。これまでの活躍の他、髙羽の生得術式「超人(コメディアン)」についても考察・解説しています。...
裏梅
【呪術廻戦】裏梅の徹底解説|氷を操る術式について考察 領域展開は銀世界モチーフ? 『呪術廻戦』に登場する「裏梅(うらうめ)」について徹底的に解説している記事です。これまでの活躍の他、裏梅の生得術式「氷凝呪法」に...
呪術を使用する日車
【呪術廻戦】日車寛見の徹底解説|五条に並ぶ才能の原石 領域「誅伏賜死」とは?『呪術廻戦』に登場する「日車寛見(ひぐるま ひろみ)」について徹底的に解説している記事です。これまでの活躍の他、日車の生得術式や領域「についても解説しています。...
九十九由基
【呪術廻戦】九十九由基の徹底解説|生得術式や式神の能力を紹介 その目的は?『呪術廻戦』に登場する「九十九由基(つくも ゆき)」について徹底的に解説している記事です。これまでの活躍の他、九十九由基の術式や目的についてまとめています。...
三輪
【呪術廻戦】三輪霞の徹底解説|新宿決戦での出番はある? 水色の髪色が鍵か 『呪術廻戦』に登場する「三輪霞(みわ かすみ)」について徹底的に解説している記事です。これまでの活躍の他、三輪霞の実力や裏切り者...
脹相
【呪術廻戦】脹相の徹底解説|虎杖悠仁の頼れる兄貴 加茂家の術式を持つ理由!『呪術廻戦』に登場する「脹相(ちょうそう)」について徹底的に解説している記事です。これまでの活躍の他、脹相の生得術式や虎杖との関係についても詳しく述べています。...
ラルゥ
【呪術廻戦】ラルゥの徹底解説|生得術式「心身掌握」の効果とは ミゲル級の実力者 『呪術廻戦』に登場する「ラルゥ」について徹底的に解説している記事です。これまでの活躍の他、ラルゥの術式や目的についてまとめていま...
ミゲル
【呪術廻戦】ミゲルの徹底解説|夏油や乙骨との関係は? 領域展開も習得済みか『呪術廻戦』に登場する「ミゲル」について徹底的に解説している記事です。これまでの活躍の他、ミゲルの術式や目的についてまとめています。...

(C)芥見下々
本記事内で使用している画像の著作権、商標権、その他知的財産権等は、当該コンテンツの提供元に帰属します。