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【カグラバチ】作品の概要
刀匠を志す少年チヒロは、父の下で日々修行に励んでいた。おちゃらけた父と寡黙な息子。笑いの絶えない毎日がいつまでも続くと思っていたが…ある日悲劇が訪れる…。血塗られた絆と帰らない日常。少年は憎しみを焚べ、決意の炎を心に宿す…。
『カグラバチ』とは
『カグラバチ』は、『週刊少年ジャンプ』で連載中されている、外薗健先生作の剣劇・アクションファンタジー漫画です。
2024年8月には「「次にくるマンガ大賞 2024」コミックス部門にて第1位を獲得。
ジャンプの時期看板作品として、破竹の勢いで快進撃を続けています。
そんな『カグラバチ』のストーリーは、刀匠の父を3名の妖術氏によって殺害された主人公が、奪われた妖刀を回収するべく立ち上がる”復讐劇”でーー?
この記事について
『カグラバチ』4巻の各話あらすじと感想・考察をネタバレありでまとめた記事です。購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
【カグラバチ】単行本4巻について
「淵天」が収められた「蔵」へ続く扉の存在を知り、楽座市会場の下層を目指すチヒロ。折れた「刳雲」を携え、閃光が如く敵を絶命させる復讐者。その眼前に立ちはだかるのは…? 一方、兄からの愛と暴力によって地に伏した伯理。今際の際に脳裏を過ったのは、ある少女との日々だった。極限の中、二人の少年の魂が呼応する。
『カグラバチ』4巻の概要
『カグラバチ』第4巻
作者:外薗健
発売日:2024年10月4日
出版社:集英社
ISBN-10:408884209X
ISBN-13:978-4088842097
『カグラバチ』4巻の収録話
- 第28話「突破口」
- 第29話「取捨」
- 第30話「乱入者」
- 第31話「挨拶」
- 第32話「壁」
- 第33話「死守」
- 第34話「役目」
- 第35話「檻」
- 第36話「天才達」
- 第37話「対等」
【カグラバチ】単行本4巻の各話ネタバレ・あらすじ
以下からは、『カグラバチ』4巻のあらすじをネタバレありでご紹介しています。
『カグラバチ』第28話「突破口」
妖刀「淵天」を遠隔操作し、漣京羅の”蔵”を探っていたチヒロ。
その結果、物理法則を無視した構造から、”蔵”の所在地は現実世界ではなく、亜空間であることが判明します。
つまり、柴の転移によって妖刀真打や「淵天」を盗む方法は使えないようです。
その後もチヒロは、金魚を用いた捜索を継続。
伯理(ハクリ)の記憶も相まって、遂に”蔵”の緊急搬出用扉が見つかって……?
『カグラバチ』第29話「取捨」
「楽座市」の会場では、神奈備(かむなび)の真打落札組が競売の開始まで待機していました。
落札組の内の1人は、「真打の力」を知っている様子。
真打を競り落とすことが、何百万もの命を救うことに直結すると確信しているようです。
一方その頃、刀身の折れた妖刀「刳雲(くれぐも)」を装備したチヒロは、地下に向けてひたすら進んでいました。
柴の妖術の力を借りず、あえて目立ちながら突き進む理由は、妖刀クラスの武器「炎骨(えんこつ)」を持つ緋雪(ひゆき)と鉢合わせるため。
そして、狙い通り緋雪と対峙したチヒロは、”交渉”に乗り出します。
『カグラバチ』第30話「乱入者」
開幕が間近に控えた「楽座市」。
例年であれば、メインステージの四方に鎮座する「漣家 当主親衛隊」の”濤(とう)”だったが、今年は最下層「凪浄苑」の守護を任されていた。
本来であれば、漣家当主と”濤”のみぞ知る情報である、”緊急搬出扉”の所在。
京羅は、その場所が伯理を介してチヒロにバレたと踏んでいるようです。
……そんな折、”濤”が守る浄苑前に、伯理と柴が登場。
伯理が”濤”の筆頭たる宗也を引きつけ、残る3人は柴が相手取ることになります。
『カグラバチ』第31話「挨拶」
妖刀「刳雲」で暴れるチヒロの前に、突如として”毘灼(ひしゃく)”の紋章を持つ男が現れました。
一瞬にして父・六平国重の最期を想起したチヒロは、無我夢中で相手の男に刃を突きつけます。
それでもチヒロは、僅かに残った理性を元に、「何が目的だ!!」と質問。
一方の男は、妖刀「刳雲」を突きつけられても冷静さを崩さず、自身が”毘灼”の統領にして六平国重殺害の首謀者であることを明かしました。
ーーそして。
”上”では、いよいよ「楽座市」が開始。
漣強羅は、今回の目玉たる妖刀真打の紹介を始めます。
『カグラバチ』第32話「壁」
心に燻(くすぶ)る憎しみを糧に、妖刀「刳雲」との親和性を高めたチヒロ。
その結果「刳雲」は、己が”主君”のため、限界を超えた黒い雷を迸(ほとばし)らせます。
そしてチヒロは、「鳴(めい)」「千(ちぎり)」を発動。
爆発的なスピードと共に、”毘灼”の統領の片腕を斬って見せました。
一方その頃、自身の兄と対峙していた伯理は、「使えない」と壁を作っていた妖術と向き合い、「威葬(いそう)」を繰り出そうとしていてーー?
『カグラバチ』第33話「死守」
刀を振るう原動力たる”毘灼”を前にしても、チヒロは理性を見失わず、伯理との合流を優先しました。
残された”毘灼”の統領の元には、”神奈備”の緋雪が登場。
……しかし、”毘灼”の統領は、現在のチヒロの姿が見られたことで満足したようであり、炎と共にその場から消えてしまいました。
場所は変わって、緊急搬出扉がある「凪浄苑」前。
「漣家最強の部隊」たる”濤”の3名は、柴1人を相手に、一方的な敗北を味わわされていました。
どうやら柴の妖術は、単なる「瞬間移動」でもない様子。
柴の異常な強さを前に悔しさを滲ませた”濤”の天理でしたが、このまま引き下がるわけにもいきません。
そこで彼が取り出したのは、妖刀の原料たる”雫天石(だてんせき)”でーー。
『カグラバチ』第34話「役目」
伯理が8歳の春。
漣家の前当主たる伯理の祖父・宗羅が死去た日、その妖術は京羅へと引き継がれました。
初代当主に宿り、漣家を商人として勢いづけることとなった妖術”蔵”。
その力は現代でも当主の証であり、「当主から当主へと受け継がれる」という特異性を有しています。
ーーそして、場面は現在へと戻ります。
漣家の長兄にして、”濤”の筆頭・宗也と対峙していた伯理とチヒロ。
これまでの弱々しかった姿から脱却した伯理は、「ここは俺が闘る」と言い切りました。
覚醒した伯理と、そんな伯理のトラウマたる兄・宗也。
2人の戦いの行方はーー?
『カグラバチ』第35話「檻」
時は遡り、描かれたのは漣家から離反する前の少年期の伯理。
彼が任されたのは、”蔵”に登録される前の「楽座市」の商品の世話でした。
”蔵”への移動を3週間後に控え、独房に監禁されていたのは、ロットNo.24「氷の肌の女」。
その女性は、生来の妖術によるものか、冷気を出し続ける特異体質の持ち主のようです。
伯理と彼女の交流の先に待ち受ける結末とはーー。
『カグラバチ』第36話「天才達」
「楽座市」に乗り込む前、伯理は柴から「妖術」についての講義を受けていました。
妖術として用いることができる能力は、生来その人物の肉体に宿っている固有のモノのみ。
その能力を使いこなすためには、玄力を呼び覚まし、感覚的に妖術への理解を深めた上で、徐々に慣れていくことが必要です。
そして柴の見解によると、伯理の体には既に玄力が巡っています。
つまり伯理は、自身の「能力の輪郭」を掴むことができれば、妖術師として花開くことができるのです。
ーー伯理の中で眠っていた才能が、いま解き放たれます。
『カグラバチ』第37話「対等」
”威葬(いそう)”と”蔵”。
漣伯理は、2種類の妖術を使いこなす、漣家の初代以来の天才でした。
そんな伯理の活躍もあって、無事に漣家の精鋭”濤(とう)”を退けたチヒロ達。
……しかし、彼らの目的であった”蔵”へ通ずる”緊急搬出扉”は、無惨にも破壊されてしまっていました。
どうやら漣家の当主・京羅は、当初から自身の負け筋を潰していた様子。
チヒロ達は、勝ち目のない戦いに誘い込まれてしまっていたです。
続く第38話はこちら!
【カグラバチ】単行本4巻の感想と考察
”毘灼”の統領
『カグラバチ』第31話にてまさかの登場を果たした、”毘灼”の統領。
身体能力のみでチヒロと渡り合うなど、明かされた情報は少ないながらも、高い実力が垣間見える初登場回となりました。
「少数精鋭の妖術師集団」として知られる”毘灼”は、主人公・チヒロの父である六平国重の殺害を犯した組織でもあります。
妖刀「真打」が出品される「楽座市」に、統領自らが足を運んだ目的とは……?
作品を通しての”敵”となるであろう”毘灼”。今後のストーリーでは、その動きに注目しておくべきでしょう。
伯理の覚醒
初登場時点からしばらくは、”名家の落ちこぼれ”と言う立ち位置に甘んじていた漣伯理。
それでも、ストーリーを追う毎に成長を見せた伯理は、第4巻終盤にて、”威葬”と”蔵”の2種の能力の覚醒に至りました。
攻撃性に優れた”威葬”に加え、漣京羅と同じ”蔵”をも手に入れた以上、伯理が「楽座市編」における最重要キャラクターに昇格したことは火を見るより明らかです。
果たして伯理は、「楽座市」を無事に乗り越えた上で、”主人公(=チヒロ)の仲間”枠に収まることができるのでしょうか。
続くストーリーに期待しておきたいところです。
妖刀「刳雲」の最期
『カグラバチ』第4巻の開始時点で、既に刀身が折れてしまっていた妖刀「刳雲」。
しかし、それでも「刳雲」は、六平千紘を巳坂、双城に続く”主人”と認め、己が最期の力を絞り出します。
雷、氷、水。3種の属性を操り、変幻自在な攻撃を可能とした妖刀の行く末とはーー。
ぜひ『カグラバチ』第4巻で、妖刀「刳雲」の勇姿を見届けてくださいね。
妖刀真打の行方
正規の手段たる「落札」を目指す”神奈備(かむなび)”と、奪取を目指すチヒロ。そして、目的の見えない不穏な存在たる”毘灼”。
三者三様の考えが渦巻く中、漣京羅が取り仕切る「楽座市」は淡々と進行します。
他の妖刀と比べても異質な”強さ”を有しているとされる妖刀真打。
果たしてその刀を手にする者とはーー?
次巻、妖刀真打の力が明らかになります。
『カグラバチ』が無料で読める!?
『カグラバチ』の単行本を無料で読む方法についてご紹介します。
『ジャンプ+』で公開中
『カグラバチ』は、集英社が運営するアプリ『ジャンプ+』にて、第1話を無料で読むことができます。
また、『ジャンプ+』では様々なジャンルの漫画が無料で掲載されているので、ぜひ併せてチェックしてみてくださいね。
ジャンプラおすすめ作品
『ジャンプ+』には、『カグラバチ』の試し読みの他にも面白い作品が盛りだくさん!
下の記事でおすすめ作品を紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。
漫画Rawは危険?
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しかし、「漫画 raw」等の違法サイトは、アクセスだけでも端末が危険に晒される可能性が高く、おすすめはできません。
紙、電子と媒体を問わず、漫画文化を保護すると言う意味でも、漫画はぜひ買って読みましょう。
あるいは、本記事にて上述したように、『ジャンプ+』を含む電子漫画専門サイト等を利用する読み方もおすすめです。
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『カグラバチ』の4巻は、以下からご購入いただけます。
『少年ジャンプ』の時期看板作品とも目される本作。
追いつくなら今!!です。
【カグラバチ】ストーリーまとめ
『カグラバチ』最新巻発売中!
『カグラバチ』最新4巻が10/4に発売!!
「淵天」が収められた「蔵」へ続く扉の存在を知り、楽座市会場の下層を目指すチヒロ。折れた「刳雲」を携え、閃光が如く敵を絶命させる復讐者。その眼前に立ちはだかるのは…? 一方、兄からの愛と暴力によって地に伏した伯理。今際の際に脳裏を過ったのは、ある少女との日々だった。極限の中、二人の少年の魂が呼応する。
『カグラバチ』本誌ネタバレ
1巻 | ||||
第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 | 第5話 |
第6話 | 第7話 | 第8話 |
2巻 | ||||
第9話 | 第10話 | 第11話 | 第12話 | 第13話 |
第14話 | 第15話 | 第16話 | 第17話 | 第18話 |
3巻 | ||||
第19話 | 第20話 | 第21話 | 第22話 | 第23話 |
第24話 | 第25話 | 第26話 | 第27話 |
4巻 | ||||
第28話 | 第29話 | 第30話 | 第31話 | 第32話 |
第33話 | 第34話 | 第35話 | 第36話 | 第37話 |
5巻 | ||||
第38話 | 第39話 | 第40話 | 第41話 | 第42話 |
第43話 | 第44話 | 第45話 | 第46話 |
6巻 | ||||
第47話 | 第48話 | 第49話 | 第50話 | 第51話 |
第52話 | 第53話 | 第54話 | 第55話 |
7巻 | ||||
第56話 | 第57話 | 第58話 | 第59話 | 第60話 |
第61話 | 第62話 | 第63話 | 第64話 |
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