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【カグラバチ】作品の概要
刀匠を志す少年チヒロは、父の下で日々修行に励んでいた。おちゃらけた父と寡黙な息子。笑いの絶えない毎日がいつまでも続くと思っていたが…ある日悲劇が訪れる…。血塗られた絆と帰らない日常。少年は憎しみを焚べ、決意の炎を心に宿す…。
『カグラバチ』とは
『カグラバチ』は、『週刊少年ジャンプ』で連載中されている、外薗健先生作の剣劇・アクションファンタジー漫画です。
2024年8月には「「次にくるマンガ大賞 2024」コミックス部門にて第1位を獲得。
ジャンプの時期看板作品として、破竹の勢いで快進撃を続けています。
そんな『カグラバチ』のストーリーは、刀匠の父を3名の妖術氏によって殺害された主人公が、奪われた妖刀を回収するべく立ち上がる”復讐劇”でーー?
この記事について
『カグラバチ』第58話のネタバレ考察・感想記事です。ストーリーの内容をわかりやすくお伝えしています。
前回はコチラ!
【カグラバチ】第58話のネタバレ
以下からは、『カグラバチ』第58話「再会」の内容をネタバレ込みでご紹介していきます。
『カグラバチ』ネタバレ①|異変
前回ラスト、昼彦が妖刀「酌揺」の妖術を使用したことにより、チヒロは漆羽洋児の死を察しました。
妖刀「飛宗」が座村清市の手に渡り、状況が覆ったはずの「仙沓寺」サイド。
一体何が起こったのでしょうか。
ーー時は遡り、7分前。
”巻墨”によって応急処置を受けた伯理は、疲労のあまり入眠してしまいます。
しかし、その直後。
伯理が目を開けると、そこには奇妙な光景が広がっていました。
なんと、”巻墨”を含む複数の「仙沓寺」の守護者たちが、その場に倒れ伏していたのです。
いずれの守護者も血は流しておらず、どうやら気絶させられている様子。
一体何が起こったのでしょうか。
『カグラバチ』ネタバレ②|事件
伯理が動かない体で周囲を見回すと、付近に何やら言い合いをしている座村と漆羽の姿がありました。
2人の会話から察するに、守護者を全員気絶させたのは、座村ーー。
しかし、座村の行為の裏には単純な「裏切り」とは異なる事情がありました。
彼が妖刀を振るう理由は、「悪を滅し弱者を救う」ため。
そして座村は、”契約者”こそが”毘灼”よりも薄汚い「悪」だと断じたのです。
曰く、18年前の「斉廷戦争」では6人の妖刀契約者が関係する”事件”が起こったとのこと。
しかし契約者たちは、その”事件”を隠蔽。自身や六平国重を「英雄」として擁立し、現在に至ります。
”事件”の詳細は不明ながらも、座村は既に誓っていたのです。座村自身も含め、残る5人の契約者は自分が殺す、と。
『カグラバチ』ネタバレ③|
漆羽は、自身が死ねば命滅契約が消滅し、妖刀「酌揺」が”毘灼”の手に落ちてしまう……と言う切り口で座村の説得を試みます。
しかし座村は、そんな”毘灼”すらも、”剣聖”を殺すために利用しようとしていました。
座村と漆羽。もはや話し合いは平行線の一途であり、両者は解決策として”斬り合い”を選びます。
ーー結果、勝利したのは座村清市。
その場に倒れた漆羽は、「一人で…背負うのか」と座村を慮った後、トドメを刺されて絶命しました。
次の瞬間、その場には伯理の能力で”転送”されたチヒロが登場。
座村とチヒロは、最悪の形で再会を果たします。
『カグラバチ』第59話へ続くーー。
【カグラバチ】第58話の感想と考察
漆羽、死す。
今回ご紹介した『カグラバチ』第58話では、妖刀「酌揺」の所持者・漆羽洋児の死亡が確定しました。
双城厳一とは異なり、真っ当な形で六平国重を敬愛していた漆羽。
”神奈備”の守護者たちの死を惜しみつつも、前に進む強い覚悟を持つ人物だっただけに、今回の死はとても残念ですよね。
未だ作中で登場していない「刳雲」の前契約者・巳坂と合わせて、過去編で活躍が描かれることに期待されます。
座村清市の覚悟
前話(第57話)で「”毘灼”と座村清市の繋がり」が明かされたかと思えば、第58話では座村の”真の狙い”が判明しました。
その”狙い”とは、契約者を皆殺しにすること。
座村の思想の根底にあったのは、18年前に勃発した「斉廷戦争」の”真実”です。
表向きには”英雄”として讃えられている6人の契約者たち。……しかし、契約者たちが実際に経験した「斉廷戦争」には、異なる真実があったようです。
座村を突き動かした罪深き”真実”とは、一体ーー!?
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【カグラバチ】ストーリーまとめ
『カグラバチ』最新巻発売中!
『カグラバチ』最新4巻が10/4に発売!!
「淵天」が収められた「蔵」へ続く扉の存在を知り、楽座市会場の下層を目指すチヒロ。折れた「刳雲」を携え、閃光が如く敵を絶命させる復讐者。その眼前に立ちはだかるのは…? 一方、兄からの愛と暴力によって地に伏した伯理。今際の際に脳裏を過ったのは、ある少女との日々だった。極限の中、二人の少年の魂が呼応する。
第4巻のあらすじと感想・考察
『カグラバチ』本誌ネタバレ
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