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【呪術廻戦】作品の概要
稀有な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?
『呪術廻戦』とは
『呪術廻戦』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、芥見下々先生作のダークファンタジー漫画です。
主人公の虎杖悠仁は、”呪い”を祓うことを生業とする呪術師を育てる「東京呪術高等専門学校」に通う一年生。
”呪いの王”と称される両面宿儺と共生している虎杖は・・・
この記事について
アニメ『呪術廻戦』第25話のネタバレ考察・感想記事です。五条悟と夏油傑。『呪術廻戦0』にて敵対していた2人は、かつての親友同士でした。そんな2人は、一体どのような経緯で道を違うことになったのでしょうか。今、2人の物語が紐解かれます。
アニメ『呪術廻戦』第25話のネタバレ
夏油傑の独白
アニメ『呪術廻戦』第2期の物語は、夏油傑の独白からスタートします。
この独白は、原作『呪術廻戦』単行本9巻 第76話の内容です。
冒頭で夏油傑の行き着く先を示したアニメ『呪術廻戦』第2期。視聴者には夏油の”心境”に着目して欲しいのでしょう。
庵歌姫と冥冥の任務
【キャラクター紹介】
庵 歌姫 | 後の呪術高専京都校担任教師。 後に準1級呪術師となるも、現在は2級呪術師。 |
冥冥 | 今も昔もフリーの1級呪術師。守銭奴。五条悟に実力を認められている。 |
洋館へ
多額の借金を苦にして一家心中を行った、元焼肉店経営者宅。
そこは、「心霊スポット」として有名なスポットとなっていました。
しかし、肝試しと称して足を踏み入れた人物は、相次いで行方不明になっているとのこと。
そして、徐々に被害は拡大。ついに呪術師に調査が依頼されるほどの事態となりました。
任務に従事するのは、1級術師の冥冥(めいめい)と2級術師の庵歌姫(いおり うたひめ)です。
ひとまず洋館へ入ることにした2人は、「帷(とばり)」を下さずに内部へ。
1階は冥冥、2階は歌姫と役割分担した上で、調査にあたることとなります。
帷(とばり)とは?
「帷」とは、外部から内部の術師の姿を視認不可にする他、呪霊を炙り出す効果を持つ”結界術”の一種です。
外部の非術師から呪術の使用を目撃されるリスクがある場合、「帷」の使用は必須となります。
また、特定の人物の出入りを封じるなど、複数の条件を付与することも可能です。
洋館の異変
上述の通り、2手に分かれたはずの冥冥と歌姫。
しかし、階層を跨ぐ移動を行なっていないはずの2人は、なぜか合流してしまいます。
どうやら2人は、既に呪霊の”腹の中”に入ってしまった様子。
ここで歌姫が「生得領域(しょうとくりょういき)ではないですよね?」と可能性を提示しました。
一方の冥冥は、その可能性を否定。「となると?」と歌姫に問い返します。
歌姫が出した答えは、「結界術」。
「生得領域」を具現化する「領域展開」も結界術の一種ですが、ここでは「領域」以外の結界術のことを指しているのでしょう。
2人は、呪霊が持つ術式について考察しつつ、ひたすらに洋館内を歩き続けます。
生得領域とは?
「生得領域」とは、「領域展開」によって展開される、心象風景を具現化した空間のことです。
作中では、両面宿儺の「伏魔御廚子」や五条悟の「無量空処」、”特級呪霊”漏瑚の「蓋棺鉄囲山」などが既に描写されています。
冥冥は、洋館の内部の構造に何ら変わりがないことから、歌姫の「領域」説を一蹴しました。
冥冥の課題
状況の整理を終えた冥冥は、歌姫に対して「どう突破する?」と”課題”を提示しました。
問われた歌姫は、「歩数」を根拠に現在の”結界”がドーナツ構造ではないと断定。
その後、現在の”結界”がツギハギ型であり、2人で走ることで”ほころび”が生じるのではないか、と推測しました。
冥冥の追加案により、2人は左右同時に廊下を走り抜けることに。
そして、歌姫が走り出した直後。
外部から凄まじい衝撃が加わり、洋館は”結界”ごと破壊されてしまいました。
瓦礫に埋もれた歌姫の前には、五条悟の姿が。
ここで、OP楽曲が挿入されます。
呪術高専2年トリオ
洋館の調査に向かった冥冥と歌姫を救出するため、派遣されたのは呪術高専2年の五条悟、夏油傑、家入硝子の3名です。
洋館内では1時間も過ごしていないであろう歌姫と冥冥。しかし、外部では既に2日もの時間が経ってしまっていたようです。
冥冥は、図らずも2日間もの労働時間が発生したことから、追加報酬を請求することに。
……その直後、「それはそうと君達」と切り出した冥冥は、「”帷”は?」と問いかけました。
教育的指導
”帷”を欠いた状態で破壊された洋館は、たちまちニュースで報道されてしまうことに。
呪術高専2年担任教師の夜蛾正道は、”帷”を下ろし忘れた五条に対し、「教育的指導」を行いました。
その後、2年生トリオは体育館に移動。
五条は、「”帷”ってそこまで必要?」と愚痴を漏らします。
一方の夏油は、”呪霊”の発生を抑制するため、「人々の心の平穏」が重要であることを説きました。
滔々(とうとう)と語り続ける夏油の言葉を遮り、「弱い奴等に気を遣うのは疲れるよ」と吐き出した五条。
そんな”親友”に対して、夏油は「呪術は非術師を守るためにある」と結論を述べました。
当時の夏油は、”呪術師”として五条よりも遥かに正動を行く人物であったようです。
最強の2人
五条悟と夏油傑。
高専2年にして、既にとてつもない強さを有している2人には、「天元様」からご指名の依頼が舞い込みます。
その依頼内容は、「星漿体(せいしょうたい)」たる少女の護衛と抹消です。
天元様
天元とは、呪術界の根幹を担う”不死の術師”です。日本国内のすべての結界は、天元の結界術によって底上げされています。
そんな天元が瀕しているのが、”進化”です。
「不死」であっても「不老」ではない天元は、”不死の術式”によって肉体が”進化”してしまう様子。
”進化”による影響は未知であり、最悪の場合、天元が人類の敵となってしまうこともあり得るようです。
ゆえに天元は、自身と適合した「星漿体」と、500年の周期で”同化”する必要があります。
敵対組織
目下のところ、天元と星漿体の”同化”をよく思わない敵対組織は2種存在する様子。
1つは”現呪術界の転覆”を目論む、呪詛師集団「Q」。
もう1つは、天元を崇拝する宗教組織「盤星教『時の器の会』」です。
天元と星漿体の同化は、2日後の満月に行われます。つまり、五条と夏油のひとまずの任務は、同化の時まで星漿体を守り切ることです。
ーー任務を前に、五条は「まぁ大丈夫でしょ 俺達最強だし」と述べ、微塵も余裕を隠しません。
夏油は、そんな五条に対して、「一人称『俺』はやめた方がいい」と一言。
「私」か「僕」を推奨しました。一方の五条は、「嫌なこった」と返します。
そんな雑談も束の間、星漿体である少女が、呪詛師集団「Q」の手により、早速ピンチを迎えていました。
夏油の機転により、ひとまずは救い出された星漿体。
また、五条悟の前には、「Q」の戦闘員であるバイエルが姿を見せました。
「禪院」から「伏黒」へ
呪詛師集団「Q」が星漿体を狙っている最中、怪しげな2人が会話していました。
「禪院」と呼ばれた男は、「もう禪院じゃねぇ 婿に入ったんでな 今は伏黒だ」と返して……?
アニメ『呪術廻戦』第25話終わり。
アニメ『呪術廻戦』第25話の感想
最強の2人による物語
ついに始まったアニメ『呪術廻戦』の第2期。
原作『呪術廻戦』8巻の第64話で描かれた小沢優子の物語は、見事に飛ばされてしまいました。
……そんなことはさておき。
『呪術廻戦0』の地上波初放送も行われ、盛り上がりに盛り上がった『呪術廻戦』界隈。
なぜ夏油傑は高専を離脱し、”最悪の呪詛師”と呼ばれるに至ったのでしょうか。
第2期の前半で描かれる「懐玉・玉折」編では、そんな夏油傑と五条悟の物語が展開されます。
これは、五条悟が「最強」に、そして夏油傑は「最悪」になる物語です。
戦闘シーンへの期待
この先のネタバレとなるため詳細は省きますが、『呪術廻戦』の「懐玉・玉折」編では、迫力たっぷりの戦闘シーンが複数存在しています。
MAPPAの確かな映像化技術で、五条悟と夏油傑の戦闘はどのように描かれるのでしょうか。
また、2人+星漿体の行先は、抜群のロケーションであることもしばしば。
背景美術にも注目しておきたいところです!
アニメ『呪術廻戦』第25話の考察
アニメオリジナル要素
アニメ『呪術廻戦』第25話では、アニメオリジナル要素が多く盛り込まれていました。
以下では、そんなオリジナル要素として際立ったシーンをいくつかご紹介しています。
夏油の独白
アニメ『呪術廻戦』第25話は、夏油傑のシーンから幕を開けました。
醜悪な非術師の実態を目の当たりにし、揺れる夏油傑ーー。
彼は一体何を見て、現在のような心境に至ったのでしょうか。想像力が掻き立てられる冒頭に引き続き、後述の歌姫と冥冥の任務へと場面は移ります。
歌姫のナーフ
次に、冥冥と庵歌姫の任務のシーンです。当該シーンは、原作では4ページ(内1ページは建物が描かれた大コマ)で済まされていたところ、アニメ版では10分前後もの尺を使用していました。
なお、追加シーンとして描かれたのは、今回の2人の任務の背景や、任務中の様子です。
原作版において、歌姫は呪霊の”結界術”に綻びを生じさせる術として、”二手に分かれる”方法を自ら提示していました。
一方のアニメ版では、歌姫自身では”二手に分かれる”という答えにまで行き着くことができず、冥冥から「90点」という評価を下されています。
原作版より僅かに抜けた人物として描写されてしまった歌姫……尺の都合とはいえ、いささか不憫ですね。
体育館にて
五条が夜蛾から教育的指導を受けた後、五条悟(さとる)、家入硝子(しょうこ)、夏油傑(すぐる)のさしすトリオは、体育館へと移動していました。
その後、おもむろにバスケットボールで遊び始めた後、口論へと移った五条と夏油。
当該シーンは、原作では教室内にて繰り広げられていました。
会話の内容は同一ですが、動きの面ではオリジナルシーンと表現しても良いでしょう。
星漿体の危機
アニメ『呪術廻戦』第25話後半、五条と夏油は外を歩いていました。
そして2人は途中で別れ、五条は地上、夏油は建物の内部を進んでいきます。
夏油がエレベーター経由でとある一室に辿り着いた直後、室内にて爆発が発生。星漿体が危機に陥りました。
このシーン、夏油が建物内に入ったのはアニメオリジナル要素です。
原作版では、2人とも地上にいた際に爆発が発生していました。
歌姫の1級査定中?
冥冥と同行していた庵歌姫は、当時2級呪術師でした。
一方の冥冥は、この時点で既に1級呪術師。
後の歌姫が準1級呪術師であったことを考えると、洋館での任務は昇級査定任務であった可能性もあります。
昇級査定任務は、2名以上の1級呪術師による推薦を受けた2級以下の呪術師が、準1級呪術師へと位を上げるために行われる任務です。
通常は1名以上の1級呪術師(もしくは1級相当の呪術師)が同行すると決まっており、同行する術師は推薦した術師とは別の人物である必要があります。
今回ご紹介したアニメ『呪術廻戦』第25話では、歌姫が「昇級」について冥冥に頼むセリフも差し込まれていました。
現在が昇級査定中だと仮定すると、このセリフの意味にも合点がいきます。
あるいは、歌姫がまだ”推薦”すら受けていない状態であると仮定すると、冥冥に”推薦”を頼んでいるのだと読み取ることもできそうですね。
準1級以上は猛者
補足として、呪術師の等級は、通常であれば”2級”で頭打ちであるとされています。
1級はもちろん、準1級ですらも、呪術師としては一握りの実力者であるようです。
そんな背景を知ると、高専入学時点で既に2級術師であった伏黒恵や、高専在学中にして既に1級術師である東堂葵の凄さが際立ちますよね。
次回は「懐玉-弐-」
アニメ『呪術廻戦』第26話のサブタイトルは「懐玉-弐-」。
「伏黒」姓の謎の人物や、星漿体の少女の掘り下げが行われつつ、戦いが激化し始めます。
今後の展開やいかに……?
【呪術廻戦】ストーリーまとめ
『呪術廻戦』最新巻発売中!
『呪術廻戦』最新27巻が7/4に発売!!
五条悟と両面宿儺が手に汗握る戦いを繰り広げた一方、ある場所では”お笑い対決”が開幕!?
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髙羽史彦 vs 羂索、開戦!!
原作『呪術廻戦』本誌ネタバレ
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