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【呪術廻戦】作品の概要
稀有な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?
『呪術廻戦』とは
『呪術廻戦』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、芥見下々先生作のダークファンタジー漫画です。
主人公の虎杖悠仁は、”呪い”を祓うことを生業とする呪術師を育てる「東京呪術高等専門学校」に通う一年生。
”呪いの王”と称される両面宿儺と共生している虎杖は・・・
この記事について
『呪術廻戦』に登場する「裏梅(うらうめ)」について徹底的に解説している記事です。これまでの活躍の他、裏梅の生得術式「氷凝呪法」についても解説しています。
本記事は、本誌最新話時点のネタバレを含みます。
閲覧の際は十分にご注意ください。
【呪術廻戦】裏梅の概要
”凍星”裏梅について
裏梅(うらうめ)とは、1000年前に両面宿儺の専属料理人を務めていた術師です。
過去を生きた術師であるはずの裏梅ですが、どうやら羂索(けんじゃく)との”縛り”によって受肉を果たした様子。
1000年の時を経てなお、裏梅の宿儺への忠義には一点の曇りもありません。
本記事では、そんな裏梅の来歴や術式について徹底的に解説していきます。
鹿紫雲の現在の状況は?
鹿紫雲のプロフィール
名前 | 裏梅(うらうめ) |
所属 | 宿儺の従者(専属料理人) |
CV | 斎賀みつき |
【呪術廻戦】裏梅の来歴
1度目の人生|1000年前
裏梅は、1000年前に1度目の人生を生きた術師です。
1000年前とは、すなわち呪術全盛期たる平安時代。
同じ時代を生きた術師としては、烏鷺(うろ)、万(よろず)、天使などが挙げられます。
そこに至るまでの経緯は不明ながら、”専属料理人”として宿儺から重宝されていた裏梅。
その得意分野は、宿儺が好物とする人間の調理でした。
なお、レパートリーには「猿脳のポタージュ」なる料理も存在しており、同じ時代を生きた万が好物としていたようです。
羂索との”縛り”
裏梅は、羂索との間に何らかの”縛り”を結んだものと思われます。
結果として、他の”受肉した過去の術師”らのように現代で受肉を果たし、再び宿儺の御前へと馳せ参じることとなりました。
京都姉妹校交流会編
初登場
裏梅は、高専に捕えられた”呪詛師”組屋鞣造(くみや じゅうぞう)伝いに「白髪オカッパのガキ」として登場しました。
なお、この時点で「裏梅」という名前を含むその他の情報は明かされていません。
渋谷事変編
呪詛師のまとめ役
「渋谷事変」発生時の裏梅は、真人一派に与(くみ)する呪詛師らを取りまとめる立場として暗躍していました。
例えば重面春太(しげも はるた)には、「スーツの人間(=補助監督)」を狩り続けるよう指示を出していました。
宿儺との再会
宿儺vs”特級呪霊”漏瑚(じょうご)の大怪獣決戦が終了した直後、「宿儺様」と裏梅が登場。
相手の正体に気がついた宿儺は、「裏梅か!!」と表情を一変させました。
当初は宿儺と完全に合流するつもりでいたであろう裏梅。
一方の宿儺は、未だ虎杖悠仁という「器」に捕えられた状態であり、思うように動くことができません。
そして、宿儺から「ゆめ準備を怠るな またな」という言葉をかけられた裏梅は、静かに「御意に」と返しました。
「渋谷事変」最終盤
『呪術廻戦』第134話。
虎杖を含む高専の術師らに脹相を加えたメンバーが、「渋谷事変」の黒幕たる羂索と対峙していた折、突如として裏梅も登場しました。
そして、続く『呪術廻戦』第135話、遂に裏梅が術式を使用。
氷の術式たる「氷凝(ひこり)呪法」により、相手術師らを一網打尽にしてしまいます。
”特級呪術師”九十九由基の介入により、結局その場はお開きとなりましたが、大きな爪痕を残す形になりました。
死滅回游編
”浴”の準備
来るべき宿儺復活の時に向けて、裏梅は粛々と準備を進めていました。
そして『呪術廻戦』第215話。
羂索によって送られた裏梅は、戦場に降り立つと同時に最大出力の「霜凪」を発動。
宿儺と戦っていた虎杖悠仁、禪院真希の両名を氷漬けにし、宿儺の露払いを完遂しました。
その後、既に”浴(よく)”の準備を済ませてあることを伝えると、宿儺から「相変わらず痒い所に手が届く」という嬉しい言葉が。
物静かな姿勢を崩さない裏梅でしたが、そこには「超うれしい」という感情説明の補足文が添えられていました。
【”浴”について】
”浴”とは、本来の意味合いとしては「家宝などの器物を外敵から守る目的で呪具化する儀式」のことを指します。
一方で、裏梅が準備した”浴”は、宿儺をより”魔”へと近付け、「器」たる伏黒恵の魂をより深く鎮めるための儀式です。
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人外魔境新宿決戦編
五条復活
復活した五条が羂索の前に現れた際、裏梅は宿儺とともに現れました。
その場で五条が言い放ったのは、「悠仁から逃げた奴が 尻捲ってみっともねえなあ!!」という宿儺への侮辱。
”宿儺を対象とする煽りへの耐性”が0の裏梅が看過できるはずもなく……。
瞬時に怒りのパラメーターが振り切れた裏梅は「貴様っ!!」と激昂しますが、直後に五条の手痛い一撃を喰らってしまいました。
なお、五条が裏梅に放った一撃は、反転術式を以ってしても残る”痛み”と、宿儺を前にかかされた”恥”という2つの傷跡を残しています。
vs秤金次
「人外魔境新宿決戦編」にて、裏梅は呪術高専3年の秤金次と対峙。
初手で領域「坐殺博徒」に巻き込まれ、宿儺vs鹿紫雲戦の終了まで時間を浪費させられる格好となりました。
「氷凝呪法」を用いた激しい攻撃を展開する裏梅。
一方の秤は、”大当たり”直後のラウンド中であり、フルオートで反転術式が回り続ける不死身状態にあります。
宿儺や五条をも凌ぐ再生速度を前に、苦戦を強いられて……?
【呪術廻戦】裏梅の実力と術式
裏梅の実力
裏梅は、後述する強力な生得術式の他、術師としての高いポテンシャルを有しています。
例えば、脹相が放った「穿血(せんけつ)」を初見でガードする動体視力。
そして、”2級呪術師”の西宮桃が放った「鎌異断(かまいたち)」を、素手で容易に払う胆力と防御力。
どこをとっても一級品であり、裏梅が呪術全盛の世を生きた猛者であった事実を裏付けています。
生得術式「氷凝呪法」
裏梅が持つ「氷凝呪法」は、対象を凍結させることができる術式です。
2種の大技(後述)の他、指先の凍結による鋭利な武器の生成など、汎用性に優れた術式であると言えるでしょう。
以下では、そんな「氷凝呪法」から繰り出された技をご紹介しています。
霜凪
「霜凪(しもなぎ)」は、過冷却状態の呪力をぶつけることによって対象を凍結する「氷凝呪法の真髄」です。
初出は『呪術廻戦』第135話であり、その場に居合わせた敵を一網打尽にして見せました。
なお、最大出力の「霜凪」は、瞬時に氷塊を作り上げるほどの凍結範囲を誇ります。
直瀑
「直瀑(ちょくばく)」は、凍結によって対象を拘束した上で、頭上から巨大な氷柱(つらら)を落とす技です。
その様は、さながら凍った滝たる”氷瀑”。
上画像の巨大な氷柱群が、その殺傷能力の高さを物語っています。
反転術式
裏梅は「反転術式」を習得しており、傷ついた体を瞬時に癒すことができます。
実際に裏梅の「反転術式」を目の当たりにした”1級呪術師”の日下部は、「呪術のスケールが段違い」と評していました。
本編では描かれていないものの、術式の反転も使用可能と見て良さそうです。
領域展開について考察
平安の世に生まれた裏梅は、宿儺の側に仕えることを許された唯一の人間です。
その実力は1級呪術師のレベルを遥かに超越しており、さすがは呪術全盛の世を生きた術師と言ったところでしょうか。
さて、そんな実力者であるからこそ、裏梅は「領域展開」をも習得しているのではないかと予想されます。
必中効果の予想
領域に付与された必中術式は、単純に予想するのであれば、対象の凍結でしょう。
領域の効果によって凍結の術式が必中となった場合、対象はたちまち氷漬けの憂き目に遭ってしまいます。
凍って仕舞えば、あとは裏梅が好きに料理するだけ。
まさしく必中必殺。”凍星”の名に相応しい領域です。
銀世界を展開か
裏梅が領域を展開した場合、心象空間たる”見た目”にも注目しておきたいところです。
「氷凝呪法」は”氷”や”凍結”を能力とする術式。
そんな術式の持ち主から展開される領域となると、一面の銀世界が連想されます。
なんだかロマンチックな裏梅の領域。
お披露目の日が楽しみでなりません。
【呪術廻戦】裏梅の魅力
裏梅はかわいい
裏梅は基本的に無表情であり、いざ感情を表出させたかと思えば、それは敵への怒りであることが多い印象を受けます。
しかし、ツンとした表情は時に雪解けのような綻びを見せ、その瞬間に裏梅のかわいい一面が垣間見えるのです。
「かわいい」よりも「美しい」が勝る普段の凛とした表情も素敵ですが、かわいい裏梅も捨てがたいところですよね。
裏梅の性別はどっち?
中性的な顔立ちの他、ボディラインが見えない袈裟を着用していることから、裏梅の性別は未だ判然としません。
笑い声が「ウフフ」という(どちらかといえば)女性的なそれですが、真相やいかにーー?
【呪術廻戦】ストーリーまとめ
『呪術廻戦』最新巻発売中!
『呪術廻戦』最新27巻が7/4に発売!!
五条悟と両面宿儺が手に汗握る戦いを繰り広げた一方、ある場所では”お笑い対決”が開幕!?
爆笑必至の戦いがここに。
髙羽史彦 vs 羂索、開戦!!
原作『呪術廻戦』本誌ネタバレ
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