【呪術廻戦】作品の概要
稀有な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?
『呪術廻戦』とは
『呪術廻戦』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、芥見下々先生作のダークファンタジー漫画です。
主人公の虎杖悠仁は、”呪い”を祓うことを生業とする呪術師を育てる「東京呪術高等専門学校」に通う一年生。
”呪いの王”と称される両面宿儺と共生している虎杖は・・・
この記事について
『呪術廻戦』第250話のネタバレ考察・感想記事です。ストーリーの内容をわかりやすくお伝えしています。
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第249話のネタバレ速報
【呪術廻戦】第250話のネタバレ
以下からは、『呪術廻戦』第250話「人外魔境新宿決戦㉒」の内容をネタバレ込みでご紹介していきます。
真贋相愛
第250話冒頭、”特級術師”乙骨憂太が展開した領域「真贋相愛」について、その詳しい効果が明かされました。
まず「真贋相愛」に付与される必中術式は、乙骨が模倣(コピー)しストックしている術式の中から選択することができるようです。
そして、選択された術式を除く術式は、領域内に突き刺さる”刀”の中にランダムで付与されるとのこと。
なお、「刀にどの術式が込められているのか」は乙骨自身でも手にするまで分からず、また刀は術式を開放した直後に消滅します。
※刀は無数に刺さっており、本数制限や使用制限はナシ。
つまり、”天使”の「邪去侮(ヤコブ)の梯子」については、必中効果として付与されているため、刀に宿ることはありません。
窮地の宿儺
刀を引き抜いた乙骨は、ドルゥヴの術式(=自律した式神の軌跡を”領域”とする術式)を繰り出しました。
3体の式神は宿儺の周囲を舞い、不可侵の”領域”を作り上げます。
その直後、虎杖とリカが宿儺に対して攻撃。体勢を崩した宿儺は、先ほどの”領域”に当たってしまい、背中に切り傷のようなダメージを負いました。
現在の宿儺は、依然として領域「伏魔御廚子(ふくまみづし)」を封じられており、なおかつ反転術式の出力も低下している状況です。
加えて、残る呪力総量は乙骨と同程度であるという宿儺。
また、常に「彌虚葛籠(いやこつづら)」を継続させておく必要があることから、「世界を断つ斬撃」も発動不可能であるとのこと。
どうやら現在の宿儺は、完全な窮地に陥っているようです。
また、問題は虎杖の打撃にもありました。
かつて”特級呪霊”真人(まひと)にもダメージを与えていたように、虎杖の打撃は的確に”魂”を捉えます。
現在の虎杖は、伏黒恵と宿儺の「魂の境界」を知覚していました。
「魂の境界」への攻撃は、伏黒と宿儺の肉体が同調することを阻害。
噛み砕いて表現すると、虎杖の拳からは、単純に宿儺のパフォーマンスを落とす一撃が次々と繰り出されているのです。
もし打撃を喰らい続けた宿儺が、「彌虚葛籠」の発動が困難な状態に追い込まれた場合、待っているのは「真贋相愛」の必中術式の的中。
つまり、”天使”の「邪去侮の梯子」による消滅です。
繰り返しますが、やはり宿儺はかなりの窮地に陥っていると言えそうですね。
空白のひと月
狗巻棘の「呪言」や烏鷺亨子(うろ たかこ)の「宇守羅彈(うすらび)」など、次々にコピーした術式を使い続ける乙骨。
しかし、宿儺もただ大人しく攻撃を受けるだけではなく、「解(カイ)」による反撃も行います。
ここで宿儺は、「このひと月 何をした?」と2人に問いかけました。
虎杖の反転術式習得をはじめ、高専術師たちが1ヶ月ではとても成し得ないはずの成長を遂げていたからです。
極め付けは、領域「真贋相愛」の特殊な設定にありました。
虎杖が「邪去侮の梯子」を受けていないことから分かる通り、乙骨は”術式対象者を宿儺のみに絞る”という高等技術を実現していたのです。
宿儺の問いに対して乙骨は「ズルしました」という回答にとどめました。
奥の手
乙骨は、決戦に備えてシャルル・ベルナールの「G戦杖」の模倣も済ませていました。
しかし、どの術式を用いても、宿儺に”決定的な隙”を生み出す攻撃にはなり得ません。
そんな折、付与される術式がランダムである”刀”から、ついに乙骨は目当ての術式を引き当てました。
それはなんと、宿儺の術式「御廚子(みづし)」。
乙骨は宿儺に対し、ゼロ距離で「捌(ハチ)」を当てて……?
『呪術廻戦』第250話終わり。
【呪術廻戦】第250話の感想と考察
”キーマン”虎杖
『呪術廻戦』第248話で「反転術式」の習得が明かされてからと言うもの、徐々に株を上げつつある虎杖。
さらには、”魂に作用する打撃”が宿儺に対して非常に有効であることも明かされ、一気に「人外魔境新宿決戦」のキーマンの座を掴んだように思われます。
彼は主人公であり、現在はおそらく最終決戦のため、当然と言えば当然の流れです。
しかし、それでも虎杖悠仁に「役割」が与えられる姿は、なんだか読者として嬉しいものですよね。
今後も様々に状況変化すると思われる新宿決戦。
最終的に勝負を決するのは、”主人公”虎杖悠仁の拳であって欲しいものです。
今後の虎杖の活躍について
加茂憲紀や脹相から教えを受けていたことから、虎杖悠仁が「赤血操術」を獲得したことは確定と見て良いでしょう。
したがって、仮に乙骨の領域「真贋相愛」で決着しなかった場合、虎杖の”奥の手”として「穿血」などの技が放たれるのでは無いかと思われます。
1ヶ月の間に恐ろしいまでの成長を遂げ、いま戦場に立つ虎杖。
術式を持っていると言うことは、(理論上は)領域展開も可能ではあるはずです。
”主人公”であるからこそ、宿儺の意表を突く意味でも、虎杖の領域展開に期待しておきたいところですね。
乙骨と「捌」
『呪術廻戦』第250話の最終盤、乙骨憂太は宿儺に向けて「捌(ハチ)」を放ちました。
「捌」とは、「解(カイ)」と同じく宿儺が繰り出す斬撃。
すなわち乙骨は、決戦前に宿儺の術式「御廚子(みづし)」をコピーしていたのです。
「御廚子」を使用できた理由
そもそも乙骨のコピーは、術式を持つ人物の肉体の一部を摂取することが条件であると考えられます。
例えば、烏鷺(うろ)の術式をコピーする直前には、リカが烏鷺の腕を捕食していました。
また、決戦直前、乙骨は狗巻とともに仄暗い回廊を進み、「使わせてもらうよ」と発していたのです。
これは、十中八九「(切断された腕を)使わせてもらうよ」という意味でしょう。
そして、乙骨が宿儺の術式をコピーできた理由ですが、これはおそらく五条悟が「両面宿儺の指」を持っていたからでしょう。
元より宿儺は、自身の残り1本の指が五条の手にあるものと予想していました。
まさにその予想は正しく、五条は乙骨に宿儺の指を託し、そして乙骨は「リカ」に指を食べさせたのでは無いでしょうか。
次回(第251話)の展開予想
【呪術廻戦】ストーリーまとめ
『呪術廻戦』最新巻発売中!
『呪術廻戦』最新27巻が7/4に発売!!
五条悟と両面宿儺が手に汗握る戦いを繰り広げた一方、ある場所では”お笑い対決”が開幕!?
爆笑必至の戦いがここに。
髙羽史彦 vs 羂索、開戦!!
原作『呪術廻戦』本誌ネタバレ
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