【呪術廻戦】作品の概要
稀有な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?
『呪術廻戦』とは
『呪術廻戦』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、芥見下々先生作のダークファンタジー漫画です。
主人公の虎杖悠仁は、”呪い”を祓うことを生業とする呪術師を育てる「東京呪術高等専門学校」に通う一年生。
”呪いの王”と称される両面宿儺と共生している虎杖は・・・
この記事について
『呪術廻戦』第251話のネタバレ考察・感想記事です。ストーリーの内容をわかりやすくお伝えしています。
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【呪術廻戦】第251話のネタバレ
以下からは、『呪術廻戦』第250話「人外魔境新宿決戦㉓」の内容をネタバレ込みでご紹介していきます。
防戦一方
宿儺が回収できなかった、「宿儺の指」の最後の1本……。
乙骨憂太(あるいはリカ)はその1本を食しており、それゆえに「御廚子(みづし)」の使用を可能としていました。
放たれた「捌(ハチ)」とは、対象の呪力量や強度によって強さが変わる刃。
明確なダメージを受けた宿儺に対し、虎杖が「魂に作用する打撃」で追撃します。
ーー乙骨と虎杖。
2人の苛烈な攻めを前に、宿儺は防戦一方の状態に陥ります。
宿儺の策
「反転術式」をフルで回しつつ、伏黒を取り戻すために攻め続ける虎杖。
相手の猛烈な手数を前に、さすがの宿儺も呪力出力と肉体の支配が鈍ってきたと認めます。
……窮地に陥った宿儺は、「彌虚葛籠(いやこつづら)」の解除を選択。
領域「真贋相愛」の必中効果を体で受けつつ、「世界を断つ斬撃」を放つ算段をつけたようです。
一方の乙骨は、そんな宿儺の動きを想定していました。
だからこそ攻め手を緩めず、掌印を結ばせないため、腕を引きちぎるなどの苛烈な攻めを展開します。
……そんな折、虎杖は宿儺に”血”を引っ掛けました。
そしてその”血”は、宿儺の顔面で炸裂。
察するに「赤血操術」による血液操作の賜物でしょう。
九十九のノート
ここで、虎杖の回想が入ります。
脹相を介して、九十九が遺した「魂の研究記録」を閲覧した虎杖。
そこには、真人の「無為転変」のような特殊な術式が絡む場合を除くと、魂が完全に混じり合うことはないことが記されていました。
現在の伏黒についても、”魂”が奥深くに沈められている状況に変わりはないものの、完全に宿儺の”魂”と融合を果たしたわけではないようです。
つまり、虎杖の「魂に作用する打撃」を用いれば、伏黒の”魂”を起こすことすら夢ではありません。
ここで来栖が、”天使”の「邪去侮(ヤコブ)の梯子」が現在の状況に適しているのではないかと述べました。
”天使”の術式は、対象の術式を消滅させる能力を持ちます。
そして、呪物として受肉を果たした術師は術式とも強く結びついているため、術式の消滅は「死」を意味しているのです。
虎杖の打撃で宿儺と伏黒の”魂”を引き離すことができれば、”天使”の「邪去侮の梯子」による伏黒の生存確率も上昇します。
いよいよ伏黒の救出が現実味を帯び始めました。
潰える希望
……場面は戻り、現在。
「彌虚葛籠」を解除した宿儺に、最大出力の「邪去侮の梯子」がヒットしました。
その瞬間、遂に虎杖は”伏黒の魂”と対面。
しかし、これ以上ない絶望を味わった伏黒には、もう”生きる意志”が残されていなかったのです。
伏黒の救出に失敗した直後、宿儺によって呪詞が詠唱されました。
「”龍鱗” ”反発” ”番いの流星”」
……そして放たれた「世界を断つ斬撃」は、乙骨憂太、リカ、虎杖悠仁の三者を刻むとともに、領域「真贋相愛」すらも崩壊させてしまいました。
完全に勝利を確信した宿儺。
度重なる戦闘による疲弊もあってか、彼は気付くことができませんでした。
背後から急襲を仕掛けた禪院真希に……。
『呪術廻戦』第251話終わり。
【呪術廻戦】第251話の感想と考察
戦犯について
乙骨憂太によって満を持して展開された、領域「真贋相愛(しんがんそうあい)」。
必中術式を(コピー済みの術式から)自由に選択できる他、その必中術式以外の術式を(ランダム要素はあるものの)無制限に使用可能と、破格の性能を持っていました。
しかし、今回ご紹介した『呪術廻戦』第251話にて、宿儺の「世界を断つ斬撃」が炸裂。
無惨にも領域は崩壊してしまいます。
……振り返れば、苛烈な攻め手の連続で宿儺の「彌虚葛籠(いやこつづら)」を解除にまで追い込み、必中術式の発動にまで持ち込むなど、当初の”狙い”は完璧に果たされていました。
あえて「戦犯」を挙げるのであれば、「邪去侮の梯子」の準備時間の長さでしょうか。
『呪術廻戦』第213話で繰り出された際も、結果的に”術式の消滅”にまでは至りませんでした。
当然ながら、発動直後に対象の術式を消滅させられるのであれば、それは余りに強過ぎるというものです。
……とはいえ、今回の「邪去侮の梯子」によって少なからず宿儺にダメージが入り、結果として真希の急襲が刺さるほどの油断を誘発できたのですから、完全な「無駄」とは言えないでしょう。
近付く決着の時
遂に出陣した”鬼人”禪院真希。
禪院甚爾と同等のステージにまで立った彼女は、乙骨や秤に並ぶ一大戦力として数えられていました。
そんな真希が投入されたということは、現在の状況は高専にとって”背水の陣”そのもの。
いよいよ本当の「最後」が近付いているようです。
一方で、「真希の急襲で宿儺が死亡!はい、解決!!」……という展開は、どうにも考え難いところですよね。
ゆえに、まだもう一波待ち受けていると考えるのが妥当でしょう。
「世界を断つ斬撃」を受け、あわや死亡かとも思われる乙骨。
五条のように胴体が両断されたカットは描かれていないため、宿儺側の出力不足で死には至らなかった……などの可能性を信じたいところですが……?
次回(第252話)の展開予想
【呪術廻戦】ストーリーまとめ
『呪術廻戦』最新巻発売中!
『呪術廻戦』最新27巻が7/4に発売!!
五条悟と両面宿儺が手に汗握る戦いを繰り広げた一方、ある場所では”お笑い対決”が開幕!?
爆笑必至の戦いがここに。
髙羽史彦 vs 羂索、開戦!!
原作『呪術廻戦』本誌ネタバレ
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