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【呪術廻戦】作品の概要
稀有な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?
『呪術廻戦』とは
『呪術廻戦』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、芥見下々先生作のダークファンタジー漫画です。
主人公の虎杖悠仁は、”呪い”を祓うことを生業とする呪術師を育てる「東京呪術高等専門学校」に通う一年生。
”呪いの王”と称される両面宿儺と共生している虎杖は・・・
この記事について
『呪術廻戦』第267話のネタバレ速報をまとめている記事です。ストーリーの流れを追いつつ、ネタバレ込みで内容の考察を行なっています。
【呪術廻戦】第267話について
発売日はいつ?
『呪術廻戦』第267話は、2024年8月26日(火)発売の『週刊少年ジャンプ 39号』に掲載予定です。
「彌虚葛籠(いやこつづら)」を突破される危機に陥った宿儺は、リスクを押して焼き切れた術式をリセット。
その後、再び領域「伏魔御廚子」を展開する構えに入りました。
一方の虎杖は、ある”切り札”を握っていたようで……?
【呪術廻戦】前回(第266話)の振り返り
以下からは、『呪術廻戦』第266話「人外魔境新宿決戦㊲」の内容をネタバレ込みで振り返っています。
第267話のネタバレ速報は、本記事中盤以降に記述しています。
共感
『呪術廻戦』第266話は、虎杖悠仁と伏黒恵の対話からスタートします。
精神世界の中、第251話以来となる登場を果たした伏黒。
一言目に放たれたのは、「もういいんだ」と言うセリフでした。
呪術師としての伏黒が目指していたのは、姉・津美紀が”理不尽な不幸”に晒されない世界。
……仮にそのような世界が作れずとも、津美紀が何気ない日常を謳歌することができれば、伏黒にとってはただそれで良かったのです。
しかし、結果として、津美紀は”理不尽な不幸”に見舞われ、終ぞ命を落としてしまいました。
そんな伏黒に対して、今度は虎杖が語り始めます。
肺がんから闘病生活をスタートさせた虎杖の祖父・倭助は、かなり早い段階で”キツめの治療”を拒否するようになったとのこと。
当時の虎杖は、祖父のような治療拒否や、安楽死などの選択に対し、どこか他人事のような感情を抱いていたと語ります。
しかし、呪術師として「最悪の思い」を経験し、そんな思いが「延々続く」ことを考えた虎杖は、結果として「どうしようもない現実にぶつかった人々の選択」に共感することができるようになりました。
だからこそ虎杖は、現在の伏黒に「生きろなんて言えない」という言葉をかけます。
彌虚葛籠
場面は「人外魔境新宿決戦」へと戻ります。
展開された虎杖の領域を前に、宿儺は「彌虚葛籠(いやこつづら)」を発動しました。
「彌虚葛籠」は、必中術式から身を守るために考案された、「簡易領域」の原型となった結界術。
心象が具現化された「領域」と比べると出力が劣るものの、宿儺は一対の腕で掌印を結び続けることで、弱い出力を補っていました。
なお宿儺には、五条と同じ方法(=脳の破壊再生)による「焼き切れた術式のリセット」と言う選択肢もありましたが、「無量空処」によって脳にダメージを受けているとあって、リスクが高いと判断したようです。
リスク度外視
「彌虚葛籠」によって、生得術式に付与された必中術式から身を守っている宿儺。
相手に「解」が当たらない状態である以上、虎杖としては肉弾戦を繰り広げる他ありません。
……そんな折、場面は再び”精神世界”へ。
第266話序盤、伏黒に「生きろなんて言えない」と発していた虎杖は、「オマエがいないと寂しいよ」と続きの言葉をかけました。
そして、現在。
虎杖の言葉に呼応するかのように、”魂”状態の伏黒が「十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)」を使用。宿儺の片足を”影”に沈ませることで、決定的な”隙”を作り出したのです。
当然ながら、そんな”隙”を逃す虎杖ではありません。
伏黒の助太刀を悟った虎杖は、ニヤッと笑みを浮かべつつ、宿儺に対して強烈な打撃を与えます。
その後も虎杖は、宿儺に対して畳み掛けるかのようなラッシュを繰り出し、遂に「彌虚葛籠」の一部を破壊。
いよいよ宿儺を追い詰めた、……その時。
なんと宿儺は、リスクを押して”焼き切れた術式のリセット”を敢行。
脳に確実なダメージを負いつつも、無事術式を回復した上で、「領域展開」と唱えたのです。
しかし、虎杖の表情に焦りはありません。
虎杖は、地下深くに封印されていた謎の”指”を取り出してーー?
『呪術廻戦』第266話終わり。
『呪術廻戦』第266話のまとめ
【第266話のまとめ】
- 虎杖と伏黒の対話が描かれる。
- 宿儺は「彌虚葛籠」を発動し、必中術式を耐える。
- 伏黒の魂が息を吹き返し、宿儺に抵抗し始める。
- 宿儺が無理を押して焼き切れた術式を回復させる。
- 宿儺は領域を展開するも、虎杖は何らかの切り札を使用した。
『呪術廻戦』第266話のネタバレと感想・考察
【呪術廻戦】第267話のネタバレ速報
以下からは、『呪術廻戦』第267話「人外魔境新宿決戦㊳」の内容をネタバレありでご紹介していきます。
コピーの舞台裏
五条悟と”入れ替え修行”を行っていた乙骨は、”宿儺の指”の最後の1本を渡すよう懇願した。
その理由は、「リカ」に食べさせることで、宿儺の術式「御廚子(みづし)」をコピーするため。
しかし五条は、少し考える素振りを見せた後、「ダメ!!」とつれない反応を示す。
そもそも乙骨の「模倣(コピー)」は、文字通り術式をコピーするだけに過ぎず、術式の使用方法が脳に刻まれるわけではない。
ゆえに、例えば狗巻の「呪言」であっても、狗巻本人にノウハウを教わらなければ完全に使いこなすことはできないのである。
それを理解している五条は、あえて貴重な”宿儺の指”を使わせることはせず、後述する「ある方法」で乙骨のコピー条件を満たす方法を提案した。
コピー条件
乙骨憂太の”術式コピー”の条件は、コピー対象の肉体の一部を「リカ」に摂取させることである。
そして、条件を満たすことでコピー可能となった術式の強さは、肉体の摂取量や摂取部位、部位の価値などが重要な指標となる。
なお、”縛り”によって術式の使用回数を制限することによって、条件を無理やり満たすことも可能であるようだ。
しかし、「反転術式」によって摂取した部位が回復されてしまった場合、「リカ」が摂取した部位の呪術的価値は「0」となるとのこと。
だからこそ乙骨は、呪術的、かつ医療技術的にも回復が不可能であることから、狗巻と来栖の欠損部位を「リカ」に摂取させたのである。
逆に述べれば、「反転術式」による回復を意図的に行わなければ、摂取部位の呪術的価値は損なわれない。
……そこで乙骨は、戦闘中のどさくさに紛れ、虎杖悠仁の指を「リカ」に摂取させたのである。
釘崎野薔薇の復活
乙骨憂太が「リカ」に摂取させたと思われた”両面宿儺の指”は、実は”虎杖悠仁の指”で代用されていた。
それもそのはず、虎杖にも宿儺と同じ術式「御廚子」が刻まれており、その事実は五条の「六眼」のお墨付きだったのである。
……つまり、”宿儺の指”はいまだにこの世に存在している。
ここで登場したのが、虎杖悠仁、伏黒恵と同じ呪術高専1年・釘崎野薔薇である。
アスカよろしく眼帯を装着した釘崎は、「喜べ男子ども」と言うセリフとともに「芻霊呪法『共鳴り』」を使用。
起き抜けにも関わらず”指”経由で術式を貫通させ、宿儺を内部から攻撃したのである。
「彌虚葛籠」を破壊された挙句、「領域展開」すらも邪魔立てされてしまったすくな。
その肉体には、”必中”へと昇華された虎杖の「解(カイ)」が浴びせられる。
抵抗を続ける宿儺だったが、最後の最後で虎杖の拳が黒い稲妻を発した。
「黒閃」
長きに渡った戦いが、いま決着するーー!
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【呪術廻戦】第267話のネタバレ速報|まとめ
まずは『呪術廻戦』第267話の内容を簡単に振り返っておきましょう。
【第267話のまとめ】
- 乙骨のコピー術式についての詳細が語られる。
- 乙骨による「御廚子」のコピーは、虎杖の指を摂取することで行われていた。
- 20本目の宿儺の指は、地下深くに封印されていた。
- 釘崎野薔薇が眼帯姿で復活。宿儺の指に「共鳴り」を当てる。
- 虎杖の「黒閃」が宿儺にヒットする。
人外魔境新宿決戦編|現在の状況まとめ
以下の表に、「人外魔境新宿決戦」における各キャラクターの状況をまとめました。
キャラクター名 | 生死 | 状況 |
五条悟 | 死亡 | 宿儺に全てをぶつけるも、敢えなく敗北。 胴体を両断され死亡。 現在、その肉体は乙骨憂太によって使用されている。 |
両面宿儺 | 生存 | 釘崎の「共鳴り」を食らった直後、虎杖の「黒閃」を受けた。 |
鹿紫雲一 | 死亡 | 五条と同じく宿儺に全てをぶつけるも敗北。 「世界を断つ斬撃」によって死亡。 |
秤金次 | 生存 | 裏梅と戦闘中。 |
裏梅 | 生存 | 秤と戦闘中。 |
虎杖悠仁 | 生存 | 釘崎のカバーを受け、宿儺に「黒閃」をくらわせた。 |
東堂葵 | 生存 | 「不義遊戯」改で虎杖をサポートする。 |
ミゲル | 生存 | ラルゥとともに撤退した。 |
ラルゥ | 生存 | 重傷を負うも生存。 ミゲルとともに撤退した。 |
乙骨憂太 | 生存 | 「無量空処」の崩壊によって術式が焼き切れ、行動不能となった。 |
禪院真希 | 不明 | 三輪の「簡易領域」で宿儺の領域を凌ぐ。 その後「竈(カミノ)」の炎に包まれるも、東堂の「不義遊戯」で救出されたか。 |
日車寛見 | 死亡 | 領域展延、反転術式などの高等技術を習得するも、ゼロ距離で宿儺の斬撃を浴びて死亡。 |
脹相 | 死亡 | 宿儺の「竈」から虎杖を庇い、死亡する。 |
日下部篤也 | 不明 | 宿儺との戦闘に敗北。 生死不明。 |
猪野琢真 | 生存? | 習得した「簡易領域」で宿儺の領域を凌ぐ。 その後「竈(カミノ)」の炎に包まれるも、東堂の「不義遊戯」で救出されたか。 |
憂憂 | 生存 | 宿儺に狙われるも、ミゲルによって救われる。 |
星綺羅羅 | 生存 | 憂憂と共に高専術師の死体を回収する役目を担う。 |
羂索 | 死亡 | 現在地は岩手県の御所湖結界。 宿儺に”全て”を託し、脳を突き刺されて死亡した。 |
髙羽史彦 | 不明 | 現在地は岩手県の御所湖結界。 羂索との戦闘後、白装束を着込み、目を閉じているが、生死については明示されていない。 |
他のキャラクターはこちら!
【呪術廻戦】ストーリーまとめ
『呪術廻戦』最新巻発売中!
『呪術廻戦』最新27巻が7/4に発売!!
五条悟と両面宿儺が手に汗握る戦いを繰り広げた一方、ある場所では”お笑い対決”が開幕!?
爆笑必至の戦いがここに。
髙羽史彦 vs 羂索、開戦!!
原作『呪術廻戦』本誌ネタバレ
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