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【呪術廻戦】作品の概要
稀有な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?
『呪術廻戦』とは
『呪術廻戦』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、芥見下々先生作のダークファンタジー漫画です。
主人公の虎杖悠仁は、”呪い”を祓うことを生業とする呪術師を育てる「東京呪術高等専門学校」に通う一年生。
”呪いの王”と称される両面宿儺と共生している虎杖は・・・
この記事について
『呪術廻戦』第270話の展開をこれまでのネタバレと共に考察している記事です。発売日情報についてもまとめています。
【呪術廻戦】第270話について
発売日はいつ?
『呪術廻戦』第270話は、2024年9月17日(火)発売の『週刊少年ジャンプ』42号に掲載予定です。
虎杖悠仁を筆頭に、高専術師達が一丸となって得た、”呪いの王”両面宿儺への勝利。
完結までの残り話数は2話となりましたが、一体どのようなエンディングが読者を待ち受けているのでしょうか。
【呪術廻戦】前回(第269話)の振り返り
以下からは、『呪術廻戦』第269話「検討」の内容をネタバレ込みで振り返っています。
『呪術廻戦』第270話の内容は、本記事中盤以降です。
『呪術廻戦』ネタバレ①|駄菓子屋
『呪術廻戦」第269話は、冥冥が怪しげな駄菓子屋に立ち寄る意味深なシーンからスタートします。
私服姿の冥冥は、店主の女性にお菓子を差し出し、「いくら?」と一言。
……ページをめくると、シーンは次へと切り替わります。
『呪術廻戦』ネタバレ②|日下部の想い
次のページで最初に飛び込んでくるのは、既に元の肉体への移動を済ませていた乙骨憂太と、その乙骨に怒鳴る禪院真希の姿でした。
そんな修羅場に、虎杖悠仁、伏黒恵、釘崎野薔薇の1年生トリオが登場。
両面宿儺に肉体を乗っ取られていた伏黒は、皆に謝罪したい旨を述べます。また、伏黒に乗っかる形で、同じく謝罪しようとする虎杖。
そんな2人を制止したのは、日下部篤也でした。
日下部は、一貫して虎杖悠仁の死刑に対して賛成の立場を保っていた人物。しかし、夜蛾のメンツを立てる形で、高専サイドの術師として戦い続けてきたのです。
……そして日下部は、自身の考えが間違っていたとも思っておらず、また一方で「ほらみろ」とも思っていないことを明かします。
大人ですらどっちつかずな現在の状況。
だからこそ日下部は、「ガキはガキらしくしてくれ」とぶっきらぼうな配慮を滲ませました。
『呪術廻戦』ネタバレ③|乙骨のこれまで
話題は乙骨憂太についてへと戻ります。
乙骨曰く、彼が元の肉体に戻ることができた背景には、「リカ」による献身的なサポートがありました。
どうやら「リカ」は、抜け殻となった乙骨の肉体に「反転術式」を施し、傷付いた箇所の修復と、死へと向かう身体の維持を行なっていたようです。
ここで真希が、「そんな話はどうでもいいんだよ」と流れをぶった斬りました。
どうやら真希は、乙骨の立ち回りについて思うところがあった様子。
具体的な主張としては、「①羂索の奇襲は真希が行くべきだった」「②日車の『処刑人の剣』作戦に狗巻棘のボイレコを使うべきだった」の2点です。
……しかし、前者の羂索の奇襲については、乙骨であっても東堂葵の「不義遊戯」無しでは成功し得なかったであろう”賭け”でした。
真希ではそもそも「不義遊戯」の対象にならないため、奇襲の成功率が明らかに下がってしまいます。
また、乙骨には「リカ」の存在があったため、羂索の死後に起こった「呪霊操術」支配下の呪霊による暴走を最小限に抑えることができました。
真希単体では、呪霊による暴走がさらなる被害を出していた可能性があります。
加えて、狗巻棘のボイレコについては、宿儺に体力が余っている状態で決行していた場合、”反動”で狗巻が死亡する可能性がありました。
つまり、真希の主張とは異なり、ボイレコを使用するタイミングは適正だったようです。
また、「処刑人の剣」作戦の中核人物である日車は、自身との戦闘時の宿儺が「遊んでいた」と述べつつ、乙骨が出張っていた場合は瞬殺されていただろうと話します。
……術師となって2ヶ月程度の日車さん、なんと無事に”新宿決戦”を生き残ってしまったようです。
『呪術廻戦』ネタバレ④|シン・陰について
その後も各々で「人外魔境新宿決戦」を振り返りつつ、時折反省の弁を述べる術師達。
最後に、話題はシン・陰へと転換しました。
そもそもシン・陰流「簡易領域」は、門外不出の”縛り”が課されている技術です。
しかし、決戦では、門下生ではないはずの複数の術師達が「簡易領域」を習得していました。
その裏には、冥冥を中心とする”大人達の暗躍”があったようです。
どうやらシン・陰には、門外不出の”縛り”の他にも、当主が門下生から寿命を吸い取る”呪い”が存在するなど、歪みを抱えた一門であった様子。
そして、「当主」の存在は、シン・陰の高弟ですら知り得ない情報であり、組織を正すことは不可能に近い状態でした。
……が、現在の当主はなんと日下部篤也。
彼の一存により、門外不出の「簡易領域」の”縛り”の他、寿命の”呪い”も解除されたようです。
ここで、ストーリーは冒頭のシーンへと繋がります。
冥冥が訪れた駄菓子屋の店主は、どうやらその時点でのシン・陰流の当主だった様子。
門弟らの寿命を吸い取って生きながらえていた当主は、いずれ呪術総監すら飲み込むことを計画していたようですが、その夢は冥冥によって潰えることになりました。
『呪術廻戦』第269話終わり。
『呪術廻戦』第269話のまとめ
【第269話のまとめ】
- 虎杖、伏黒、釘崎が真希らと合流。
- 乙骨は既に肉体を取り戻しており、五体満足状態で生き残った。
- 日車寛見の生存が判明。
- 日下部篤也が「シン・陰流」の当主となっていたことが判明。
- シン・陰の前当主は、冥冥によって暗殺されていた。
『呪術廻戦』第269話のネタバレと考察・感想
【呪術廻戦】第270話の展開予想・考察
五条悟の復活
主人公・虎杖悠仁の手によって、”呪いの王”両面宿儺が倒された現在。
死亡したかに思われたヒロイン・釘崎野薔薇は復活を遂げ、宿儺に肉体を乗っ取られていた伏黒恵も復帰を果たしました。
ついでに述べるのであれば、「死滅回游編」において初登場し、一気に人気キャラの座を勝ち取った日車寛見も生存。
『呪術廻戦』のストーリーは、考え得る限りでかなりハッピーに寄ったエンディングへと近付いているように思われます。
しかし、ここに来て、さらなるハッピーエンドの可能性が急浮上しました。
それが、「五条悟の復活」です。
復活の伏線
五条悟復活が現実味を帯び始めたのは、第269話中で描かれた時計の描写(上画像)。
針が指し示している時間は、「2時18分28秒」と読み取ることができます。
2、18、28の3つの要素から組み立てられるのが、五条悟が特級呪物「獄門疆」からの復活を遂げた第218話と、五条悟の年齢(28歳)です。
恩師の死亡を感じさせないムードや、高専術師達が集結している場に家入硝子ら医療班の姿がなかった点も、五条復活説を裏付ける要素として大いに噂されています。
最終回までの残り話数は2話。
五条悟の復活……あり得るのではないでしょうか。
”鍵”は髙羽史彦か
五条悟の復活においてキーパーソンとなる可能性のある人物が、”お笑い術師”髙羽史彦です。
呪術界はおろか、日本全体に終焉を招こうとしていた術師・羂索の”隙”を生んだという意味で、MVPの1人と言っても過言ではない男、髙羽。
そんな彼が持つ術式「超人(コメディアン)」は、髙羽自身が”ウケる”と確信したイメージを実現するという、何ともロマン溢れた効果を持っています。
つまり、もし髙羽が「五条悟の復活」や、あるいは一歩先に踏み込んだ「五条悟生存ドッキリ」に面白さを見出したとすれば……五条悟復活は現実のものとなりそうですよね。
「渋谷事変」を筆頭に、救いのない展開が続いた『呪術廻戦』。
ストーリーの終わり際、これまでの鬱憤を晴らすかのような展開に期待しておきたいところです。
一級術師の誕生
「渋谷事変」や「死滅回游」によって国内が荒れる直前、虎杖・伏黒・釘崎を含む複数の呪術高専生が”一級査定”に挑んでいました。
2つの核を失ったパンダはともかく、虎杖、伏黒、釘崎、真希の活躍は顕著。
虎杖に至っては、”呪いの王”以上の「黒閃」連続記録を叩き出した他、2種類の術式を保持し、「領域展開」までも習得しています。
後述のような”縛り”による副作用がなく、上述のすべての技術が失われていない場合、虎杖の実力は間違いなく1級術師トップクラス。
「単独での国家転覆の可否」という特級クラス認定要件こそ満たしていない(と思われる)ものの、もはや特級相当と表現しても良いポテンシャルです。
「”呪いの王”両面宿儺を仕留めた」という実績も相まって、虎杖はまず間違いなく一級に認定されることでしょう。
日車寛見も一級認定?
日車寛見は、羂索の「”遠隔”無為転変」により、他の多くの元・非術師らとともに”術師”として覚醒した人物です。
しかし、その才能は突出しており、1ヶ月も経たぬ内に一級術師相当の実力を獲得。結果として、羂索や宿儺をして興味を抱かせるほどの”才能”を見せつけました。
また日車は、決戦までの1ヶ月を用いてさらにレベルアップ。
その後、決戦の土壇場を経て、「領域展延」や「反転術式」の習得に至りました。
振り返ってみると、まさに化け物クラスである日車の経歴。
決戦が終わり、”現代最強の呪術師”の死によって呪霊や呪詛師の活性化が考えられるいま、日車は呪術界の最前を担う”一級術師”として辣腕を振るってくれるのではないでしょうか。
高専で正規の教育を受けていないことを思えば、禪院家の数名のように”特別一級術師”として認定される可能性もありそうですね。
【呪術廻戦】今後の展開について
山積した課題
羂索の働きかけにより、作中世界の各国では、日本における「呪力」と言うエネルギーの存在が露呈してしまいました。
「死滅回游」編の終盤では、実際にアメリカ合衆国の軍特殊部隊が「保護」と言う名の「呪術師の拉致」のために乗り込んでくる始末……。
種を蒔いた本人である羂索は死しているものの、その種は様々な形で芽吹いてしまっています。
また、天元が死亡したことにより、高専術師らの結界強度は著しく低下しているはず。
これからの呪術界は、”現代最強の術師”なしでは厳しい局面を迎えそうです。
仮に五条の復活が実現しなかった場合、後述のような”乙骨が現代最強となる展開”が待っているのではないでしょうか。
乙骨が”現代最強”へ
五条悟が”現代最強”であった頃、等級上はその五条と並び、作中では”現代の異能”との異名もあてがわれた術師・乙骨憂太。
決戦前には、自らも五条と同じ”怪物”となる覚悟を決め、”羂索の術式で五条の肉体に渡る”と言う行動にも出ました。
呪術高専で過ごした時間は、乙骨に対して、心身ともに1年前とは比べ物にならないほどの強さを与えたようです。
さて、そんな乙骨が復活を遂げたいま、五条と同じかそれ以上の存在感を放つ”現代最強の術師”となり、呪術界を席巻する存在となるのではないでしょうか。
「人外魔境新宿決戦」によって五条悟が死亡したことは、呪術界全体に広く伝わるはず。
しばらくは呪詛師や呪霊らの勢いが増すことと思われますが、最強となった乙骨や、”鬼神”たる真希の実力があれば、再び以前のような呪術界へと戻る日も来るのではないでしょうか。
呪術界が表舞台へ
「死滅回游」の開始前、世界を牽引する複数の大国を訪れた羂索(けんじゃく)は、”呪力”の存在を首脳陣に明かすとともに、そのエネルギーとしての有用性をプレゼンしました。
これにより、各国政府は日本への興味を深めるとともに、果ては呪術師の拉致までも敢行。
死滅回游が平定し、人外魔境新宿決戦が決着したいま、次に日本が憂慮すべきは、そんな各国への対応でしょう。
”呪力”が国際社会において明らかになってしまった以上、これ以上”呪力”や”呪術”について隠匿しておく旨みはないはず。
ここで考えられるのが、呪術師や呪術界が”表舞台”へ上がる可能性です。
新体制となった呪術総監を始め、生き残った複数の有力術師達が、政治の中枢へと参画することになるのではないでしょうか。
【呪術廻戦】第270話の展開予想|まとめ
『呪術廻戦』第270話の予想内容を以下にまとめました。
【第270話の予想まとめ】
- 五条悟が生存。サプライズ登場で大団円か。
- 髙羽の存在が五条生存の鍵。
- 虎杖悠仁らが一級術師認定。
- 日車寛見が特別一級術師となり、術師活動を開始。
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『呪術廻戦』主要キャラクター|現在の状況
以下の表に、『呪術廻戦』第269話時点の各キャラクターの状況をまとめました。
キャラクター名 | 生死 | 状況 |
五条悟 | 死亡? | 宿儺に全てをぶつけるも、敢えなく敗北。 胴体を両断され死亡か。 ※生存の可能性。 |
両面宿儺 | 死亡 | 虎杖の「解」と「黒閃」を前に敗北した。 |
鹿紫雲一 | 死亡 | 五条と同じく宿儺に全てをぶつけるも敗北。 「世界を断つ斬撃」によって死亡。 |
秤金次 | 生存 | 裏梅との決着はついてないものの、相手の自害で勝負が終わった。 |
裏梅 | 死亡 | 宿儺の敗北を察し、自害した。 |
虎杖悠仁 | 生存 | 宿儺に勝利。 伏黒や釘崎とともに乙骨の救援へ向かう。 |
東堂葵 | 生存 | 生存。 |
ミゲル | 生存 | ラルゥとともに撤退し、生存。 |
ラルゥ | 生存 | ミゲルとともに撤退。 重傷を負うも生存。 |
乙骨憂太 | 生存 | 「リカ」の献身的なサポートを受け、無事に自分自身の肉体へと舞い戻った。 |
禪院真希 | 生存 | 生存。 危険を犯した乙骨に喰ってかかる。 |
日車寛見 | 生存 | 領域展延、反転術式などの高等技術を習得するも、ゼロ距離で宿儺の斬撃を浴びて死亡。 ……と思いきや、まさかの生存。 |
脹相 | 死亡 | 宿儺の「竈」から虎杖を庇い、死亡する。 |
日下部篤也 | 生存 | 生存。 シン・陰流の当主となった。 |
猪野琢真 | 生存? | 習得した「簡易領域」で宿儺の領域を凌ぐ。 その後「竈(カミノ)」の炎に包まれるも、東堂の「不義遊戯」で救出されたか。 |
憂憂 | 生存 | 生存。決戦のMVPを自称する。 |
星綺羅羅 | 生存 | 憂憂と共に高専術師の死体を回収する役目を担う。 |
羂索 | 死亡 | 現在地は岩手県の御所湖結界。 宿儺に”全て”を託し、脳を突き刺されて死亡した。 |
髙羽史彦 | 不明 | 現在地は岩手県の御所湖結界。 羂索との戦闘後、白装束を着込み、目を閉じているが、生死については明示されていない。 |
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【呪術廻戦】ストーリーまとめ
『呪術廻戦』最新巻発売中!
『呪術廻戦』最新27巻が7/4に発売!!
五条悟と両面宿儺が手に汗握る戦いを繰り広げた一方、ある場所では”お笑い対決”が開幕!?
爆笑必至の戦いがここに。
髙羽史彦 vs 羂索、開戦!!
原作『呪術廻戦』本誌ネタバレ
【呪術廻戦】ネタバレ記事アーカイブ | ||||
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