呪術廻戦

【呪術廻戦】第228話以降のネタバレ予想|魔虚羅の存在が鍵に? 戦いはさらに激化!

【呪術廻戦】作品の概要

呪術廻戦の第1巻(『呪術廻戦』1巻 芥見下々 / 集英社)

稀有な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?

『呪術廻戦』とは

『呪術廻戦』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、芥見下々先生作のダークファンタジー漫画です。

主人公の虎杖悠仁は、”呪い”を祓うことを生業とする呪術師を育てる「東京呪術高等専門学校」に通う一年生。

”呪いの王”と称される両面宿儺と共生している虎杖は・・・

五条悟復活!?

『呪術廻戦』26巻
【呪術廻戦】五条悟の復活が実現する理由|これまでの五条悟の道筋も総まとめ!『呪術廻戦』の今後のストーリー展開で「五条悟」が復活する可能性について考察しています。現代最強の術師は、一体どのような復活劇を見せてくれるのでしょうか。...

この記事について

『呪術廻戦』第228話以降の展開予想記事です。五条悟が3度目の領域展開を敢行。半径200メートルにも及ぶ「伏魔御廚子」の術式効果範囲を丸ごと飲み込んだ「無量空処」は、急速な収縮を見せて……?

【呪術廻戦】前回(第227話)のネタバレ

第227話「人外魔境新宿決戦⑤」

術式の治癒

前回(第226話)、五条悟は「反転術式」を使用し、「領域展開」直後の焼き切れた術式を治癒しました

モニター越しに一部始終を見ていた日下部は、五条と同じ「領域」と「反転術式」の両方を扱うことのできる者として、「乙骨!!」と(解説を求めて)名を呼びます。

焼き切れた術式の説明(『呪術廻戦』第227話 芥見下々 / 集英社)

しかし、”訳がわからない”という表情を浮かべた乙骨は、「領域展開」によって生得術式が焼き切れる感覚を、機械の「オーバーヒート」に喩えました。

通常、「反転術式」によって治癒することができるのは、肉体の損傷のみです。

機械で置き換えてみると、「故障(=肉体の損傷)」「オーバーヒート(=焼き切れた術式)」といったところでしょうか。

つまり、2つの現象は似て非なる状況にあり、故障であれば修理、オーバーヒートであれば冷却と、それぞれ異なるアプローチが必要になるという訳ですね。

しかし五条は、「修理(=反転術式)」によって「オーバーヒート(=焼き切れた術式)」すらも元に戻してしまったのです。

 

あまりに現実離れした行為を前に、怪訝な表情を浮かべた乙骨。

その脳内には、「何かとんでもない無茶を五条先生はしているんじゃないか……?」と、不穏な推測も浮かんでいました。

仕切り直し

「渋谷事変」の際を思えば、いささか狭い「伏魔御廚子」の効果範囲。

五条悟が範囲外に出てしまったことにより、両面宿儺は効果範囲を最大にまで拡げようと考えました。

……しかし、その時。

掌印を結んだ五条は、再び領域「無量空処」を展開しました

1度目と同じことを繰り返せば、「伏魔御廚子」によって外殻から破壊されかねません。

そこで五条は、結界の対内条件と対外条件を逆転させたようです。

Tips:条件の逆転とは?

まず初めに、「領域展開」とは、外殻たる”結界”を張り、その内部で生得領域を具現化する技術です。

そして、「領域展開」に用いられる”結界”は、「対象を閉じ込める」という目的の下、”内部からの攻撃に強い(外部からの攻撃に弱い)”という特徴を持ちます。

そこで五条は、外部からの攻撃に耐え得る「領域」を構築するため、「条件の逆転」を実施。通常とは逆の、”外部からの攻撃に強い(内部からの攻撃に弱い)結界”を作り上げたというわけですね。

通常であれば、”内側の強度を下げる”という行為は、対象に逃げられかねない愚策です。しかし、「無量空処」に限っては、結界の主が五条悟という最強仕様

今回のような”条件の逆転”も、さして問題にはならないのでしょう。

仕切り直そうとする五条(『呪術廻戦』第227話 芥見下々 / 集英社)

「伏魔御廚子」の斬撃に耐え得る「無量空処」を展開した五条は、「仕切り直そう」と不敵に微笑みました。

宿儺の領域対策

五条の「領域展開」によって閉じられた結界内では、「無量空処」の必中術式と「伏魔御廚子」の必中術式が相殺し合う状況にありました。

ゆえに戦いは、序盤と同じ近接戦へ。

両面宿儺は「領域展開」と「領域展延」を並行して行うことができるようであり、相変わらず緊迫した攻防が続いています。

本来であれば、生得術式との併用が不可であるはずの「領域展延」。

しかし、「領域展開」による必中術式は、あくまで”術式が付与された結界”によるものであり、宿儺がリアルタイムで術式を用いているわけではありません。

そんな背景から、「領域展開/展延」の併用が可能となっているようです。

「無量空処」内における「伏魔御廚子」の必中命令をオフにする宿儺(『呪術廻戦』第227話 芥見下々 / 集英社)

ここで、「六眼」を通し、五条悟は異常事態を察知しました。

「無量空処」内部における必中術式がオフになっているのです。

すなわち、結界内に存在する”必中命令”は「無量空処」に付与された術式のみ。

しかし、今現在、宿儺は五条悟に触れています

虎杖悠仁の内部で”魂”として過ごしていた宿儺は、羂索の助言も相まって、「無量空処」の攻略法を見つけていた様子。

……そう、「無量空処」は、五条悟に触れている者が効果対象外となるのです。

3度目の正直

宿儺は、「無量空処」内部の必中術式をオフにする”縛り”により、外部の「伏魔御廚子」の必中術式を強化。

「無量空処」の結界にはさらに強力な斬撃が繰り出され、またも領域が崩壊してしまいました

そして五条には、再び斬撃の嵐が見舞われます

五条が敗れれば戦いに出ると宣言する鹿紫雲(『呪術廻戦』第227話 芥見下々 / 集英社)

見かねた鹿紫雲(かしも)は、「アイツが死んだら今度こそ俺が出るからな」と秤に声をかけます。

しかし、ここで死ぬ五条ではありません。

五条は、御三家の秘伝「落花の情」を使用。自身への斬撃の威力を弱めることに成功します。

Tips:「落花の情」とは?

「落花の情」は、禪院家、加茂家、五条家の”御三家”に伝わる領域対策です。
作中では、禪院直毘人”特級呪霊”陀艮の領域内で使用していました。

日下部の言葉を借りると、「落花の情」は「触れたものを自動で呪力で弾く呪力操作のプログラム」

 シン・陰流「簡易領域」「彌虚葛籠(いやこつづら)」と異なる点としては、必中術式を無効化するのではなく、あくまで”対応する”形であるという点です。
つまり、ダメージを”無”にすることはできません。

一方で、「簡易領域」や「彌虚葛籠」にはないメリットとして、「剥がされることはない」という点は大きいでしょう。

「落花の情」で時間を稼いだ五条は、再び「焼き切れた術式」を治癒。

そして、またも「領域展開」と唱えたのです。

次なる領域は、宿儺の「伏魔御廚子」を効果範囲ごと結界内に納める形で展開されました

懸念される点としては、結界の範囲を拡げ過ぎることによる、「精度」の低下です。

しかし、そんな心配も束の間、「無量空処」の結界は瞬く間に縮んでしまい?

『呪術廻戦』第227話終わり。

【呪術廻戦】第227話のネタバレ 感想と考察|五条悟が領域を再展開 激戦の行方は?『呪術廻戦』第227話のネタバレ考察・感想記事です。術式を回復させた五条は、再び領域「無量空処」を展開。一方の宿儺は、五条悟の領域への対策を済ませており……?...

【呪術廻戦】第228話以降のネタバレ予想

領域の収縮

五条悟が行なったこと

『呪術廻戦』第227話終盤、五条悟は同日中3度目の領域展開を強行しました。

「無量空処」の外殻たる結界の範囲は、両面宿儺の領域「伏魔御廚子」の必中効果範囲を丸ごとカバーできるだけの広さを誇ります。

なお、「伏魔御廚子」は、最大で約200メートルにも及ぶ効果範囲を有する領域です。

その広大な効果範囲は、”領域展開時に結界を下さない(=敵に逃げ道を与える)”と言う”縛り”によって成り立つ、言わば特殊効果。

すなわち、結界を閉じる”通常の手順”によって展開されている「無量空処」では、「伏魔御廚子」の効果範囲をカバーできるはずがないのです。

そこで五条は、精度や強度を下げてでも効果範囲を広げ、その後徐々に結界を収縮させる、と言う手段を取りました。

押し合い勝負

さて、上述した方法で、無理矢理にでも「伏魔御廚子」の必中効果範囲を「無量空処」と同じ結界内に取り込んでしまった五条悟。

これまでの戦いでは、「伏魔御廚子」が「無量空処」の結界外にも必中効果範囲を有していたため、五条は領域勝負に押し負ける形となっていました。

しかし、現在は、双方の領域の必中効果範囲が同じ結界内に存在しています

つまり、本来あるべきはずの”領域の押し合い”に勝負が移行したと言うことですね。

”押し合い”勝負の結果は、果たしてどうなるのでしょうか。

勝負の結果

伏魔御廚子と相対する五条(『呪術廻戦』第226話 芥見下々 / 集英社)

両面宿儺の「伏魔御廚子」は、「解」と「捌」の2種の斬撃を、必中効果範囲内の対象に絶え間なく浴びせる領域です。

五条悟をピンチに追い込むほどの強力な必中効果ですが、攻撃手段が”斬撃のみ”と言う点では、シンプルと表現しても良いでしょう。

一方で、五条悟の「無量空処」は、(平たく述べれば)対象に「無限」を強制する必中効果を持ちます。

さらに簡単な言葉に言い換えると、”食らえば即時行動不能となり、その時点で勝負が着いてしまう領域”です。

つまり、五条悟が領域の押し合いに勝利した場合、その時点で宿儺は行動不能となり、勝負が着いてしまいます。

メタ的な考察になりますが、そのような事態を避けると言う意味で、おそらく五条が押し合いに勝つことはないのでしょう。

したがって、展開としてあり得るのは、再び「無量空処」が崩壊し、今度こそ五条悟が敗北するか、あるいは何らかの手段で双方の領域が崩壊する、のいずれかでしょうか。

魔虚羅の影

魔虚羅が真球を破壊(『呪術廻戦』第219話 芥見下々 / 集英社)

”現代最強の術師”五条悟と、”史上最強の術師”両面宿儺

2人の戦いにケリをつける決め手となり得るのが、「十種影法術」によって繰り出される”最強の式神”魔虚羅(まこら)です。

「あらゆる事象への適応」と言う馬鹿げた能力を持つ魔虚羅は、慶長の時代に五条家の”無下限呪術”と”六眼”を持った術師を破った実績を持っています。

ここに至るまで、一切「十種影法術」を使用していない宿儺。

一方の五条には、”奥の手”などなく、既に精一杯の力で持って戦闘を継続しているように思われます。

おそらくは両面宿儺が勝利してしまうであろう「人外魔境新宿決戦」。

戦いの行方と、今後の展開はーー?

【呪術廻戦】ストーリーまとめ

『呪術廻戦』最新巻発売中!

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”史上最強の術師”両面宿儺と”現代最強の術師”五条悟による、雌雄決する一大決戦と、その決着の様子が描かれている今巻。

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原作『呪術廻戦』本誌ネタバレ

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