【呪術廻戦】作品の概要
稀有な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?
『呪術廻戦』とは
『呪術廻戦』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、芥見下々先生作のダークファンタジー漫画です。
主人公の虎杖悠仁は、”呪い”を祓うことを生業とする呪術師を育てる「東京呪術高等専門学校」に通う一年生。
”呪いの王”と称される両面宿儺と共生している虎杖は・・・
この記事について
『呪術廻戦』第245話以降の展開予想記事です。いよいよ宿儺を断罪するための裁判が開廷!日車は”真犯人”を追い詰め、ジャッジマンに判決を下させることができるのでしょうか。
【呪術廻戦】前回(第244話)のネタバレ
第244話「人外魔境新宿決戦⑯」
次なる刺客
岩手県「御所湖結界(コロニー)」で繰り広げられていた「バカサバイバー編」から一転、舞台は瓦礫の山と化した新宿へと戻ります。
鹿紫雲を退けた宿儺の前に現れたのは、虎杖悠仁と日車寛見の2名でした。
ミーティング
……ここで、時間は新宿決戦の開始前にまで遡ります。
そこでは、生き残っている高専の面々+協力者達が一堂に会し、ミーティングが行われていました。
対羂索を見据えた話し合いは既に終了しており、現在の議題は対宿儺について。
宿儺戦は、もはや”人類の命運をかけた戦い”と表現しても過言ではなく、最終的には総力戦です。
とはいえ、自らの”縛り”で刀を振るえなくなった三輪を含む、戦力としてカウントできない人員を宿儺戦に送り出すことはできません。
全員が共通認識を持ったところで、加茂が「私は降りる」と声をあげました。
「これから家族を連れて海外に逃げるつもりだ」と語り始めた加茂に対し、日下部は「あー いいっていいって」と被せます。
日下部を含め、その場の面々に脱退者を公開処刑する意図はありません。
むしろ日下部は、「この戦いは役に立てる奴の方がおかしい」とフォロー入れました。
続けて虎杖も、「先輩に色々と教えてもらえて助かってるよ」と一言。
曰く、脹相は他者に教えることを不得手としているようです。
虎杖が脹相と加茂から共通して教わることと言えば、赤血操術を置いて他にはありません。
……つまりは、”そう言うこと”のようです。
※本記事終盤にて考察しています。
日車の策
ここで、「鹿紫雲の後は俺が出る」と日車が名乗り出ました。
自身の敗北を前提として話が進んでいることにイラつく様子を見せる鹿紫雲でしたが、秤がうまく宥(なだ)めます。
日車は、自身の領域「誅伏賜死(ちゅうぶくしし)」の使用により、宿儺の術式を「没収」しようと考えている様子。
また、仮にことがうまく運んだ場合、「処刑人の剣」を得ることができます。
【「処刑人の剣」とは?】
日車の領域「誅伏賜死」において開廷された裁判において、式神「ジャッジマン」が「死刑(デス・ペナルティ)」を宣告した場合にのみ、日車に与えられる剣。
「処刑人の剣」で斬られた相手は例外なく死に至る。
裁判の前に
そもそも日車の「誅伏賜死」における裁判は、ジャッジマンによる対象者の罪状の読み上げから始まります。
そして、どの罪状が取り上げられるのかは、術者の日車自身も選ぶことができません。
……とは言え、これまでの宿儺の行為を洗い出すと、更生の余地がない残虐なものばかり。
「普通の裁判なら」まず間違いなく極刑が宣言されるはずです。
しかし、ジャッジマンが取り上げるのは、あくまで1つの罪状のみ。
例えば渋谷において行われた虐殺行為について、「殺人」ではなく「器物破損」などが罪状とされる可能性があるようです。
また、こと宿儺に限っては、1000年前の罪が罪状となる可能性も否定できません。
現行の刑法が、”受肉”によって再び生を受けた者への処罰を想定しているはずもなく、もはや判決は想像できない域にあります。
……そんな折、ふと虎杖が「確実に宿儺を『死刑』にする方法」を思いつきました。
開廷
虎杖が思い付いた「方法」とは、三審です。
通常、術式対象者が「再審請求」を申し出た場合、罪状はランダムに選び直されます。
一方で、術者自身が「再審請求」を行なった場合、前回の罪状が引き継がれるようです。
かくして始まった、宿儺を巻き込んでの「三審」。
果たして日車は、弁護士としての辣腕を発揮し、真犯人たる宿儺を極刑に追い込むことができるのでしょうか。
『呪術廻戦』第244話終わり。
【呪術廻戦】第245話以降の展開予想・考察
宿儺の裁判について
『呪術廻戦』第244話のラストでは、日車寛見の領域「誅伏賜死」が宿儺と虎杖を巻き込む形で展開されました。
ジャッジマンが告げた罪状は、当初の狙い通り。
続けて始まる裁判で宿儺が真犯人であることを立証され、なおかつジャッジマンがそれを認めた場合、「没収(コンフィスケイション)」と「死刑(デス・ペナルティ)」が宣告されるはずです。
なお、「没収」とは当該術師の術式を没収する罰であり、「死刑」とは日車に「処刑人の剣」が与えられる罰のこと。
仮に罰を与えることができたとして、まだ戦いは続くのです。
不確定さ
今回の「誅伏賜死」を用いた作戦には、拭い切れない複数の不確定要素が存在しています。
1つ目に挙げられるのが、宿儺との弁論に勝つことができるのか、という点。
日車は弁論のプロであり、優秀な才能を持つ弁護士です。
しかしながら、宿儺も決してバカではなく、ともすれば大いに弁が立つ可能性も無いとは言えないでしょう。
また、2つ目の要素として、仮に有罪を勝ち取れた場合、「没収」対象はどちらの術式になるのかが不確定です。
現在の宿儺は、「御廚子」と「十種影法術」の2種を所持しており、どちらも高いレベルで使いこなしています。
2つの「没収」が理想的ではあるものの、事前の作戦会議時の会話を見る限り、おそらくは1つの「没収」が限度となるのでしょう。
「御廚子」と「十種」……どちらが残った場合にしても、依然として厳しい戦いになるであろうことは言うまでもありません。
虎杖の「穿血」
『呪術廻戦』第244話で繰り広げられた会話より、術式「赤血操術」を獲得したのでは無いかと予想される虎杖。
4番以降の「呪胎九相図」を摂取したであろうことは以前から囁かれていたため、その結果ということでしょう。
虎杖の生来の肉体能力と、「赫鱗躍動」による自己強化が合わされば、かなり面白い戦いを見ることができそうです。
また、虎杖が放つ「穿血」も興味深いところ。
果ては領域展開などにも期待したいところですが、それは高望みが過ぎるというものでしょうか。
虎杖と領域展開
虎杖悠仁といえば、生得術式すら所持しておらず、まだまだ術師としての経験も浅い人物。
呪術の極地たる「領域展開」とは程遠い位置に立っているように思われます。
しかし、よく思い返してみると、虎杖は誰よりも「領域」に触れているのです。
例えば、作中で最初に「領域展開」を披露した宿儺は、そもそも虎杖の肉体を用いて領域を使用しています。
また、その後も漏瑚の「蓋棺鉄囲山」や五条の「無量空処」、真人の「自閉円頓裹」と、とにかく多くの領域に触れてきた虎杖。
ここまで多くの見本に触れることができたということは、感覚的に「領域展開」のコツを掴んでいても不思議ではありません。
宿儺のように結界を閉じない領域展開……は、流石に高望みが過ぎるというものでしょうか。
【呪術廻戦】ストーリーまとめ
『呪術廻戦』最新巻発売中!
『呪術廻戦』最新27巻が7/4に発売!!
五条悟と両面宿儺が手に汗握る戦いを繰り広げた一方、ある場所では”お笑い対決”が開幕!?
爆笑必至の戦いがここに。
髙羽史彦 vs 羂索、開戦!!
原作『呪術廻戦』本誌ネタバレ
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