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【呪術廻戦】作品の概要
稀有な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?
『呪術廻戦』とは
『呪術廻戦』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、芥見下々先生作のダークファンタジー漫画です。
主人公の虎杖悠仁は、”呪い”を祓うことを生業とする呪術師を育てる「東京呪術高等専門学校」に通う一年生。
”呪いの王”と称される両面宿儺と共生している虎杖は・・・
この記事について
『呪術廻戦』第249話のネタバレ速報をまとめている記事です。ストーリーの流れを追いつつ、内容の考察を行なっています。
前回はコチラ!
【呪術廻戦】第249話のネタバレ速報
以下からは、『呪術廻戦』第249話「人外魔境新宿決戦㉑」の内容をネタバレありでご紹介していきます。
羂索の最期
時は遡り、岩手県「御所湖結界(コロニー)」。
『呪術廻戦』第243話で描かれた乙骨の奇襲により、羂索は首を切断されてしまった。
そして、「羂索」という宿主を失った夏油傑の胴体からは、「呪霊操術」の支配下にあった呪霊たちが溢れ出してしまう。
この事態を想定していた乙骨は、髙羽史彦を回収しつつ、「リカ」に呪霊の相手を任せる。
……そんな状況下で、羂索は<総則(ルール)>を追加していたのだ。
<総則>15
天元による人類との超重複同化の発動権は伏黒恵が持つこととする
どうやら羂索は、事前に宿儺との間で「継承の儀」を済ませていた様子。
それゆえに、総則(ルール)を追加するだけで「超重複同化の発動権」を譲ることができたのである。
また羂索は、同化において必要な”天元の肉体”を宿儺に向けて飛ばした。
ーーその直後。
乙骨の刀が、羂索の頭部にヒット。
死を悟った羂索は、「最後に遊ぶのが彼で良かった」と髙羽を指して言い放ち、1000年以上の永い生を終えた。
言い訳
ーー時は戻って現在。
宿儺の反転術式の出力が戻り始めており、領域が回復してしまうのも時間の問題である様子。
……もはや時間は残されていないようだ。
そんな中、日車が死んだことを既に知っていた乙骨は、「僕がここに残らなかったせいだ」と自分を責める。
さらに、羂索の奇襲を真希に任せ、自身は「処刑人の剣」のプランをサポートすべきだったのではないか、とも考え始めた。
しかし乙骨は、すぐに冷静な思考を取り戻し、「呪霊操術」の暴走を食い止めるためには、「リカ」が不可欠だったと結論づける。
「リカ」と共に攻めを再開した乙骨は、自身の思考を「全て言い訳だ」と切り捨てた。
羂索への奇襲を仕掛けたのは、乙骨が自身の手で羂索を終わらせたかったから。
それゆえに「この状況は僕が招いた」と省みた乙骨は、戦いを終わらせるために唱える……
「領域展開」
乙骨憂太、領域展開。
乙骨は、領域「真贋相愛(しんがんそうあい)」を展開した。
生得領域には無数の刀が突き刺さっており、天からは「結婚祝い」で用いられる「あわじ結び」の水引きが垂れ下がっている。
領域に引き込まれた宿儺は、すぐさま「彌虚葛籠(いやこつづら)」を発動する。
【彌虚葛籠とは?】
「彌虚葛籠(いやこつづら)」とは、シン・陰流「簡易領域」の原型となった技術である。その能力は、必中効果の中和。
作中ではレジィが展開していた他、鹿紫雲(かしも)も習得していることが判明済みである。
必中術式から身を守ろうとする宿儺に対して、乙骨は刀を拾って斬撃を繰り出した。
次の瞬間、烏鷺亨子の生得術式による技「宇守羅彈(うすらび)」が炸裂する。
領域内に突き刺さる無数の刀には、乙骨が模倣(コピー)した術式が込められているようだ。
また、宿儺の分析によると、「真贋相愛」に付与されているのは”天使”の術式。
ゆえに宿儺は、仮に「彌虚葛籠」を解除した場合、最低でも術式が消滅し、最悪の場合存在ごと消滅させられるものと予想される。
……さらに、領域「真贋相愛」には虎杖も入り込んでいた。
虎杖の打撃は、相手の「魂」を捉えることができる。
つまり、虎杖の拳こそが宿儺と伏黒を引き剥がすための”鍵”となるようだ。
虎杖、乙骨、リカ、そして宿儺ーーまだまだ戦いは続く。
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『呪術廻戦』第249話の内容を簡単に振り返っておきましょう。
【第249話のまとめ】
- 羂索が討たれたことで「呪霊操術」が暴走するも、「リカ」がこれを平定。
- 羂索は死の間際に「超重複同化」を宿儺に託す。
- 乙骨が領域「真贋相愛」を展開する。
- 領域に引き込まれた宿儺は、「彌虚葛籠」による必中術式の中和を強制される。
- 虎杖は「魂を捉える打撃」を用い、伏黒の肉体の奪還を目指す。
『呪術廻戦』第249話にして、ようやく乙骨憂太の領域がお披露目となりましたね。
描写から察するに、領域の必中効果すら模倣(コピー)が可能な様子。
さらに領域内では、刺さっている刀を用いることで、無制限に模倣した術式を使用できるようです。
さすがは領域と言うべきか、チート性能ですね。
一方で、宿儺にはどこか余裕を感じられ、まだまだ勝負は決しないと思われます。
また、人外魔境新宿決戦では、宿儺戦と並行して「秤金次vs裏梅」の戦いも進行中です。
白熱する決戦……その行方やいかに!?
人外魔境新宿決戦編|現在の状況まとめ
以下の表に、「人外魔境新宿決戦」における各キャラクターの状況をまとめました。
キャラクター名 | 生死 | 状況 |
五条悟 | 死亡 | 宿儺に全てをぶつけるも、敢えなく敗北。 胴体を両断され死亡。 |
両面宿儺 | 生存 | 乙骨の領域「真贋相愛」に引き込まれ、「彌虚葛籠(いやこつづら)」を発動した。 |
鹿紫雲一 | 死亡 | 五条と同じく宿儺に全てをぶつけるも敗北。 「世界を断つ斬撃」によって死亡。 |
秤金次 | 生存 | 裏梅と戦闘中。 ラウンド中の不死身状態であり、捨て身の攻撃を仕掛け続ける。 |
裏梅 | 生存 | 秤と戦闘中。 捨て身の攻撃を躊躇いもなく繰り出す相手を前に、「本気」を出すと宣言した。 |
虎杖悠仁 | 生存 | 領域「真贋相愛」内で宿儺と対峙。 「魂を捉える打撃」により、伏黒の肉体奪還を目指す。 |
乙骨憂太 | 生存 | 領域「真贋相愛」を展開。 虎杖と並び立ち、宿儺に挑む。 |
日車寛見 | 死亡 | 領域展延、反転術式などの高等技術を習得するも、ゼロ距離で宿儺の斬撃を浴びて死亡。 |
脹相 | 生存 | 宿儺の攻撃で腹を貫かれる。 明確な死亡シーンは描かれていないものの、重傷か。 |
日下部篤也 | 生存 | 宿儺の「解」を受けるも、「簡易領域」によって中和に成功し、ダメージを最小限に抑える。 |
猪野琢真 | 生存 | 七海の術式「十劃呪法」が宿った呪具を装備。 宿儺の攻撃を受けるも、ダメージはほぼ負っていない。 |
憂憂 | 生存 | 星と共に高専術師の死体を回収する役目を担う。 乙骨の移動にも手を貸した。 |
星綺羅羅 | 生存 | 憂憂と共に高専術師の死体を回収する役目を担う。 |
羂索 | 死亡 | 現在地は岩手県の御所湖結界。 宿儺に”全て”を託し、脳を突き刺されて死亡した。 |
髙羽史彦 | ? | 現在地は岩手県の御所湖結界。 羂索との戦闘後、白装束を着込み、目を閉じているが、生死については明示されていない。 |
他のキャラクターはこちら!
【呪術廻戦】今後の展開について考察
羂索の死亡とラスボスの誕生
『呪術廻戦』第243話にて乙骨の奇襲を受け、ものの見事に斬首されてしまった羂索。
「道半ば……残念だよ」と敗北を認めるかのような言葉を残した後、「私の意志は受け継がれる」と不穏な”呪い”を吐きました。
以降しばらくは主舞台が変わり、羂索の生死が確定しないままストーリーが進みます。
ーーそして、問題の第248話。
羂索の”保険”が発動し、宿儺が「天元による人類との超重複同化の発動権」を入手。
加えて、岩手県「御所湖結界」にて羂索を奇襲したはずの乙骨憂太が、突如として新宿決戦の地に現れたのです。
直接的に描写されていないものの、さすがに羂索の死は確定と見て良いでしょう。
【天元と人類の超重複同化とは?】
昨今のストーリーで度々登場する「超重複同化」という単語。
現在進行している『呪術廻戦』の最終章において極めて重要なキーワードとなるため、簡単に復習しておきましょう。
そもそも天元は、自身と適合した人間たる「星漿体(せいしょうたい)」と同化することで、姿形を保ってきました。
しかし、12年前の同化失敗を経て、天元は次の段階へと”進化”。
「天地そのもの」となったのです。
そこで羂索は考えました。そんな天元と日本国民を同化させることで、1億人規模の”呪い”から成る呪霊を生み出すことができるのではないか、と。
つまり「超重複同化」とは、日本に住む1億人超の人々と天元が同化することを表しています。
そして「死滅回游」には、その準備段階としての役割を与えられていたのです。
「死滅回游」については、以下の記事で詳しく解説しています。
宿儺がラスボスで確定
さて、「超重複同化」は、本来であれば羂索を討った段階で泡沫に帰すはずの計画でした。
しかし、羂索は”保険”を発動させ、自身の計画を宿儺に譲渡。
一方の宿儺も、「高専術師たちの理想を切り刻む」という邪悪極まりない考えの下、羂索の遺志を継ぐことを決意。
本格的に日本の壊滅を目論む”ラスボス”と相成りました。
さらば羂索
意外にも羂索の処理がスピーディーだったことには驚きですが、宿儺を討った後に羂索と決戦……という展開も何だか物足りないものです。
羂索というキャラクターの捨て方としては、これ以上ない方法だったのではないでしょうか。
乙骨憂太の参戦
羂索の首級を挙げた直後、今度は新宿へとやってきた乙骨憂太。
前作主人公と今作主人公が肩を並べ、ともに”呪いの王”へと挑むようです。
さて、乙骨の主武器といえば、五条悟すら凌ぐ途方もない呪力量……ですが、対する宿儺はそんな乙骨すら軽く凌駕する呪力量の持ち主。
ゆえに、勝負を決する要素が乙骨にあるとすれば、それは「リカ」に他なりません。
リカの使用
「リカ」とは、祈本里香の解呪後に残った外付けの”術式”と”呪力”の備蓄。
ネックとなるのは、完全顕現を実現する”接続”の制限時間が、「5分」と極端に短いことでしょう。
仮に乙骨が「リカ」完全顕現という”切り札”を切った場合、後述する領域展開も含め、5分間の間に全てを出し切るはずです。
……ともすれば、憂憂が回収したという五条悟や日車寛見らの死体を糧に、”模倣(コピー)”による術式使用を披露してくれるかもしれませんね。
【無下限呪術をコピー!?】
乙骨憂太が”恩師”たる五条の術式「無下限呪術」をコピー……という展開は、ストーリーとして非常にアツいですよね。
しかし、懸命な読者の皆様であればお気付きの通り、「無下限呪術」を使いこなすためには精緻(せいち)な呪力コントロールが必要となります。
五条悟がそれを可能としていたのは、生来のセンスと特殊体質「六眼(りくがん)」を持っていたから。
つまり、「六眼」を持たない乙骨では、「無下限呪術」を使いこなすことができないのです。
何とか上述のような問題を突破した上で、”無限”を用いる乙骨が見たいところですが……?
【呪術廻戦】ストーリーまとめ
『呪術廻戦』最新巻発売中!
『呪術廻戦』最新27巻が7/4に発売!!
五条悟と両面宿儺が手に汗握る戦いを繰り広げた一方、ある場所では”お笑い対決”が開幕!?
爆笑必至の戦いがここに。
髙羽史彦 vs 羂索、開戦!!
原作『呪術廻戦』本誌ネタバレ
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【呪術廻戦】関連記事まとめ
領域展開知識度チェック!
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各キャラクターの生死まとめ
『呪術廻戦』の最終回について
「死滅回游」とは?
「領域展開」まとめ
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