カグラバチ

【カグラバチ】94話のネタバレ 感想と考察|真打、解放 また神奈備で裏切り

『カグラバチ』94のネタバレ考察・感想記事です。ストーリーの内容をわかりやすくお伝えしています。

【カグラバチ】作品の概要

『カグラバチ』単行本1巻(『カグラバチ』1巻 外薗健 / 集英社)
 

刀匠を志す少年チヒロは、父の下で日々修行に励んでいた。おちゃらけた父と寡黙な息子。笑いの絶えない毎日がいつまでも続くと思っていたが…ある日悲劇が訪れる…。血塗られた絆と帰らない日常。少年は憎しみを焚べ、決意の炎を心に宿す…。

『カグラバチ』とは

『カグラバチ』は、『週刊少年ジャンプ』で連載中されている、外薗健先生作の剣劇・アクションファンタジー漫画です。

2024年8月には「「次にくるマンガ大賞 2024」コミックス部門にて第1位を獲得。

ジャンプの時期看板作品として、破竹の勢いで快進撃を続けています。

そんな『カグラバチ』のストーリーは、刀匠の父を3名の妖術氏によって殺害された主人公が、奪われた妖刀を回収するべく立ち上がる”復讐劇”でーー?

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【カグラバチ】93話のネタバレと感想・考察!

【カグラバチ】94話のネタバレ

以下からは、『カグラバチ』94話「二の矢の内容をネタバレ込みでご紹介していきます。

『カグラバチ』ネタバレ①|神奈備の長官

妖刀真打へと向かっている最中、オークションでの出来事を振り返る”神奈備”幹部の壱鬼(いちき)

曰く、漣伯理の父・京羅(きょうら)は、封印が解除された状態の真打に、比較的早い段階から玄力を込めていたようです。

 

そして、壱鬼の考察によると、”あらかじめ玄力を込める”という下準備さえこなしておけば、遠隔での”起動”も可能となる様子。

神奈備長官の嘉仙と、その補佐である夜弦・壱鬼(『カグラバチ』第94話 外薗健 / 集英社)

ゆえに”神奈備”は、長官・嘉仙(かせん)、その補佐である夜弦(やつる)、同じく補佐の壱鬼の3人体制で、妖刀真打に「玄力が仕込まれていないこと」を確認の上、封印を施しました。

白い羽織を着た3名は、妖術師としての実力もさることながら、結界術や封印術において圧倒的な知識量を有しているようです。

『カグラバチ』ネタバレ②|異常事態

エレベーター移動で、遂に妖刀真打の区画まで到着した一行。

その場には、先述の”長官”嘉仙の姿がありました。

壱鬼は、ひとまず妖刀真打の封印に問題がないことに安堵した様子。

 

仮に真打の封印に手を加えられる者がいるとすれば、自身以外の幹部2人……嘉仙と夜弦の2人しかいないからです。

しかし、ここで暗雲が立ち込めます。

壱鬼が「真打を予定通り彼(=伯理)の蔵へ移す」と述べると、嘉仙は「……いや」と発言。

 

ここで、一度場面が変わります。

『カグラバチ』ネタバレ③|事態急変

場所は変わって妖刀真打の封印区画よりも上の層。

そこでは、”毘灼”の統領である幽(ゆら)と、六平国重を殺害した実力者・北兜(ほくと)が、巳坂奈ツ基漆羽洋児と激しい戦いを繰り広げていました。

 

決着を急ぐ奈ツ基と漆羽は、妖術を惜しみなく使用します。

状況が悪くなってきたことを受け、幽は作戦を変更。

刀を捨てると、急激に身体能力を向上させ、漆羽と奈ツ基を抑え込みました

『カグラバチ』ネタバレ④|真打

場所は変わって妖刀真打の封印区画。

幽の身体能力向上と同時刻、封印されているはずの真打から、玄力が溢れ出てきたのです。

この時点で壱鬼は、嘉仙か夜弦、あるいはその両方の”裏切り”であると確信します。

 

再び場面は戻り、漆羽・奈ツ基サイド。

どうやら幽は、漣京羅が真打を振るった「楽座市」よりも前の時点で、真打に玄力を込めていた様子。

そして、「楽座市」で京羅が(半狂乱状態になりつつも)真打を振るった姿を見て、「試す価値がある」との結論に至ったようです。

 

ーー最下層では、立ち上がった”剣聖”が、「勾罪」と妖刀真打の銘であろう名を呟きます。

(『カグラバチ』第94話 外薗健 / 集英社)

そして、またも放たれてしまった妖刀真打「勾罪」の能力

自殺行為でありながらも、力を手にした幽は、神奈備本部の「蹂躙」を宣言しました。

 

また、同刻。

神奈備本部付近では、座村の妖刀「飛宗」による”黒い羽”が舞っており……?

『カグラバチ』95話へ続く。

【カグラバチ】94話の感想と考察

ここからは、『カグラバチ』94話の感想と考察についてまとめています。

長官の裏切り

今回ご紹介した『カグラバチ』第94話では、”神奈備”のトップであろう「長官」嘉仙が裏切り者だったことがほぼ確定しました。

これにより、妖刀真打「勾罪」の能力が、”毘灼”の統領・幽(ゆら)の手によって解放。

「斉廷戦争」で大規模殺戮を起こした「蟲(こどく)」の発動……とまでは行かずとも、”神奈備”には甚大な量の血が流れるのではないかと予想されます。

 

また、最も危惧すべきは、”剣聖”の解放です。

第94話に至るまでの間、座村、漆羽、巳坂(弟)、斬、北兜、などなど、実力を持った剣士は数多く登場しました。

しかし、実際に妖刀真打「勾罪」を与えられたのは、六平国重から最も信頼を勝ち取り、察するに当時の候補者達の中で最も強かった”剣聖”です。

幽が”神奈備”本部を破壊することで、”剣聖”には脱出のチャンスが生まれるはず。

ともすれば、”剣聖”の手に妖刀真打が戻る……という展開も起こりかねませんがーー?

【カグラバチ】ストーリーまとめ

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京都殺戮ホテルに潜伏した一行。父・座村との記憶に関する決断を迫られるイヲリ、彼女を守るため牙を研ぐチヒロ。深き静寂の中、毘灼の追っ手・昼彦が姿を現す。殺戮者の襲来により血の海と化したホテル。狂乱を潜り抜け、無垢なる少女はついに目覚める――。

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『カグラバチ』本誌ネタバレ

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