【呪術廻戦】作品の概要
稀有な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?
『呪術廻戦』とは
『呪術廻戦』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、芥見下々先生作のダークファンタジー漫画です。
主人公の虎杖悠仁は、”呪い”を祓うことを生業とする呪術師を育てる「東京呪術高等専門学校」に通う一年生。
”呪いの王”と称される両面宿儺と共生している虎杖は・・・
この記事について
『呪術廻戦』第220話のネタバレ記事です。支配下に置いた天元を伴い、飛騨霊山浄界を訪れていた羂索。死滅回游の根幹を成す浄界にて、羂索は総則追加を巡るコガネとの交渉を試みて……。
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【呪術廻戦】第220話のネタバレ
第220話「自浄自縛」
羂索の総則追加
”死滅回游泳者”夏油傑として309点もの得点を保有している羂索は、コガネに総則の追加を迫っていました。
羂索が求めた追加総則は「死滅回游の新規泳者の参加を打ち切ってくれ」と言うもの。
そんな求めに対し、コガネは「却下されました 総則7に抵触します」と返答。
「新規泳者の参加打ち切り」は、当然のことながら”死滅回游の永続に著しく触る”と判断されたようです。
しかし、羂索は不穏にも「そうはいかないよ」と発言します。
コガネのバグ
羂索は、呪霊の発生抑制と補助監督の結界術の強化のために天元が張った「浄界(=より優れた結界)」を訪れていました。
浄界の中でも”要”たる位置に存在するのが、皇居を中心とする浄界、高専地下の薨星宮の浄界、京都山国御陵浄界、飛騨霊山浄界の4つです。
羂索の現在地は、その一つである飛騨霊山浄界。
そして”死滅回游”は、そんな浄界をベースに作られた「梵界(=浄界より優れた結界)」です。
すなわち、浄界の主たる天元を手中に収めた羂索は、いつでも浄界ごと死滅回游を終わらせることができる様子。
羂索は、「死滅回游の強制終了」をチラつかせつつ、コガネに再び総則追加を求めました。
死滅回游の永続を前提とするコガネは、”永続に著しく障る総則の追加”と”死滅回游強制終了の危機”と言う2つの重大事態の板挟みとなり、「総則………なっなっなっ7に………」とバグを起こしました。
その結果、羂索が求めた総則が通り「<総則13>死滅回游への参加を現時点2018年11月18日21時9分をもって打ち切る」が追加されます。
さらに羂索は、「<総則14>夏油傑 伏黒恵を除く全泳者の死亡をもって死滅回游を終了する」も追加。
コガネへの脅しに用いられた”浄界の破壊による死滅回游の強制終了”は、死滅回游が「天元との同化の慣らし」という役割を持つ都合上、実際に行われることはないようです。
そして羂索は、飛騨霊山浄界の深奥で、両面宿儺と思しきミイラが座す場所を訪れました。
天元曰く浄界の構成に関わっていない様子のそのミイラ。
羂索は、それを宿儺への手土産として持っていくことを決めました。
”天使”が生存
場面は高専サイドへと変わります。
本来即死していたはずの”天使”来栖華は、甘井の術式によって受け止められていた様子。
その結果、以後戦闘に参加できないほどの重傷を負ったものの、”天使”と来栖は生き永らえたようです。
”天使”は宿儺のように受肉先を代えることができないため、戦闘参加は絶望的。
しかし、術式を用いて五条悟の封印を解くことは可能なようです。
100話以上の時を経て現実的なものとなった五条悟の復活。大きく物語が動き始めました。
”最強”が帰還へ
屋外で甘井と話していた虎杖は、「甘井のおかげで来栖が助かった」事実に対して「ありがとう」と礼を述べました。
家入曰く、現在の虎杖は”宿儺という呪力に浸された呪物のような存在”。
明言はされていないものの、それゆえに呪力も問題なく扱うことができるのかもしれません。
さらに虎杖は「アイツを殺すためならなんでも喰ってやる」と発言。両面宿儺の指に続き、更なる呪物を取り込む可能性も匂わせます。
虎杖が高専生らが控える一室に到着すると、そこには京都校の西宮と三輪に加えて、脹相、鹿紫雲、憂憂、髙羽ら外部の人間の姿もありました。
ここで、脹相が虎杖に「九十九の遺した魂の研究記録」を手渡します。今更ながら、脹相は虎杖の”兄”として本当に良い顔になったものです。
高専生らの輪には加わらず、一人タバコを吸っていた家入は、五条のことを思い出していました。
「育てる 強く聡い奴らを もう誰も独りにさせない」と語っていた五条。
家入は、「私がいたろ 何が独りだ馬鹿野郎」と心の内で五条に語りかけていました。
そして現在、多くの強く聡い「化け物」たちが五条の帰りを待っています。
いよいよ”最強”が帰還するようです。
第220話終わり。
【呪術廻戦】第220話の感想と考察
死滅回游は終了へ
「強制終了をチラつかせて総則を通す」という手法により、意のままの総則追加を可能とした羂索。
自身(=夏油傑)と宿儺(=伏黒恵)以外の死を死滅回游の終了条件としたことにより、ストーリーは一気に動き出しました。
高専サイドには鹿紫雲一や髙羽史彦の姿も見られ、総力戦の様相を呈しています。
死滅回游というシステムに少なからず魅力を感じていた様子の日車も、”死滅回游の終了”がチラついたことにより、動き出すのではないでしょうか。
日車と虎杖の共闘はぜひとも見てみたいところです。
五条悟が復活?
今回ご紹介した『呪術廻戦』第220話では、遂に五条悟の復活が現実的なものとして語られました。
五条復活の方法は極めてシンプル。
「術式を消滅させる術式」を持つ”天使”が、脹相が持ち帰った「獄門疆『裏』」に施された”封印”の術式を消し去るだけです。
気になる点と言えば、羂索が「獄門疆『裏』」の存在を把握しているのかと言う点です。
もし把握しているのであれば、裏門に対して特級呪具「天逆鉾(あまのさかほこ)」や「黒縄(こくじょう)」、ひいてはこれから行われる”天使”の術式行使などが行われる事態を想定していてもおかしくはありません。
ここにきて羂索が「五条悟の復活を想定していなかった」と言うのはいささか間抜けな話ですから、仮に「裏」の存在は把握しておらずとも、なんらかの対策は行なっていると予想されます。
”対策”が対五条に重きを置いて行われていた場合(宿儺をぶつける等)、五条復活は既定路線です。
一方で、”対策”が封印の継続に重きを置いて行われていた場合(獄門疆への細工など)、五条復活はまだしばらく引き延ばされることになりそうです。
いやはや……帰ってこい 五条
次回はコチラ!
【呪術廻戦】ストーリーまとめ
『呪術廻戦』最新巻発売中!
『呪術廻戦』最新27巻が7/4に発売!!
五条悟と両面宿儺が手に汗握る戦いを繰り広げた一方、ある場所では”お笑い対決”が開幕!?
爆笑必至の戦いがここに。
髙羽史彦 vs 羂索、開戦!!
原作『呪術廻戦』本誌ネタバレ
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