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【呪術廻戦】作品の概要
稀有な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?
『呪術廻戦』とは
『呪術廻戦』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、芥見下々先生作のダークファンタジー漫画です。
主人公の虎杖悠仁は、”呪い”を祓うことを生業とする呪術師を育てる「東京呪術高等専門学校」に通う一年生。
”呪いの王”と称される両面宿儺と共生している虎杖は・・・
この記事について
『呪術廻戦』第222話のネタバレ記事です。復活した五条悟は、高専生らと合流。いよいよ12月24日を迎え、両面宿儺との決戦の時が迫り……?
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【呪術廻戦】第222話のネタバレ
第222話「予兆」
最後の1本
宿儺に特級呪物「両面宿儺の指」を差し出した裏梅は、”最後の1本”を見つけることが出来なかった旨を報告し、「如何様にも罰は受けます」と発しました。
しかし、宿儺は「よい」と返答。「どうせ最後の一本は五条悟が持っている」と続けました。
虎杖悠仁に”秘匿死刑の執行猶予”が下されていたことから、五条自身が最後の1本を持っており、「小僧(虎杖)の死刑を実質なかったことにしていたはず」と推測したようです。
そんな五条悟の機転によって、結果的に恥をかかされることとなった裏梅。第221話で殴られた部分が、未だに痛んでいる様子を見せます。
そんな裏梅に対し、「一本分程度ならコレで補完できる」と宿儺。
その目線の先には、羂索が飛騨霊山浄界から持ち帰っていた「身仏」の姿が。宿儺はその頭部をもぎりとり、摂取しました。
旧知の3名
場面は変わり、高専サイド。
集まったのは、家入、五条、伊地知と、かつて呪術高専の生徒として時間を共にした3名でした。
五条を前にした伊地知は、七海の死を受けて「すみません…」と発言。
伊地知は五条を相当低く見積もっており、五条の口から嫌味が放たれるのではないかと考えたようです。
さて、明らかにへこんでいる伊地知に対して、「オマエにはまだデカい仕事が残ってんだろ きばれよ」と五条。
伊地知の位置付けは”補助監督”ですから、結界関連で何らかの仕事が与えられているのでしょうか。
そんな折、その場には猪野が入室。七海のことで、3名に何か話があるようです。
冥冥の興行
場所は武道場のような建物へと変わります。
そこでは、虎杖と日下部が組手を行なっており、その傍らに冥冥が座していました。
冥冥は、生得術式「黒鳥操術」をフル活用したカメラワークによって、五条悟vs両面宿儺受肉体の戦闘を興行として利用。
ペイパービューチケットの売上で50億もの大金を稼いだようです。かつては自身の術式を恨んだであろう冥冥ですが、「今ほど自分の術式に感謝した日はないよ」と微笑みました。
ここで、虎杖と日下部の組手が終了。
虎杖の見た目の人物が、日下部の見た目の人物に対し、「そろそろ掴めよ 虎杖」と言い放ちました。
何者かの術式により、姿が入れ替わっているのでしょうか。
乙骨と狗巻
再び場面は変わり、乙骨と狗巻が2人で移動していました。
乙骨曰く、狗巻の腕が宿儺の「伏魔御廚子」で失われたことは、虎杖には伝わっていないとのこと。
狗巻も乙骨も共通して、「あれは宿儺がやったこと」……つまり”虎杖に非はない”と認識しているようです。
見解を擦り合わせた後、乙骨は(おそらく狗巻の切断された腕を)「使わせてもらうよ」と発して……?
決戦の日
12月24日 新宿ーー
あるビルの屋上で、羂索と宿儺・裏梅が話していました。
常に2人と共に居た様子の羂索は、死滅回游の泳者狩りをスタートさせるようです。
一方その頃、高専サイドでは主力陣が集まっていました。
五条悟、楽巌寺嘉伸、庵歌姫の3名も登場し、その場にはピリついた雰囲気が流れます。
ここで、普段と変わらない様子の虎杖が「先生!! 術式邪魔!!」とフレンドリーに話しかけました。
意図を察した五条は、術式を解除して背中を向け、「ばっちこい!!」と微笑みます。
それを受け、虎杖が先陣を切って五条の背中を叩きました。続くように、秤や真希、乙骨ら他の高専生も同様に五条を叩き、鼓舞します。
そこには、脹相や”天使”、髙羽、京都校の面々、そして日車の姿もありました。
一行に見送られ、いよいよ五条悟が宿儺戦へと歩みを進めます。
第222話終わり。
【呪術廻戦】第222話の感想と考察
最終章の盛り上がり
修行回や五条悟と高専生らの再会シーン等はほぼ全カットとなり、第222話の終盤時点で12月24日を迎えてしまった『呪術廻戦』。
12月24日とは、夏油傑の命日にして、全てのケリをつけると五条悟が決した日です。
次回には始まるであろう両面宿儺と五条悟の戦闘。
メタ的には、虎杖や乙骨らの活躍を描くためにも、死亡……あるいは離脱を余儀なくされる怪我を負ってしまうのでしょうか。
これまでの絶望的な流れから一転、五条悟の復活によって光明が差したようにも思える本作。
……が、十中八九、これから先にも読者が歪む展開が待っているはずです。
芥見下々先生は、一体どのような最終話を思い浮かべているのでしょうか。
次回はコチラ!
以下は『呪術廻戦』第222話公開前の予想内容です。
【呪術廻戦】第222話以降のネタバレ予想
五条が高専生らと合流
羂索、両面宿儺の2名と対峙した後、決戦の日程を決定した五条悟。
その日にちは、「新宿・京都百鬼夜行」が実行され、結果的に夏油傑が死に至った12月24日です。
決戦を後に回したいま、五条はひとまず高専生らとの合流に動くのではないでしょうか。
羂索と両面宿儺の2名は相当な難敵であり、五条にそのつもりがあるかはともかく、高専生らの力も必須となるでしょう。
また、五条悟が「獄門疆」に封印された後、元々強者であった秤金次と乙骨憂太はともかく、禪院真希が特に目覚ましい進化を遂げました。
伏黒(禪院)甚爾と同格の存在となり、見た目もやや似た姿となった真希を前に、五条がどのような反応を見せるのかが楽しみなところですね。
外部術師との絡み
積極的に高専生と絡んでいる髙羽史彦や”天使”来栖華はもちろん、強者との戦いを好む鹿紫雲一などの外部協力者組は、当然のことながら初めて五条と出会うことになります。
個人的には、そんな彼らと五条との絡みが楽しみなところです。
例えば髙羽は、「ツッコミで五条の頭を叩けばウケる」とイメージすれば、術式「超人(コメディアン)」により、五条悟の無限バリアを無視してツッコミを入れることが可能なわけです。
五条や他の高専生らの驚いた顔が目に浮かんできますよね。
また、鹿紫雲一に至っては、上述のように「強者との戦いを好む」性格から、五条悟に戦いを挑みかねません。
ともすれば、組手のような形で五条と鹿紫雲が戦いを行う展開も訪れるかもしれませんね。
虎杖のパワーアップフラグ
『呪術廻戦』第220話の描写から、両面宿儺が去った後の虎杖は、呪力に満たされた呪物のような状態になっていると明かされました。
文面から察するに、まだ呪力は虎杖の中に残っており、これまでと同じ戦い方が可能であるということでしょうか。
とはいえ、これまでと同じ戦い方では通用しないであろうこともまた事実。
メタ的に考えると、主人公が活躍するために何らかのパワーアップイベントが用意されているのではないかと思われます。
現時点で考えられるパワーアップのフラグは、虎杖の「アイツを殺すためならなんでも喰ってやる」発言です。
「アイツ」とは当然両面宿儺を指しており、他の呪物の受肉を許すことで、打倒宿儺のための更なる強さを得ようという意図でしょう。
そして、「なんでも喰ってやる」発言に続けて飛び出したのが、脹相への礼です。
虎杖は、「兄弟たちのこと」として礼を述べた後、脹相は「いい オマエの中で生きられるのならそれで」と微笑んでいました。
これはもしや、虎杖悠仁が焼相(しょうそう)ら呪胎九相図の4番以降の兄弟たちを食したことを表す描写ではないでしょうか。
もしそうであるならば、今後の虎杖に現れるであろう変化に注目したいところですね。
釘崎野薔薇の復活説
釘崎のこれまで
『呪術廻戦』14巻の第124話。
後に「渋谷事変」と語られる事件の渦中で戦っていた釘崎野薔薇は、虎杖とともに特級呪霊の真人と戦闘していました。
2人が戦っている真人は生得術式「無為転変」により、掌で触れた対象の魂に干渉することができる呪霊です。
魂は肉体に先立つ概念であり、真人によって魂を改変されてしまった対象は、肉体も同様に組み換えられてしまいます。
虎杖の精神を破壊するために釘崎を狙った真人は、一瞬の隙を突いて彼女の額に掌を触れました。
そして、過去回想が間に挟まれた直後、「悪くなかった」と虎杖に言い残した釘崎は、顔面から破壊されてしまいます。
この際、少なくとも眼球が飛び出す様子は描写されており、およそヒロインが受ける仕打ちとは思えません。
その後、やってきた京都校1年の新田新により、釘崎は”回復はしないもののこれ以上悪化はしない”術式を施されました。
以降、約100話にわたって釘崎の容態については明かされておらず、現在も読者からは再登場を心待ちにする声が上がり続けています。
釘崎の容態
釘崎が顔面を破壊された後の第127話。
京都校3年の東堂葵とともに駆けつけた同1年の新田新は、釘崎に対して”受けた傷がこれ以上悪化しない”術式を施しました。
しかし、術式を施す直前の釘崎は、呼吸も脈も止まっている状態であったとのこと。
かなり重篤な状態ですが、わざわざ新田が現れ、なおかつ術式を施したということには、ストーリー的に意味のある行動だったのではないかと勘繰ってしまいます。
なお、『呪術廻戦』17巻の第144話では、虎杖が伏黒に「釘崎はどうなった」と問いかけるシーンが描かれました。
問いに対する答えは読者に明かされず、伏黒の伏し目がちな表情と、虎杖のやや戸惑ったかのような表情が描かれたのみ。
結局釘崎の生死はわからずじまいです。
釘崎復活の可能性
さて、最新221話で五条悟が「獄門疆」からの復活を果たしたことで、現在の『呪術廻戦』は沸きに沸いています。
この盛り上がりに更なる薪を焚べるのであれば、釘崎野薔薇の復活はこれ以上ない材料でしょう。
冷静になって考えると、”現在の『呪術廻戦』登場キャラクターたちの強さのレベル感に、釘崎野薔薇がついていけるのか”という問題は浮上します。
釘崎が持つ「芻霊(すうれい)呪法」は、「共鳴」に代表される特殊な攻撃手段を持つなど、確かに強力な術式です。
しかし、他の術師たちは「相手の何らかの身体パーツを奪う」という手間をかけずとも、素で反則級の強さを振るうことができます。
釘崎を貶める意図はありませんが、「簪(かんざし)」も決して強いとは言い切り難い性能ですよね。
したがって、仮に釘崎野薔薇が再登場したとしても、戦闘での活躍は難しいでしょう。
……と、ここまで語っておいてなんですが、冷静に考えてはならないのです。
後先考えず、ひとまず釘崎野薔薇の復活に祈りを捧げる。それが釘崎野薔薇ファンのすべきことでしょう。(たぶん)
釘崎が生存サプライズを敢行?
『呪術廻戦』4巻の第32話。京都姉妹校交流会の直前、表向きには”故人”とされていた虎杖悠仁は、五条悟と共謀の上でサプライズを敢行しました。
ハナから興味を示していなかった京都校の面々はともかく、東京校の面々……特に釘崎と伏黒は、このサプライズにドン引き。
釘崎に至っては、目に涙を浮かべながら謝罪を要求しました。
そんな出来事から、釘崎も”仕返し”として虎杖と五条にサプライズを仕掛けてくれるのではないか……という気がしてならないのです。
17巻の第144話で描かれた、伏黒が釘崎の現況を明かすシーンが、釘崎依頼に依頼された伏黒の仕込みであったとすると、虎杖は釘崎を死んだものとして考えていてもおかしくはありません。
頼む釘崎!!! サプライズで再登場してくれ……!!!!
……と、釘崎野薔薇ファンによる純度100%の妄想でした。
次回はコチラ!
【呪術廻戦】ストーリーまとめ
『呪術廻戦』最新巻発売中!
『呪術廻戦』最新27巻が7/4に発売!!
五条悟と両面宿儺が手に汗握る戦いを繰り広げた一方、ある場所では”お笑い対決”が開幕!?
爆笑必至の戦いがここに。
髙羽史彦 vs 羂索、開戦!!
原作『呪術廻戦』本誌ネタバレ
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