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【呪術廻戦】作品の概要
稀有な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?
『呪術廻戦』とは
『呪術廻戦』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、芥見下々先生作のダークファンタジー漫画です。
主人公の虎杖悠仁は、”呪い”を祓うことを生業とする呪術師を育てる「東京呪術高等専門学校」に通う一年生。
”呪いの王”と称される両面宿儺と共生している虎杖は・・・
この記事について
『呪術廻戦』第253話のネタバレ速報をまとめている記事です。ストーリーの流れを追いつつ、内容の考察を行なっています。
【呪術廻戦】第253話について
発売日はいつ?
『呪術廻戦』第253話は、2024年3月11日発売の『週刊少年ジャンプ 15号』に掲載予定です。
両面宿儺との一大決戦が描かれている「人外魔境新宿決戦編」。
乙骨憂太が退場し、戦場に残った主戦力は真希と虎杖のみ。
一方の宿儺は、未だ「本気」を出しておらずーー?
【呪術廻戦】前回(第252話)の振り返り
以下からは、『呪術廻戦』第252話「人外魔境新宿決戦㉔」の内容をネタバレ込みで振り返っています。
第253話のネタバレ速報は、本記事中盤以降に記述しています。
急襲準備
時は遡り、乙骨憂太の領域「真贋相愛(しんがんそうあい)」が展開された直後。
どうやら乙骨は、意図して結界展開時に座標をズラしたようであり、周囲には日下部、猪野、真希の姿がありました。
決戦前の作戦会議の段階で、この状況を予測していた高専術師たち。
「結界の一部崩壊」を合図に真希が急襲をかける段取りが、既に組まれていたようです。
日下部から「頼んだ」と託された真希は、クラウチングスタートの構えを取り、”その時”を静かに待ちます。
急襲
……そして、現在。
真希の急襲によって胸を貫かれた宿儺と、「世界を断つ斬撃」によって胴体を斬られた乙骨の姿が、そこにはありました。
乙骨の体は「リカ」が涙ながらに運び、憂憂が術式によって回収します。
ここからは、真希と宿儺による戦いがスタートしました。
現在の宿儺は、真希の「釈魂刀」によって心臓を貫かれた状態。魂そのものが傷付けられており、従来の反転術式の運用では傷を癒すことができません。
しかし宿儺は、虎杖悠仁と魂を同居させていた人物。
虎杖と同じく、「魂の輪郭」を知覚しており、魂の治癒自体は可能です。
一方で、現在の宿儺は五条悟との戦いによる後遺症も刻まれた状態。それゆえに、即時治癒は難しい状況に追い込まれていました。
虎杖の状況
一方その頃、虎杖悠仁はまだ生き延びており、参戦を続ける意向を示していました。
……しかし、宿儺との戦いによって負った傷は数知れず、遂に虎杖はその場に倒れ込み、吐血してしまいます。
どうやら反転術式による修復が不十分な箇所がある様子。
そんな折、やってきた虎杖が「落ち着け」と虎杖を諭しました。
本気
場面は戻り、宿儺と真希が戦闘を開始しました。
近接戦闘において、両者はほとんど互角。
宿儺が放つ「世界を断つ斬撃」すらも、”呪力から脱却した体”を持つ真希にとっては「視える攻撃」に他なりません。
一方その頃、裏梅との戦闘を続けていた秤金次は、”宿儺の呪力が萎んできている”ことを理由に、「勝つのは俺達だ」と発言。
対する裏梅は、「宿儺様はまだ本気を出していない」と不穏な一言を放ち……?
『呪術廻戦』第252話終わり。
【呪術廻戦】第253話のネタバレ速報
以下からは、『呪術廻戦』第253話「人外魔境新宿決戦㉕」の内容をネタバレありでご紹介していきます。
最強の1級呪術師
『呪術廻戦』第253話は、「最強の一級術師は誰?」という問いかけから始まる。
この質問に対し、同じく1級術師の冥冥と七海建人は「日下部」と回答。
また、特級術師にして”現代最強の術師”と名高い五条悟も、日下部と答えた。
第一線の術師たちの考えでは、間違いなく日下部篤也こそが最強の1級術師であるようだ。
※日下部自身は、「俺と宇佐美以外の誰か」と回答。
連携
場面は戻り、新宿。
”鬼人”禪院真希と”呪いの王”両面宿儺は、相変わらず激しい戦いを繰り広げていた。
凄まじい動体視力により、真希は基本的には宿儺の攻撃を回避に成功している。
そんな折、宿儺の巧い立ち回りで「解」を喰らってしまうも、その際に生じた隙は猪野琢真が「来訪瑞獣」によって潰してみせた。
……ただし、猪野は宿儺の反撃を喰らい、真希同様に至近距離で「解」を被弾してしまう。
その直後、今度は日下部篤也の出番がやってきた。
猪野から七海の鉈(ナタ)を受け取っていた日下部は、上層階から宿儺に攻撃を仕掛けるも、狙いが看破されており失敗。
一転して日下部がピンチに陥るも、傷をある程度再生させた真希が再登場し、事なきを得た。
王の高揚〜黒閃〜
五条悟との勝負が決して以降、鹿紫雲一、日車寛見、乙骨憂太と、”3人の才能”が宿儺にぶつかった。
彼らはそれぞれが宿儺を感心させ、ある程度「もてなし」たり得た……が、現時点で最も宿儺の心を揺さぶったのは、禪院真希である。
宿儺は、現在の戦いに「呪術」と「肉体」という対立構造を見出していた。
この戦いの結果が、”磨き上げるに値する力”がどちらであるかを証明することとなる。
図らずも”呪術代表”という「使命」を背負うことになった宿儺は、その感覚に高揚していた。
……その結果として戦いに没頭した宿儺は、何と3連発の「黒閃」に成功。
禪院真希をノックアウトしてみせた。
日下部篤也
鹿紫雲一、日車寛見、乙骨憂太、禪院真希。
特級に比肩する才能たちが次々に敗れ去り、猪野琢真や虎杖悠仁も一時的に戦線を離れた。
現時点で残されたのは、冒頭で「最強の一級術師」として名前を挙げられた日下部篤也のみ。
基本的には自身の「生」こそを第一の優先事項とする日下部だが、現在の状況で尻尾を巻いて逃げるような真似はしない。
刀に手をかけた日下部は、改めて”呪いの王”両面宿儺と対峙し……?
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【呪術廻戦】第253話のネタバレ速報|まとめ
まずは『呪術廻戦』第253話の内容を簡単に振り返っておきましょう。
【第253話のまとめ】
- 第一線で活躍する術師らが、「最強の一級術師」として日下部を挙げる。
- 宿儺と真希が激戦を繰り広げる。
- 五条の死後、宿儺は真希との戦いで最も高揚を覚えた。
- 宿儺が「黒閃」3連発を真希に見舞う。
- 残された日下部が、宿儺と対峙した。
真希が敗北!?
「呪力から脱却した身体」によるフィジカルを最大限に用い、”呪いの王”との対等な勝負を実現していた禪院真希。
しかし、そんな真希が捨て去った「呪術」で頂点に立つ”呪いの王”宿儺は、無情なる「黒閃」で戦いに終止符を打ちました。
乙骨についても言えることではあるが、おそらく真希は死んでいない。……が、深いダメージを負ったことは紛れもない事実であり、しばらく参戦が難しいことは事実でしょう。
「反転術式」で肉体を治癒している虎杖(と付き添いのお兄ちゃん)を除けば、戦線に残っているのは日下部のみ。
言うまでもなくキツい状況ですが、今後の戦いの行方は……?
人外魔境新宿決戦編|現在の状況まとめ
以下の表に、「人外魔境新宿決戦」における各キャラクターの状況をまとめました。
キャラクター名 | 生死 | 状況 |
五条悟 | 死亡 | 宿儺に全てをぶつけるも、敢えなく敗北。 胴体を両断され死亡。 |
両面宿儺 | 生存 | 乙骨の領域「真贋相愛」に引き込まれ、「彌虚葛籠(いやこつづら)」を発動した。
未だ本気を出していないことが裏梅によって明かされる。 |
鹿紫雲一 | 死亡 | 五条と同じく宿儺に全てをぶつけるも敗北。 「世界を断つ斬撃」によって死亡。 |
秤金次 | 生存 | 裏梅と戦闘中。 ラウンド中の不死身状態であり、捨て身の攻撃を仕掛け続ける。 |
裏梅 | 生存 | 秤と戦闘中。 捨て身の攻撃を躊躇いもなく繰り出す相手を前に、「本気」を出すと宣言した。 |
虎杖悠仁 | 生存 | 宿儺の「世界を断つ斬撃」を喰らってしまう。 「反転術式」にて身体を治癒中。 |
乙骨憂太 | 不明 | 宿儺の「世界を断つ斬撃」を喰らい、生死不明。 現在は憂憂の術式により戦線離脱済。 |
禪院真希 | 不明 | 「釈魂刀」による奇襲で、宿儺の心臓にダメージを与えた。 宿儺との戦闘中、3度の「黒閃」を喰らい生死不明。 |
日車寛見 | 死亡 | 領域展延、反転術式などの高等技術を習得するも、ゼロ距離で宿儺の斬撃を浴びて死亡。 |
脹相 | 生存 | 「反転術式」を回す虎杖に付き添っている。 |
日下部篤也 | 生存 | 宿儺の「解」を受けるも、「簡易領域」によって中和に成功し、ダメージを最小限に抑える。 |
猪野琢真 | 不明 | 宿儺に攻撃を仕掛けるも、「解」による返り討ちに遭う。生死不明。 |
憂憂 | 生存 | 星と共に高専術師の死体を回収する役目を担う。 重傷(or死亡)の乙骨憂太を回収した。 |
星綺羅羅 | 生存 | 憂憂と共に高専術師の死体を回収する役目を担う。 |
羂索 | 死亡 | 現在地は岩手県の御所湖結界。 宿儺に”全て”を託し、脳を突き刺されて死亡した。 |
髙羽史彦 | 不明 | 現在地は岩手県の御所湖結界。 羂索との戦闘後、白装束を着込み、目を閉じているが、生死については明示されていない。 |
他のキャラクターはこちら!
【呪術廻戦】今後の展開について考察
乙骨と「捌」
『呪術廻戦』第250話の最終盤、乙骨憂太は宿儺に向けて「捌(ハチ)」を放ちました。
「捌」とは、「解(カイ)」と同じく宿儺が繰り出す斬撃。
すなわち乙骨は、決戦前に宿儺の術式「御廚子(みづし)」をコピーしていたのです。
「御廚子」を使用できた理由
そもそも乙骨のコピーは、術式を持つ人物の肉体の一部を摂取することが条件であると考えられます。
例えば、烏鷺(うろ)の術式をコピーする直前には、リカが烏鷺の腕を捕食していました。
また、決戦直前、乙骨は狗巻とともに仄暗い回廊を進み、「使わせてもらうよ」と発していたのです。
これは、十中八九「(切断された腕を)使わせてもらうよ」という意味でしょう。
そして、乙骨が宿儺の術式をコピーできた理由ですが、これはおそらく五条悟が「両面宿儺の指」を持っていたからでしょう。
元より宿儺は、自身の残り1本の指が五条の手にあるものと予想していました。
まさにその予想は正しく、五条は乙骨に宿儺の指を託し、そして乙骨は「リカ」に指を食べさせたのでは無いでしょうか。
秤金次vs裏梅
乙骨の領域展開によって、最高潮と言っても良い盛り上がりを見せている「人外魔境新宿決戦編」。
そんな状況であるからこそ、そろそろ「秤金次vs裏梅」へと場面転換が行われるのではないでしょうか。
以下からは、そんな二者の術式について振り返りつつ、戦いの展開を予想します。
秤金次の術式
『呪術廻戦』第245話時点では、領域「坐殺博徒(ざさつばくと)」で”大当たり”を引き、ラウンド中であると思しき秤。
だからこそ、相手の凍結攻撃を物ともせず、「不死身の捨身」で猛攻を仕掛け続けます。
以下では、そんな秤の領域「坐殺博徒」についてまとめました。
【「坐殺博徒」とは?】
「坐殺博徒(ざさつばくと)」は、秤の術式にデフォルトで備わった領域です。
領域に付与された必中効果は、”領域内におけるルール”の開示。
つまり、相手術師にとっては”脳内に情報を流し込まれるだけ”であり、実害は一切ありません。ゆえに「坐殺博徒」は押し合いに強く、展開速度も優れています。
さて、相手にルールが開示された上で始まるのは、「CR私鉄純愛列車」。
239分の1の確率を潜り抜け、”大当たり”を引くことができた場合、秤は4分11秒間のラウンドに突入します。
「ラウンド」とは、無制限に呪力が溢れ続け、なおかつ反転術式がフルオートで回り続ける状態。……すなわち、”不死身”です。
裏梅の術式
秤と対峙している裏梅は、宿儺の隣に立つことを許された唯一の人物です。
その実力は極めて高く、呪力量、呪力出力、技術、いずれも現代の術師とは段違い。
※五条悟は比較対象から除く。
ここで、裏梅の術式についても整理しておきましょう。
【氷凝呪法とは?】
「氷凝(ひこり)呪法」とは、裏梅に刻まれた生得術式です。
その真髄たる「霜凪(しもなぎ)」は、過冷却状態の呪力をぶつけることで、任意の対象を凍結させることがでる技。
出力最大の「霜凪」は、巨大な氷塊を作り上げるほどの威力を持ちます。
また、もう1つの技「直瀑(ちょくばく)」も高い殺傷能力を持ち合わせており、総合的な攻撃力は術師の中でも随一です。
裏梅が領域展開か
秤金次を強敵認定し、「全力で潰す」と宣言した裏梅。
これはいよいよ、「領域」が展開されるのではないでしょうか。
……ここで思い出したいのが、秤の領域「坐殺博徒」の特徴です。
本記事にて既に述べた通り「坐殺博徒」の必中効果は”ルールの開示”のみであり、基本的には無害。それゆえに、押し合いと展開速度に優れています。
だからこそ、秤金次相手の「領域展開」は、”悪手”になり得ますよね。
しかし、そうならない瞬間も存在しています。
それは、秤のラウンド中です。
秤は、4分11秒の間に呪力と焼き切れた術式が回復するため、ラウンド終了後に領域を再展開することができます。
逆に述べると、「坐殺博徒」直後の約4分間は領域を展開することができません。
つまり裏梅は、秤のラウンド中であれば、カウンターを危惧することなく領域を展開できるのです。
1000年以上前を生きた術師は、そのことごとくが領域を所持していました。
具体的には、宿儺が「伏魔御廚子」、羂索が「胎蔵遍野」、万が「三重疾苦」を展開しています。
また、上記3名よりは多少格が劣る烏鷺亨子(うろ たかこ)ですら、仙台結界編にて領域を展開していました。
このような事実に鑑みると、裏梅が領域を展開できないわけがないのです。
いかに不死身の秤と言えども、脳に必中術式を食らえばゲームオーバー。
果たして秤金次vs裏梅の行方は……?
これまでに登場した「領域展開」については、以下の記事にて一覧でまとめています。
ぜひ併せてチェックしてみてくださいね。
【呪術廻戦】ストーリーまとめ
『呪術廻戦』最新巻発売中!
『呪術廻戦』最新27巻が7/4に発売!!
五条悟と両面宿儺が手に汗握る戦いを繰り広げた一方、ある場所では”お笑い対決”が開幕!?
爆笑必至の戦いがここに。
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原作『呪術廻戦』本誌ネタバレ
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