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【呪術廻戦】作品の概要
稀有な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?
『呪術廻戦』とは
『呪術廻戦』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、芥見下々先生作のダークファンタジー漫画です。
主人公の虎杖悠仁は、”呪い”を祓うことを生業とする呪術師を育てる「東京呪術高等専門学校」に通う一年生。
”呪いの王”と称される両面宿儺と共生している虎杖は・・・
この記事について
『呪術廻戦』第266話の展開予想をまとめている記事です(これまでのネタバレあり)。発売日情報についてもまとめています。
【呪術廻戦】第266話について
発売日はいつ?
『呪術廻戦』第266話は、2024年8月19日発売の『週刊少年ジャンプ』38号に掲載予定です。
虎杖悠仁が遂に領域展開を披露し、佳境に突入した「人外魔境新宿決戦編」。
その結末やいかに……?
【呪術廻戦】前回(第265話)の振り返り
以下からは、『呪術廻戦』第265話「あの日」の内容をネタバレ込みで振り返っています。
『呪術廻戦』第266話の内容は、本記事中盤以降です。
北上駅にて
虎杖の「領域展開」によって、場面は新宿から東北地方は岩手県、北上駅へと移りました。
現在の状況が掴めず、少なからず困惑している様子の宿儺。
一方の虎杖も、状況を完全に掌握しているわけではないようです。
さて、ストーリー開始時点では仙台住まいだった虎杖ですが、幼少の頃、北上駅周辺に住んでいたことがある様子。
宿儺を伴って歩く虎杖は、淡々と当時の思い出を語りつつ歩きます。
北上巡り
虎杖は、呪術高専への入学前、祖父の友人の葬式に参列するために北上へと戻ったことがありました。
10年近くぶりに戻った虎杖を迎えたのは、当時より寂れていた北上の姿。
虎杖は、「まあそうだろうなって感じで感情は動かんかった」と当時の心境を語ります。
北上駅を離れた2人は、公園にやってきました。
トンビの鳴き声を背に、ザリガニ釣りに興じた両者。大きさ勝負では宿儺の勝利です。
さて、百貨店や緑地と北上を巡る中、遂に宿儺が痺れを切らし始めました。
……しかし虎杖は、「まだ行きたいとこあんだよ」と述べ、無理やり宿儺を連れ回します。
最後に2人がやってきたのは、馬が飼われている農場でした。
敷地内にあるアーチェリー場を訪れると、的のど真ん中へと矢を命中させた宿儺。
1000年前、つまり平安の世を生きた宿儺にとって、弓矢は当然の嗜みだったのでしょう。
平行線
北上の案内を終えた虎杖は、宿儺に伝えたかったことを話し始めました。
曰く、これまでの虎杖は、「自分の役割を理解して全うしていくこと」こそが”生”であると考えていました。
しかし、たとえ役割などなくとも、その人物を形どった「小さな記憶の欠片」が存在するだけで「人の命に価値はある」という結論に至ったようです。
だからこそ虎杖は、その「価値」を無いかのように振る舞う”呪い”たちが許せなかったのだと語ります。
さて、今回の北上案内の目的は、宿儺が価値を見出せないという「宿儺以外の人間」について知ってもらうことにありました。
しかし宿儺は、虎杖の言葉を全て理解した上で、なお「何の感情も湧かない」と返します。
同情
これまでの虎杖は、宿儺や”呪い”に対して激しい怒りを見せていました。
そんな虎杖が、突如として”力の行使”ではなく”対話”を選んだことを受け、「唖然としている」と心境を述べた宿儺。
しかし、その直後。
宿儺は、虎杖の真意が「自身への情け」であることを察しました。
ここで虎杖は、「俺はオマエを殺せる」と宣言した上で、伏黒を解放するよう要求。
続けて、伏黒の解放さえ為されれば殺すことまではしないと述べます。
……が、そんな要求を”呪いの王”が飲むはずもありません。
激怒した宿儺は、虎杖を屠った上での人間の皆殺しを決意してーー?
『呪術廻戦』第265話終わり。
『呪術廻戦』第265話のまとめ
【第265話のまとめ】
- 虎杖と宿儺は一時的に「繋がった」状態となる。
- 精神世界の中で、虎杖は自身が育った街を案内する。
- 虎杖は宿儺に情けをかけようとしており、生かす条件として伏黒を解放するよう述べた。
- 宿儺の虎杖に対する怒りは頂点に達し、人間の皆殺しを決意する。
『呪術廻戦』第265話のネタバレと考察・感想
【呪術廻戦】第266話の展開予想・考察
虎杖が必中効果を発動
『呪術廻戦』第265話では、虎杖と宿儺との対話が描かれました。
結果として、両者の話し合いは平行線へ。第266話以降は、いよいよ戦闘が再開されると思われます。
……そう、虎杖悠仁の生得領域のお披露目です。
展開されるのは伏魔御廚子?
今回虎杖が展開した領域には、「黒閃」を経て覚醒した「御廚子(みづし)」が必中術式として付与されているものと思われます。
そして「御廚子」とは、”呪いの王”両面宿儺が所持している術式です。
それでは、虎杖が展開する領域は、宿儺と同じ「伏魔御廚子」となるのでしょうか。
……答えはおそらく否です。
そもそも「領域」とは、結界で閉じた空間の中に、術師の心象空間たる生得領域を具現化することで成立する技術です。
虎杖悠仁と両面宿儺の心象空間が完全に同一であるはずもなく、生得領域の見た目が異なることは間違い無いでしょう。
加えて、宿儺は領域を展開する際、外郭たる結界を必要としていません。
いくら虎杖が”宿儺の器”と言えども、初めての領域展開で神業を真似ることはできないはずです。
ハサミがモチーフの領域か
虎杖が扱う「御廚子」は、宿儺のような斬撃ではなく、”ハサミでの切断”がイメージとなっている術式です。
現に第255話では、真人や宿儺の大ゴマと並ぶ形で布切りバサミが描かれていました。
同じコマの中に「道具」や「役割」について指摘するセリフが入っていることから、虎杖の術式を表すものと見て間違い無いでしょう。
つまり、領域に付与された術式は、対象に”キリトリ線”を付与するとともに、その線にしたがって切断する術式となるのでは無いかと予想されます。
心象空間たる生得領域の描写も踏まえて、本編での描写が楽しみですね。
伏黒恵の帰還
”魂”を知覚した虎杖悠仁により、両面宿儺は伏黒恵との”魂の境界”に度々攻撃を受けてきました。
『呪術廻戦』第263話においては、虎杖が宿儺に対して、ゼロ距離で「解(カイ)」を見舞うことに成功。
魂をダイレクトに引き裂かれた宿儺はと言うと、その場で嘔吐してしまうほどの露骨なダメージを負いました。
そして『呪術廻戦』第263話終盤、宿儺の頭上からは”天使”の「邪去侮の梯子」の光が。
1000年の時を経て復活を果たした”呪いの王”でしたが、いよいよ年貢の納め時。
その魂は完全に消え去り、切り離された伏黒の魂と肉体だけがそこに残るのではないかと予想されます。
姉・津美紀や恩師の死、「無量空処」によるダメージなど、とにかく惨憺(さんたん)たる目に遭ってしまった伏黒。
どうか決戦後は静養して欲しいものです……。
釘崎野薔薇のその後
「渋谷事変」で退場して以降、一切語られていない釘崎の動向。
呪術高専京都校の1年・新田新が術式を施していたことから、当ブログも含め、ファンの間では「復活説」が根強く唱えられてきました。
しかし、いよいよ「人外魔境新宿決戦」も大詰め。
ヒロイン不在のまま、ラスボス戦は幕を閉じてしまいそうです。
残る登場のタイミングといえば、決戦後に数話描かれるであろうエピローグなどでしょうか。
個人的には、かつて虎杖が伏黒、釘崎に仕掛けたものと同様の「実は生きてましたドッキリ」を仕掛けて欲しいものです。
死亡が確定?
『呪術廻戦』第265話では、先立っていった呪術師たちに並ぶ形で釘崎野薔薇の姿が描かれました。
「渋谷事変」以降は回想を除くと一切登場していない釘崎。
あまり考えたくはないですが、既に亡くなっている可能性が高そうです。
【呪術廻戦】今後の展開について
完結は近い?
ラスボス候補であった羂索(けんじゃく)が逝き、気付けば「原点にして頂点」とも言うべき”呪いの王”両面宿儺が作品のラスボスとなった『呪術廻戦』。
現在描かれている「人外魔境新宿決戦」編は、『鬼滅の刃』で言うところの「無限城」編であり、いよいよ連載終了が近いのではないかと予想されます。
作者の芥見下々先生自身も、今年(2024年)中の完結を想定しているであろうコメントを出していましたが、いやはや本当に完結してしまうのでしょうか……。
兎にも角にも、今後の展開を注視しておきたいところですね。
山積した課題
羂索の働きかけにより、作中世界の各国では、日本における「呪力」と言うエネルギーの存在が露呈してしまいました。
「死滅回游」編の終盤では、実際にアメリカ合衆国の軍特殊部隊が「保護」と言う名の「呪術師の拉致」のために乗り込んでくる始末……。
種を蒔いた本人である羂索は死しているものの、その種は様々な形で芽吹いてしまっています。
また、日本国内においても、「”現代最強の呪術師”五条悟が死亡した」と言う事実は呪詛師や呪霊の台頭を招きかねません。
五条と同じ”特級呪術師”であった九十九(つくも)は死に、乙骨憂太も生死が曖昧な状況にあるいま、国内の混乱の平定もそう簡単なことではないでしょう。
一難去ってまた一難。
果たして『呪術廻戦』のストーリーは、どのタイミングで、またどのような形で終了するのでしょうか。
【呪術廻戦】第266話の展開予想|まとめ
『呪術廻戦』第266話の予想内容を以下にまとめました。
【第266話の予想まとめ】
- 虎杖の領域は「ハサミ」モチーフか。
- 領域の必中効果が発動。宿儺の魂を切り取る。
- 伏黒恵が帰還。
- 釘崎野薔薇は死亡確定か。
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人外魔境新宿決戦編|現在の状況
以下の表に、「人外魔境新宿決戦」における各キャラクターの状況をまとめました。
キャラクターの生死についても記載しています。
キャラクター名 | 生死 | 状況 |
五条悟 | 死亡 | 宿儺に全てをぶつけるも、敢えなく敗北。 胴体を両断され死亡。 |
両面宿儺 | 生存 | 虎杖の領域に巻き込まれる。 |
鹿紫雲一 | 死亡 | 五条と同じく宿儺に全てをぶつけるも敗北。 「世界を断つ斬撃」によって死亡。 |
秤金次 | 生存 | 裏梅と戦闘中。 |
裏梅 | 生存 | 秤と戦闘中。 宿儺の「竈(カミノ)」を前に、「私達の勝ちだ」と宣言した。 |
虎杖悠仁 | 生存 | 領域を展開した。 |
東堂葵 | 生存 | 「不義遊戯」改で虎杖をサポートする。 |
ミゲル | 生存 | ラルゥとともに撤退。 |
ラルゥ | 生存 | 重傷を負うも生存。 ミゲルとともに撤退した。 |
乙骨憂太 | 生存 | 羂索の術式をコピーし、五条悟の肉体へと移った。 「無量空処」展開直後、術式が焼き切れて行動不能に。 |
禪院真希 | 不明 | 三輪の「簡易領域」で宿儺の領域を凌ぐ。 その後「竈(カミノ)」の炎に包まれるも、東堂の「不義遊戯」で救出されたか。 |
日車寛見 | 死亡 | 領域展延、反転術式などの高等技術を習得するも、ゼロ距離で宿儺の斬撃を浴びて死亡。 |
脹相 | 死亡 | 宿儺の「竈」から虎杖を庇い、死亡する。 |
日下部篤也 | 不明 | 宿儺との戦闘に敗北。 生死不明。 |
猪野琢真 | 生存? | 習得した「簡易領域」で宿儺の領域を凌ぐ。 その後「竈(カミノ)」の炎に包まれるも、東堂の「不義遊戯」で救出されたか。 |
憂憂 | 生存 | 宿儺に狙われるも、ミゲルによって救われる。 |
星綺羅羅 | 生存 | 憂憂と共に高専術師の死体を回収する役目を担う。 |
羂索 | 死亡 | 現在地は岩手県の御所湖結界。 宿儺に”全て”を託し、脳を突き刺されて死亡した。 |
髙羽史彦 | 不明 | 現在地は岩手県の御所湖結界。 羂索との戦闘後、白装束を着込み、目を閉じているが、生死については明示されていない。 |
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『呪術廻戦』最新巻発売中!
『呪術廻戦』最新27巻が7/4に発売!!
五条悟と両面宿儺が手に汗握る戦いを繰り広げた一方、ある場所では”お笑い対決”が開幕!?
爆笑必至の戦いがここに。
髙羽史彦 vs 羂索、開戦!!
原作『呪術廻戦』本誌ネタバレ
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